2018年04月17日

通訳の正しさは分かりません。

現在の通訳事件の実情です。
このブログでも何度か、書きましたが、今回は、中国語です。
道路交通法違反で起訴された中国人の通訳人名簿が法テラスからファックスがあり、留守中事務所に通訳人から「弁論要旨などを私の家まで郵送してください。住所は裁判所で聞いてください。」と電話があり、事務員さんがびっくりして「えっ、こちらが裁判所に電話して聞くのですか。」と言うとこの通訳「じゃぁ、教えてあげましょう。」と上から目線で住所を教えてくれ、ファックスはないか聞くと、今壊れていると言われたようです。
このやり取りを知らない私は、名簿にあった中から中国語が十分信頼できる中国生まれの知合いに電話して、記録を見る限り日本語は十分であるが、中国人妻の情状もありうるから、一応裁判前の打ち合わせ日程を入れました。
その後、通訳人とのやり取りを事務方から聞きましたので、私から通訳人に「既に知合いに頼みました。」電話してすると、『私が裁判所から選任されました通訳です。』『私は、裁判所で選任されましたので、費用は法テラスから出ます。簡単な打ち合わせでも良いです。』これを聞いて、この通訳人は日当稼ぎを生業としているに違いないと感じたのです。「貴方のところは、ファックスがないのか」「住所を裁判所から聞けといったのか」などと対応していると電話がプツンと切れました。
結局、本日の公判まで、この通訳人とは一切の打ち合わせもありませんでしたが、法廷で見るとどうも日本人であるとわかりました。裁判所には「被告人は、十分日本語が通じます。難しい言葉だけ、通訳をお願いします。」と言って裁判が始まりました。
滞りなく、審理が進み、当初の予定通り、即日判決があり、裁判官の判決言い渡しに続き日本人通訳が被告人の母国語である中国語に通訳していました。
裁判が終了し、被告人に「通訳人はどうでしたか。」と聞くと被告人は「ダメです。細かいところが言えていません。」とダメが出ました。
私は、通訳事件では、基本的に日本人に依頼しません。なぜかって、私に通訳人の日本語能力はテスト出来ますが、外国語の能力は判断できないからです。裁判所もこのような点を理解して通訳人の選任をすればと思います。
先月の法廷前の打ち合わせの時、依頼した通訳人に、私が法廷通訳人は、上から目線で、横柄であると、僕の依頼した通訳人に話していますと、彼女も思うところがあったらしく、あの法廷通訳人とは一度も在った事もないのに、盛んに私の悪口を言っている、と憤慨していました。
私もそれほど嫌なやつは、自分の偏見からきっと中国人だと決め付けていたところ、本日、法廷通訳人は、日本人だったということが判明したのです。
最後に書記官に、今日の通訳人はダメだったと被告人が言っています、としっかり伝えておきました。
多くの弁護人が裁判所の選任だと言うことで、外国語の能力判断もないまま、通訳をお願いしていますが、実のところ、日本人通訳が被告人の母国語に通訳しても、その通訳が本当に正しいか、裁判官も検察官も弁護人も、被告人さえも全く分かりません。ですから通訳人の宣誓は「良心に従って誠実に通訳します。」と正確さでなく、間違っていても誠実に通訳すれば良いと、最大限の譲歩をしています。ですから裁判所には責任はないのです。弁護士会の刑事弁護センターなどはどう考えているのでしょうかね。
posted by やすかね at 14:45| 千葉 ☁| Comment(0) | 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年03月30日

日本人の過剰反応

日本人の過剰反応
今年の2月から、裁判所の所持品検査が始まりました。これは、いわゆる「過剰反応」の一類型ですかね。一つ事件が起きるとその原因を探求して再発防止(弁護士とか、裁判官などの不始末)を考えるのでなく、何が起きても裁判所には責任がないという制度が必要なのです。
官僚はすべてに無責任体質、国家賠償法などがその典型ですし、裁判官などは、相当アホナ判決を書いても何らの責任は取らされません。
また、破産事件などでは、管財人が責任を負う体制となっています。官僚の無責任体質、これが所持品検査を必要とする根本的考え方ですし、次は、官僚の天下り先の警備会社の仕事が成田の関係で減少したことがあると考えます。
しかし、どんな警備体制をとろうとしても、テロをふせぐことはできないでしょう、テロはあちらサンの都合ですから、テロを警戒しそれを防止するため四六時中、全国で防御する事は不可能だからです。
結局、人間社会ではいつ何時不幸が訪れるか、予測する事は難しいのですが、裁判所の所持品検査だけ(9時5時4人体制人件費だけで4千万円?)の警備体制をとったとして効果はどの程度あるのか検証のしようがありません。しかし、誰かが所持品検査は国民の身体の安全のため、必要だなどと誰かが言うと、それについての費用対効果などから、反対意見を言う事は難しくなります。「もし起きた時どうするのですか。責任を取れますか」などと再反論されれば、結局反対意見は言えなくなります。まして、自分の安全は自分で考えろ、などと言おうものなら袋叩きでしょう。
しかし、施設管理権から直ちにすべての人の手荷物を検査することは「こいつは悪人だ」という前提での検査ですから、人権侵害となることは当然です。この点空港での搭乗者全員がお互いの安全のための所持品検査とは一緒にできない大きな違いがあります。
とにかく、成田での過剰警備に膨大な国費をつかっても、空港の金網に車が突っ込んだりした「事件」もありましたが、あれだけの警備を取っていても全く無力でした。さすがに、21世紀になり成田空港の警備が不要となったところで、出来てしまった組織を解体することの政治的背景から、裁判所でのくだらない事件(どこかの裁判所で包丁をもった犯人がいたらしい)をきっかけにして今回の身体検査・所持品検査となっていると考えます。
平和・平和と言っても武器証人に対する規制がないのでは、世界から紛争がなくなりませんし、我が国でも戦前のように、誰かが「贅沢は敵だ」などといい始め、これがどんどんエスカレートしてくると「非国民」のレッテル張りが始まるかも知れません。コワイですね、怖いですね。


posted by やすかね at 18:12| 千葉 ☀| Comment(0) | 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年03月12日

公開質問状

2月26日付けの『民事再生手続きでの場外乱闘』と題してブログを掲載しましたが,これを水戸地裁にFAXして,いつからこの様な「運用」をしているのか問合せをし,電話での回答が約束されたのですが,2週間経過するも地裁総務課からは何らの回答がありません。
そこで,本日,以下公開質問状を送付する事としました。

水戸地方裁判所 総務課御中
平成30年3月12日
〒260-0013千葉市中央区中央4丁目10番8 904号
やすかね法律事務所(電話043-222-4680)
弁護士 伊 藤 安 兼

当職は,以下の通り,御庁に公開質問状を送付いたしますので,然るべきご回答下さい。当職の2月26日のブログも添付します。
1、御庁では,小規模個人再生手続きには,全件個人再生委員を選任する「運用」をしていると伺っていますが,この運用開始は,何時からでしょうか。
2、再生委員に選任されるのは,水戸地裁管内の弁護士と認識しているところではありますが,全件再生委員を選任すると言うことになれば,弁護士会との協議が必要と思われますが,その様な協議・談合は行われたのでしょうか。
3、民事再生法223条1項では「221条2項の(小規模個人再生を行うことを求める)申述があった場合 において,必要があると認めるときは,・・職権で・・選任することができる。」と裁判所の裁量での選任を定めているのですが,この規定についてお伺いします。
 1) 条文上「必要性」の要件がありますが,必要性の要件をどの様に理解されていますか。
 2) 223条1項但し書きでは,「・・再生債権の評価の申出があったときは,・・選任をしなければならない。」とありますが,「必要性」の判断において,この但し書きには,全く配慮する必要はないでしょうか。
4、再生委員の報酬については,一律20万円と伺っていますが,これは何を基準に定めたのでしょうか。2月26日のブログでも触れましたが,当初東京地裁で15万円と定めたこととは,全く無関係でしょうか。
5、20万円は,再生開始を求める債務者の負担となるのですが,破産管財人の報酬が財団債権から支出される扱い同様,この20万円を債務者が分割配当すべき債務として扱う事はできないのでしょうか。
6、家族の破産申立と同時に,同一家族内から小規模個人再生手続きの申立などあった場合にも20万円の報酬は,免除できないのでしょうか。
posted by やすかね at 14:26| 千葉 ☀| Comment(0) | 法律 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年03月09日

理想の高さが気品の高さ

係長がヒラより偉いのは、係長のほうが単語を知っているからであり、課長が係長より偉いのは、課長のほうが単語を多く知っているからだ、とは、何処の情報でしたかね。
先日数学者の岡 潔のTVドラマがあり、大変興味深くみました。そこで、数年前購入したものの読みこなせなかった『春宵十話』(光分社文庫)を再度手に取ったところ、割りと頭に入ってきました。

その8話「学を楽しむ」では、「日本民族は、昔から情操中心に育ってきたためだろうか、外国文化の基調となっている情操の核心をつかむのが実に早い。聖徳太子は一代で仏教の核心をつかんでしまっている。しかし、西洋の文化、特にギリシャに由来するものは、西洋文化に接触を始めてから年月がたつのに、まだ日本にはいっていない。ギリシャ文化の二つの系統のうち、力の強いものがよいとする意志中心の考え方は、文化とは関わりもなく、むしろ野蛮である。しかし、知性の自主性はまだ日本に入っていない、文化が入っていないということは、文化の基調になっている情操が分かっていないことにほかならない。
知性に、他のものの制約を受けないで完全に自由であるという自主性を与えたのはギリシャだけだった。インドでもシナでも自主性はない。これらの国で科学が興隆しなかった理由がそこにある。
知性は理性と同一ではなく、理想を含んだものと思うが、はっきりと理想に気がついたのもギリシャ文化が初めてだった。これを代表しているのが、プラトンの哲学である。」
大体、この辺でチンプンカンプンなのですが、
その後にも、「認識するものとしての理性はデカルトによって整えられ、ニュートンは理性を手段として自分の無力さがわかる、数学に限らず文化の本質、文化それ自体に目が向いたのは19世紀で、ここでハッキリ理想が自覚された。19世の特徴は、理想について考えたことにある。ゲーテの「ファウスト」も理想をあつかったものだし、数学の世界でも、リーマンのように自分が何を理想としているかよく見きわめようとし、それが可能であることを示すために論文を書いた学者がでた。理想は悠久なものを望むエスプリである。理性と理想の差異は、理想の中では住めるが、理性の中では住めないということになる。孔子の、学につとめ、学を好み、最後に学を楽しむという境地、この「楽しむ」というのが学問の中心に住むということにほかならない。」
と進み9話「情操と智力の光」の冒頭で「理想とか、その内容である真善美は、私には理性の世界のものではなく、ただ実在感としてこの世界と交渉をもつもののように思われる。」芥川龍之介はそれを「悠久なものの影」ということばでいいあらわしている。そして理想の高さが気品の高さになる。」
以上で理解できた事は、『理想とは真善美』と理解していれば良いのだということですかね。
因みに広辞苑で「理想」と引いても良く分かりませんでした。まぁ、単語を一つ覚えたと言うことで、ヨシとしますかね。

posted by やすかね at 17:51| 千葉 ☔| Comment(0) | 世相 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年03月02日

とある警察官と喧嘩腰

先週の土曜日、珍しく、法テラス被疑者国選の電話を受信することが出来ました。房総の方の警察に留置されているというので、早速面会に行きました。容疑は極めて軽微な窃盗事件でした。最初の接見で、被疑者に対し、こんなつまらない事件を起こし、その原因が何処にあるのか、よく考えろとお説教したものの、被疑者は、なんだかんだと言い訳ばかりで話になりません。
そこで、久しぶりに延々と話し始めました。要するに、あんたは子供の頃から、親から我慢ということを教えてもらってこなかったことだ、今となっては、手遅れではあるが、まだ数十年生きてゆかなければならないのだから、社会の中で自分の居場所を探せ、仕事がないなら雪国で困っているお年寄りのところにでも行って雪かきでも、お買い物のお手伝いでもボランティアでやることで、人様から感謝されることの喜びとかを感じ、人の信用を得る努力をしたほうがよい、信用を得ることは大変なことであるが、小さな嘘でもつけば直ちに信用されなくなるから、失う事は簡単である。
などと締めくくり、何度も面会には来ないが、今話したことを思い返して、今後どうやって生きてゆくかじっくりと考えるように、と言って帰ってきました。
ところが、翌日になると朝から接見要望です。これを無視して留置管理課の警察官にも被疑者に反省しろと伝えてあるので、それを文章にまとめて送るようにと伝えてほしいとお願いしたものの、以後連日の接見要望です。
しょうがないから、明日の土曜日に再度の接見を予定し、接見に行く前に被害者に電話したところ、既に被害届は取下げ(提出を訂正)済みとのことでした。
これで、接見前に検事と交渉する必要が生じていますから、早速、事件が継続している警察(勾留先と異なる警察)に電話して、担当する班長の名前と担当検察官の名前を教えてほしいと言ったところ、このウイという警察官、ナンと言ったと思います。
上から目線で「こちらにお出でになれば、教えます。」この一言で、ぶっちぎれました。今まで警察に行って担当検事の名前を聞いたことなどありませんから「何、弁護士の名前だけでは確認が取れない!冗談じゃない、弁護士会に電話しろ!法テラスだって弁護人の名前など確認できるだろうが」と怒鳴りつけても埒が明きません。
「しょうがないな、課長に代わってくれ。」と続けると、ウイさんしばらく課長に言い訳をした後、課長が電話に出たので、真っ先に「今、ウイさんの話を聞いたでしょうが、警察官が最初に被害者の話を聞き、それを基準にして被疑者に尋問するのは、やり方が間違っているぞ、ともかく担当班長と検事の名前を教えられないのか。上から目線で話をするから、こっちは喧嘩腰で話しているんだ、こんな詰らない事で、県警本部になど電話できないが、名前を教えられないなら、ご迷惑だが県警に電話するしかない」と詰め寄ると、「弁護士さんの連絡先をと名前を教えてくれ。検討して後ほど連絡する。」「名前は、さっきフルネームで伝えてあるが、しょうがないから言うよ。何分後に電話をくれるのか。」と電話を切りました。
課長からの電話を待っている間に、検察庁に電話して、窃盗で〇〇警察署扱いの検察官の名前を教えてもらい、名前が判明したので、立会い事務官に電話をつないでもらい、「〇〇の件で検事さんと5分ほど話をしたい。」と言うと「今取調べ中ですが」というものの担当検事が電話口に出たので、「事件の処分は検察官にあるが、この事件被害届が取下げされたと聞いている。詰まらない事件を・・」と言うと「今日釈放の予定です。」とのことです。取り急ぎ、今度は身柄のある警察の留置管理課に架電し、「被疑者に、本日釈放予定とお伝え下さい。」と言うやいなや「今日釈放されました。」とのことでした。
この間、約20分、最初の警察官の電話対応に教育的効果があったか否かはともかくとして、明日の接見は、回避されました。やれやれ、電話口での対応は、耳が研ぎ澄まされますから、相手の感情が手に取るように伝わりますね。しかし、課長との話の中で、何かのフレーズで、二人して大笑いしたことが印象的でした。相当きついことを言っても、会話の中で笑いが取れていれば、禍根を残す事はないから安心です。多少切れても、冷静さが残っていれば、どこかで笑いが取れます。今後もこの調子で頑張りましょう。See you later.
posted by やすかね at 18:28| 千葉 ☀| Comment(0) | 世相 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年02月26日

民事再生手続きでの場外乱闘

千葉地裁破産部の裁判官が、破産決定の条件として破産者に提出を求めた5年分の領収書60枚(再発行費用3万円)について、医療機関にご迷惑をお掛けして準備したものの、これが提出される前に破産決定をしたことをブログで書きましたが、今度は民事再生手続きでのことです。
民事再生手続きは、概ね500万円の負債で100万円、3000万円の負債でも300万円程度の分割弁済で破産のように資格を要する職業の欠格事由を回避できるもので、再生計画案を作成して裁判所が認可すれば、3年程度で経済的更生ができる優れた制度です。多少、原理原則から論じますと
本来、資本主義社会は、社会の遊休資本を集め、企業に資本として貸付して利息・株式の配当を行う経済体制ですが、資本家でもない消費者に金銭を貸し付け、高利をとる「サラ金業者」(資本主義社会の毒饅頭)がはびこり、消費者被害が拡大しました。
この様な資本主義社会のアダ花から、借金返済が出来ない債務者の自殺が増大し、また自殺しないまでも自己破産事件が増大しました。

社会的対策として、利息制限法改正、弁護士からの過払い返還請求(マスコミを利用し、派手な宣伝で過払い返還請求をしている司法書士・弁護士などサラ金の死肉をあさるハイエナ業者ですかね)サラ金業者の貸付限度枠が設けられるなどして、高利貸し業者はほぼ絶滅したものの、低金利社会の中でサラ金業者と業務提携して銀行が毒饅頭に手を出しています。ギリシャ時代ブルータスも高利貸しをしていたようですが、時代が変わっても高金利は魅力的なのですね。
次に、自己破産の増大に対する法的対策として、民事再生手続きが制度化されました。破産は、借金の返済全てを免除するものですが、これでは債権者が大きな損失を受ける反面、債務者の無責任体質を助長するとも限りません。
そこで、債権者は債権の概ね2割で我慢しろ、債務者はそれだけ分割弁済して、自らの責任をとれ、というのが制度の根幹です。(住宅ローン特則はここでは論じません。)

今日の問題はここから始ります。この民事再生手続きでは、債務者の代理人となった弁護士は、債務者の負債・資産の状況などから冒頭の分割弁済の返済案を作り、裁判所がこれを認めることで、裁判所が債権者と債務者の間で法に基づき「強制的」な分割弁済案をさせることとなります。
これは、前述した自己破産手続きと比べると、若干複雑となります。特に弁護士が消費者金融などについての知識不十分な場合、再生計画案が実現できそうにない場合も出てきます。
この様な場合、裁判所はできる限り責任を取りたくありませんから、破産管財人のような、裁判所の「手先」と言っては失礼ですが、法的資格を有する弁護士に個別事件の処理をさせ、「判例」のような先例ともならず、裁判所は「よきに計らえ」で一件落着となります。
この裁判所が選任する民事再生委員となる弁護士が再生手続きに精通し、債務者の負担する費用も安ければ、債務者だけでなく裁判所も申請代理人となる弁護士も全てが万々歳となります。
そこで、民事再生法も裁判所が「裁量」で民事再生委員を選任する事を認めています。尤も、債務者の資産・負債の調査から再生計画案も申請代理人が申請の際、調査し、作成済となっていますから、全件で民事再生委員を選任する必要はありません。
東京地裁では民事再生手続き開始の当初から全件民事再生委員を選任し、費用を15万円と定めています。民事再生手続き制度開始の直後から弁護士に対する研修など信頼できる制度運用に向けた取り組みなどもあり、また事件数が多いことと、消費者問題に知識豊富な弁護士が対応するなどから、債務者に申立て代理人の費用の外に15万円の追加費用が必要ですが、利用しやすい制度となっています。
ところが、水戸地裁(支部も)では、何らの調査もないまま「全件一律に民事再生委員を選任し、費用は20万円です。」といきなり説明され、面食らってしまいました。
千葉地裁などでは民事再生委員の選任は「例外的」扱いですが、水戸地裁では法に定める「裁量」を働かせることもなく、何も調べずに「民事再生委員を選任し、費用20万円をご用意下さい。」とのことです。
僕は、20万円は借金の返済に苦労している債務者の負担となるものだし、再生計画案もきちんと履行できるものを作成しているなどと、説明する暇もなく、裁判所と入り口で喧嘩を始めてしまいました。
法治主義は、国民に義務を課し、負担を求めるには法の定めが必要であると言う初歩的な法原則ですが、水戸地裁は、正に裁量権を逸脱して全件一律に民事再生委員を選任するという「運用」を行っているのです
二割配当の事件で20万円と言うのは、100万円の債権に相当するのですが、ハッキリ言ってたいした仕事をする必要もないのに民事再生委員を選任するのは明らかな違法行為ですかね。プンプン。
posted by やすかね at 18:28| 千葉 ☁| Comment(0) | 法律 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年02月23日

雪上ゴルフ

最近、日本人は何につけても過剰反応が多すぎるな。という印象を強くしています。先日2月20日、ゴルフの予定をしてあったのですが、数日前の天気予報では、関東地方で雪が降りそうであるとの予報が出ていました。私とすれば、当日雪が積もってゴルフができないことがわかれば、その時点でゴルフ場に電話をすれば、「クローズです。」などとコースの状態が明らかとなりますので、事前にキャンセルなど、あまりしたことはないのですが、天気予報で大量のキャンセルが出て困るのはゴルフ場ですね。特に従業員です。なれない雪かきをしてもお客さんが来ないのですから、「あー雪かー」でしょう。
2月20日、ゴルフ場につくと駐車場はガラガラで「あれっ」と思うと、数日前雪が降るとの予報が出ていたのでした。しかし、この日は風もなく、快晴、暖かい春のような天気で、スループレーで18ホールを終わっても1時半ごろでしたので、仕事も半日休みで済みました。
そこで、総括ですが、適当な、と言われるとお叱りを受けますが、数日から1週間前の天気予報の精度がどの程度か経験的に分かると思いますので、折角の予定を適当な天気予報で過剰反応していては人生の楽しみを奪われると考えても良いのではないでしょうか。
因みに、1月の22日ですか、関東地方で積雪がありました。24日に八千代ゴルフ(パブリック)で予定がありましたが、八千代では何度もプレーしていますので、大体の経営姿勢が分かりますので、友人にあそこはクローズしないよと言って当日朝連絡したところ、案の上プレー可能とのことでした。
しかし行って見るとコースの半分は雪で埋まり、特別のローカルルールを設定してありました。「ロストボールの場合、ボールが飛んで行ったと思われる、その近くからペナルティーなしでプレー続行」となりましたが、普通のゴルフにはなりませんでしたね。
モノは、試し、ティーグランドで雪を集めてその上にボールを置いて打ってみましたが、雪の抵抗は思ったより大きく、ボールは飛びませんでした。とにかく白のボールではロストボールの可能性が大きいので、ピンクボールを使いましたが、大変な思いをしました。まぁ、プレー代金の割引もあり、やれやれと言うところでしたかね。

posted by やすかね at 11:38| 千葉 🌁| Comment(0) | 世相 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月16日

電子レンジで焼き芋完成版

再登場:電子レンジでの焼き芋
標準的サイズ250グラムのサツマイモを、水分を吸収するダイレクトメールの紙封筒に洗っていれ、電子レンジ200ワット(解凍)、13分間の過熱で見事な焼き芋の完成です。イモの大小は、電子レンジの出力を変えれば大丈夫です。例えばイモが500グラムなら400ワットで、電子レンジの出力調整ができない場合は、イモ200グラム程度なら、イモの小さい分だけ、湯飲みに水(いもが50グラム小さいなら、50ccの水)を入れ、電子レンジの出力を減殺すれば、程よい過熱となります。
何故そうなのか、原理を知りたい方は、僕の10年ほど前のブログに書いてあります。
再度のご案内は、スーパー・ダイエーで小さなイモ3本が入った「電子レンジで焼き芋ができる袋」を販売していましたが、原理が分かっていないせいか、ベチャベチャになったり、過熱調整が不十分でうまくできませんでした。また、どこにも連絡先が書いてありませんでしたので、
改めて、研究してブログで紹介しようと考えたことです。
posted by やすかね at 17:03| 千葉 ☁| Comment(0) | 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月01日

びっくりポン

今日は驚きました、お年賀をブログに載せてから、ブログの解析欄を見ましたら、いつも50名足らずの訪問者が大体一人3件程度記事にアクセスするのですが、今日二人で446件のアクセスがありました。これは記事の総数が357件ですから、二人の内お一人が僕のブログ357件を全てアクセスして「記録」したようです。

過去にも土曜日電源を切って帰宅したものの、プロバイダイーから巨大なゼータが送られています。とご注意がありました。僕のパソコンにウイルスが入り込み、電源を入れ、全てのデータを盗み取って、このウイルスを自働消去して痕跡をなくしたようです。幸い、全て見られたとしてもたいしたことも書いてありませんので、気にしていなかったのですが、今日のは、びっくりポンです。
さては、僕のブログもアメリカの監視下に置かれたのでしょうかね。
昔から、アメリカは世界中で交信されている通信を全て「盗聴」していることが言われています。そんな馬鹿な、と言われるでしょうが、テロ・爆弾・アルカイダ・様々な問題となっている単語が通信で使用された場合、グーグルの検索が始るのでしょうね。そうですね、数日前から少々ヤバイ単語がブログに並びましたから、僕も有名人にされ、何処からかスキャンダルが飛んでくるかもしれませんね。『怖いですね、怖いですね。』
僕のブログが見れなくなったら、その時はアメリカの仕業かも知れません。
posted by やすかね at 18:36| 千葉 ☀| Comment(0) | 世相 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年 ご挨拶

謹賀新年 素晴しい新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。また今年も宜しくお願いします。
以下は、例年顧問先・友人・同業者などにお送りしている今年の年賀状です。年に一度のご挨拶ですので、毎年欠かさず、書いています。義母が92歳で亡くなったときも、命に限りある人間の人生を振り帰れば、92歳は天寿を全うしたと言う意味で「ありがとう。お疲れ様でした。」ですし、またどこかの国王が亡くなった訳でも有りませんから、一年も喪に服すこともありませんから、その時は、近くの神社でお祓いをして、新年のご挨拶を書き続けています。まぁ、郵便局の回し者のようにと、お思いでしょうが、年賀状は一定の年齢まで毎年書くべきと考えております。
というわけですので、一生懸命書いた念頭の所感です。ハガキには、字数に制限があり、分かり難い点も有りますので、自慢も含め、最後に解説をさせていただきます。

「明けましておめでとうございます。
お正月は、橙・シダ・ユズリハを飾り、子々孫々の繁栄を願います。
ところが現実は、億兆の資産家との格差が拡大し、将来が不安です。江戸中期、田沼意次の賄賂政治が非難されました。コメ中心の経済から商品経済の発展に税制が追いつかず、富裕商人から賄賂・冥加金を「上納」させた田沼が、私心なく賄賂を社会に還元したなら、善政と評価されたでしょう。
現代もIT産業から巨万の富を持つ資産家が生まれ、過大評価された不労所得に適切な課税を施し、格差解消に向け教育費を無償とすれば、政治家の名が歴史に刻まれましょうが、友人の獣医学部に忖度していては、田沼以下の悪政でしょう。
サウジの富裕な賄賂王子が逮捕されましたが、現在、格差は世界的に「悪」として認識され、資産家も危機感を持っています。そこでビルゲイツは、富裕層へのテロの脅威から、奨学金などの社会奉仕活動に熱心です。
「楽しみは、妻子(めこ)睦まじくうち集い、頭並べて物を食うとき」と古の歌人(『独楽吟』橘曙賢)が詠ったようですが、ご家族の団欒が代々次第に譲られことをお祈りします。
2018年元旦
〒260-0013 千葉市中央区中央四丁目10番8 904
やすかね法律事務所(電話043-222-4680)弁護士 伊 藤 安 兼」

お正月の飾りに、昔から縁起を担ぎ、家長制ではありませんが、一家が「ダイダイ・シダイに譲」られ、子々孫々にDNAがつながることがお目出度いということで、我が家でも昔は、飾ったのです。
しかし、この時代地球的規模で格差拡大が悪とみなされて、その原因は教育にあると考えられております。お金持ちは、ご幼少から大学教授の家庭教師をつけるなどして、有名大学から親の会社に入り、普通は代々次第に譲られるはずですね。
政治の世界を見ても昔から、支配者と被支配者の生活レベルは、極端に違っています。時の権力者は、豪奢な生活を送ってきましたが、権力者の「集金制度」(税制)が社会経済の発展に追いつけないときは、権力者は資産家から「賄賂」を集め、「望月の欠ける」こともない贅沢三昧をして来ました。田沼意次は賄賂政治家と言われているようですが、一部の歴史家からは、賄賂を税金のように集め、社会に還元したのではないか、と評価されているようです。
そこで、何故賄賂を集めるしか手がなかったのかと言えば、それは、時の税制がしっかりとしたルールを確定できなかったからと気がつきました。現代でも企業に課税をする時は、企業会計原則に従って課税をするのですが、例えば「株式の譲渡益」に対する課税を考えても、優良企業の創業者が最初に一人で持っていた株式を分割しながら市場に公開するとき、莫大な創業者利得が発生します。今のアメリカなどの巨額の資産家は、概ねこの様な資本主義社会での「利益」の集積が巨額の資産となっています。
我が国では、楽天の三木谷など、巨額の資産を一代で築いていますが、彼は、本人が優秀でしょうから、奨学金などで教育を受け、さらに政府系のような銀行から国費でアメリカに留学などしてから、現在の資産を築いたのではないでしょうか。楽天の社内では公用語を英語としていますが、これなど今半植民地の日本を近い将来、アメリカの植民地、ハワイに次いで52番目の州にするつもりかも分かりません。
その様な思いから、いくら優秀とはいえ、一代で数千億円もの資産形成ができる事は「過大評価」でしょう。ですから、「過大評価された不労所得」に適切な課税をすべきと考えているのです。
政治家が歴史の中で評価されるのは、様々な美化を含め、悪行をそぎ落とされて名を残すとは思いますが、安倍さんは、果たしてアメリカの手先か、それとも安政の不平等条約よりもさらに不平等である安保条約・行政協定を改定する前提として、独立国としてあるべき憲法制定を考えているのか、よく分かりません。真の狙いがアメリカにばれれば、安倍さんは遅くない時期にアメリカによって失脚させられるでしょう。
この様なことを考えてきますと、今世界中で発生しているテロもその原因は、地球的的規模での格差拡大と思われます。
ですから、現にアメリカの大金持ちは、自動小銃を持ったガードマンがいる高い塀に囲まれた高級住宅地で生活しています。大金持ちが社会から差別されている不満分子の恨みを解消する唯一の手段は、今の税制の下では、格差拡大の原因である教育に巨大な寄付をするしかないということでしょうかね。
結局、人間の幸せは、決して巨額の資産を作ることでもなく、家族揃って、食事のできることが代々つながってゆくことである、と古の歌を紹介させていただきました。教養のないものがこの様な歌を知っているものでもありませんから、これは世界女性連合の機関紙『Her story』からの孫引きです。あしからず。



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