2017年10月25日

商工中金の不正融資

商工中金の不正融資があり、20万件について審査をすると報道されました。2600億円程の不正融資となれば、ヤクザ者が支配している「業績の悪い会社」にも融資がされているでしょうね。貸し付け審査に当たり、意図的に業績を悪くしたというのですから、金融機関としては全くあべこべのことをしていたのです。
組織的「犯行」のようですから、社長の報酬をゼロにする程度で済ませてはなりませんね。回収不能な貸付については、社長以下全職員に対し損害賠償請求をしなければなりません。
この様な不正融資がなぜ発生したか、と考えれば、国の政策として「厳しい経営を続ける中小企業の援助」と言うことで予算がついた以上、これに関わる職員の『営業成績』をどういった方法で評価するのかと考えれば、「何件で幾ら貸し付けたか」で、職員の勤務評定がなされていたことでしょう。
思い出すのは、社会保険庁のデタラメでしたが、またもや、人様の資金なら全くデタラメに扱う組織ですから、責任者には一生かけてでも責任を取らせる必要があります。
公共団体の母子家庭へとかの融資についても、千葉県では、これまで返済がされなくとも訴訟(議会の議決が必要)までして返済を求めることはせず、不能欠損処理で帳簿上の処理をしているようです。もともと返済を予定しないのであれば、『貸付』ではありませんから、最初から贈与すれば良いのでしょうね。
公的資金は、何時の時代もデタラメに使用され、情報公開もされませんからやりたいほうだいです。腹が立ちますね。
posted by やすかね at 13:38| 千葉 ☔| Comment(0) | 行政 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年06月16日

市役所からの「ムダなお知らせ」

「上下水道料金の一括請求のお知らせ」というマヌケな文書
市原市水道部管理課
市原市給水課
の両課から「市原市営水道給水区域では、これまで別々に請求していた水道料金と下水道使用料について平成26年7月検針分より「上下水道料金」として一括して請求することになります。これにより、料金のお支払や使用開始・中止の届出が一回で済むこととなり、利便性が向上し、簡単で便利になります。つきましては、次のとおり変更となるので、お知らせします。」
なる、分けの判らないお知らせが、市内20万世帯に配布されたと思われます。
20万世帯×100円として、印刷代通信費だけでも、軽く2千万円以上の公金が遣われたと思います。その他市民からの問い合わせに対する職員の対応の事務費(少なくとも1時間5000円。)が馬鹿馬鹿しいほどかかります。これが民間感覚と異なる「お役所仕事」です。
そこで、本日、下水道管理課に電話して「下水道が普及していない世帯は、どれほどか」と伺ったところ、約15万世帯と回答されました。「だったら、上下水道料金一括請求と言われても、下水道のない区域から沢山の問合せがあるのではないか、電話の対応だけでも大変だろう。」「利便性が向上し、とあるが、一体市民にどの様な利便性が向上するのか、」と質問したところ、向上するものはない、との回答でした。
当たり前です、「使用開始・中止の届出が一回で済む」なんて事は、今までと同じでしょうし、結局、市役所の給水停止執行までの期間が短縮となる、いわば、お役所の利便性が向上するだけなのです。
尚、なお書きで、水道のみをご使用の方も同様に「上下水道料金」と変更になるという、一番肝心なことをもっとハッキリさせるべきですし、それだけだったら、今回のお知らせは不要であるし、次回の検針時にチラシを入れればすむはずです。
この様な、訳の判らない文書について起案から決済印まで何のチェックも働かないお役所の怠慢が明らかです。
上がデレしていると下まで、何も考えない税金ドロボーと言われるでしょう。
昨年は、売上が減ったことから今年の市県民税の額も大幅に減額となりましたが、デタラメに税金が使われるのであれば、健全な町村にでも「ふるさと納税」をしようかなと真剣に考えざるを得ません。
特に市長の独断でイトーヨーカ堂の建物の取得によって、数千万円の損失が出るような市原市に真面目に納税する気持ちも失せてしまいます。三期もやると市政が私物化されてしまうんですかね。堪えない(ダジャレ)でしょうが、4選阻止で自分が市長になったことをお忘れか、と伺いたいですね。
それよりも、水道の使用料などは、殆ど毎月同じですから、利用者に6月分ほどの前払い納入をしてもらえるなら、滞納処分なんて事は発生しないはずです。昔ローマ帝国の支配した地方都市で、悪代官が9年分とか10年分の税金の前払いをさせたなんてことがあるようですが、水道使用料の対価としての半年分ですから、対価のない税金とは違うでしょう。
posted by やすかね at 15:57| 千葉 ☁| Comment(0) | 行政 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年03月26日

中房総国際芸術祭『いちはらアートミックス』

2009年11月中旬、ですか、今から4年以上前、市原市議会の「南市原街づくり特別委員会」で、新潟と十日町の街づくりについて視察にいった報告を直後の12月2日のブログでご紹介したところです。
この文章のなかで当時三遊亭園馬師匠の道場で「落語」の稽古をしておりました(また復活)関係上、ベランメェ調で書いたところ十日町関係者からお叱りをいただきました。

それはともかく、人口6万人の雪国、十日町が都会にない芸術の町になっていました。十日町を視察した直後、十日町とかファーレ立川などをコーディネートした北川フラムさんの話がきけ、市原もこれを真似て芸術の香りのする田舎町を創造すれば良いのではないかなどと考えていた次第です。
これがやっと、我が市原で実現しました。横行(勝手気まま)なタイトルで『中房総国際芸術祭 市原アートミックス2014』と銘打った催しが3月21日から、5月11日まで市原市の南に位置する牛久から養老渓谷で開催されています。

消費税の関係で、4月1日以降定価1000円で、詳細なマップのついたガイドブックが販売され、発掘された市原の良さが盛りだくさんです。京葉道路ないしはアクアラインから圏央道市原鶴舞インターを使えば、都心から約1時間で、「会場」のほぼ中心地に降り立つことが出来ます。
言い方が難しいのですが、極平凡に思われる田舎町が、北川フラムさんという一流のプロの手にかかると、ど田舎が「芸術の町」に変貌しています。

市原の中心を走る小湊鉄道を使って、さくらと菜の花を見ながらの車窓を楽しむのも一興でしょう。この小湊鉄道は、「鶴舞駅」が最近テレビドラマ『相棒』のロケで使われていました。都会にないローカルな「ガッタン、ゴトン」の列車(一輌)がのどかな風景のなか走り、質の高い時間が流れます。都会の生活でストレスの溜まったご仁には、最適な旅となるでしょう。

議員視察から、4年でようやく市原も十日町に対抗できる(?)芸術の町が実現した事は大きな自慢です。開会式で、市長も3年に一度開催したいと希望を述べていたようですが、3年後もまだ市長のおつもりですかね。男の約束「二期八年」が、今では三期目の4年目ですよ。そりゃ無いぜ、市長、約束違反だよ!

posted by やすかね at 18:55| 千葉 ☁| Comment(0) | 行政 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年04月28日

市原市監査委員会、政務調査費の一部返還を勧告

4月26日市原市の監査委員から市長に対して、共産党を除く議会各会派に対して平成22年度政務調査費の一部の変換を求める勧告がなされました。
自分が現職の常任委員長のとき、委員会の視察について各委員に報告書の提出を求めたことがありましたが、必ずしも全員から報告書の提出がなされてはいませんでした。
市民の代表として税金の支出を伴う視察ですから、何のために視察に行くのか、行って何を勉強したのか、それが今後の市政運営にどう生かされるのか、という事は、最低限報告として記録に残しておくことは必要です。

これは政務調査費ではありませんが、ブログで、行政視察途中でありながら、翌朝から堂々と私的な旅行に行った議員を「批判」したことも有りました。そのほか「喜怒哀楽」でも行政視察について『田舎侍百姓武士』(217頁)、『合併で「宮島」が消える』(252頁)とか『蘇我特定地区整備を視察して』(384頁)で触れています。私が、ブログを書いて行政視察の「報告」をしても、これが税金を使っての行政視察であるから自分も参考にして「報告書を提出しよう。」という奇特な議員はいなかったようです。

今回の監査委員会からだされた政務調査費についての報告書(監査結果(勧告)告示2頁)では、政務調査費の意義として、「地方議会の活性化、審議能力を強化が不可欠」ということで制度化されたものと紹介されていますが、現実的には「議員の裏給与」の実態がありますから大胆な改革が必要なはずです。その意味では住民監査請求は積極的意味があります。

監査報告書では、3「意見」として最初に政務調査費と裁量の問題を論じ、監査委員等が使途の妥当性審査は予定されていないが、使われるお金の性質が税金である事から「市民への説明責任を果たす観点から使途の透明性」が必要であると判断しています。

そしてこの透明性を確保するために「政務調査費の交付に関する規定」で領収書の保管期間が定められているから、「後日の検証」を念頭においていると、指摘しているのですが、これは監査委員としても本来は「交付」だけでなく会派・議員には「市民に説明の付く支出を心がけろ」議会事務局には、政務調査費が公金であることを肝に銘じ、議員各会派に対して「これでは情報公開があったとき、市民に説明が付きません。」と「使途」についてもきちんとした「チェック」が必要である、と考えているのです。

しかし、そこは市役所職員も議員もいわば「身内」であるからはっきりとは言えない、のでしょう。そこで私がはっきりと言っておきますと、【政務調査費は、裏給与ではありません!市民の税金ですから、市民に説明が付くように使い道をハッキリさせてください。そして報告書の作成を必ずしてください。また毎年数回ある行政視察についてもきちんとした報告書の提出をしていただかないときは、後日住民監査請求が、また行なわれるかもしれません。特に視察の途中で「トン面」する議員がいたら直ぐ議員を辞職してください。】

今回、如何なる動機で住民監査請求が行われたか、実情は分かりませんが、今回の住民監査請求は、行政と議会に貴重な提言をしたということで意義があったと考えています。
特に政務調査費は様々な問題が含まれていましたから、これをきっかけにして他市及び県議会に対しても「もって他山の石とせよ」との教訓を与えたことではなかったでしょうか。
次は、是非、たぶん桁が違う勧告が出るであろうと考えられる、県議会(市原市の3倍程度の政務調査費、議員も95人もいます)に対しての住民監査請求がなされることを期待したいですね。
そして県議会議員定数も60人程度に減らし、さらに国会議員も衆議院300人、全国100の選挙区で定数3とすれば、小選挙区制のように「公認」と言うことで事実上政党のトップが国会議員を決めてしまう「民主主義の危機」は回避できるのではないかと思います。
比例代表制などでは、まさに政党代表が議員を決めてしまいますので、昔のフィリピン大統領マルコスがやっていたような「議員の任命」と同じこととなってしまいます。

国の将来を考えるには、優秀な人に議員になってもらわなければなりませんが、少数精鋭で高額の報酬を定めることも必要と考えます。
政務調査費に戻りますが、しかし、角を矯めて牛を殺してはいけませんので、平成22年度で返還請求がなされている以上、それ以前にも「問題の支出」がないとは言えませんが、大切なことは、過去を暴くよりこれからの市議会の活性化・審議力増強と言う将来にむけての積極的な提言こそ必要であろうと思います。

今回の住民監査請求で必要となったコスト計算をしてみると、大量のコピー代、調査費の支出についての各会派への求釈明、報告書の作成などなど、これ以上監査しても税金のムダが出てしまうでしょうから、各会派で本当に必要な政務調査費は何処までか、議会事務局での政務調査も必要でしょう。場合によっては、減額も十分選択肢とあると思います。
posted by やすかね at 14:00| 千葉 ☁| Comment(0) | 行政 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年06月13日

前触れもなく、当選直後にぶち上げる「大事業」

今市原市では、過去の政治がらみで取得させられた「塩漬け土地」がタァークさんあります。詳しい内容は市原市のホームページで見られます。仮にそうでなければ、市民に情報公開されるべき重要情報が「隠匿」されていることになりますね。

現在使用されている土地でもとんでもない高額で取得した土地もあります。ユーホルのある土地は、大分前、坪52万円、一反歩300坪で、1億5600万円で取得したと聞いています。一時ほど「土地成金」が減ったとはいえ、未だに個人的能力に関係なく優雅な生活を送れる人が一杯いるのがわが国の状況です。これはどう考えても『不公正な社会』そのものです。

市議会の本会議で「市制施行40年、市原市は、臨海工場地帯から得られる市税をだらしなく使ってきた。」とこれまでの税金の使い方について声を大きくして「悪口」(具体的事実がないから)を言ったのですが、行政担当者は、どうも『人の金なんてどのようにつかってもよい。』と考えている節が見えます。

そこで、そもそも田んぼの所有権とは一体なんなのでしょうか、と考えてみますと、本来田んぼは、国民の食糧確保の観点から農地として厳しく用途とか所有権移転が制限されている「わが国の領土の一部」なのです。
ですから固定資産税も格安で、よく聞く「先祖伝来の土地」などということですが、農地は戦後の農地改革で多くの小作人に「ただ同然」で譲渡されたものです。
そういう僕も農地を相続し(先祖伝来?)所有しているのですが、これも例外でなく戦後ただ同然でもらったものです。ですから農業を継続する人に所有権を譲るべきと考えています。

しかし、戦後農地改革で土地を取得してから、高度成長期の土地ブームで濡れ手に粟の大もうけをした元小作人が沢山出たことは、その後の「土地転がし」に見られるように、わが国の国民が「土地で大儲けすること」について道徳的退廃をもたらしました。このような道徳的退廃が社会に存在している限り、だれも農地の権利を放棄する気持ちにはなれないでしょう。国の土地を転売することで濡れての粟を得ることは許せない道理です。

市長選挙が終わったばかりで、市長は市庁舎の移転などを言い始めました。これは大きな税金を使う事業ですから、選挙直後に言うのであれば当然選挙前から考えていたのですから、市長選挙の公約として市民に問うべき大きな問題だと考えます。

特に、市原市の税金がムダに使われてきた(この陰で悪党政治屋が暗躍)歴史を見ますと、常に大型の事業なのです。五井駅東口なども市原市が63億円も負担して、だれが儲けるのでしょうかね。大分前に書きましたが、国から預かっている農地、しかも国の税金を沢山使って耕地整理をした農業振興地区の田んぼを「個人の所有権」の対象であるとしてせいぜい100万円しない田んぼを仮に減歩率50%としても地主は「大儲け」するのです(五井駅東口開発でブログを見てください)。
また、この開発では田んぼを埋め立てるため、大量の土砂を入れていますから、この土砂業者が一緒に大儲けをしたのではと疑っています。『誰でしょうか?』

とにかく、市の税金で行うべきものは、「箱物」に象徴される『事業』でなく、ソフト面を開発して、人間的に豊かな市原市を目指すべきでしょう。人間の欲望は限りないですから、若者・市民を「足るを知る」人間に教育し、心豊かな市原市を作るべきです。
市長当選直後から、市民の知らない間に「巨大プロジェクト」をぶち上げる「箱物行政」とは呆れます。前市長も3期目は問題があったようですが・・・・

posted by やすかね at 16:12| 千葉 ☁| Comment(0) | 行政 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年03月04日

生きかたと行政の師匠・亡遠山一郎

最後の代表質問までのこと、特に亡遠山一郎氏のことなどを書きます。

私が、みんなの党から県議選への初出馬ということで皆さんに大変お騒がせいたしております。4月1日告示ということで、立候補の届け出をすれば、当然失職してしまいますので、市議会平成23年第1回議会において、代表質問の3日目の3月2日、私の二期8年の市議会議員の「総決算」ということで最後の代表質問をいたしました

私の問題意識は、8年前の姉ヶ崎森林公園の用地取得と一昨年の秋の加茂運動公園での用地取得がどうしても許せない「税金の無駄遣い」であるので、この問題となっている行政組織の意思決定、特に過去の過ちから何を反省して同じ過ちを二度と繰り返さない組織となっていただかないことには市議会議員としての意味もない、と強く考えています。
これについては後日改めて書きます。今日は、私の行政に関する師匠である故遠山一郎のことに触れます。

質問のはじめに昭和48年僕と同期に入庁した故遠山一郎氏の「遺言」を紹介することにしました。彼とは一緒に某国家試験を受験したこともありますが、母親が私の近所の出ということで、久しくお付き合いをさせて頂きました。特に私が司法試験に合格した年に彼は係長になって僕が市議会議員となったときは、市長側近の室長として活躍していました。

市内のローカル新聞のインタビューに答えたとき、行政のプロである彼には色々教えてもらうことが沢山あったことを思い出していました。彼と最後に話したのは昨年末ころでした。

抗がん剤の影響で、息も絶え絶えで話をするのが大変という状況で話をしますと彼は私に『やすかねよー、おめぇー議員がヨー、少し嫌になっているかもしれないが、市長よ、市長を支えてやってくれよ、なぁ頼むよ』と話しました。この彼の話しぶりを聞いて「ああ、大分疲れているな、もうそう長くはないな、悔しいだろうが病には勝てないな」と思いました。
僕にも7年前、甲状腺がんが発見されたとき、彼は「癌の先輩」として『本人はよー、死んでゆくのは仕方ないが、残された家族が大変だよ。家族のことを考えると、簡単には死ねないよ、だからお前ぇーよー長生きしろよ。』と励ましてもらったものです。

幸い私は、腺癌ということで転移の可能性が低いということで何とか生きていますが、人間癌とかになりますと、「時は金なり」とは言いますが、正に時は人生そのものだということを実感します。
所詮誰しも、そのうち死んでしまう人間であるなら、自分は多くの人に羨まれる弁護士になったのであるから、自分の時間も多少人様のために使わなければ、弁護士の社会的責任を果たすことも出来ないと感じています。

今回の県議への出馬もエラソーに言えばこれが「動機」であり、最初のパンフにも書きましたが「今自分に何が出来るか、出来る最大のことをしてみようではないか」ということです。
遠山との約束もありますが、61歳の今しか出来ないこともありますので、今回の出馬声明は遠山に十分説明も出来ませんでしたが、今の僕は、この市原からを卒業して、この千葉県を何とかしなければ、との思いがあります。彼は僕に『俺は市原には世話になったから』と何度も言っていましたように、郷土愛は十分理解していますので、僕の今回の出馬も理解してくれていると考えています。

遠山の『俺は市原には世話になったから』この一言、これはこの市原に住む人、この千葉県さらにはこの日本に住む人々が誰しも考えなければならない出発点と思います。遠山は、市原に世話になったと僕に言うことが、行政マンとしての原点だったように思います。
posted by やすかね at 18:35| 千葉 ☁| Comment(0) | 行政 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月02日

盛り上がった市民祭り

市役所通りを使っての第30回市民祭りは、本年が最終であり来年からは東口で開催となるようです。今年は例年になく人が混みあい、人と人の距離感がちょうど良かったですかね。

消防署裏の駐車場には、沢山の出店もあり、6時前から盛り上がっていました。とにかく人が大勢集まるということが、ただそれだけで「楽しい」ですね。

特に素晴しく旨いものがあるわけでもなく、定番の焼き蕎麦、お好み焼き、昔からある金魚すくい、バナナに何か衣をかぶせたもの、派手な怪しい「女装」の人とか、イロイロなことがあることが楽しい雰囲気をかもし出していました。

日本映画の金字塔を立てた「フーテンの寅さん」の職業は「的屋」だったのですから、きっとあのようなお祭りの雰囲気の中でこそ生きている実感があったのでしょうね。
ところで「的屋」は暴力団と同じだと誤解した市長が「的屋」を排除してしまい、祭りが盛り上がりを欠いたなどという話も聞きましたが、やはりお祭りには「どこか怪しい雰囲気」はが必要です。

戦後日本は、何でも「合理的・科学的に」との掛け声で多くの過ちを犯してきたのではないでしょうかね。科学が間違いというのではないのですが、人間は脳とか消化器とかの「部品」の集合ではないはずですし、全てが合理的に行動するものでもありません。人間は、まだまだわからないところが沢山あります。

前日の31日は、向日葵苑での夏祭りがありました。職員は、場内整理のほかピエロ、魔法使いなどに扮装して来場者にお楽しみ抽選券を配り、あまり広くもない駐車場の中央に舞台を設け、回りには趣向を凝らした模擬店が並んで祭りの雰囲気を盛り上げていました。やはり人との接近した距離が必要です。

中央舞台の下、建物の側に「ステージ」も作られ、ここで障害者の歌声から、タイ出身の日本人家族の民族踊り、吉野太鼓、フラダンスなどなど盛りだくさんの催しものが続き、抽選会の前の最後として、男性職員による「女装」パフォーマンスで祭りを一気に盛り上がりました。

来年の市民祭りは、中央舞台だけでなく、盆踊りのコーナー、太鼓競演、素人仮装演芸大会などなど、いろいろの発表の舞台を設けたらいかがでしょうか。
posted by やすかね at 10:21| 千葉 🌁| Comment(0) | 行政 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月23日

「寄付」された道路用地の問題

建設常任委員会委員のところに,市原出身で現在は他市に居住していると思われるヒトから,お手紙が二回ほど届きました。
要するに,自分(執行部では,登記名義は先々代で,ご自身の母親健在らしいから未だ権利者でもない)の土地を市当局が道路法を無視して民有地を舗装している,とのことです。
経過を遡りますと,戦後から昭和33年頃に旧菊間町の管理下の頃の道普請で道路が拡張されたようですが,きちんと登記がなされてなかったことから,今回の「紛争」になったようです。
自分の家でもそうですが,道普請などやって自宅の一部を「寄付」して道路の拡張工事をした事例など,どこでも枚挙にいとまがないと思うのですが,その後行政が分筆を行い所有権の移転登記をしていませんと,「寄付」した事実関係が不明となり,本件のような「紛争」が起こってきます。

問題があるといって本市に文句を言っている人は,未だ所有者ではないそうですが,仮に今後相続で所有権を取得しても相続のような「包括承継」では,何代も連なる被相続人の債権債務関係を全て引き継ぎますから,現在の所有者は既に亡くなった何世代にもわたる債権債務を全て承継し,今更土地を返せとはいえません。逆に本市から分筆をして移転登記をせよ,と請求されることになります。

しかしながら,本市に土地所有者からの「寄付」の事実を証明する証拠がないときは,やむを得ませんから「時効取得」を主張することになります。
ですから,一般的にも土地の公図などを見て,地形が変っているなどと文句を言っても,これまでの長い時間の流れの中でその土地をめぐり如何なることがあったのか必ずしも明らかになりませんから,最後は「時効」で「解決」ということになります。

ところで,本件の場合,本市が時効で所有権を取得した場合は,相続人などには,登記なくしても権利を主張できるのですが,この相続人から所有権を取得した第三者が出現した場合には「登記がなければ第三者に対抗できません」から本市は速やかに現在の所有者に対し,訴訟を行い分筆の上移転登記をせよと請求しなければなりません。

それにしても,自らの先代・先々代の行為を無視して「わが先祖は行政に土地を取られたまま放置していた」と考えているかどうか分かりませんが,このようなことを主張する人は,自らのご先祖様の「公共心」(たぶん公共のため寄付したでしょうという事)を踏みにじり,ご先祖様を「馬鹿」扱いしていることに,なりはしませんかね。

特に民民の関係ならともかく,公共性の高い道路用地に対して半世紀も経過したあとで,所有権の範囲(境界は,公図のとおりで正しい)が違っているなどと主張することは,そもそも「全ての土地はわが国の領土である」という重要な事実をご理解していただかなくてはなりません。

しかし,この様な問題は,一日も早い法的処理が必要です。ですから,3月議会であったように,顧問弁護士に相談しながら,できもしない調停をやろうとするより格段に重要です。
posted by やすかね at 22:10| 千葉 ☔| Comment(0) | 行政 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月02日

「おかしい」と感ずる感性を

 4月になりましたね。新たな希望に満ちてこの市役所に入ってきた人もいるでしょうが、団塊の世代が第一線を退き、後輩たちが中心となってこの市原市・県・国を動かしてゆくことになりましたが、大丈夫でしょうかね。

 どこの家でも親父が亡くなって、頼りないせがれで大丈夫かと回りが心配しても、何とかできているのが世の中ですから、団塊の世代が心配しても仕様がないことでしょう。
そこで、一言言わせていただきますと、いつになっても変えるべきことは大胆に改革していかないといつの間にか時代遅れとなってしまいます。

 しかし、この「変える」ことは、簡単なことでも実に大変なこととなります。
例えば、先週初めの24日、第1回議会が終了しましたが、本会議での予算委員長の報告の中でしたが、お気づきだったでしょうか。
本会議に先立つ予算委員会では、予算の表記として2億3,456万円というように万と億で数えていながら3,456と考え方の違う数の数え方を「平気」で使用していましたので、この点を予算委員会では「正しい表記」に改めることができたのです。

 この点について、私は前から「表示の仕方が、和洋折衷でおかしい」と主張していたのですが、市役所で、恐らく初めて「採用」されたと思います。

 例えば日本の数字の書き方というかコンマの打ち方です。日本は敗戦後アメリカ式に3桁でコンマを打つことになりました。きっと進駐軍が日本の書類を見るとき万・億・兆と4桁で書いたものを見たとき、アメリカ人の頭の中には千の単位しかありませんので、万の位を見ても十千(ジュウセン)としか考えることができませんから不便だったと思います。

 即ちアメリカ人は、20000円を見ても20千としか頭に入りません。ワン、テン、ハンドレッド、(ワン)サウザント、(テン)サウザント、(ハンドレッド)サウザント、と数え3桁で切ってしか数えることができないのです。そこでアメリカ人は、20000円は2万円でなく20,000円と書いて20千円と読むのです。

 ですから、桁が大きくなるにつけ、アメリカ人は、百万をミリオンとし、続いて千万をテンミリオン(千万)、億をハンドレッドミリオン、ジュウ億になるとビリオンとなりますので、桁数が多くなると日本的数え方と違いが顕著になりますが、12桁ですと3と4の最小公倍数ですから、共にコンマが入り兆とトリリオン(trillion)となります。

 しかし、その先は日本では京ですが、アメリカ人テン・クワドリリオン(quadrillion)といってあまりでかい「京」は知らないのです。
それだからですね、魚ヘンの京である鯨のことがわからないのですね。
冗談は、ともかく何事もできるだけ論理的に考え、誤りがあると考えたならば、諦めることなく言い続けることが必要です。

 姉崎森林公園での税金の無駄遣いを「絶対許さない。」と言い続けることが、その後の無駄遣いを指摘できる条件です。本当はもっと具体的に税金の盗人(ヌスット)は誰々であり、これは〇〇市長のときであり、そのときの部長は誰であり、とんでもない税金の無駄遣いで〇〇議員が私腹を肥やした、後世に言い伝えるべきことでしょう。

 ソクラテスの無知の知のごとく常に「おかしい」と感じる感性が大切です。それがなくなってしまっては最早「化石」ですね。
posted by やすかね at 16:56| 千葉 ☔| Comment(0) | 行政 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月31日

反革命の動き

国会では、民主党政権と野党との「論戦」が始まりました。先日は「無血革命」の事を書きました。直後にグーグルで「民主党・無血革命・国民主権」と検索しますと僕のブログが「3時間前」などと注釈が入ってトップに来ていました。ところが、間もなく多くの人が「無血革命」の単語を使って文書が公開されたのでしょう、残念ながら僕のブログがグーグルでは埋没してしまいました。

ところで、ご承知の方もいらっしゃるでしょうが、2年前電子レンジで簡単に焼き芋ができることをご紹介したところ、毎日沢山アクセスがありました。これは今の知的所有権の考え方から言えばおそらく「発明」であり、「製法特許」が取れるほどのアイデアであると思います。

残念ながら、個人的に焼き芋を作ることの制限は、僕が特許権をもっていてもできないでしょうから、仕方ありません。これからは気温も下がり、沢山の人が簡単に焼き芋を電子で作って秋の味覚を楽しめますので、皆様のお役に立てて何よりですね。本音は残念・残念!

本題に戻りますが、民主党の勝利によって官僚主権から国民主権に権力が移動し「無血革命」始まったばかりです。しかし、この民主党政権に対する反動の嵐が始まろうとしています。革命直後の反動(歴史の進歩に逆流することから「反動」といます)は歴史の常識ですから仕方ないですが、この「反動」はできるだけ国民の意識しない、気が付かないところから始まっています。

大きくは、仮に民主党政権が4年間しか続かないと見られるなら、民主党の政権運営に対し、これまで権力を握ってきた官僚組織は、ありとあらゆるサボタージュを続け、閣僚の言うことを聞きませんね。また権力のトライアングルを構成してきた財界・官僚・マスコミ(読売・産経など)も「連携」を組んで民主党の政権運営に対し様々な「妨害」をしてきます。

昨日から読売新聞は「民主イズム」と題し「官僚組織」の応援団を始めました。まず、天下りを廃止すると、これまでの日本の「繁栄」(実は官僚の繁栄)を支えてきた官僚に人材が来なくなる、などという官僚から一方的に流される記事を書いています。

社会保険庁のデタラメを指摘するまでもなく、国民から集めた税金は、官僚の豊かな生涯を保証するために使われてきたのです。それが分かっている「優秀な東大生」を跡継ぎにして「官僚主権」を維持してきたのがキャリアの高級公務員なのです。

一つ驚いた話をしましょうか、弁護士は多重債務者を破産・免責手続きのなかで「借金棒引き」のお手伝いをするのですが、30代の青年が相談に来ました。借金で生活ができないと言うことです。職業を聞きますと、これまで仕事をしたことがないというのです。「えっ」と驚いて、「それではお父さんは何をしていたのですか。」と聞きますと「お父さんも仕事をしたことがありません。」ということでますますびっくりしました。

「これまでどうして生活してきたのですか?」と聞いたところ、『おじいちゃんが昔外交官をしていました。そのときの貯金でおじいちゃんの老後もお父さんも、そして僕たちもこれまで生活してきた』と言うのですね。

これが外交官と言う国家公務員の生活の一端です。この話は前にもどこかで言った気もするのですが、とてもびっくりする話です。

難しい外交官試験などを突破して「国家権力の一翼」に入ると一生どころか二生半(孫の半分まで)仕事をしないでも食べていけるのです。うまく株式など購入して貯金をうまく運用していれば、ずぅーっと家族でだれも仕事をすることなく優雅な生活ができたかもしれませんね。

それにしても私たちの生活は・・将来不安が付きまといます。弁護士なんて、病気になればおしまいです。

今貧しくとも、将来に向けて医療費がタダで教育費がタダなら安心して子育てもできるでしょうが、実はそのような国は沢山あるのです。

反革命の反動から民主党政権を皆で支えましょう。そしてマスコミの中からどこが「権力のポチ」であるのか、きちんと見極め、だまされないようにしましょう。それには少し勉強が必要ですよ。さあ、がんばりましょう!
posted by やすかね at 08:36| 千葉 🌁| Comment(0) | 行政 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年11月25日

認知症の取組・大牟田

10月31日と11月1日(全体は2日)までの日程で、佐賀県鳥栖市と福岡県大牟田市に教育民生常任委員会で行政視察を行ないました。鳥栖市での視察はともかくとして、大牟田市で認知症に対する取り組みを学んできました。

次回のブログに書こうと思っていたのですが、やっと資料が手に入りましたので、今日のご報告となります。この資料は、「私が」行政視察の質問の際、「もの忘れ検診」コーナー記録シートをいただけませんか、とお願いしておいたところ、大牟田市から送っていただいたものです。後日皆さんも「物忘れ」の程度を検証すると認知症の「予防」になりますね。

ところで、自分では「認知症」などという表現の仕方は、これもまた「言葉狩り」の一種でおかしいのではないか、と考えているところもありました。痴呆とか「ボケ老人」で良いではないか、何も難しい「認知」という言葉にさらに症をくっつけて理解困難な言葉を作る必要もない、と勉強もせずに思っていたのでした。

それに大牟田市の概要を聞けば、財政力指数(*)は0,51であり、今問題となっている夕張と同じく、炭鉱閉山で財政的に厳しい状況であり、市民の需要に応えられる行政をやれているか、などと不遜にも疑を持っていたのです。

しかし、その様な考え方は浅はかであり、そもそも人間というか個人の人格をあまり尊重していないものであることを知らされました。現在65歳以上の一割が認知症といわれているようであり、認知証の人も自分らしく尊厳を持って暮らしたいと願っているし、なにより誰でもがなり得る「物忘れ」と「判断力低下」が起こる脳の病気ということだそうです。

アルツハイマー型痴呆と脳血管性痴呆が多く、どちらも脳の機能低下によって記憶障害と判断力低下などの「中核症状」が見られ、徘徊や妄想などが必ずしも起こるものでもなく、これらは何らかの理由によって本人が反応している状態(周辺症状)だそうです。

誰でもがなりうるものであれば、もし自分がなってしまったときに「親切にしろ」などといっても手遅れですので、今のうちから子供達の世代にも認知症の「認知」をさせておく必要があると感じたからです。皆さんもそう思うでしょう。頭を使っていない人ほど認知症になるというのが経験則ですから、他人事ではないのです。

では、大牟田ではどのような取り組みをしているのか、短時間の視察では全く不十分でしょうが、できる範囲で紹介します。

大牟田市の議会事務局の説明、概要(注:聞き間違い多くあり、念のため)
大正6年3月、人口13万3268人で市制施行、21万人の人口を数えたときもある、石炭余りから、人口が減少して一番多いときから約8万人の人口減少、石炭の生産が減り、平成9年3月三井炭鉱の閉山、まもなく10年となる。三池炭鉱、三池と言う地名はもと三池藩、「大牟田炭鉱」といわず、大牟田と言う地名より、三池のほうがわかる?という視察の議員さんもいる。
石炭がない中街づくり、高齢者街づくり、環境リサイクル産業の取り組み、産業の柱がなくなり、新たな産業作りの取り組みをしている。
大牟田エコタウンと言う取り組み、RDF発電事業、家庭ごみを圧縮してごみ発電、ダイオキシン対策など、リサイクル産業を大牟田の産業にしようと言う、紙おむつから、他の製品にして行こう、新たな産業、九州自動車道大牟田テクノパークに企業誘致をしようとしている。

三角の建物、以前観光産業で石炭産業、テーマパーク平成7年に炭鉱離職者の雇用問題などからメープル?ランド?平成10年に赤字で閉鎖、
損失補償なども2億5千万円の返済をしているので大きな痛手となっている。
エコタウンテクノパーク、環境産業を考えたときもある、福岡一つの観光地、長崎もある、南は鹿児島でこれも観光地、大牟田も何とか観光で街づくりを考えたが、失敗した、大牟田市の財政は、5百億円、5年連続の赤字である、行財政改革、合併問題も県境荒尾市県境がある、具体的動きはない、
議会の取り組み、大牟田の街づくり行財政計画、と事務局の人から説明を受けました。

その後、スライドを映しながらの説明です。皆さんご承知のように、昼食後のスライドは大変眠いのが通常ですが、この日ばかりは、パソコンに入力していましたので、眠気がありませんでした。

スライドで説明わが町大牟田の認知症の人とともに
大牟田市の位置関係、九州、「やさしたとエネルギーあふれる大牟田」
1873年(明治6年)エネルギー革命で石油に変わる中平成9年には、35年21万人の人口が8万人に減少した。高齢者約3万7千人27,7%、最近のデータでは27,8%と全国最高の高齢化率(人口10万以上の都市)である。

高齢者の人口、後期高齢者が前期高齢者の人口を上回る平成平成12年の国勢調査、4分の一が高齢者だけの世帯となっている。福岡県、全国と比べ10年以上先を行っている。
要介護認知者17年6323人が認定されている。2以上の何らかの認知症があるのではないか、約半数がその程度となっている。

介護給費の実績12年で63億円、17年度89億円、施設給付費在宅サービス給付費の伸びを抑えることが課題(厳しい財政状況からあまりにも当然)
3890円(一号保険料の給付費が安い)
二つの協議会、サービス時事業者協議会と介支援専門連絡会議:民間の事業者と一緒に取り組んでいる。
介護サービス事業者協議会と市内近郊地域から84法人が加入し、認知症ケア研究会を中心に取り組みをしている。

地域認知症ケアコミュニティ推進事業、認知症の人や家族に対する理解14年から実施し今年で5年目18年度は700万円で申請1割減であった。財政状況が厳しい折、いろいろの取り組みをしている。
認知症ケア研究会:どこにいても、どんな時も、誰といても認知症の人が安心して暮らせるように、
研究会270名の会員(介護現場の仕事をしている人など)認知症コーディネーター

研究会13年11月発足、
全世帯にアンケート(認知症を地域で支える推進事業)その人らしさを叶えるために
目標1:情報共有、意識改革、
目標2:介護現場の実践力、専門性、人材育成、ケアプランでセンター方式  大牟田方式、
目標3:地域への情報発信
と街づくり(地域への教育認知症ケア教室、子供たちの絵本作り、認知症への理解絵を進める、中央法規から全国出版)小中学校での絵本教室、早期発見、サポート体制、
流れ〜1「ケアに着目」
平成13年からのアンケート(需要を把握)
14年度から実態調査から、(家族介護)教室
流れ2「人材育成と支援のあり方に着目」
流れ3「地域支援、まちづくりに着目」16年認知症早期発見・支援
地域全体での支え、ワークショップ(ハンドブックの作成を行い、全世帯に送付)、国際(?)
流れ4「地域共同に着目」17年度、、オレンジリングを作りサポーターに配布、警察消防署、講座を受講した人にオレンジリング

最初はケア、人材育成、地域へ

わがまちの認知症コーディネーター:地域包括支援センター市内を4つにわけて担当、在宅介護支援センターを「介護予防支援センター」に改称

(家族介護)教室:年4回

絵本の取り組み:こどもの時から、理解を深める。関係者の子供たちしか集まらない、自分たちのおじいちゃん、絵本を作りながら理解を深める。
3つの話からなる、物語から絵を作る、2章に解説と(授業に)活用、子供たちにも分かるように:3章に絵本のねらい、大人向けの解説をつけている、長谷川和夫(?)本が売れると本屋が入ってくれる。
この絵本を使い小中学校で授業をしている、
授業の前後で子供の意識がどう変わったか、認知症に理解
グループワーク:自分たちに何ができるか、小学校絵の絵本教室の様子運営委員が各グループに入り子供たちの気持ちを引き出しながらやる
中学校でのグループ活動、子供たちの感性、専門家でも気がつかない、
「心も体もそばにいる」「思い出を忘れてしまうなら、僕たちが作ってあげよう」
子供が認知症のことを学校で勉強してきて「おばあちゃんは認知症やろ」と理解してきた。子供たちは話せば分かってくれる、優しさをわかってくれる。単に認知症だけでなく、障害者への優しさを持ってくる、

認知症の勉強の後、子供たちの意識変化「自分たちにできること」
国際会議に中学生が参加し、発表してきた。
23学校区があり、4500人くらいの地域高齢化率も高いところ、「はやめ南人情ネットワーク」主役は地域住民、在宅介護支援センターが事務局で立ち上げた、地域の誰もが安心して住み続ける「安心して暮らせるまちに」「ワンデーマーチ」地域の資源を点検した。グループホームに参加した人、
ネットワークの組織(事務局が在宅介護支援センター)

テレビを見た人も多いと思いますが、市原から行政視察をした前日 NHKで丁度全国放送したということで、その模様を見せていただきました。

福祉ネットワーク:徘徊模擬訓練、 NHK総合で8月31日放送
認知症が怖くて、もし認知症になっても、地域で取り組みが始まる。
地域で考える認知症、安心して暮らせる、行方不明になるお年寄り、年間〇人
認知症向かい合う取り組み「安心して出かけられる街づくり」家族で看きれるものではない、大牟田の取り組み徘徊模擬訓練

最初に身体的、着衣、年齢、などの特徴を把握するため細かい情報を家族から集める、同時に個人情報を公開してよいか家族に確認して、行方不明者の情報を「どれだけ多くに人にすばやく流せるか」
コンビニ、花や、タクシー会社、など・・捜索が始まる、徘徊者に声をかけ行き先を聞く、なかなか声をかけにくい、関心を持っていない住民にどれほど知らせるか、訓練に参加しているタクシー、覆面パトカーも気がつかない、中学区の野球部の子供がそれらしい人を見かけた、認知症は懐かしいところに行くという、「関心がない」、反省会では、沢山の訓練参加者がいたが、『勇気がない人が沢山いる』

以上が二回目の徘徊訓練の様子。
徘徊役の人も3人作り、模擬訓練を『声かけのテーマ』SOSネットワーク、大牟田市も警察が消極的であったが、最初に情報が警察に来る、確認して家族に個人情報を流して良いか、市役所にも最初の情報、地元の中学のドイツの国際会議に参加し、世界に発表した、超えかけ、優しく声をかける、最初に認知症を見守る、地域の課題、認知症だけでなく、子育て、色々地域の課題がある、市役所がタッチしないでも地域の集まりが茶話会、街づくりにゴールはなかです。できることから始めましょう。
「認知症早期発見・相談・支援サポート体制」、医師会の敷居が高いワークショップかかりつけの医師に最初に相談に乗るので、医師会にも参加を求める、コーディネーター、早期発見、相談システム、

17年度から
大牟田市の認知症早期発見・診断・支援サービス
物忘れ早期発見・相談コーナー、9月10日実施した『みんなの健康点』244人スクリーニング30人(12,3%)

以上が僕のメモで整理すればよいのでしょうが、下手に整理しても勘違いより、皆さんで追加補正してください。

質問で、私から、徘徊老人の個人情報どうしますか、と質問したところ、ムニャムニャという返事であり、あまり杓子定規にならないようです。

(*財政力指数、基準財政収入額:市町村では、当年度の収入見込み額の75%:を基準財政需要額で割り算した過去3年の平均値)
posted by やすかね at 13:39| 千葉 ☀| 行政 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月25日

「心臓は体の真ん中」AED講習会

唐突ですが、皆さん、人間の心臓は右側、左側のどちらについているでしょうか。常識的には「左」と考えていましたが、実は心臓は体の真ん中についているそうです。

昨日、南総消防署でAED講習会(AEDが到着するまでに行なう心肺蘇生法)を受けました。午前9時から12時までの3時間の講義と実技の内容の濃い講習となりました。

昨年11月から実施しているとのことで、既に百人以上の人が講習を終了し、市民の行なう応急手当として、AEDを使用できるようになっています。

AEDは、これから徐々に普及してゆくであろうと思いますが、宝の持ち腐れではいけませんから、機会あるごとに反復繰り返し、万一の場合慌てずに取り扱いができるようになりたいものです。

最初に9時から、前段として応急手当講習を受けました。救急車が現場に到着するまでに全国平均で6分かかるそうですが、心臓停止の場合(呼吸停止、多量出血などは若干余裕ある)3分経過しますと、救命率が50%、5分経過しますと死亡率が100%だそうですから、心臓が停止して倒れてから救急車が現場に到達しても、平均的には助からない、ということです。

そこで必要なのは、倒れている人を発見した人などが、救急車が現場に到着する前に必要な応急手当を、救急車が到着するまで継続することが重要となるということのようです。早い通報、早い応急手当、早い救急処置、早い医療機関の連携が命を救うために不可欠ということのようです。

次に実技に入りました。心肺蘇生法の模範演技を見た段階では、そんなに難しくないのですが、自分がやってみると何をして良いのか、頭が真っ白になります。講習でそうなのですから、実際の現場で役立つために何度も練習しておくことが必要と思います。

要するに、倒れている人を見て、意識の有無を確認し、次に呼吸を調べ、循環のサイン(心臓停止の有無)を調べ、心臓マッサージへと、進むのですが、最初の意識の有無とか、呼吸の有無を調べるのも実は簡単でありませんでした。

人間が、一分間に15回呼吸しているとしても、4秒間は呼吸を確認できませんし、しっかりと呼吸の有無を確認できないとすれば、その2〜3倍(10秒)ほど時間が必要です。呼吸を確認しませんと、人工呼吸などできませんし、特に昔は両腕を引っ張り、その後胸を押すなどの方法だったと思いますが、現在はマウス・ツー・マウスですから、呼吸の有無を確実にしないと、道路で寝ている酔っ払いとかホームレスの人に口移しで息を送り込んでしまい、怒られてしまうなどという笑い話にもなりかねません。

次に循環のサインを確認してから、心臓マッサージに入ります。AEDは、心肺蘇生法を継続中にAEDの現場到着をまってから、はじまるのですが、マニュアルが音声で流れますので、比較的簡単です。しかし、現実の現場は野次馬などでごった返すこともありますので、毅然とした態度で自信を持ってやらなければ、上手くいかないであろうと、思いました。

百聞は一見にしかず、の通りですので、是非広報などを確認の上、各消防署に連絡を入れ、受講されることをお勧めします。因みに市原市では無料です。
posted by やすかね at 17:17| 千葉 ☀| 行政 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月04日

AED市内全中学校に設置

8月3日付け千葉日報で、市原市が全中学校にAEDの設置をすることを決めたとの報道がありました。市の担当者は「市が率先して配置することで、市民への啓発、民間施設への普及が期待できる」とコメントしていました。

AEDの学校、公共機関への設置については昨年9月議会と12月議会で緑水会を代表して強くその設置をお願いし、その甲斐あって本年度は7箇所の設置がされる事になっていたのですが、その矢先といいますか、不幸なことに6月議会初日の16日、市内中学で女生徒が部活動中倒れ、死亡しました。

そこで、この6月議会での質問冒頭に「仮に、近くにAEDが設置されていれば、救命できた可能性もあり、歯がゆい思いが致します。」と発言させていただきました。

9月議会では、やはり部活動中に倒れ、闘病生活の後亡くなったご近所の男子生徒の事故をきっかけにしての質問で、「市内100ヶ所くらいに設置したとしても3000万円とか、5000万円で済む、交通事故で一人亡くなれば3000万円(自賠責で)の保険金が出ることを考えれば・・安い買い物ではないか・・本市が率先して行なっているとアピールできれば・・」と質問し

さらに、12月では「救急車では平均7分かかり、基本的に間に合いませんから、1箇所でも多く設置し、それを119番で把握(民間の設置も)している事が重要」と質問しました。

要するに、「市民の命を大切にする」という考えで、「AEDを救急車に配備しても現実的救命には時間的制約がある」と認識し、そこで「市が率先して市内各所にできるだけ多数配備し」、さらに「民間の配備も把握して」これを「119番で全体的な連絡体制をとる」ことが重要です。この様な体制がさらに市原と千葉、袖ヶ浦、木更津と拡大し、やがて全国的ネットワークができれば、沢山の人命が救われることになると思います。

何れにしろ今回、事故があってからの設置で残念な気も致しますが、急遽補正予算を組んでの導入ということで、何度も質問した甲斐があったというもので、今後同じような事故が発生しても一人でも多くの人が救命できる事を願っています。執行部の決断を高く評価します。佐久間さんありがとう!
posted by やすかね at 13:01| 千葉 | 行政 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月10日

千葉市の滞納税徴収率の嘘

千葉市では元県議の納税不正免除事件が発覚して、これに怒った市民が徴税事務の個別監査を求める署名活動を展開し今年2月の臨時市議会では全会一致で個別監査実施が決まり、これを受けての外部監査で千葉市の徴税事務のでたらめさが明かになったようです。

3月31日千葉日報では、千葉市の99年から04年までの決算上の市税滞納繰越額は監査人らが算出した額に比べ、99年が最少で68億円、02年度は82億円少なかったことが明らかになったということです。これまでの千葉市の市税収能率は92.6%と公表されていたのが監査結果では88.3%となり、滞納税収能率も18.9%から11.1%(03年)と低くなり、他の政令市が何れも92%台であるの比べ千葉市の職員の仕事振りが判明したと言うところでしょう。

監査人は改ざんの可能性を指摘し、『収納率を意識したというしかない、二重帳簿の方式』と推察しているものの千葉市の納税管理課長は「収納率を高く見せるため操作することはない。」と否定して「驚いている、今後改めて調査して明かにする。」と言っているのですが、出鱈目をしていた当事者に改めて調査させても意味はないでしょう。これは取るべきところを取らなかったと言う事で若干罪は軽いでしょうが、わが国にはもっとすごい出鱈目な監査があります。

今日5月10日金融庁は監査法人である中央青山に業務停止命令を出すと報道されていますが、こちらはカネボウの粉飾決算の責任をとらせ資本市場(株式会社に資本を集める市場)の信頼回復を狙っているのですが、三人の公認会計士の登録抹消(以後仕事ができない)に加えての監査法人の処分です。

監査法人はわが国の大企業の監査、特に株式を発行して投資家から資金を調達する市場での不正であり、内容を知りながら虚偽事実を報告して多数の投資家(損して自殺した人、連鎖倒産した会社、多数の失業者、海外投資家への不信)ばかりでなく、沢山の取引先をも騙していた事に対しての責任として処分は軽いと思いますね。少なくとも公認会計士は私財を全て投げ出してでも責任を取らせ、さらに懲役刑20年くらい科しても良いと思います。

また今日は東京都の徴収率が上昇し97%になった(産経)との報道もあります。東京都は「攻めの滞納整理」を合言葉にインターネット公売や組織改正などあらゆる手段を講じたことが奏功し、かつての最下位の汚名返上と言う事です。

市原市でも税収が減少して必要な投資もできない状況とうかがっていますが、東京都のように一件あたり高額な税の滞納なら、何とかなるような気もしますが、件数が多いだけならコストを考えるとやっぱり大変ですね。また実情を伺ってからご報告します。

聞いた話ですが、千葉県知事の退職金って全国で二番目だそうで、知事を4年やると給料とは別に4千万の退職金ですか?総理大臣は幾らでしょうね?
posted by やすかね at 00:00| 千葉 🌁| 行政 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする