2016年02月24日

弁護士会の自治(懲戒処分)

日本弁護士連合会の「公告」に日弁連若しくは単位会から、所属弁護士に対する懲戒処分の内容が掲載されています。私も、この様な不名誉な扱いをされないように「他山の石」としているところです。
ところで、皆さん、我が国のサムライ業(士)には、弁護士の外、司法書士、土地家屋調査士、弁理士、行政書士、不動産鑑定士、中小企業診断士、社会保険労務士さらには裁判(事務)官・検察(事務)官のOB再就職組の公証人等々色々あるのですが、弁護士を除けばそれぞれの監督官庁が処分権限を持っています。
例外として弁護士会だけが自分達仲間の処分ができます。どうして弁護士会は、仲間である同業者の懲戒処分ができるかご存知でしょうか。
答えは、「弁護士は、基本的人権を擁護し、社会正義を実現することを使命とする。」(弁護士法第1条)からのなのです。外のサムライ業も基本的人権を無視しては仕事ができないではないか、とお叱りをいただきそうですが、実は、法律上基本的人権を侵害する人・組織は国家権力とこれを担う公務員であるからなのです。
しかも、「国又は公共団体の公権力の行使にあたる公務員が、その職務を行うについて、故意又は過失によって違法に他人に損害を加えたときは、国又は公共団体が、これを賠償する責めに任ずる。」(国家賠償法第1条)と定められ、公務員が職務上国民の権利を侵害しても国民が直接公務員「個人」に賠償責任を追及する事はできないことになっています。
裁判官などは、うっかり間違った判決をしても、全くの無責任なのです。その結果、国民は常に国家権力の濫用・間違いから被害を受ける危険性があるのです。そこで、弁護士法が、弁護士に対して国民の基本的人権を擁護する使命を与えているのですが、しかし、弁護士が法務省とか裁判所の監督下にあるならば、弁護士が基本的人権を守るため、国家権力を相手にして全力を出すことが困難となるからです。
そう言う訳で、全国の弁護士会は、公権力に関係なく、会員の処分ができる独立団体となっていますから、前述の弁護士会の「公告」が掲載されているのです。
しかしながら、パソコンで検索しますと、弁護士会の処分は、同業者ゆえに甘いのではないか、と多くの方々の厳しい声が上がっています。
因みに28年2月号の公告では、13件中一番重い「退会命令」(弁護士になる有資格者が弁護士会に登録してはじめて弁護士になれる)が東京弁護士会でありました。理由は41ヶ月合計157万円の会費と会館建設臨時会費130万円の滞納でした。
次に重い処分は、大分県弁護士会から業務停止1年、理由は依頼者から預かった預り金1千万円を返還せず、弁護士会からの照会に回答しなかった。(これなど業務上横領として刑事処分の対象ではないか?)
東京弁護士会から業務停止3ヶ月、これは、弁護士が3件の医療機関(?)からの相談で1億4千万円の嘘の公正証書(無効の判決が確定)を作成して、これらの医療機関が仮差押を受けていた診療報酬債権から3900万円余の配当を受けただけでなく、5000万円以上の配当要求をしていた事案です。これは詐欺罪の成立が考えられる事案であり、1千万円を超える詐欺などは実刑相当と思われますので、刑事処分が相当でしょうし、退会命令の滞納額157万4000円と金額で比べて見ると、処分は甘いですね。
また、兵庫県弁護士会では気の毒な処分が出ました。業務停止2ヶ月は、入会金10万円と2014年1月の日弁連会費と同年2〜5、7〜11、2015年1月分合計65万4500円を滞納し、2015年2月に全額支払ったものの、業務停止2ヶ月です。払えるのに払わなかったのか、弁護士の仕事が無かったのか、弁護士としての能力不足か分かりませんが、入会金を払わなくとも入会できるのが不思議です。
東京弁護士からさらに業務停止1ヶ月が2件ありました。10分の6の建物の相続を受けた相続人から依頼を受け、外の相続人8名の同意を得ることなく解体した。もう一件は、知り合いの事業資金のために自分も保証人となって、弁護人を勤める被告人から3200万円の融資を受けさせ、50万円で控訴事件を受任するも控訴趣意書も作成せず、辞任届けも出さなかった事案です。
その外の7件は、全て「戒告」という注意処分です。建築紛争でアドバイスした人が訴えた事件の被告の代理人となった双方代理、訴えの提起を催促されながら2年半以上訴えを提起しなかった、行政書士の作成文書に顧問弁護士として記載することを認めた、家事事件で有利に進めようとして相手方である夫に不貞相手の連絡先などを開示なければ勤務先に連絡するなどと夫を困惑させた、2年間事件処理をしなかった、過払い金の清算義務などを怠った、預かった通帳を別人に渡してしまい、損害賠償席有されるとその別人の代理人となったなどの事案です。
一概に処分が軽いとか、甘いなどとは言えませんが、刑事処分となるような事案では、例え公訴時効になったとしても許せないと考えます。政治家も相当古い事件で叩かれたりしていますね。
posted by やすかね at 13:47| 千葉 ☁| Comment(0) | 法律 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年02月02日

痛いの痛いの飛んでケー(脳の科学)

 人類は、700万年前チンパンジーと進化の道を分けたのですね。その後、チンパンジーは5年に一度の出産と育児を繰り返しながら、現在に至っているそうです。
 人間はと言うと、人間は産もうと思えば、毎年出産できると言うことですから、何が違うのでしょうか。先日NHKで子育ての番組を見ていて疑問に思いました。結論は、人間は子育てを母親だけがするのではなく、周りにいる大人が子育てに手を貸すことから、毎年の出産も可能と言うことです。
 だったら、今何故少子化が極端に進んでいるのでしょうかね。そこで、番組みでは、未だ出産したことのない女子大生に赤ん坊との接触の機会を持ったところ、女子大生の脳に変化が起こり、母性本能の発達が見られたということです。人間は、本来的に他人の子どもの世話をすることができるということです。
 逆に出産可能年齢の女性が赤ん坊と接触する機会が少ないと、母性本能が十分に発揮されず、即ち彼氏を作って結婚して出産をしようと考えなくなるのではないでしょうか。少子化の克服には、女性が他人の子どもとの接触を沢山することが大切ですね。
 しかし、この番組は興味深い実験も紹介していました。それは、女性は出産のときオキシトシンという筋肉を収縮させるホルモンが分泌されるようです。このホルモンは出産時の子宮を収縮させ、子どもが産道を通過できるように(いわば圧力をかけて押し出す)するということです。同時に乳腺なども収縮させ母乳がでるようになるということです。(旦那さんが、揉む必要はありません) しかしこのホルモンは、母親を攻撃的にさせる「効果」もあるようです。これは、出産した自分の子どもに対する愛情の裏返しで、自分と子どもに近づいてくる外の固体(夫も含む)に対して警戒心を強くし、場合によっては攻撃をするようになるそうです。
 実験は、授乳直後の母親(オキシトシン分泌直後)とそうでない母親同士でゲームをさせ、勝った母親は、負けた方の母親に対し、嫌な音のブザーを自分の好きな音量で、好きな時間鳴らしてよいルール(嫌がらせ)にしたとき、授乳をしてオキシトシンが分泌された直後の母親は、そうでない母親に時間で1.3倍、音量で1.5倍のブザーを鳴らしたと、報告していました。
 こんな科学的データがあったのですね。新婚夫婦に子どもができ、急に夫婦の仲が悪くなることが実に多く、私達もその様な相談を受けるのですが、人間の動物としての性質を脳の科学から教えてもらった結果、母親の特性を理解できれば、今後夫の悩みも少し軽減できるでしょうね。「母親とは、そういうものであるから、理解してあげてください。」とアドバイスすれば良いのです。
 現代の脳科学の進歩は凄まじいものがありますね。脳に比べてみればとても小さい携帯電話の記憶チップがカラーの動画を何分間も撮影できるのですから、脳の力は殆ど無限ですね。
 年をとってくると体のあちこちが痛くなるのは当たり前と思っていましたら、友人のドクター曰く、10年ほど前から、疑問に思われていたことが最近明らかになったと言うことです。何処も悪くないのに、膝が痛い、腰が痛いと病院通いをする人がいるのですが、その三分の二は脳の記憶で痛みが出るということが明らかになったようです。 ですから、どこかに頭をぶつけて泣いている子どもに対して母親が「痛いの痛いの飛んでケー」とやると本当に痛みがなくなるのですよ。
 何時だったかな、マリンスタジアムでデットボールを喰らったバッターに僕がネット裏から「痛いの痛いの飛んでケー」と,アホな野次を飛ばしたのですが、場内からは無視されて反応が全くありませんでした。数秒後、後ろのほうから、誰かが二番煎じ、同じようなイントネーションで「痛いの痛いの飛んでケー」とやったものですから、近くの人が、どっと一斉に吹き出しました。みんな、聞かないようで、人の野次を聞いているモンですね。
posted by やすかね at 18:58| 千葉 ☀| Comment(0) | 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年01月15日

キリスト教と所有権の絶対・個人主義

受験生の頃、「所有権の絶対」とは何ぞやと勉強したものです。記憶のまま書きますと、例えば不動産である山林の利用形態が多種・多様(村落共同体で山林を生活の糧としていた、複数人で、植林、伐採、開墾など)であると、この山林を他に売却することが困難となります。田畑も同様です。村落共同体で水の管理、耕作の共同、生産物の分配など、土地に対する権利関係は、複雑怪奇だったようです。
ですから、一筆の土地について所有者一人がいて、この土地を自由に処分できるなどと考える事自体、存在しなかったと言っても過言ではなかったでしょう。しかしこれでは、明治の文明開化から資本主義を進めようとした場合、土地の迅速かつ有効利用が損なわれてしまい、経済の足かせとなり、世界の動き(列強の帝国主義)に遅れてしまいます。
そこで土地の所有権は、その土地の所有者が土地に対する使用・収益・処分が(一定の法令の制限の外)他人に干渉されることなく自由にできるようにする(他人が干渉すると、国家は所有権侵害として刑罰とか損害賠償をさせることができる)ことで、明治以来資本主義的発展に寄与できる。またこの土地の取引の安全のため登記制度を充実して登記簿を誰でも見ることができるようにする。(公示制度)
概ねこの程度の知識を具体的場面で応用できれば、司法試験の受験には十分でした。
ところで、この所有権の絶対なる概念は、最近知ったことですが、神と人間の関係から出来上がったようです。『世界は宗教で動いている』(橋爪大三郎 光文社新書)によりますと、大学生の間で(最近は高校生も)評判となっているロボコンのロボットは、人間が作るものですが、このロボットが、これを作った人間に逆らってきて、悪さをしてきたら、皆さんはこのロボットを壊すことも自由でしょう。同じように世界を創造した神の作った人間が神に背けば、殺されたって文句は言えないという関係が正に所有権絶対の考え方の基礎のようです。
同じように「個人主義」も他人の自由を侵害しない以上、何をしようと大きなお世話、人の干渉などするな、というのですが、この個人主義の由来も神と人間の関係から出来上がったようです。キリスト教では信ずるものは救われる、ということで熱心な信仰(神のルールを守り)に励むこととなります。そして宗教改革で教会を経由せずとも、人間が直接神を信じ、お祈りすることで、ハルマゲドン(終末)の際、天国を約束されることになり、これを推し進めれば、結局自分の外の人間は、親も兄弟も友人も関係なく、自分と神の関係だけが重要となり、ここから個人主義の考え方が成立したようようです。
この様に考えてきますと、神も信じられない人は、個人主義など関係ありませんから、自分勝手な人を見つけ「神も信じられないものが、個人の自由などとほざくでない。」と注意したら・・・逆切れされる・・
最近は、とにかく宗教を勉強しなければ世界の動きが理解できません。前回ブログで宗教について勝手なことを書いていましたが、昨日、那覇空港で飛行機の待ち時間中に本屋で『ニュースがわかる!世界三大宗教』(文藝春秋季刊冬号第34号)を見つけ読み始めたら、実に面白いです。これをみれば、キリスト教とギリシャ哲学の関係とか、イスラム教、さらには難解な『世界史の構造』(柄谷行人 岩波書店)等も少し理解が進みました。最後に、佐藤優と半藤一利さんの「失敗の昭和史」などは必見です。本当は頭の悪い、秀才官僚が、国民にとんでもない災難をもたらしたことを実証しています。国語算数理科社会だけ優秀でも人間役に立ちません。現場を生きる職人こそ、これからの日本を背負っていけるでしょう。頭の悪い弁護士もダメですね。お前、自分を卑下してどうするのだ!
posted by やすかね at 18:35| 千葉 ☀| Comment(0) | 法律 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年01月05日

パリでのCOP21とテロ

お正月の5日となりましたが、遅ればせながら、ブログでのお年賀です。
昨年は、パリで世界を震撼させたテロが発生しました。フランスの大統領もこれは戦争だなどと口走って仕舞いましたが、本音はともかく、言い過ぎだったと思います。そこで、お年賀の決意表明となりました。
年賀状では、冒頭「昨年はパリで重大事件と会議がありました。」と言えば、もう少し分かりやすかったとは思いますが、やはり紙面の都合上ご容赦願います。ついでに年賀状について補足をさせていただきます。少し脇にそれますが、よろしくお願いします。

暑中見舞いでも、高校の世界史教科書を参考にしたのですが、今も世界中で発生している紛争を理解しようとすると、高校教科書から学ぶべき事が沢山あります。先日サウジアラビアがイランとの国交を断絶するなどと報道されていますが、過去キリスト教カソリックとプロテスタントはお互い虐殺を繰り返す宗教戦争を繰り返した後、はじめてお互いの存在を認める事となったのですが、今同じようなことがイスラム教のなかではじまっていると思います。
ですから、これからの世界がどうなるか、考えたとき、世界史を学ぶことが大切と思います。昨年パリで開催された会議も発生したテロも、18世紀の産業革命後の人間の欲望が根底にあると思います。そして人間には原罪(欲が深く、嘘つきで無責任)があることは旧約聖書に書かれている通りであり、これはユダヤ教・キリスト教・イスラム教の聖典となっています。要するに、一神教の神が世界を創造し、人間はこの地球の管理人と考える人々が今の世界の大勢を動かしていると思います。

そして、この世界を動かす基準は、神の作った法(神定法)のであり、神の意思に従う行動が正義であり、そのためには、神に逆らう人間は皆殺しにしても良いのだ、と考えて過去のキリスト教徒の争いがあった(それ故、広島・長崎の虐殺も正義)のです。即ち、人類の歴史は、凄惨な事件ばかりで、一神教(ヤハウェイ・エホバ・アッラー)は、神が絶対ですから、多神教は絶対許すこのできない存在なのです。反対に多神教は外の神々との共存が前提ですから、絶対唯一ではなく、相手の存在を認める相対主義ですから、紛争も少ないはずです。
因みに、現在国連の事務総長は韓国人ですが、アメリカなどが承認した人事でしょうから、彼も多分キリスト教徒でしょう。そして事務総長の任期間近から、次は、より世界を平和にするために女性を選出しようとの動きがありますが、国際平和に関し、国連事務総長の役割は非常に大きいでしょうから、今度は「和」の国である多神教の日本人を選出するのが最適と思います。未だに日本は、連合国の敵国条項があるにも関わらず、国連の維持費も巨額提供しているのですから、日本人が国際平和の要となれると考えます。

話しがわきにそれてしまいましたが、要するに、罪深き人間は、よりよい生活がしたい、そのために際限のない価値(金銭)を求めることから、地球環境の危機が発生する一方、社会的不平等も発生しますが、これは、新約(昨日は確認もせず間違っていました)聖書の使徒言行録にあるように全ての人間が平等で誰一人不平のない状態とすべきである神の意思ではありません。従って、神の定める法の実現を図るため、歴史上絶えず殺し合いが発生しています。
日本人は多神教徒ですから、一神教で動いている世界の動きがなかなか理解できませんが、しかし、一神教の宗教を概観しなければ、世界の動きは分からないと思います。
地球環境を守ろうとする自然法の考え方も一神教の流れですが、しかし、地球温暖化は議論されていていても、地球の歴史から見れば6千年前(神が世界を創造したとされる頃が6千年前ですから略同じ)の海水面は今より5m高かったそうですから、世界中の国と地域から200以上の代表が集まって議論をしても、しょうがないでしょうなどと、世界中の代表者(良識人?)を相手にして、勝手なことを言う自分が神になったような気分ですかね。

明けましておめでとうございます。
地球温暖化とテロから人類の危機が迫っています。自由・平等・博愛を旗印にフランス革命が成功し、その後、フランスでは能力次第で大学まで無料となる徹底した機会の平等が保障されたものの、経済活動の自由からは、富の集中と貧困(格差)が拡大し、これがテロの原因と言われています。
またCOP21で、世界の国々が参加し、二酸化炭素排出制限で議論を展開したものの地球温暖化と海面上昇は避けられないようです。
際限ない人間の欲望が諸悪の根源と分かっても、神でない愚かな人間は、謙虚になれず、このままでは、人間の未来は絶望的です。
ところで、六千年前、海面は今より五m高く、東京湾は、埼玉県まで広がっていたそうですから、産業革命後、百年間で少々海面が高くなっても、長い地球の歴史から見れば止むを得ないことかもしれません。
しかし、格差拡大から宗教に名を借りたテロは、世界戦争に「発展」しかねませんから、日本は安全だ、などと安閑に構えていると、取り返しがつかなくなるかもしれません。視野を世界に広げ、可能なことをすべき時が来ていると考えます。
二〇一六年元旦       やすかね法律事務所 弁護士 伊 藤 安 兼
posted by やすかね at 17:25| 千葉 ☀| Comment(0) | 国際 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年12月16日

地球の温暖化

テロのあったフランスでCOP21が開催され、世界中から200近くの国と地域から政治家が集まり、議論を展開したようです。産業革命当時に比べ、大気温度を1.5度とかに納めるために各国の排出する二酸化炭素を減らそうと言うわけです。
最近読んだ本(『日本史の謎は「地形」で解ける』竹村公太郎 PHP文庫)で、6000年前地球の温度は今よりも高く、海水面も5mほど高かったと知りました。時代が昇り、江戸時代でも今の東京湾は埼玉県まで広がっていたようです。利根川も東京湾に注ぎ、今の東京は水浸しの土地だったようです。この湿地が今のような都市に変貌できたのは、利根川を銚子に流れるようにしたからと言うことです。徳川家康が、地元の「学者」と相談したのでしょうね。この大事業は明治時代も途切れることなく、現在も継続しているようです。
東京湾の干拓事業は、都市が出来上がる上で欠かせないものだったのですね。
昔から、エジプト・チグリス・ユーフラテス等の文明が滅びた原因は、人間が周りの木を伐採したことによる旱魃などのようです。
今、北京では大量の石炭で電力を発電し、大気汚染で人が住めな苦なっています。20年ほど前、北京に行ったとき、とても埃っぽいところで二度と行きたくないと思いましたが、現在の北京から多数の中国人が逃げ出す状況でしょうかね。そうしますと、近いうちに北京は遷都しなければ、中華人民共和国も危うくなりそうです。
人間の欲望が限りなく続く以上、人間の滅亡は避けられないようです。


posted by やすかね at 18:18| 千葉 ☀| Comment(0) | 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年10月21日

弁護士ドットコムの営業

昨日、弁護士ドットコムの営業マンが、当事務所に営業に来ました。先日『月刊弁護士ドットコム』の創刊号が送られてきたこともあり、営業マンからのアポを受け入れたところ、早速の訪問となりました。
近年、弁護士会の社会的役割が乏しくなり、国民の信頼を失ってから、法務省主動の「法テラス」が弁護士会の「営業」に広く深く食い込み、弁護士にとって弁護士会の存在意味がなくなってしまいました。現在月約6万円の「弁護士会費」は、全く「営業」効果もなく、対価のない税金より払いたくないお金です。
その上、現在のインターネットの拡大に伴い、法律事務所が独自に作ったホームページなども「知っている人が見てくださる」程度で、事務所の「営業」には、役に立ちません。
さらに、弁護士の大量増員時代を迎え、事務所を構えているだけで、依頼者が飛び込んで来る時代(紹介がないと相談を受けない、敷居の高い事務所もあった)は、過去のものとなり、弁護士も「営業」しなければ、幕末浪人のように「武士は食わねど高楊枝」とならざるを得ません。経済的に逼迫して、さらに悪い奴になりますと、依頼者の預かり金に手を付け逮捕される輩もでる始末です。
弁護士ドットコムは、この様な、弁護士を取り巻く状況下に素晴しいアイデアで、法務省主導の「法テラス」をも席捲しかねない勢いです。 
頂いた資料を拝見しますと、弁護士ドットコム株式会社は2005年設立し、今年5月現在資本金4億1740万余円で、大前研一さんも主要株主となっています。(株式の上場も出来たようですから、最初の出資者は、さぞかし「創業者利得」を確保出来たことでしょう。羨ましい限りですね。)
営業モデルが「事件紹介につながるもの」でないことを力説し、『無料法律相談』の外「離婚・男女問題」「交通事故」「遺産相続」「借金問題」などから登録弁護士に簡単にアクセスできるものとなっています。
サイト利用者は、月800万人、弁護士プロフィール閲覧回数月50万回以上、登録弁護士(有料・無料含め)8000人超ということですから、これからの弁護士はここに会員登録をするか否か重大な決断を迫られることとなります。
ただ心配なのは、ここまで弁護士の「営業」という言葉を使ってきましたが、本来弁護士は、人の社会的悩みにアドバイスをすることで生計を立てる職業であり、身体的悩みを解決する医師・人の死にかかわる宗教家と並ぶ聖職者として単なるジョブ(アルバイト的な尊敬されない仕事)として、派手な営業努力でもって金儲けをすれば良い考えることは、大きな間違いになってしまうのではないかと危惧しています。
経済的に成り立つことは、勿論重要ですが、何故自分は弁護士になったのか、ただ単に学校で国語・算数・理科・社会が優秀だったから有名大学に入り法科大学院をでて弁護士になったということだけでは、依頼者の預かり金で、風俗嬢の誕生日にシャンパンタワーなどで「豪遊」する愚か者が出てこないとも限りません。さて、わが事務所もどうしたものでしょうか。
最近またまた弁護士ドットコムから営業の電話がありましたので、「ハイこちらは依頼者ドット混む法律事務所です。」などと強がりを言っていたりして・・営業電話の断り方として、判例検索のソフトの営業に対しては、「はい、判例は全て知っていますから・・。」と言ったところ、電話の向うは、一瞬沈黙が走りました。『ナナナなんと言う、すごい弁護士なのか』と感心したのか、それとも、『何といい加減な弁護士か』と考えたのでしょうね。以後うるさい営業電話が少なくなりました。
posted by やすかね at 11:20| 千葉 ☁| Comment(0) | 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年10月14日

飲水思源の「出版」を考えて

「飲水思源」:この4文字はベトナム・ダナン近郊の世界遺産ホイヤンの民家を訪問した際、額に書かれていたものです。ベトナムでは現在、漢字を使用していませんが、古くは、科挙の試験もあり、中国の文化圏に属していました。
我が国も漢字圏に属しますが、本家の中国では、膨大な数の漢字を習得して自由に使いこなすのは、相当の教養が必要でしょうね。
その点、我が国は、有意文字である漢字の優れた点と平仮名(発音記号)を併用することで、日本独自の漢字仮名混じりの便利な文章が作成できます。これは、昔からある大和民族の優れた応用力と思います。仏教の日本的変容とか、キリスト教も日本独自の発展をしていると思います。
話しが、それましたが、この4文字は、水を飲むという日常の些細なことから、その源を考える、常に原理原則から考えよ、ということですから、今、準備を遅々として進めている、今回の出版でもエラソーに人生・社会・世界をできる限り、原理原則から考えて見ようと思っています。
ところで、人間、誰でも生まれたのは偶然ですよね。日本の人口が1億2649万人、ベトナム8879万人、韓国4839万人、北朝鮮2425万人、台湾2343万人合計3億1135万人から貴方一人が抽選で選ばれたとすれば、これは全くの偶然としか言いようがありません。3億を超える一つの精子と卵子から私達が生まれたとなると貴方も私の人生も全て偶然としか言い様がありません。しかし、人間誰でも死が来るのは必然です。
そして、人生、大体80年、時間にして70万8000時間の中で喜び・悲しみ・悩んだ最後には、必然的な死が待っています。ですから、古今東西、人間は有限な生の最後に訪れる死を恐れ、西洋(一神教)では天国、東洋では輪廻転生に救済を求める宗教を信じています。
そんなことを考えながら、この飲水思源資源では、できる限り原理原則からさまざまなことを書き綴りたいと考えています。

「社会と国家権力」
いま、シリア難民が世界の重大関心事です。ナチスドイツの頃、ドイツ難民が近隣諸国にお世話になったと言うことで、今ドイツでは難民受け入れに積極的ですが、そもそも何故シリアで難民が大量発生しているかを考えれば、これは「人権外交」を金科玉条にするアメリカが、シリアの国内問題(独裁と人権無視)に介入したことが原因と思います。
今でもアメリカは、反政府組織、つまり反乱軍に武器の供与を続け、アメリカの死の商人の手先をしています。あのビンラディンだって、以前アメリカら武器供与を受け、その後反旗を翻したのです。
世界中で現在も、人権を無視している国家は、何もシリアだけではありません。北朝鮮を上げるまでもなく、多かれ少なかれ、この日本でも、民主主義はいい加減ですし、人権無視も存在しています。
そうであるなら、地球上で国家の三原則(領土・権力・人民)を備えている「国家」の内部問題に介入する事は間違っている、と考えなければなりません。
一人ひとりの人間が集まり、社会を作り、この社会にルールを定め、これを守らせる権力が国家に成長するまでに、我が国では、長い戦国時代がありました。
今シリアで起こっているのは、アメリカは、これまでにも諸外国に介入して政府組織を転覆させたことがありましたが、今回発生している大量難民は、シリアに一応治安を維持できる権力が成立しているところに、アメリカ等が介入して、シリアの政府権力を転覆させようとして、反政府組織に武器供与をしていることによって発生しているものです。
確かに、アラブの春に対し、シリアの国家権力が人民の抗議活動に対し、武力を行使した事は、明らかに不正義ですが、だからと言って武器商人の手先のようなアメリカが介入して大量難民を発生させてしまった責任がアメリカにあることは明らかでしょう。
もし、「人権」を重視するアメリカが、北朝鮮に介入して日本海側に北朝鮮難民が数百万人漁船で流れ着いたらどうすれば、良いでしょう。また北朝鮮が、拉致問題に事寄せて戦後北朝鮮に残った日本人とその家族数十万人が「帰国」したい、と言っているなどと、帰国問題で外交カードを切られたらどうすれば良いのでしょうかね。私には、到底分かりませんね。


posted by やすかね at 17:42| 千葉 ☀| Comment(0) | 政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年09月18日

安保法案強行採決

今晩当たり、参議院で集団的自衛権関する法律(安保法案)が、自民・公明その外の政党の強行採決で成立する見通しです。
今年の暑中見舞いで「国会では、集団的自衛権の審議でゆれています。第一次世界大戦は、オーストリアの皇太子が殺害されて始まりました。当初オーストリアとセルビアの戦争で早期に終了すると思われたものの、世界を巻き込む大戦となり、戦争が長引くに連れ、新兵器が開発され、飛行機・戦車・毒ガスなど大量破壊兵器で九百万人が戦死し、二千百万人の戦傷者がでました。(高校世界史B)これほどの対戦となった原因は、当事国がそれぞれ軍事同盟を結んでいたことから、多くの国が戦争に巻き込まれたものです。
ベトナム戦争で、韓国はアメリカの要請で参戦して多くの若者が死亡しました。日本が参戦しなかったのは、我が国の憲法下では集団的自衛権は、憲法違反であるとアメリカが理解していたからです。」
と書きました。今回予想される強行採決には、護憲政党の公明党も与党として賛成するのですから、公明党の論理では、閣議決定に十分縛りをかけてあるから、この集団的自衛権は憲法違反ではない、ということでしょう。
そうしますと、憲法9条のもとで、国の交戦権が否定され、自衛隊の海外派遣は、国内法である憲法に違反しますから、今後、仮に自民党がアメリカからの派遣要請に応じようとしても、公明党は自衛隊の海外派遣には、絶対反対する事になるでしょう。
しかし、我が国政府とアメリカは、オバマ大統領が「対等で相互尊重に基づくパートナーシップ」と演説しているのですから、アメリカが海外派兵を行う際には、「対等」の関係にあるわが国に自衛隊の派兵を要求してきます。
自民党も国内法と国際法の二元論(相互に無関係)によって、アメリカの要求に応えることとなります。そのとき公明党は、護憲政党として自衛隊の海外派兵に断固反するでしょう。
では、アメリカはどういった論旨を展開するのでしょうか、アメリカも日本と対等の関係、独立国同士が条約を締結して約束している以上、日本に海外派兵を求めてきます。集団的自衛権が日本の憲法に違反するとしてもそれは日本の国内問題であるから、アメリカはそれに触れることはないでしょう。  
ですから、アメリカが海外派兵する際には、わが国では大変な事態となるでしょう。ところがですね、最近のアメリカの若者の命の値段が高騰してアメリカは、中東に地上部隊を派遣できないでいます。自分が火をつけた中東のアラブの春のあとの激しい夏に対応できていません。(この中東の春から、激しい夏も、その原因はブッシュ大統領がフセイン大統領とカダフィ大佐を殺害したことに原因がある。シリア難民の原因も同じで、アメリカこそ責任を取るべきです。)即ち、民主主義の国のアメリカは、命を惜しまないイスラミックステートのテロリストに対しては、は対抗できる状況はなかなか生まれないでしょうから、アメリカが海外派兵しない以上、日本の自衛隊が海外派兵される、お鉢は回って来ないことを祈ります。
冒頭書きましたように、第1次世界大戦は、小さな紛争から軍事同盟が引き金となって始まりますので、世界中の小さな紛争も手早く解決していく力量が政治家に求められています。交差点で、右折の先頭が馬鹿であることと、国の政治の先頭に立つ政治家が馬鹿では、後ろの国民が困ってしまいます。あの知の化け物の佐藤優氏に言わせると、安倍総理は単細胞と言われているが、実は半細胞だそうです。
posted by やすかね at 17:47| 千葉 ☀| Comment(0) | 政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年08月06日

地球の未来

先日テレビで、中国の住宅バブルがはじけた後の、株の暴落問題の説明がありました。要するに中国の株式は、外国の資本によって中国の会社が乗っ取られることを防止するため、国内用と国外用があるようで、今暴落(実際は、取引停止でこれ以上下がりようがない)しているのは、国内投資家の株のようです。中国では、投資資金を銀行から借り、この資金を元手に借りた金額の5倍まで取引ができるというので、われも我もと一般人が「投資家」になれるようです。どうも資本主義のようで資本主義でもない、訳の判らない制度ですね。
番組の最後に池上さんが、今後の中国の経済がどうなるか分からないと解説していましたが、そこで、自分なりに資本主義の原理原則から、今後の世界経済というか、地球の将来を推測してみます。
資本主義の原則は、労働力が商品となることです。労働力を買って賃金を支払った資本家は、労働者を働かせて出来た生産物の所有権を取得しますので、これを売却して利益を得ます。
売却される商品が100円として、この内訳を材料費20円、労働者の賃金20円、流通経費10円、労賃以外の設備・税金などの経費30円、資本家の儲け20円と極めて単純化します。
さて商品は、購入されて消費されますが、労働者の賃金、乃至は資本家の儲けなどで全てを消費する事はできません。必ず在庫が溜まってしまい、これが不況の原因ですし、過去の戦争の原因でもありました。
この不況を解消するため、設備投資をするのですが、設備の建設最中は消費が拡大しますが、その後、在庫は増えてしまいます。この増えた在庫を一挙に無くすのが戦争と言う無駄遣いです。第二次大戦後アメリカを除く各国は国土復興を目指し、世界経済はかつてないほど拡大しました。
また、戦争がない場合にも、経済全体をインフレとする事で「好景気」を維持できて来ました。
中国では、とんでもないお金持ちしか住めないような高給住宅をボンボン建築して、これら殆どが空き家となっています。しかし、住宅建設が進んでいるとき、中国経済は大きく拡大したのです。
資本主義社会と不況、戦争を考え更に中国の高給住宅の空家、などを見ますと、いずれにしても社会の無駄遣いでしかありません。社会の無駄を作っているときが経済を支えていると言っても過言ではないのです。
人間(労働者・奴隷など)が働く事は、必ず余剰生産物が発生しますので、この余剰が消費されないことには、人間社会の経済が回らないことは歴史的もハッキリしています。虫や魚などの異常発生は、食料がなくなり、いずれは正常に戻ります。
この様に、見てくると、恐らく奴隷が作ったであろうエジプトのピラミッド・スフィンクス、あるいは万里の長城、南の島にある石造など巨大なモニュメント、経済的に見れば無駄遣いなのでしょうが、その当時の社会経済を活発化するプロジェクトだったのではないでしょうか。
来年開催のオリンピックを控え、ブラジルではオリンピック競技上など、巨大な建設を進めていますが、あれなどもオリンピックが終われば、管理費だけかかる無用の長物となるのでしょうが、しかし、それによって今のブラジルの経済はどんどんまわっています。
戦争をはじめとする社会に対する巨大な破壊とそこからの復興、無用な巨大なプロジェクト、中国の高級マンションビルの乱立、これらが地球上で生命を育んでいる人間社会の必然であるとすれば、地球温暖化から人類破滅が危惧されていますが、誰でも総論賛成各論反対ですから、きっと地球は間もなく滅びるでしょうね。ハルマゲドンです。
神は、自分に似せて人間を作ったそうですが、神から人間に与えられた自由意志が人間の原罪(何でも自分の良い様に話を捻じ曲げ、責任を転嫁する)であるように、人間の自由意志でこの地球を救う事はできないのでしょうかね。
posted by やすかね at 12:20| 千葉 ☀| Comment(0) | 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

集団的自衛権の問題点

今国会では、安保法制を巡り、議論が沸騰(?)しています。核兵器の運搬もされるのではないかと危惧した民主党の質問に対し、非核三原則があるから、などと意味の通じない答弁もありました。
この夏の暑中見舞いでは、集団的自衛権について書き、要するに他国との軍事同盟は戦争拡大につながるものであるし、日本が憲法違反の集団的自衛権を法制化した場合、我が国はアメリカの戦争に巻き込まれること必死と思います。
ベトナム戦争で日本には、アメリカからの派兵要請がありませんでしたが、その理由はアメリカが日本の自衛隊がベトナムで戦闘行為をする事は、憲法9条に違反することを知っていたからです。
しかし、集団的自衛権を法制化すれば、アメリカは、日本に対し、堂々と派兵を求めてくるでしょう。日本政府が憲法に違反して集団的自衛権を制定し、アメリカと軍事同盟を結んでいる以上、日米安保と言う国際法を根拠にアメリカは日本政府に派兵を迫れます。アメリカは、我が国の国際法と国内法の矛盾についてわれ関せずの態度を貫けば良いのですから。

posted by やすかね at 11:22| 千葉 ☀| Comment(0) | 政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする