2017年01月04日

安心できる寄付・援助

今のところ、日本を除けば、世界は2017年もテロと戦争の危険が増加しています。この様な世界情勢のなかで、国際的な援助の輪が徐々に大きくなっているようです。僕なども僅かながらユニセフなどの支援もしたこともあったのですが、エラソーに言いますと寄付をしたらその後どうなったか気になるものです。
 家内も月3000円の寄付を数年したこともあるのですが、その報告は、毎年一度、訳の判らない絵が一枚送られてくる程度で、自分の寄付がどの様に使われているか不信感から寄付をやめてしまいました。

 この様な、寄付にまつわる疑念は、3.11の大震災のときにもありました。〇〇プラットホームでしたか、そこに30万円を寄付すると申し出て、直ちに送金したのですが、その後これを受取ったという連絡もないまま、年末に「まだご入金がないのですが」と寄付の催促を受けてしまい、さすがに切れました。

 日本においてや、この程度ですから世界的な慈善団体に寄付しても、どれだけ有効に使われたのかと疑問を持ったりしたら、寄付が出来なくなってしまいます。3.11のときどこかの大金持ちが桁違いの寄付を匿名でされたようですが、この様な篤志家のまねなど、そう簡単にできないのが通常ではないでしょうかね。
 この様な、疑念をもっていたところ、『Her Story』(世界女性連合の機関紙)2017年1月号にマラソンの高橋尚子さんの2001年1月から始まった「スマイルアフリカプロジェクト」の活動が載っていました。
日本の子どもたちが成長して履けなくなったシューズを送るという極めて具体的な援助であって、この活動が大きく広がりつつあることが紹介されていました。

 首都ナイロビ郊外の「キベラ」という世界最大級のスラム街には80万人から140万人が暮らしており、靴を履いたことのない子どもたちに羽が生えたように走ってくれているだろうと、うきうきして、一歩足を踏み入れた瞬間経験したことのない異臭に衝撃を受けたということです。その後、子どもたちが陸上で頑張り、自分も孤児たちを助けたいと将来に希望を持っていることを報告してくれています。
国際援助は、色々の意味で難しいとは思いますが、高橋尚子さんの活動は、具体的で素晴しいと思いました。

 今月号の最後で、「寄付というのは出したあと、それがどうなっているのか、皆さん心配だと思うので、2年目、靴がどう使われているかを確かめるような気持ちでアフリカに行きました。子共たちは、親指も中指もみんな出るくらい、靴がボロボロになるまで使い切ってくれていたのです。」との報告は、高橋尚子さんの活動が、安心して寄付ができる活動だと実感したしだいです。一緒に靴を送りましょうか
posted by やすかね at 10:52| 千葉 ☀| Comment(0) | 国際 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月01日

大竹しのぶエディットピアフを熱唱

紅白歌合戦では、大竹しのぶが熱唱した『愛の賛歌』が圧巻でした。顔までエディットピアフのようでしたし、舞台女優として何度も何度もピアフを演じたことから、ピアフの歌・日常生活だけでなく、ピアフの思想・哲学まで理解した上での絶唱でした。歌手ではありませんが、単に歌が上手いだけでは、人を感動させる事ができないことを実感させました。
歌い終わった直後アナウンサーが声をかけたものの、舞台のエディットピアフは、直ちに大竹しのぶに戻ることが出来ず、アナウンサーとハイタッチをするのがやっとでした。しばらくして、やっとピアフから大竹しのぶに戻って、何とか紅白の出演お礼を述べていました。素晴しかったですね。
それに引換え、美空ひばりの『川の流れのように』は酷いものでした。三波春夫の歌った『東京音頭』も三波春夫の朗らかな人柄があっての『東京音頭』ですから、聞いていて、この程度だったら俺に歌わせろといいたいほどでしたが、『川の流れのように』は人生経験も浅く歌も余り上手くない歌手が自分勝手に歌詞を「解釈」して勝手な間の取り方をするものですから、聴いていて鳥肌立ってきました。電源を切ることも出来ず「消音」して終わるのを待つしかありませんでした。この大竹しのぶの『愛の賛歌』と『川の流れのように』を比べてみると、昨年11月19日の「演歌にみる芸術論」(タイトルが大仰でした)で書いた「演歌論」が実証されたようでした。
何れにしても、紅白に大竹しのぶが出演することと、ピコ太郎が「ハーフタイム」に出ることから「平和の象徴とも言えるNHKの紅白歌合戦が、今年は視聴率を延ばしそうです。」と予想したのですが、当たりましたかね。

posted by やすかね at 14:12| 千葉 ☀| Comment(0) | 世相 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

お年賀

明けましておめでとうございます。
1789年のフランス革命から自由・平等・博愛(連帯)は、正義のスローガンとして世界中に広がりました。しかし、グローバルな資本の自由は、先進国と後進国の格差(南北)問題を引起こす一方、世界の資本主義国は、国内の格差(不平等)解消から社会福祉充実を行ってきたものですが、冷戦終結に伴う東西対立がなくなると、再び資本の自由(新自由主義)から、先進資本主義国での格差拡大は極限にまで達し、若者の就職と結婚も大変な状況です。
本来、国家の大きな目標は、資本主義社会を前提に平等な社会をつくることですが、小学生にも分かる過激な発言で白人貧困層の支持を取り付けた億万長者のトランプが大統領になった事は、トランプ流に言うと、「貧乏人が、どうして大金持ちを自分たちの代表にした」のでしょうか、理解不能です。
紀元前四世紀、ギリシャの哲学者プラトンは、独裁政治である哲人政治を唱えたのですが、今日の民主主義における反知性主義を予言していたのでしょうかね。
2017年元旦

こ難しい、とのお叱りをうけましたので、若干の解説です。

平等は、古代からの「正義」
 近代社会となる世界の歴史は、1789年のフランス革命にはじまった(と考えます)ものの、人間の平等は、新約聖書使徒言行録「持ち物を共有する」で、皆が、お金など持っているものを持ち寄り、必要に応じて分配される社会(原始共産制)と書かれているのですが、現代においても根源的正義と考えられます。

帝国主義から世界戦争(植民地争奪戦) 
 しかし、人間社会は、産業革命後発達したグローバルな資本主義から、国(南北)レベルでの格差が世界の平和を脅かして(第一次世界大戦)います。また1917年にはじまったロシアの社会主義革命から、社会主義こそ人間の平等を実現している社会だと「誤解」されたことで、資本主義国では、左翼性政党が勢力を伸ばさないように、資本家に「搾取」される労働者の労働条件などを改善する必要最小限の「福祉政策」を採り続けたのでした。
 それでも、ソ連解体から東西対立が無くなると、資本主義国の政府は、もはや労働者の保護政策など無用だとばかり、個別資本(経団連などでなく、〇〇自動車、〇〇化学など)による収奪を野放しにした(新自由主義)結果が『ブラック企業』の出現につながっています。

資本論の大原則(労働力商品が資本主義を支えている)
 政府は、少子高齢化などと危機感を募らせていますが、その実体は、資本の論理から正規職員が減らされ、若者はアルバイト程度の収入しか得られず、労働条件が安定している正規職員として就職する事は、極めて困難となり、結婚するのも大変な状況ですから、このままですと労働力の再生産(結婚して子どもを出産して教育を施して、親同程度の教養を備えた労働者を育成すること)すらおぼつかなくなり、ひいては労働者から労働力を買い取り、儲けている企業の存続も危うくなっています。(資本主義の危機)

国家の本質は階級支配
 この様な状況では、国家の存立目的(綺麗ごとでは、平等な社会、本音は資本家の支配)自体怪しくなり、一定の教育を受けた有権者の合理的判断に基づいて国政が運営される民主主義さえも、怪しくなってきます。
 その象徴が、イギリスのEU離脱、アメリカの大統領選挙でした。大衆迎合主義(ポピュリズム)というか衆愚政治が世界の趨勢となったとき、世界平和が危うくなります。フィリピンの大統領だけでなく、トランプ、極右のペロンなどが世界政治を動かしてくると、中国習近平とか北朝鮮の独裁国家も幅を利かせてきそうです。韓国を見ても政治家の指導力不足は明らかですから、この地球上から民主主義国家などなくなってしまいそうです。

地頭力のある指導者が求められている
 今や世界の指導者として指導力を発揮しているのは、唯一、ロシアのプーチンだけとなってしまいます。それにしてもアメリカの大統領も権威がなくなったものです。アメリカは大統領選挙にロシアが関与したとして外交官35名ほど国外追放しました。これまでの外交慣例ですと当然ロシアもアメリカの外交官などを同数追放するのですが、さすがはプーチン「アメリカのオバマを相手にせず」とばかり、報復追放をしませんでした。(昨日3日の報道などを見ますと、ロシアではなく、サイバー大国のイスラエルこそアメリカ大統領選挙に介入したのではないかと思われますね。4日追加)
 超大国のアメリカ大統領が、ロシアから相手にされないほど侮辱をされながら、アメリカは何もできないでいます。このままでは、世界の火薬庫での紛争にアメリカは指導力を発揮できないでしょう。
民主主義のこの様な危機を垣間見ますと、尊敬できる哲学を持った独裁者に政治を委ねるのが最善と考えたプラトンの思想に行き着いてしまうのですが、どうしたものでしょう。


posted by やすかね at 13:45| 千葉 ☀| Comment(0) | 世相 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年12月28日

2016年、納会

2016年、申年は、激しい年でしたね。地球温暖化とテロの原因(格差)から世界戦争の危険性も考えられた(年賀状)のですが、日本は、尖閣列島問題、アフリカへの自衛隊派遣などあったものの、直接紛争に巻き込まれることはありませんでした。
また、ノーベル賞受賞者があっただけでなく、スシ・らーめん・蕎麦等の日本食など日本を発信源とする「日本文化」も地球を駆け巡りました。
その他アニメ、ポケモン、コスプレ、特にピコ太郎動画などは1億回も閲覧され「世界的流行」となりました。
逆に、中東などの紛争地帯では、食料も水もない中、瓦礫の山の中を命からがら逃げ回るだけでなく、多数の人が命を失っているのを見ると、結局日本ほど平和を享受している国はないと実感しています。
翻って、江戸時代の200年で元禄文化が大いに発達したのも、平和だったからでしょう。さらに、300年前、徳川家康の都市計画があって、現在の東京の繁栄があり、2020年の東京オリンピックもその延長線上です。
要するに、平和でなければ、人類は安心して生活できないだけでなく、文化も発展できないことが明らかです。
来年は、世界の紛争が収束に向かい、その中で日本が世界に向けて更なる「平和文化」を発信することで、平和の尊さが理解されることを願うばかりです。
来年は、トランプでなく花札で世界を驚かしたいですね。まぁ、少しデザインを変える必要もありますか。
それでは、平和の象徴とも言えるNHKの紅白歌合戦が、今年は視聴率を延ばしそうですから、楽しみましょう。良いお年を!

posted by やすかね at 16:55| 千葉 ☀| Comment(0) | 国際 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年12月14日

職人の仕事

先日、元司法研修所の検察教官が法務省を退職後、勤務した公証人を70歳で定年退職したということで、とりあえず、クラス有志が集まりました。集まった連中は、自分を含め、これまでの法曹の仕事にやりがいを感じてきたはずです。
中には、国家公務員(衆議院法制局)から研修所に出向して、修習生の2倍程度の給与を受けとっているから、法曹資格取得した後も官僚に戻るのか思いきや、さっさと弁護士登録をして、今大阪で大きな事務所を構えていることを自慢している「金儲けの上手い」弁護士もいました。しかしながら、教室でも優秀で、その後も立派な本を出すなどしている本当に優秀な東大出の弁護士もいました。私も研修所ではクラス委員(多分成績優秀でないとダメと考えているのですがね)でしたが、彼には起案の提出では、遅れをとっていました。また、中には研修所の教官になった弁護士もいましたが、彼は大分偉くなっていましたから、あまり話をしませんでしたね。この年になると、何処に言ってもおべんちゃらなんていいませんから、相手の気持ちが良く分かってきました。
教官は、中井憲司さんで、先生は、法務省のトップレベルのはずでしたが、国会の答弁で少し失敗したらしく在野の人となりました。中井検事は、研修所時代「弁護士は、職人である。」と強調していました。
当時、良く理解できませんでしたが、最近やっと「職人」の意味が理解できたように思います。
先日、説得に大変というか、癖の強い依頼者から手紙を頂きました。『先生ありがとうございました。先生が7人目の弁護士でやっと救われました。』というような内容です。自分で「へぇー」と驚いていますと、事務員さんが「彼は、これまでの兄弟を始め医師、検事などを刑事告訴していました。」と聞いてびっくりでした。
本日は、都内の「いじめ専門の弁護士」が相当いい加減な訴訟を提起して、いじめの要件事実(日時、場所、具体的行為などの特定)ができないまま証拠もないのに350万円(自賠責保険での死亡した本人の慰謝料と同額)も請求された事案の起案でした。先週めでたく、原告敗訴で確定しましたので、このアホ弁護士に損害を払えと内容証明を出した次第です。殆どの弁護士は、その様な危ない「アホ」な事はしませんが、「いじめ専門の弁護士」判決書で、「要件事実が大雑把」などと言われただけでなく「原告本人名の陳述書が提出されたが、この署名は、明らかに原告本人のものとは異なる。」と弾劾されています。弁護士職人としては許せないですからね。
この弁護士のホームページを見ますと、着手金目当てのような、「ゼニ稼ぎが上手い弁護士」と考えられるようです。
結局職人は、自分の仕事に納得ができないならば、金銭に関係なく、満足のゆくまで自分の仕事を追求するということでしょうね。
僕も、割の良い仕事をしたこともありましたが、今回のいじめ事件は、先の「厄介な依頼者」同様、正に手弁当でしたが『やったー』と満足のできる仕事でした。
posted by やすかね at 17:15| 千葉 ☔| Comment(0) | 世相 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年12月08日

諸悪の根源・公務員の身分保障

小池知事の誕生直後の8月3日、情報公開を進めることの重要さを指摘し、今後は、知事と官僚組織との戦いとなること、9月12日は『東京都に革命が始まった』と書きました。
10月31日は、『小池政治塾の狙い』で「小池東京都知事(選出方法は大統領制)の動きは正に着々と『都政革命』を進めているようです。
就任直後から豊洲の盛り土問題で官僚を叩いておいて、補欠選挙で自民党に恩を売りながら、来るべき選挙に向けて『政治塾』を立ち上げて、議会での与党作りを進めるのは、自分の足場を固める動きとしてとても重要です。自民党は7人の区議会議員に対して、自ら公言した除名もできません。(先日除名処分がされたようです。)
これから、小池知事が東京オリンピックで、少し躓くことがあった場合、マスコミからのバッシングにどう対応できるか、小池知事とその側近の力量が試されてきます。」と書いたのですが、恐れていたことが現実になりつつあります。
昨日は、自民党の長老の意を汲んだ、であろう横浜の林市長は、バレー会場は「難しい」と発表されたことから、今朝のマスコミは、小池知事に対しての厳しい言動が増えてきました。やっぱりね。

ところで、今朝のTVの番組では、川内原発の再稼動について、原発反対を公約して当選した鹿児島県三反園訓(ミタゾノタケシ)知事に対し、原発反対の振り上げたこぶしの下ろす場所がないなどと、揶揄する報道がなされています。
結局知事も原発反対を唱えたものの、九州電力と組んで原発を推進してきた官僚組織との対立から、思うように公約を実現できていないようです。

小池知事は、豊洲の盛り土問題では、過去に遡っていい加減な予算執行をした官僚に対して懲戒処分を行って行政のトップの権限を行使できたのですが、これも知事を取り巻く政策集団の力があるからでしょう。
それに引換え、鹿児島県では、行政のトップが替わっただけでは、仮に知事が県民の多数意思から選出されても、然るべきブレーンが揃わないと選挙の公約通り、県民の意思を実現する政治を進める事が実に難しい事を証明してしまいました。

結局、地方政府のトップである知事としては、人事権・懲戒権を完璧に行使しようとしても、その前に立ちふさがってくるのが、官僚のスクラムと公務員の身分保障ですね。
もともと、公務員の身分保障は、天皇の官吏として、思う存分人民に対して厳しい仕事をするためには、公務員の身分保障が必要だったのでしょうが、21世紀になった今、民間企業では、社の存続を図るために社員教育を充実して、お客様のサービスを徹底することが不可欠ですが、税金で生活している官僚は、市民県民の意思に反しようが、市民サービスがいい加減でも、定年までの身分保障と定年後の天下り、さらには充実した年金制度があれば、行政のトップの意向に逆らっても、首になる事は考えられず、最悪でも人事で、多少の不利益を受けるに留まりますから(これも知事が変われば是正されてしまうでしょう。)、「この世で一番無責任と言われた男」とは、今の時代は官僚なのです。

身分保障の塊のような裁判官などは、無責任の極みで、管財事件では弁護士などの管財人のガードがあり、また裁判所が、法律に基づいて任命する成年後見制度では、近親者の意向を無視(最近の事例では、母親を介護しながら母親の収入で生活していた娘が、後見人から、母親に対して返金をするように言われています。)しても、被後見人の財産を隠されることなく、しっかり相続税を取れるように後見人とか後見監督人にしっかりと責任を取らせ、裁判官は絶対責任を取ることはありません。
ですから、憲法で保障された裁判官の身分保障の下で、一部裁判官は、自由気ままな適当な判決を書いても、一切の責任を取られません。高裁の裁判官は、最高の無責任を享受しています。

この様なことを、考えていましたところ、そうです!判りました、諸悪の根源は、官僚の身分保障です。民間企業では、何時首になるか分からない状況で、家族を犠牲にして黙々と頑張っているのが、お父さんですね。

これに対して、裁判官は言いますね、『私どもも、家族から離れて単身赴任で頑張っています。』とね。
優秀な裁判官の名誉のために付け加えますが、実は、良心に従って裁判をする正しい裁判官は、政治の意向を汲んで行われる司法行政に対しても批判的となり、上司から睨まれ、全国の支部回りをしています。ですから、支部の裁判官は、質の悪い飲んだくれ裁判官とか、優秀な裁判官が入り混じっています。
posted by やすかね at 13:27| 千葉 ☁| Comment(0) | 政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年11月19日

演歌にみる文化論

森進一の歌う「津軽海峡冬景色」を聞いてから、「我が国の文化」である演歌の歌詞に興味がわいて、TV・ショップで6枚組みのCDを買い、カーナビに録音して聞き入っています。歌詞も歌手も、実に様々です。中には、悪い意味で鳥肌の立つ曲(歌い方で)もあります。
その一方、テレサテンとかケイウンスクなどの外国人の歌っている曲は、素直に歌詞に入り込めるのですが、『女の〇〇』の曲などは、巻き舌で歌いこまれ、歌詞を最後まで考える余裕を与えてくれません。何でだろうと、考えていたのですが、なんだか判ったような気がしました。

明治22年に生まれ、民藝運動を起こした思想家・美学者・宗教哲学者の柳宗悦(むねよし)は、日用品の中に「美」を見いだし、『美とは、無である』と言っていました。またピカソは、『90歳になってやっと子どもの絵が描けるようになった』そうです。

昔、友人と出かけた香港で、エッフェル塔を真ん中にした風景画(いわゆる「ペンキ絵」)を1000円で買って帰り、絵よりも高い値段(5倍)の額縁に入れ、長い間事務所に飾っておきました。お気に入りの絵でしたので、事務所移転の際、お隣の法律事務所にもらっていただきました。

ペンキ絵は、絵描き職人が自分の周りに何枚ものキャンパスを並べ、色を塗るときは、筆をもった職人がぐるぐる回りながら一日に何枚もの絵を仕上げるようです。
私は、どうしてペンキ絵が好きだったのかと考えたところ、柳宗悦の話を思い出し、結局ペンキ絵は、流れ作業で描かれることから作者の感情が入らず、イヤミのない風景画となっているのが理由でした。大量生産される民芸も作者のつまらない感情が入り込む余地がないことで、下手な「芸術家」の作品に負けない美を感ずることができるのでしょうね。

演歌に戻りますが、演歌は男と女の物語を描いた歌詞に曲をつけ、それを歌手が歌うのですが、外国人の歌手は、歌詞の内容に踏み込むことなく、ただひたすら日本語の発音とイントネーションに注意を払って歌っているから、全くイヤミを感ずることなく、曲を聞き入ることができるのでしょうかね。

ところが、多分、頭もあまり良くないでしょう、歌の上手くない演歌歌手は、作詞家の作った歌詞を正しく解釈することができないまま、自分の感情の赴くまま、独り気持ちよく演歌を歌い上げているので、とてもじゃないが聞いていられない、のでしょう。
しかし、車のなかで『岸壁の母』など聞き入っていますと、ウルウルしてきますので、正しく歌詞を解釈し、正しい音程で謳われている演歌は、やっぱ「日本の文化」だと再確認しました。

演歌の嫌いな人に、一度は確かめてみたいと思います。「美空ひばりの歌う演歌も嫌いなのですか。」とね。演歌のお嫌いな人も、演歌を正しく聞き分け、是非、演歌を再確認していただきたいと思います。
人を感動させることのできる、一部の素晴しい芸術家の作品は、鑑賞する人の様々な感情を素直に作品の中に見いだし、作者と感情を共有できる、極論すれば白地のキャンパスの様に下手な感情が入らない、子どものような絵なのではないでしょうかね。
posted by やすかね at 13:56| 千葉 ☁| Comment(0) | 世相 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年10月31日

小池政治塾の狙い

アメリカでは、大統領の『究極の選択』が行われようとしています。4年間世界最強の覇権国家として、世界をリードすべきアメリカの大統領がスキャンダルに塗れていては、世界の平和も実現できないですね。最も今の国際紛争の原因の多くがアメリカに起因していますから、アメリカがヘゲモニーを発揮できないほうが世界の紛争が減少するやもしれません。
フィリピンの大統領を見ていますと、アメリカ・中国・日本の世界の三大経済国を手玉に取る外交を展開していますが、天晴れですね。国民の直接選挙で大統領を選出した場合、大統領だけの力でなく、側近の力が大きく政治の行方を支配ますから、フィリピンのドゥテルテ大統領の側近は優秀な人材が揃っていると思います。
それに引換え、韓国では大変な事態ですね。昨日の報道によれば、朴大統領は、側近10名に辞表の提出を求め、新たに側近を任命するようですが、新任の側近で官僚のコントロールができるとも思えませんね。早晩大統領の辞任から逮捕にまで行くのか心配です。

この様に世界の政治の動きを適当に距離を置いて見ていますと、小池東京都知事(選出方法は大統領制)の動きは正に着々と『都政革命』を進めているようです。
就任直後から豊洲の盛り土問題で官僚を叩いておいて、補欠選挙で自民党に恩を売りながら、来るべき選挙に向けて『政治塾』を立ち上げて、議会での与党作りを進めるのは、自分の足場を固める動きとしてとても重要です。自民党は7人の区議会議員に対して、自ら公言した除名もできません。
これから、小池知事が東京オリンピックで、少し躓くことがあった場合、マスコミからのバッシングにどう対応できるか、小池知事とその側近の力量が試されてきます。
2週間足らずのオリンピック競技のためだけに、観客席を2万人も作る必要はないですね。北島康介に客席についての意見を言わせる必要もないですね。IOCの会長も「勿体ない」精神を強調していましたから、オリンピック予算は削減して、税金は有益に使うべきですよね。

posted by やすかね at 16:11| 千葉 ☁| Comment(0) | 政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年09月12日

東京都に革命が始まった!

 小池東京都知事に代わって、早速出てきましたね。築地の移転先である豊洲の地盤汚染対策が、計画通り行われず、税金がどこかに蒸発してしまっていました。この事実から行政に対する情報公開が、有権者にとって、とても重要な制度であることが白日にさらされました。
 私のブログで、8月3日の小池知事誕生の意義を「今回の都知事の情報公開制度の拡充が、多数の国民の支持を集め、これがさらに国の制度にまで進むことができれば、我が国の「民主主義」が本当の国民主権国家になるための道筋がつくこととなります。その意味で都知事の情報公開制度が推進すれば、国家権力を握っている国の行政組織に対して、小さな風穴を開けることができるかもしれません。」と書いたのですが、前知事から小池知事への交代は、単なる情報公開制度の充実などという甘っちょろいものではありません。
 
 行政のトップの知事が入れ替わってしまい、このトップが「都民ファースト」を声高々に、都民不在の都政運営を行なってきた官僚と自民党の癒着を都民の前に明らかにし、小池知事がこれ以上の官僚支配を許さないとその決意を示した事です。
 その実体は、これまで官僚組織と自民党議員団が牛耳ってきた人口1300万人(デンマーク570万人兵庫県と同程度、ノルウェー521万人、ポルトガル1037万人、ギリシャ1081万人、ベルギー1131万人、オランダ1700万人)の東京都政を都民に取り戻したものですから、これは正に一国に相当する規模の政治の主権者が交代した革命に相当するものです。

 ですから、この東京の情報公開だけでなく、行政のトップに真に勇気のある政治家(スキャンダルのない)が就任するならば、本当の意味で国民主権に基づく政治が実現できるといえるでしょう。

 話は飛びますが、今、アメリカの大統領選挙が世界のマスコミの関心を持っていますが、これは中国の習近平にとって大きなプレッシャーなのです。中国国民は、アメリカの大統領選挙を見て「アメリカでは、1年以上国民が大騒ぎして国の代表を国民が選出している、ところで、中国は誰が選出しているのだ」と疑問を持たれることが、自らの政権基盤を揺るがしているからなのです。
 政治の公開、情報公開は、今日のNHKの朝ドラでもやっていましたが、雑誌『あなたの暮らし』が商品試験を公開で行えば、不正ができない(本当はメーカーにとってもより良い商品の開発に有益)ことと同じく、国民の税金で優雅な生活をしている官僚とその一味が危機感を持ってきます。

 そこで、東京都の情報公開が我が国の政治にも適用されるならば、官僚組織は痛打を浴びることとなります。例えば、既にアメリカが秘密情報の解除をしたことで、我が国への核持込の秘密協定が明らかとなっていても、依然として官僚組織と自民党政府がそれを認めないことが証明するように、国民主権に対する挑戦というより国家主権者を僭主していることが分かります。
 それ故、国(財務省など)の言うことを聞かない枡添前知事を政治資金の私的流用などのスキャンダルで辞任させ、結果的に小池知事が誕生したことは、財務官僚にとって晴天の霹靂でしょう。
その程度なら良いのですが、我が国の現在の主権者である官僚組織(財務・検察)は、小沢一郎の足を引っ張って成功したように、更なる陰謀を企んではいませんか、要注意です。鳩山さんがお母さんから毎月1000万円のお小遣いを貰っていることをリークしたのも財務省なんでしょう?


posted by やすかね at 14:29| 千葉 ☁| Comment(0) | 政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年09月02日

旧態依然の弁護士会その2

前回ブログで、こんなことを書きました。弁護士会は、40年ほど前の公務員賃金にならい、弁護士会事務局の賃金を決めていたようでした。労働時間は、週休二日制で週40時間と定められていたものの、公務員は法律・条令に違反して9時から5時の週35時間しか仕事をしていませんでした。もっと悪口を言うと9時に入門して5時に退出ですから、実体とすれば35時間を割っていたのです。

この様なデタラメな就業時間・賃金を決め、それから40年以上経っても週35時間しか働いていません。それでいて、12時から1時までは、時報と共に電話がつながらなくなります。今どき、お役所仕事でも昼休みも5時過ぎても電話が通じて利用者のために仕事をしているのですが、弁護士会は40年も前のままです。弁護士会の総会で、昼休みの電話当番をやったらどうだと質問しても、執行部は労働組合が怖いらしく中々利用者のための改革は進みません。

一体どうなっているのだろうかと、色々考えてみてやっとわかりました。
共産党の支配したソ連が崩壊しましたが、これは人間に関するとんでもない誤解からだと理解しています。我が国の共産党も現在はわかりませんが共産主義の理念は「能力に従って働き、必要に応じて受取る」と人間を全くの善意に理解して国の政治を動かそうというものです。世の中、自分勝手な連中が多く、貧しいながらも日の丸を背負って働き、贅沢は敵だなどと考える人はいません。オリンピックを辞退した選手もいましたが、お前そんなに賞金がほしいのか、日本人か、ひょっとして問題となっていたドーピングが怖いのではないか、などとわき道にそれて大声を出しそうです。

結局、共産党の考え方では、資本主義社会での経営手腕は零点なのです。昔も労働組合ができれば会社はつぶれるなどと言われ、大きいところでは日本航空の破綻です。従業員が自分たちの給与は多く、仕事は少なくと考え、日の丸を背負った国策会社であるということを忘れて、団体交渉ばっかりをやって、とうとう会社を潰してしまったのです。

この様なことを考えていたところ、我が千葉県弁護士会は、司法修習生の研修期から順番に会長を選任したものの、2~30年前は、複数の弁護士を抱える事務所が少ないことから、左翼系の事務所からの会長が選出され、千葉県弁護士会の経営(というとトンがる人が多いでしょう)は、ソ連崩壊のように弁護士会の利益とか利用者の利便性など配慮することも無く、事務員の待遇ばかり考えてきたことから、公務員の改革にも乗ることが出来ず(意図的にやらなかった)現在のような、利用者無視の弁護士会となっています。

僕は、もう弁護士会にも世話にもなりませんから、(笑っちゃうのが、僕らが20年以上前からやってきたクレサラ相談も、10期ほど若い弁護士の講習を受けなければ、弁護士会のクレサラ相談に登録させないということです。)いいたい放題をいっておきます。

そういえば、過去弁護士会は税務署から消費税の申告をするように言われていたのにそのまま放置して数千万円の税金を取られた事があります。左翼の弁護士は、国家権力を舐めて、その結果多くの弁護士の負担が増えたこともあります。今弁護士会の執行部の改革と事務局の改革が迫られている、という事は千葉県弁護士会は、執行部も事務局も、全くダメといわざるを得なくなっているのですかねぇ。こりゃぁ大変だ。
posted by やすかね at 17:22| 千葉 ☁| Comment(0) | 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする