2013年09月09日

東京オリンピック

2020年東京オリンピック開催地が東京と決まりました。バンザイ。民主党政権の当時は、見事落選でしたから、今回の招致委員会の活躍は、見事でした。また安倍総理も首相就任後、外遊を続けていましたが、その全ての国にIOCの委員がいたそうで、オールジャパンの国力は、たいしたものです。

しかし、安倍首相が外遊の冒頭、某国で外務省の職員に「この国のIOC委員は、だれか」と聞いたとき外務省職員が「これは、文科省の仕事です。」と応え、首相から激しく叱責されたようです。いずれにしても、その後の外務省を初めとしたロビー活動の効果てき面でした。

そのほか、プレゼンテーションもロンドンオリンピック開催に導いた人に貴重なアドバイスを頂いたそうですが、何事も人を感銘させる企画力こそ重要と思いました。幾らか分かりませんが、2億程度なら、安いのですかね。日本の招致委員会は、皇族の流れを組む委員長の外、皇族も力を出していました。高い教養を持つ皇族は、わが国の誇りですね。もっとも、クーベルタンも貴族でした。

今後7年間、日本の国を挙げてのオリンピックの楽しみがありますので、あっと言う間の7年になりそうです。楽しい時間は、物理的時間の流れより早いのです。そのとき何歳になるかを考えると・・・
ところで、中国の新華社通信は、東京が落選と報道したようですが、これはマドリードとイスタンブールの消極的「決戦投票」の結果、イスタンブールが勝ったことを、殊更、東京が落選と意図的に報道したものです。

人間実現して欲しくないと強く思っていると、間違いでも何でも自分の良いように解釈するのですね。大変怖いものです。また、韓国もIOC総会の直前になって福島をはじめとする日本の8県からの海産物の輸入禁止などを発表して、東京に打撃を与えようとしたようです。しかし、残念でした。韓国のできることは、その程度です。

韓国は、このところ、日本より多くのメダルを取っているのですが、徴兵免除などのニンジンをぶら下げての、勝つ事大事でオリンピック精神を理解できない国です。文化程度の高い国は、パラリンピックでの成績がよいのです。韓国人がパラリンピックで金メダルを取れるのですかね。

また、韓国の女子のプロゴルファーの日本での活躍もあるのですが、彼女らは、とうに祖国である韓国を見限って外国に移住することを真剣に考えている人たちです。日本人が韓国女子のプロゴルファーに対しても何らの差別をすることなく、彼女らが日本で賞金を稼いでいることを、喜んでいることもないのでしょうが、わが国は、寛容の精神でゴルフを見ていることも理解できないのでしょうね。
韓国のように国内で日本について嘘の教育を行なって、ケツメドの小さい国は、今後然るべくお仕置きをしなければなりません。なんなら東京オリンピックをボイコットすれば良いのにね。
posted by やすかね at 18:32| 千葉 ☁| Comment(0) | 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年07月26日

天職とは、なんでしょう

前々から、自分で「戦う弁護士」などと言う通り、自分の正義感を追及して依頼者から報酬を頂きながら「ありがとうございます。」と感謝される仕事は、そうザラにあるものでもありません。そこで、弁護士(業)は、自分の気質にあい、自分の『天職』と考えていました。

しかし、上の「正義」「報酬」「感謝」「気質」などの単語を当てはめて、自分の仕事が天職であるなら、世の多くの仕事が『天職』から外れてしまうのです。
逆説的表現で「職業に貴賎はない」と言いますが、現実として様々な職業に貴賎がありますから、この天職と貴賎を合わせ考えますと、「弁護士が天職である。」とは、「自分は、貴い職業を営む社会のエリートだ」と自己満足に陥っていることに間違いありません。

しかし、知りませんでしたね。天職(Beruf)は、ルターの革新的思想によって根拠付けられたようです。天職は、神が人間に与えた任務と言う意味で、靴屋、農民、軍人など世俗の職業すべてを含みます。その結果、聖職者の存在は必要なくなり、神父や貴族、王様が特に偉いわけでもない、これが天職という考え方で「世俗の職業は、みんな神聖なものだ」と考えたことで、市民や平等の考え方が起こり、封建的な意識が革命的に転換しました。(『世界がわかる宗教社会学入門』ちくま文庫104頁)

また、ルターは、隣人愛の思想から国家権力が刑罰権を持つことを根拠付けることにも成功したようです。
無秩序社会である、万人が万人と闘争している状態では、自分と家族の生命財産は、自分で守れ(自力救済)なければなりません。江戸時代でも、あだ討ちは合法ですし、中央アジアの世界では、自分の祖先が殺された場合は、7代遡って記憶しておいて復讐する義務があるそうです。アメリカも武器を持つ自由は、憲法上与えられている権利です。考えてみれば刀狩をした秀吉よりも「遅れている」のがアメリカ社会です。ガンマンのお国柄ですからね。
この様に自力救済を国家が禁ずるのは、実は大変なことなのです。そこで、ルターは、国家だけが武力(刑罰権:暴力装置)を持つ正当性を根拠付ける理屈を考えたのです。人殺しは本来許されませんが、これを職業とする軍人も『天職』であり、それは悪い職業ではないそうです。なぜなら迫害されている人がいた場合、駆けつけて制裁を加えるのが隣人愛の発露だからだそうです。ナルホドネ。

原理原則から色々論理を展開して、国家権力が行使する暴力も正当化する、これが宗教のすごいところです。ところが、日本人は、武力を持つ権力者から『今日から、百姓が刀を持つことを禁止する。』といわれれば、何となく刀を持つことをやめます。明治になって政府が『これから士農工商の身分制度はやめる。』とお触れが出れば士農工商はなくなってしまいました。これがインドのカースト制度ですと絶対こんなに簡単に身分制度はなくなりません。
この様に、私達を含め、世界の人々は、未だに過去の因習、宗教から様々なことを考え、実践しているのが、実態でしょう。
そうしますと、海外で私達が『私は、無信教です。』などと言いますと「こいつは、神から見放された人間だ」と相手にされなくなります。ご注意を!

posted by やすかね at 10:04| 千葉 🌁| Comment(0) | 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年06月12日

最近の消費者被害

都合で削除しました。また再掲します。
posted by やすかね at 16:03| 千葉 ☁| Comment(0) | 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年05月25日

国で異なる年齢の数え方

先日、中国人学生の交通事故の相談を受けました。都内の大学に留学と言うことで中国からの仕送りが大変な上にマツダのスポーツカーに乗っての事故と聞き、中国でのお父さんの職業を伺ったところ、共産党の幹部と言うことでした。

ゴールデンウイーク直後、友達の経営するベトナム・ダナンにあるプルクラリゾートに行き、近くのゴルフ場でゴルフをし、そのついでに、古くからある日本人街の市内観光に出かけたときです、小さな川に架かった「日本橋」で制服をきた職員が通行料を徴収していましたが、ガイドから「共産党の国ですから規則もいい加減で常に通行料を取るというものでもない」と聞き皆で「そんなところで金を払う必要はない」との結論に至りました。そこで、通りにあるレストランの中を通ってまんまと「日本橋」を迂回してきました。
また南米でも同じようですが、旧ソ連では、交通整理は巡査でなく、大佐級の軍人が行なっているそうです。交通違反者からの罰金が個人的収入となるということで、下々の兵隊は交通整理が出来なかったということです。

そういうことで、共産党あるいは独裁国家などでは、公務員がその職務を利用して稼いでいる(賄賂天国)事情があります。そこで先の留学生も親からの仕送りが大変と考え、親の職業を伺ったところ、ピンポン(共産党の幹部)でした。
本人確認のため留学生の外国人登録証を拝見した際、この相談者、実はカタカナで書かれた名前の読み方が違っているとの事でした。日本語の発音は50音しかなく、これは世界的に少なく、一方中国語の漢字の読み方、発音は沢山あって日本人はついて行けません。
さらに、留学生の年齢を聞く際に私が「年齢は、何処の国でも同じでしょう。」と伺ったところ、留学生は『いえ、中国と日本では年齢の考え方が違います。』と言うので、「数え年か満年齢の違いですね。」と言うと『いえ、中国では生まれたときに2歳なのです。』と言うことです。「エエッどうしてそうなるの」と聞くと『妊娠したとき1歳で、生まれるとそのとき2歳になる。』と言うことです。年の数え方など万国共通化と思いきや、全く違っていました。世界は広いものです。

今年、冒険家の三浦雄一郎さんが世界最高齢でエベレストに登頂(費用1億5千万円)したということが話題になりましたが、その数日後81歳のチベット人が登頂(途中?)したということで、三浦さんの世界記録は「6日天下」と言われていました。しかし、チベット人(中国)ですから、ひょっとすると満年齢では79歳かもしれません。三浦さんこのチベット人の生年月日の調査をしっかりする必要がありますとお伝えしたいですね。そもそも「年齢」でなく生年月日で表示すべきことでしょう。(6月18日校正・訂正)
posted by やすかね at 17:14| 千葉 ☁| Comment(0) | 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

司法制度改革の結果

司法制度改革失敗の原因

今回は、法務省などの狙い通り、国民のための司法改革となったのか、同時に弁護士の仕事がどのように変化したのか、さらに、既に結論がでた司法改革の原因など、言いたい事を書き綴って見ます。

大幅収入減の弁護士
2013年5月19日、NHKは奨学金の滞納の特集を組んでいましたが、実は、2004年10月1日ブログ(喜怒哀楽)で『借金漬けの司法修習生』と題して、これからの法曹が、経済的に大変になるということを書きました。実は、このときの心配事が、弁護士の世界で現実となっていますので、最近のデータでご紹介します。

5月9日、毎日新聞は「弁護士も格差拡大」の記事で、平成11年の所得(経費を除く、サラリーマンの手取程度)100万以下が22%に増加し(8年12%、9年20%)、500万円以下も19%、計4割以上の弁護士の所得が500万円以下と報道しています。

弁護士は、昔から社会のエリーとして、その品位を保つため医師などと同様の社会的地位と高い生活水準を維持してきました。僕などもそれに憧れ、弁護士を目指したことを否定できるものではありません。それから4半世紀、弁護士の社会的地位は、大きく様変わりしたようです。

平成元年頃の新人弁護士の平均年俸が大体600万円くらいでしたから、先ほどの新聞報道によれば、現在、4割程度の弁護士が既に経済的意味では「社会のエリート」とは言えない状況です。

確かに、弁護士は金の問題だけではない事は勿論ですが、綺麗ごとだけでは済ませることができないのは、法科大学院の希望者の減少(同日の産経報道では、法科大学院69校中64校で入学者が定員割れ)からも明らかであり、25年度東大でも定員240のところ、入学者は232人です。(同日の産経)また司法試験の予備試験受験生(1万5千名余)が法科大学院の受験生(9千人弱)を大幅に上回り、法科大学院の存在意義が問われます。これと逆に医学部希望者が増加しています。これは、司法試験自体に魅力がなくなったことの証明でしょうが、司法改革の目玉を考えた場合もっと重要な問題が質の低下です。

質が低下した新人弁護士
例えば、先日裁判員裁判でのことです。共犯で逮捕された一方の弁護士から、電話がかかってきました。「先生、こちらの被疑者が供述をあわせたい。」と言ってきたのです。私から「何を言っているのか。」と言われても、この若い弁護士は、しばし、当方の言うことが理解できないようでした。
恐ろしいことに、先の発言が証拠隠滅に該当するということを認識していないことです。普通の弁護士なら、ヤクザ組織から毎月100万円くらいの顧問料をもらってもできない「弁護活動」を、この弁護人は報酬数万円の国選費用でやろうとしている、その馬鹿さかげんと言うか『無知』が理解できません。

合格者増大の実体
どうしてこれほどの質の低下が生じたのでしょうか、今度は司法制度改革が叫ばれた結果、合格者がどの程度増加したか法務省大臣官房のデータを示しますと、合格者の少なかった平成2年が499名で、増加の始まる平成3年605名、11年に1,000名、法科大学院の合格者が出る2年前に1536名と増加し、18年に新旧(1,009名、549名)の計1,558名で、以後24年までの7年間で合計14,305名(昔なら7年間で3,500名程度)と増加しました。
さらに平成8年から17年までの10年間で10,576名合格していますので、この8年から24年の17年間に24,881名の合格者が出ています。要するに8年からの17年間で司法試験の合格者は、増員が始まる前の合格者の約50年分となっています。
この間、国民の人口増加もありませんし、また事件数の増加もないまま、増加した合格者の殆どが弁護士増員(約16,000名)となっています。因みに、弁護士会の平成24年版会員名簿によりますと会員は32,134名で外国特別会員などを含め32,501名が名簿に掲載されています。

弁護士の行列ができる
弁護士増員の結果何が起きたのでしょうか、質の低下の例は先ほど言いましたが、弁護士にとってもっと切実な問題が、弁護士増員から弁護士一人当たりの仕事が極端に減少したことです。数年前東京で始まった国選弁護人の奪い合い(昔の山谷の様に、列に並んであぶれる)が、私の所属する千葉県でも現実となってきたのです。
卑近なご紹介をしますと、弁護士会から即決被告人(公判の当日判決で1件7万円程)募集が来ましたのですが、32コマの募集に対し99名から伸べ1883コマの応募があったそうで、競争率は約20倍でした。そこで先日、試しに応募した国選がなんと67倍でしたが、私が『見事当選』してしまいましたが、事務所のイソ弁殿は『外れ』でした。
さらに、司法書士に簡裁代理権を与えたことも弁護士業務の減少を招いています。最近では、行政書士もロビー活動を活発化して弁護士業務に食い込むことを狙っています。
しかし、弁護士会は、デカイ鯨が小柄なシャチに襲われるように本来の法律業務を奪われても「武士は食わねど・・」でシカとしていえますが、実は法務省などが背後から司法書士・行政書士のロビー活動を指導助言をしているかもしれません。

安直すぎた増員
以上が、弁護士から見た簡単な司法制度改革実行の結果です。産業界も法曹界も司法試験が難しすぎて若者が将来を誤る、優秀な若手が合格できない、弁護士過疎の解消、さらには今後わが国でもアメリカ並みに訴訟が増加するであろう、などの理由で、司法試験合格者の増加を安直に行なったものです。
また、過去には、丙案合格者などと言う実にばかげたこともしました。要するに若手受験者に点数の下駄を履かせて合格させたのです。合格した本人は普通に合格したものと「誤解」していますから、謙虚さなど持ち合わせません。その結果、依頼者はもとより、本人も人生を間違えているかもしれません。

弁護士自治の崩壊
そこで、司法制度改革で、どうしてこの様な合格者の増加が行なわれたのか、もう少し穿った見方をしてみます。国家権力の一翼を担う弁護士会の存在意義も関係してきます。
先ず、弁護士は「自由業」で、国家から報酬などを受け取らず、社会に存在する法的需要に応えることを職業とする中で社会的正義、自由を擁護することを使命としています。また、弁護士は法令社会規範等に違反しなければ、要するに何をしても良いと言い得る職業ですので、「自由業」と言うにふさわしい職業です。
また、弁護士会は、「自治権」をもち、国家権力から統制されない団体であることが特徴です。しかし、この弁護士会の自治権は、国家権力からみると目の上のタンコブでしょう。

そこで、権力サイドから考えられることは、弁護士の大量増員を行えば、簡単に言えば、統率が取れなくなります。特に法務省などは弁護士を増員しても被疑者国選弁護人制度(200億円程度か)などで弁護士を増加させても問題はない、と考えます。

国家権力からの自由
話しが飛びますが、東西ドイツが統一される前の東ドイツはいわゆる共産党国家であり、無神論をとるマルクス主義からキリスト教などは存在しないかのように考えられますが、実は、キリスト教の牧師などは国家公務員として国家から給料を受取っていたそうです。
キリスト教の牧師が国家公務員であれば、宗教が国家から自由になれるはずがありません。同じようにわが国でも弁護士が国家ら何らかの形で報酬を受取るようになれば、弁護士本来の意味での自由業ではなくなってしまうことでしょう。法務省の管理運営する法テラスから被疑者国選弁護人が破産管財人同様、国家から報酬を受け取るようになれば、弁護士は自ずと国家らの監督を受け、自由にものを言うことが難しくなります。
しかし、現在法務省の所管する法テラスに左翼弁護士が加担しているのが、現実です。
さらに言えば、特定の企業からの報酬が事務所の主たる収入源となるなら、弁護士が社会に対して自由にモノが言えなくなります。そこまで言うと非難されるでしょうが、保険会社の顧問も既に自由にものを言う必要がなくなっているかもしれません。


国の制度変革にアメリカの圧力
この様な弁護士増員の背景などを考えますと、そこには唯一の超大国としてのアメリカの思惑も見えてきます。分りやすい例が、司法制度改革の中で、日本もアメリカのように訴訟が、必ず増加するなどと留学帰りの弁護士などを動員して、弁護士増加の旗振りをさせました。この様な弁護士増員は、わが国の各種資格をグローバルスタンダードの名目でアメリカナイズしたことでしょう。
その分かりやすいところが、数十年来、アメリカが日本の政治を自分たちの思うように変えていこうと毎年日本政府に渡されている「年次改革要望書」と言う名のアメリカの圧力です。わが国の建築士を除外して決められた国際1級建築士の資格を嚆矢として、公認会計士、弁護士資格にとどまらず、薬剤師なども全てアメリカからの指図なのです。

このとき司法制度改革の旗振りが、既に述べた留学法曹の力です。一体何を根拠に訴訟が増加するといったのでしょうか。当時アメリカは、日本に比べ、人口比25倍の弁護士を抱えたことから、25分の1しかいないわが国に対し、弁護士が足りないということを「要望」したのです。弁護士増員の最大の問題がここにあると考えます。
確かに地方には弁護士過疎が現実でした。しかし、わが国では弁護士過疎が真に克服されるべき問題でもなかったといえることがあると思います。

そもそも訴訟は、人と人との争い事ですが、これは国々の法制度はもとより国民性の違いにより大きく異なってきます。人口何千人に対し訴訟がいくつなどといった数字で表せるものではありません。

紛争は宗教的信念が影響する
そこに大きく影響を与えているのが、国民性と言うか、国民の宗教的相違です。ユダヤ教に始まるキリスト教、イスラム教では、聖書・コーランが絶対であり、内心でも基本的に妥協は出来ません。彼らの神の唱える正義こそ絶対ですから、勢い、そこには紛争が続発します。
これに対して聖徳太子ではありませんが、わが国は話し合いさえあれば何でも決められる「和」の精神で多くのことが決められています。「ムラ社会の掟」は、絶対であり、社会にとって「悪」はムラの掟破りです。ですから、「ムラ社会」の中では基本的に紛争は、起きません(蓋をされてしまう)。北に喧嘩や訴訟があればツマラナイカラやめろといわれるのです。

正義は普遍性を持たない
私はこれまで「正義」といえば、地球上何処でも正義(最終的に個人の生命が一番大切)は同じであると大きな誤解をしていました。しかし、安全で平和に暮らしていることが幸福であり、正義であるということは全く特定の考え方でしかないのです。ユダヤ教を根本原理としている社会(キリスト・イスラム)では、神の律法に従った生活こそ正義なのです。即ち『神のお告げ』を伝える預言者の言葉で生活することこそ正義であり、幸福なのです。ですから彼らの「正義」に従うならば、信じられませんが、広島も長崎も東京大空襲も全て彼らの正義の結果なのです。最近韓国の新聞で広島長崎の原爆投下を正当化していますが、この論説員はたぶんカソリックでしょう。自分の正義を相手に押し付けるならば、紛争は避けられませんが、和の精神ではとにかく和を乱すことが不正義ですから、訴訟などはもっての外です。

この様な考え方のアメリカと和の精神の日本では、調べたことはありませんが、そもそも訴訟の発生率が異なってくるはずです。それを日本人と外国人の宗教観の違いも理解しないまま、わが国もアメリカ並みに訴訟が増加するなどと寝ぼけたことを根拠にしてわが国の司法制度改革が行なわれ、司法試験の大量合格者を輩出したのが、わが国なのです。事件が増加しない理由を単なる「景気低迷などの影響」(5月9日毎日)などとお目出度い話をしているのがわが国のマスコミでもあります。

国民で医者にかからない人はいないでしょうが、一般の人にとって弁護士の能力を判断するのは至難ですから、一生に一度あるかないかの弁護士を選びはとても重要ですが、国家が公認した弁護士が能力不足であった場合取り返しができません。5月14日の読売では、司法研修所が裁判官に対して行った調査で、本人訴訟でも仮に弁護士がいれば有利と判断できた事件が2割と報告されています。しかし、この程度で司法試験合格者の増加に理由付けを与えることは出来ません。

posted by やすかね at 16:44| 千葉 ☁| Comment(0) | 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年01月11日

謹賀新年

明けましておめでとうございます。 今年も皆様のご多幸をお祈りします。合掌!
 私は,選挙に出ませんでしたが・・民主党が勝ちすぎた三年前の政権交代から今度は,自民党が勝ちすぎ,日本の政治をダメにした自民党の再登場です。民主党がわが国の内政・外交をさらに悪くしたことで,国民は「よりダメでない自民党政権」を選択しました。投票率も大幅に下がり,国民は,心底,政治が馬鹿馬鹿しいと思ってしまったようです。
国の政治は,公務員試験で選ばれた官僚組織と公選の議員で構成する内閣が行なっているのですが,戦争に勝っても負けても,また選挙で国会議員が変わっても,日本国家の継続性を考えるならば,明治維新以来一五〇年間わが国は「役人主権」で国の政治が行なわれてきました。要するに〈税金で生活費を賄っている者が主権者である。〉とは,分かりやすい話です。
官僚が実質的主権者ですから,「天下り廃止」などと政治家が声高に叫んでも,天下りは続きます。また民主党のように〈政治主導で政治を進める。〉などと言うと,官僚は〈それならお前らやれ〉と仕事をしません。しかも,時の内閣からの特命を受け,外務省の適正な決済を受け,国のため命がけで仕事をした者(佐藤優氏)を,後日背任罪で逮捕し,証拠を捏造してまで有罪にされたら,もう官僚は国のため国民のために仕事をすることはありません。(同氏『獄中記』岩波現代文庫)
安倍首相が〈今度は新しい薬があるから大丈夫。〉などと言っても「優秀」な官僚は,目立たないように官僚支配を強め,民主主義は形だけのものになります。投票率なども下がれば,わが国は,かつてのソ連,今の中国の共産党一党支配下のように,官僚支配の「君主制国家」になってしまいます。近々中選挙区制で総選挙です。「真剣に考えよう,国の将来!」
二〇一三年 元旦   
〒二六〇‐〇〇一三 千葉市中央区中央四丁目一〇番八 九〇四号 (〇四三‐二二二‐四六八〇)
弁護士 伊 藤 安 兼
posted by やすかね at 18:00| 千葉 ☀| Comment(0) | 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年09月29日

悪魔に魂は5分は売らない

世の中きれいごとだけで生きられるか?

昔、劇作家の飯沢匡さんが「私は、悪魔に魂は、5分は売らない。」と言っていたことに感激しました。裁判官などはとても綺麗好きですが、綺麗ごとを言う人には、水清くして魚は住めないとぴったりの言葉があります。
しかし、世の中には「自分は清潔だ、悪いことはしない。」と外に向かって発言するエリート呼ばれる人達は沢山います。
戦後、配給されるだけの米で生活して、一切闇でモノを買わずに亡くなった裁判官がいたそうですが、この話が本当なら、何も悪いことをしないのに配給制度で命を奪われたのでしょうか。私も弁護士ですから、常に建前とか正義だけで生きて行けるなら、それも良いと考えますが、現実は大きく異なっています。

ですから、「悪魔に魂は、五分は売らない。」と考えると、人生はとても楽チンです。しかし、何らの基準もなく、清濁併せ呑んでいては、いつのまにか腹まで真っ黒になってしまいます。そこで、自己の信念である主義主張を悪魔に魂を売っても「過半数は、正義である。」との基準を持ちつつ、正しく生きてゆけばツキが回ってきて、人生何とかうまく行くと考えています。

ところで、何時の時代でも中心となって国を動かしているのは、官僚(役人・武士・貴族)です。世襲であったり、選抜試験を採用しても、結局のところ、社会に存在する種々雑多な正義不正義の混合物の中で、上澄みの綺麗なところから作られた試験問題を正確に記憶し、これを再現できる能力のあるエリートです。

このエリートは、先例に基づいて、自動販売機のごとく優秀な処理能力を示すのですが、想定外の問題について、清潔なエリートは対処できません。人工知能なら大量に詰め込まれた千差万別な知識・情報を億兆と組み合わせて、解決策を出すでしょうが、囲碁・将棋ならともかく、社会の問題解決は、人間に頼るしかないでしょう。その様な意味で清潔なエリート単一種は、生物進化の過程で消え去る運命です。

生物の進化の過程は、常に一定割合で変種個体(突然変異)が発生し、この固体は、環境がそれまでと違うことがなければ、そのまま消滅し、逆に大きな環境変化があったとき、これまでと違う性質を持った個体だけが環境に適応でき、この新変種が多数を占めるようになります。

常に同じ性質を持った個体が再生産(純粋培養)されてゆくならば、少し環境が変わればたちまち絶滅してしまうのです。ですから、同じ性質を持ったもの同士、同じ価値観を持った者だけでいるとき、皆居心地は良いのでしょうが、変化に対応できないのです。民主主義でも同じであり、みんなが同じ事を言うのであれば、多数は必要ありません。人と違うことを言う人間がいてはじめて、人間社会も変化に適応できると思います。多様性こそ発展の原動力なのです。

ですから、社会の上澄みの綺麗なところだけしか知らないエリートでなく、底辺に溜まった種々雑多な沈殿物の中から問題解決の糸口が見つかると思います。

沈殿物を希釈してエリートに与えるワクチンを準備しておくのが良いのではと思います。田中角栄とか、ハマコーなんかさしずめかき回した沈殿物から浮き上がった「英雄」ですかね。相当の悪さもしましたが、歴史は、その悪さを希釈してゆくかも知れません。
posted by やすかね at 15:33| 千葉 ☁| Comment(0) | 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年07月31日

原発には「愛がない。」

ブログを大分長いこと休んでいました。更新がないと除々にブログを開いていただける人が減ってくるのは当然です。またぼちぼち頑張って書いていかないと頭が動かなくなってきますので、また書いてみます。

最近読書の方に力点がおかれているのです。佐藤優氏の著作が目に付いてみています。そのほか竹田恒泰さんの『これが結論!日本人と原発』では「原発反対に右翼も左翼もない。」、また原発はウラニウムを鉱山から掘り出すときから人の命とお金を引換えに鉱石を掘り出しているのですから、「原発には愛がない」と言われています。

明治天皇の玄孫という、正真正銘のれっきとした保守の人ですが、この本を読めばわが国には原発がなくとも社会と経済が動いてゆくことがよく分かります。
「原発は安い。」とも言われてきましたが、原発のコストには、遠い福島から山の中を通って電気をもって来る送電線の費用とか今回問題となっている使用済み核燃料の処理費はあまり膨大なことから電気代のコスト計算には入れていないようです。

今まで原発を飯の種にしていた学者、マスコミ、役人などは「原子力は安上がりで安全」と言って原発を進めてきたのですが、この本では「原子力村」の嘘が次々と明らかにされます。

本の内容では、あまり聞きなれない「コンバインドサイクル」の発電機が出てきたのですが、つい最近、7月22日の読売新聞でこの発電機が紹介されていました。このコンバインドサイクルを竹田さんは、本の冒頭で説明しているのです。是非ご一読を!
次回は佐藤優さん、古賀茂明さそれと江田憲司さんの本を紹介しながら、一緒に勉強するのが良いと考えています。
posted by やすかね at 11:29| 千葉 ☀| Comment(0) | 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年03月05日

話が飛ぶよ!AIJ破綻から原発再開へ

 3月4日付けの読売新聞では、企業年金の運用会社であるAIJが2千億円の損失を出しており、手元の資金は殆ど残っていない(1割配当程度)というということです。社会保険庁のOBが深く関わっているようで、連中はいまだに人様の財産を放蕩して私益を計っています。

 昨日(4日)大阪からの帰りの新幹線車中で、中国軍の中将が軍の土地建物など250億円を横領したとかで、将軍職を解任され身柄を拘束されたとの報道がありました。中国では身柄を拘束された後は、ほぼ死刑となるでしょうから、一般国民も少しは納得できるのですが、わが国では社会保険庁が年金資金を放蕩しても誰かが刑事処分を受けたなどということは余り聞きません。
今回の2千億円もの巨額の企業年金資金を放蕩しても社長(野村證券OB)などは懲役8年がせいぜいでしょう。(僕が裁判官なら15年でも短いと考える。)また社会保険庁のOBなどは「私が自信を持って推薦できる。」と言うだけで、毎月50万円もの不労所得を手にしていたようですから、AIJの社長などと共同不法行為で全財産没収しても良いと考えます。そんなことをしたら生活できなくなる、などとご心配の方もいるでしょうが、心配無用です、生活保護だってあるのですから。
 わが国は、王子製紙にしたって、東大でのお坊ちゃんがプライベートジェットに乗って香港・マカオなどで大博打をやって100億円も穴を開けても、対して責任を負わないでしょう。

 話は大きく変わりますが、明治維新から明治・大正・昭和とわが国は国力を蓄積したとき、これを敗戦で失なわせたのは、関東軍という官僚に原因があり、また戦後復興して蓄えた国民の貴重な財産を放蕩したのが社会保険庁職員であり、また国家的財政危機を招いたのが官僚と政治家です。
そして大地震から原発事故が発生し、わが国が滅びるかもしれないという国家的重大事に何もできなかったのが、経済産業省の原子力保安院です。

 アメリカの9.11の大事件後、あまりにも激しすぎるので言えなかったのですが、私は身近な人に「仮に旅客機でも原発に近づいたときは、撃墜しなければいけない。」と言っていました。最近原発事故調査委員会でアメリカに事情聴取した結果、9.11テロ後アメリカは原発のテロ対策を取るように原子力保安院に忠告したようですが、全く対策を取らなかったことが明らかとなりました。

 少なくとも電源対策を取っておれば、現在のような事態は避けられた可能性が高いですね。3個の非常用電源が3箇所にまとめておいてあったということです。これではセカンドとショートとサードが3人で3塁ベースを守っていて、セカンド・ゴロを打たれたとき、「想定外だ」と言うのと変わりないレベルですね。
これが国立大学を優秀な成績で卒業して官僚となった秀才のレベルなのです。お勉強はできるでしょうが、決して「頭がよい。」とはいえませんし、この国の危機管理などまかせることはできません。世の中勉強ができなくても頭の良い人が沢山いるのです。しかし、彼らは「学歴」がありませんからわが国のリーダーには中々なれません。

今、本当にわが国は危機的状況なのです。昨日「電力は足りている。」「今すぐ原発をとめろ。」などとシュプレヒコールをしながらデモ行進している団体がありました。彼らは一体何を考えているのでしょうかね。確かに原発さえなければ、と言うのは簡単ですが、この原発で私達の今の生活レベルが維持されてきたのです。

 昨年の暑中見舞いで『ところで、一所懸命「節電」を考えるのですが、原発も人間が運転しますから私達が覚悟を決め「貧乏を我慢」できれば、ストップできないこともありません。』と書きました。(平成23年10月1日ブログをご覧下さい。) 

 原発が止まることは、わが国の経済を支えている企業にとって電力供給に対する信頼性が欠けてしまいますから、海外に出てゆくしかありません。そうしますと、長くない時間で、わが国は疲弊し、国民全員が明治維新の前である江戸時代のレベルで生活を余儀なくされるでしょう。きっと暴動が起きて大変でしょうね。尤も山一證券の倒産あたりから、巨大企業が倒産してきましたし、原発事故で東京電力も倒産ですから、もう何が起きてもおかしくないのですかね。
原発再開のために、広く情報開示を行い、これを科学的に検証しなければなりません。訳の分からない評論家・学者・マスコミに踊らされてはいけません。


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2011年11月14日

芸能人の能力

もう10年以上前ですかね、知人の息子の結婚式にご招待されました。そのとき、俳優の関敬六さんも絵宴席にいらっしゃいました。

私はフーテンの寅さんのファンでしたので、寅さんと同業でチョイ役の関さんをみても、失礼ながら格別感激もせずいたところ、来賓祝辞などが滞りなく終了して、宴もたけなわになった頃、関さんが一人でマイクを取り、フーテンの寅さんでお馴染みの「帝釈天で産湯を使い、姓は車、名は寅次郎、人呼んでフーテンの寅と、発します。」などと仁義を切り始めますと、ざわついていた宴席が集中し始めました。

そして一人で15分以上座を盛り上げたのを目の当たりにし『芸能人の能力はすごい。』と感激したものです。
以来10数年経過し、昨日幕張のグリーンタワーで行われた「稲毛新聞を励ます会」で、もう70歳半ば(実は71歳)になったと感じられる昔懐かしいジェリー藤尾さんとやはり往年のスター永沢純さんと同席となりました。

私とすれば10数年前の関さんの一件もあったのですが、お二人を接近した正面から伺ったところ、正直言って「あまり・・・」と感じていました。

ところが、ジェリー藤尾さんが永沢さんを誘い、舞台で二人して『マイウェイ』合唱したとき、「芸能人って、素晴しい」と改めて感激した次第です。何も打ち合わせもなく、見事な舞台でした。私は10数年前と同様ざわついていた会場が舞台に集中させられてしまったことに、昔の結婚式を思い出しました。会場内で会話をし、酒を飲んでいる人は見受けられませんでした。

決して芸能人は高学歴でもないでしょうが、長年、人間対人間のなかで鍛えられてきた人には学歴なんか関係ない「人間力」で人を感激させられる能力がついたのか、それとも天性のものでしょうかね。私としては多くは人間の努力の賜物でしょう。見習うことは多いですねと思います。
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2011年08月05日

災害復興資金の捻出

みんなの党通信、7月29日号(第70号)を読んでいますと、政策ウォッチング−政策工房会長 高橋洋一氏より寄稿がありました。 【円高は人災である】と題し、今の円高について論じておられました。

要旨、「円高は一企業で対応できないなら、政府が対応しなければいけない。しかし、為替へ介入して相場を動かすのは愚の骨頂だ。原理は単純。円とドルでどちららが相対的に多いか少ないか。多いほうの通貨は希少価値がなく安く、少ない方の通貨は希少価値が出て高くなる。」ということでアメリカは「リーマンショック以降、ドルを刷りまくったので、円高になっているのだ。」からわが国の対応としても「円高への対策は円を刷ればいい。」ということです。
・・「つまり、デフレも円高も根は一つで、円がすくないことだ。日銀が円をだせばいい。政府から仕掛けるなら日銀引受。これで円高もデフレも一発撃沈する。日銀引受というと禁じ手という。マスコミも知識人もみんな騙されている。実は日銀引受は毎年行われている。既に国会で議決された今年度予算でも30兆円の日銀引受枠が認められている。しかも今年度の予定額は12兆円なので18兆円余りがある。日銀総裁は日銀引受に反対という。しかし、国会で誰も質問しないが、それは予算無視の暴言である。18兆円の余り枠があっても、それを実行しなければ政府の怠慢である。というわけで、円高はまさしく人災である。」

これは自説にたいして力強い応援があったということで、以下ご紹介です。先ず、県議選のさなか「伊藤やすかねの大胆な私論」として「みんなの党通信」(3月25日)に書いたのですが、「わが国の円の発行残高は約80兆円だが、アメリカのドルの発行残高は4200兆円(GDP比率3.5倍=350%、わが国に換算すると1508兆円)にもなるので、わが国も災害復興資金として発行残高の20%である16兆円を印刷すればよいと「円の水増し」を求めました。これでもまだGDPの20%であるから、アメリカの350%に比べればかわいいものです。・・18兆円と16兆円で近いですね・・

また覚えておいででしょうか、2009年の年賀状では「アメリカは、ドル札を印刷し、世界中から消費財を買った挙句に、ドル暴落です。」と書きました。要するに、アメリカは、金などと交換できない紙であるドルを大量に印刷して世界中から石油、工業製品など様々な物資を買った後で「この1000ドルは今度500ドルに引き下げてくれ。」と言っていると同じなのです。
今の最大に被害者は中国でしょうが、これまでわが国はたくさんの外貨であるドルを貯めまた大量のアメリカ国債(最初は360円)を買っているのです。それが今は80円になってしまいました。国内の不景気はアメリカの責任であるといえるのです。
また、これについて黙っているのが歴代内閣なのです。これで良いのでしょうか?
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2011年08月04日

「絆」が大切さ、この格差社会

8月3日住友生命では「日本の未来を強くするために必要なものを表す漢字一文字」を募集したところ、「絆」が「愛」464、「信」の397を圧倒し1,419で一位となったそうです。

その理由として今回の大震災で人とのつながりの大切さが見直されたと解説してありますが、私はこの様な見解は皮相だと考えています。

私たち日本人は(というと何か民族主義的な臭いがしないわけでもありませんが)昔から、家族・地域の助け合いがあって社会が成立していたと思います。

村八分などという言葉もあるとおり、村での十分の付き合いは正に「絆」の典型でしょう。色々の煩わしいルールの中で人と人との関係が成立していたのです。

地域集団の中でとんでもない悪い奴は「仲間外れとしての村八分」の制裁を受けたのですが、それでも火事と葬式ではお互いが助け合う関係にありました。

戦後の高度成長経済の中で「生産効率をあげるため」に「資本主義的不合理」を徹底的に排除するなかで、それまでの大家族はバラバラになり、夫婦と子供を単位とする核家族のなかで今のこの格差社会、匿名社会(アパートの隣の人が何者か一切分らない)が出来てきました。

以前喜怒哀楽にも書きましたが、私たちの地域にはお祭りになると家々を回りモチをもらいながらこれを一年分の食料として生活している「知的障害者」がおりました。彼はお祭りになると地域の家々からモチをもらう「権利」を持っていたのです。地域社会は生活困窮者を支える絆であふれていた社会だったのです。

それが最近は、煩わしさを徹底的に排除する中で「絆」を失ってきたということです。

8月2日に映画監督の山田洋次さんが映画「東京家族」を制作する予定だそうです。今なぜかというと「家族や地域が成り立つためには沢山の約束事、決まりを守らなければならない。その煩わしさから開放され、ある意味での個人の自由を得ようと・・その中で他人に関心を持たず、自分だけ幸せならいいというエゴイズムが生まれた。国の経済発展がそういう人間を作ったともいえる。」と述べています。

社会のまとまりがなければ、その隙間に国家権力がゴリゴリ入り込み結局個人の自由がなくなってしまうのではないか、何でもお金(これは国家が流通させている)で「解決」し他人とは無関係(「自由」)な社会が社会から落ちこぼれた人の将来を悲観的なものにしてしまい、無差別殺人など発生する下地を作っているのではないかと思います。

モチをもらい歩ける社会的弱者に対し、お金でなく「援助」という「贈与」が出来る社会だけが、今のこの格差社会を少し立ち直らせることができるのではないか。人のために何が出来るのか、一人ひとりに考えさせてくれるのが「絆」ではないでしょうか。貴方は今どの様な贈与をしていますかな?
posted by やすかね at 19:01| 千葉 ☔| Comment(0) | 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年07月11日

被災地石巻からの報告集会

【緊急通信】
平成23年7月11日
各  位
やすかね法律事務所弁護士 伊藤 安兼

拝啓 猛暑の候、貴社ますますご盛栄のこととお喜び申し上げます。また平素から格別のご高配を賜り、厚くお礼申し上げます。

【緊急通信】ということで大変お騒がせいたします。さて、3月11日の東北大震災から、早4ヶ月が経過いたしました。皆様におかれましてもご親戚ご友人の方々が被災されているのではないかとご心配しております。
ところで、今回の大災害に対し、国内だけでなく海外からも心温まるご支援が現地に届いています。同時に私たち国民も、今回の大震災から一日も早い立ち直りに努力されている多数の被害者に対し、「いま私たちは、何が出来るのか。」と真剣に考えていることと思います。
私自身NHKラジオを聴いてNGO団体にわずかばかり寄付したものの、この寄付がどうなっているか皆目分らない状態です。自分のささやかな支援が具体的に役に立っていると知ることができれば、災害復興のために継続的支援が出来るものと確信しています。
そこで、私たちはできる限り被災者に近いところからの情報を元に、今出来ることをしていかなければならないと思います。
つきましては、下記の日程で宮城県石巻出身の本間修二氏をお迎えして現地石巻からの報告集会を開催いたします。先ず、私たちが被災の実体を少しでも知ることが被災地の復興支援に必要と考えておりますので、ぜひご参加の上、現地の状況に対してご認識を新たにしていただきたいと思います。


日 時  7月21日 午後6:00より
場 所  千葉市中央区弁天3−7−7
千葉市生涯学習センター特別会議室 
電話番号043−207−5811
参加費  無 料
問い合わせ やすかね法律事務所043−222−4680   
 敬  具           
 
本間修二HONMA Shuji E-mail: honma@tbs-v.co.jp
(株)TBSビジョン・(株)ビジョン・プラス 
エグゼクティブ・プロデューサー

経 歴
・宮城県石巻市生まれ・CMプランナー、CMデレクター、番組ディレクター 番組プロデューサーを経て、現在マルチメディアプロデューサー
・自然ドキュメンタリー、歴史の謎・人間の不思議な潜在能力の謎をテーマにしてノンフィクションシリーズ作品など数多く手がける。
・ 現在、日中韓共同制作による「大型ドラマ」企画と「東アジア・情報バラエティー」の準備に奔走中。

主な作品:
ーTBS「ギミアぶれいく」未知能力シリーズ,ーTBS「世界謎紀行・神々のいたずら」シリーズ,ーTBS「自然ドキュメンタリー・神々の詩」シリーズ,ーTBS50周年SP「地雷ZERO 21世紀最初の祈り」,ーNHK・BSスペシャル「バチカン外交〜ヨハネ・パウロ2世と冷戦後の世界」,ー日テレ「スーパーテレビ情報最前線」(サイババほか),ー日テレ「木曜スペシャル・Mrマリック・超魔術」,ーTBS「Mrマリック・超魔術の逆襲シリーズ」,ーCX「ぜったい知りたがり」,ーテレ東「超古代スペシャル・オーパーツの世界」ほか
海外合作
ードイツZDF 「Japan Winter Merchen」、ー英国BBC4 「SAMURAI」、ー仏国France2、EuroNews、ー中国CCTV フェニックスTV(香港)、ー韓国SBS、 

著 作
ー「未知能力ーあなたの知らない不思議世界」(青春出版)、ー「カメラがとらえた人間の不思議な力99の謎」(二見書房)、ー「ワールドミステリー・ツアー・アジア編・中国怪奇譚」(角川書店)

学 会  ー日本人体科学会学術会員、ー日本ザイ科学会理事
posted by やすかね at 17:58| 千葉 ☀| Comment(0) | 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年04月13日

原発事故は、許せない人災である

今「フクシマ」は、世界的に有名になってしまいました。被災者が大変な思いをしていることを考えると「全国民一致団結して、災害復興に全力を上げるべきであり、東電の責任など追及している場合ではない。」とお叱りを受けてしまいますが、週間東洋経済での佐藤優氏の政府の対応などの紹介を拝見し、原発の処理に今後数年要するであろう点から、災害復興の早期実現を考えますと、黙ってはいられない状況です。

特に原発は炉心が溶融し、放射能が漏れ出しており、レベル7という最悪の状態ですが、未だに東電などは「チェルノブイリの1割程度だ」などと居直っています。

03年10月2日「危険な技術かトップの責任か」と題してブログを書きました。そのときにも東電の原発に触れていますが、要するに「想定外」で事故が発生したとなると、これはあらかじめ対策を取ることが出来ないのですから、その様な危険な技術は、全面的に禁止しなければならない、と結論付けしたのです。

ところで、今回の巨大地震と巨大津波での原発「事故」ですが、本当に「想定外」といえるのでしょうか。3月30日の読売新聞では1100年前の巨大地震で「貞観津波」と呼ばれる大津波がもたらされたことが判明していたのです。869年の貞観津波は海岸線から内陸3〜4キロまで浸水していたことが判明し研究者は、東電と原子力保安院に想定津波の見直しを迫ったものの東電と原子力保安院は聞き入れなかったというのです。貞観津波のさらに450年前に大津波が起きたことも判っていたそうです。

これだけの大被害が「想定されていた大津波」によってもたらされ、そこから今回の原発事故が発生しているのですから、この「事故」はまさに「人災」であるということです。

さらにアメリカは20年前に電源が喪失し炉心が損傷を受けることを警告していたということです。

ところで、今回の大事故は、東電の冷却用のポンプが冠水して故障したことから発生していますが、その外の原発では、ポンプを密封性の高い原子炉建屋に設置してあったものは無事で、さらに津波を想定して工事未了の一台を除き2台が冠水を免れたところもあり、設計基準もまちまちだったようです。

私の地域では70年ほど前から田んぼの用水を養老川からポンプで汲み上げていたのですが、台風シーズンにはポンプを天井まで吊り下げてポンプが冠水して壊れることを防いでいました。
また宮古市(重茂半島東端の姉吉地区)には、「これより下に家を建てるべからず」という石碑があり、住民がこれを忠実に守っていたことから、石碑の下50メートルまで津波が押し寄せたにも関わらず、子供を幼稚園に迎えに行った人を除いて住宅にも一切被害がなかったようです。

結局、原子力発電は、絶対安全な最先端の科学技術などと言っても、昔からある、高々農家の「知恵」と「先人の教え」さらには歴史を含めた研究者の忠告などを真摯に受け止めていれば、このような取り返しのつかない原発の大災害は避けられたでしょう。

その上に、今の民主党政権が被害の拡大をさせてしまったと言えると思うと、返す返す残念です。
posted by やすかね at 20:02| 千葉 | Comment(0) | 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年02月02日

大切です間違ったときの「スイマセン」

司法試験の合格者が増加して、「弁護士のレベルが低下した。」と世間で心配されています。これまでは、「一般的に必要なレベルを備えているが、たまには能力不足の弁護士がいる。」との原則的ルールが通用していたのですが、最近は原則と例外が逆になっているのでは、と危惧感を覚えます。

本日の法廷でのこと、通常会社は取締役であれば「代表権」があるのですが、代表取締役を定めますと、平取締役は代表権がなくなります。原告は『代表取締役某何某』となっているのに、原告席に代表者とその妻らしい女性が着席していますので、あれって感じで
私が「そちらの方はどちらさんですか?」と原告代理人に質問したところ
原告代理人『代表者です。』
私:「へぇー共同代表ですか?」「そうすると訴状の記載と違っていますが・・」というと
原告代理人:『共同代表ですから、訴状を訂正します。』と簡単に訴状訂正を約束しました。
私:(後で書記官室に行って会社の謄本を確認する必要を感じつつ)「あっそう。」
とのやり取りを終えた

直後裁判官が入室して、私と同じような疑問を感じ開口一番
裁判官:『〇〇子さんですか。どういうご関係ですか』と原告代理人に質問
原告代理人:『代表者です。』と答え
私:「今、訴状を訂正する、ということを言われました。」と間に入って言うと
裁判官:『会社の謄本を見ますと、取締役ですね。』
原告代理人:『私は共同代表と聞いていましたので』と答えた
弁護士たるものが、通常の代表と共同代表の違いも理解せず、謄本も見ずに平然と答えた。

そこで裁判官『被告代理人、関係者ということで良いですか。』と場を取り繕うとした
私:「代表者でないので・・」と原告代理人の態度が気に入らないので、原告席に着席拒否
原告代理人:『異議があるということですか』とくって掛かる状況
私:「そういう問題でなく、私は単に質問していただけで、訴状を訂正するというから」
裁判官:『?・・とりあえず奥さん傍聴席で』
となりました。
この新米弁護士、訴状提出のとき原告会社の謄本も見ずに、共同代表というきわめて例外的なことを『その様に聞いていますので』という安直な根拠で「共同代表」と信じ、その間違ったことを平然と法廷で「陳述」して私には『訴状を訂正します。』などと出来もしないことを「約束」したのです。

結局極めて初歩的な間違いに対し、僕の質問に誠実に答えず、逆に顔を赤くして『反論』したうえで、『訴状を訂正します。』などと自分のアホをさらけ出してしまったのです。
もう少し先輩に対して謙虚になれば良いものを「ため口」を聞いたために依頼者の前で赤っ恥を書いたのです。無知の知ということを知っていれば、僕の質問から、自分の間違いに気付いたはずなのですが、その根本(誰でも間違いがある、間違ったときは素直に誤りを認め、陳謝することがさらなる恥をかかない)が理解できていませんから、裁判官の前でも正々堂々、謄本も見ないまま『共同代表です。』とやってしまうのです。

僕も相手が新米ですから、僕の質問に誠実に答えているなら依頼者の前で恥をかくようなことにはなりませんでしたネ。大切なことは「ごめんなさい、すいません。」の一言です。
posted by やすかね at 14:42| 千葉 ☁| Comment(0) | 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月20日

ネットの情報管理の危険

皆さん、インターネットなど活用されているでしょうが、便利さだけを考え『危険性』を考えたことはあるでしょうか。

私のこのブログも書いた直後、グーグルで自分の文章に使用しているキーワードで検索しますと直ちに今書いたブログが出てくるのです。当たり前のことですが、これって大変なことですよね。全ての情報がアメリカに集まり、情報の価値についてのランク付けがなされているのです。

信じられないですが、私たちの電話も全て「盗聴」されているのです。特に盗聴するということでもないのですが、アメリカで誰かが「必要だ」と判断すれば「対象者」のデータがそろってしまうのですね。他愛もない会話も全て、ネット・電波を使用したりしていれば全て監視されています。

またアメリカでは、日本の大学が何を研究しているか、個別の研究者ごとにどんな論文を出しているか常に調査しています。調査をしていないとすれば重要な国家戦略も決められないということでしょう。

というわけで、インターネットは地球規模でつながり、我々は勿論限られた情報にしか接することは出来ませんが、グーグルなどは全ての情報に接することが出来るのです。勿論ですよね、自分たちが運用しているのですから。

ところで、高性能のコンピューターを導入することは高額な資金が必要ということで、最近はクラウドコンピューターというものが流行し、個人や企業のデータの保存処理をインターネット上で行うというものです。小さい会社などでは経費が格安ということで、非常に便利だと思うのですが、世界的規模の多国籍企業などという巨大な会社ではこのクラウドは利用しないでしょうね。

どうしてかって?当たり前です。自分のところの貴重な情報がインターネットを管理する、または管理してなくともハッカーが情報を取得できるからです。最近アメリカペンタゴンの情報が漏れたりしていますが、情報は一端漏れてしまえば取り返しが出来ないのです。

こんなことを考えていたとき、実に恐ろしいというか「ちょう馬鹿」なニューがありました。わが国の78大学がグーグルなどが提供するクラウド型サービスの提供を受けることで経費が削減できるという新聞報道がありました。「日本の頭脳とも言える大学関係者の重要なデータがわが国の法律の及ばないところに置いていいのか。」(岡村久道弁護士 1・17日読売)と心配されています。

さらに二日後の昨日は、千葉県がクラウドを導入するという記事が出ていました。
県は入札物品購入などと説明しているようですが、これで5年間で5億2千4百万円の経費節減につながると試算しているようです。数年やって「上手く」いけばさらにクラウドの導入の範囲を広げていくでしょうね。

千葉県でしたよね、税金から30億円の裏金を作っていたのは?ほぼ全部の部局で取引先との「協議」で裏金を捻出し、職員の忘年会などに支出していたようです。県警も一枚加わっていたということですが、いまだ数億円の「未収」が生じています。

千葉県は情報の重要性と税金の使い方が判っていないようです。お金に変えられない重要な情報もあるのに、安直に経費節減などということでなく、先ずは適正な税金の使い方こそ真剣に考えるべきであり、県という公共的機関の情報をインターネットに乗せて管理するというのでは、全てアメリカの情報管理下に置かれてしまいます。

わが国はアメリカとの関係を重視しなければならないことは、勿論ですが、しかしこのパートナーの前で常にスッポンポンになっていたら、パートナーだって抱いてみたいなどとは思わなくなりますよ、きっと。

日本は独立国としてアメリカと対等な関係を築こうというとき、情報管理がだめだとなれば、誰も本当のことを言わなくなります。「あいつに喋ると、全て筒抜けだ。」などと言われたら、自分の信用が全くなっていないと評価されていることとなります。友達でも飲み屋でも情報管理、誰からの情報で今話しているのか、ここに意識が及んでいませんと、「ここだけの内緒の話だよ。」などと言われてデマ情報の発信源にされてしまいます。貴方は利用されているのです、ご注意を!!


posted by やすかね at 14:27| 千葉 ☀| Comment(0) | 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月01日

2011年年賀状

明けましておめでとうございます。今年もご家族ご一同様に良い年でありますようにお祈りいたします。(合掌・アーメン)
 最近、わが国の民主主義は、これで良いのでしょうか、とため息が出ます。ナチス・ドイツも民主主義から生まれ、国を滅ぼしました。わが国では、もう長いこと政治家が天下国家を論ずることなく、選挙で当選(就活?)するため国民に心地良い事ばかり公約(マニュフェスト)して赤字国債を乱発しました。
 現在、国と地方の借金は千兆円に届きそうです。毎日百万円を三千年間使って壱兆円だそうで・・・毎年十兆円返済しても百年かかります。国民の豊かさは、国全体の生産性で決まり、日本は、技術開発と物作りで世界をリードしてきましたが、今や、韓国にも追い立てられ、民主主義など全く存在しない中国に抜かれ、中国では、日本の総人口程の人々が金持ちということです。
 日本は、信念をもった政治家の強いリーダーシップがなければ、破産です。私達の将来のため、中国!何するものぞ! やったろうじゃねぇかって頑張ろう!

2011年元旦 (還暦を過ぎましたので、お正月はゆっくりです。)
              千葉市中央区中央四丁目一〇番八 コーケンボイス九階
                   やすかね法律事務所(043―222―4680)
                               弁護士 伊 藤 安 兼
posted by やすかね at 14:23| 千葉 ☀| Comment(0) | 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年09月18日

新聞広告が写す社会像

偶々、千葉日報の宣伝広告欄を興味深く見ました。
これまでの常識で言うと求人広告などが主流と考えていたのですが、「広告」はその時々の社会情勢を映す鏡でしょうかね。

「日報案内」のスペースのうち、横の長さの割合で見ると『ブライダル』が21%、『弁護士事務所』が15%ありました。

弁護士事務所は、現在日弁連会長となっている宇都宮先生などを先頭にして20年以上行われてきた「クレジットサラ金被害者連絡協議会」の活動の結果、利息制限法に違反するサラ金ヤミ金の高金利を最高裁判所で違法金利と認めさせるまでになりました。

その結果、利息制限法に違反した高金利を貪っていた金貸は、現在では金を借りた人から「過払い返還請求」をされるまでになりました。

言うなれば、宇都宮先生を先頭にして社会的弱者救済という「社会的正義」を実践してきたその結果に対し、土足でドカドカと割り込み、新聞・ラジオ・テレビで「サラ金相談無料」と銘打ってその中から『過払い』の取れる「良好なお客」を選別して暴利を貪っている法律事務所が多くなりました。

確かに現在では「過払い」が発生しているかもわかりませんが、既に取引終了から長い間が経過しているにも関わらず、派手な広告で「過払いの掘り起こし」を業とする法律事務所(司法書士事務所もある)は「社会的正義」なんてクソ食らえデスかね。

債務者もサラ金を利用して「助かった」事もあるでしょうが、取引が終了して本人が4年も5年も「放置」していた「過払い」に対し「寝た子を起こす」仕事に「弁護士としての誇り」を感じているか、聞いてみる価値もないですね。

もう一方の「ブライダル」は面白いですね。「医師・弁護士」のほか若干文字のポイントを小さくして「上場会社勤務・公務員・・」など男性会員を募集している「高級」なところもあるなかで、「低学歴・低収入の男性もお気軽に」などとうたっている「国際結婚業者」もあります。「大丈夫かな」と心配してしまいます。

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2010年09月17日

大阪府知事橋下弁護士の懲戒

本日付の朝日(読売では記事がないようでした)で、橋下大阪府知事が大阪弁護士会から業務停止2ヶ月の業務停止処分を受けたとの報道がありました。

この事件は、ご承知のように3年前の5月、橋下弁護士が山口県の母子殺人事件を担当する弁護士に対し、TVを通じて「全国の人ね、あの弁護士を許せないって思うんだったら、弁護士会に懲戒請求をかけてもらいたい」(朝日)などと呼びかけたものです。

弁護士としては極めて問題のある発言であり、懲戒処分は当然でしょうが、それにしても懲戒が認められるまで3年以上の年月は長すぎます。

証拠は、テレビでの発言ですから、簡単に事実関係を把握できますし、判断も難しいことはないのですから、遅くとも1年以内に処分できたことと思います。

民事訴訟でも、慰謝料請求が問題となり、橋下弁護士は控訴審でも敗訴(請求金額は分かりませんが1審での認容額は確か300万円)し、双方で上告(原告は一部認容で不満?)しているとの事です。

現在橋下弁護士は大阪府知事ですが、橋下綜合法律事務所は法人ということですし、橋下弁護士も業務をしていないとの事ですので、懲戒処分を受けても大した支障はないようですね。

そうしてみますと、このような、しょうもない問題(TVで懲戒請求を要請するなどという常識はずれ)で大きく社会を騒がせ、大阪弁護士会の業務にも大きな影響が出て、弁護士会にも損害が発生したにもかかわらず、本人はカエルの面に〇〇で、回りだけがとんでもない被害を被ったものです。

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2010年08月03日

最高齢者の生存確認・お役所仕事

東京都では、都内の最高齢者の生存が確認できないでいた、などという自治体の「不祥事」があいついで明らかになりました。(白骨死体、ミイラ、3,40年前から行方不明、年金不正受給、親族子供も知っていたらしい。)

市原市などでは100歳を超える長寿者に対し、市長自ら「お祝い」にお伺いするようなので、「長寿者の生存確認」など敢えてする必要もないと考えます。絶対止めてはならないお祝いです。

面白い話があります。確か3〜4年前ですが、市原市内の『ゴミ屋敷』の明け渡し訴訟で不法占拠しているのが高齢の女性(婆さん)の名前を使用しているセガレだったのです。

明け渡しの裁判をしても当然被告の婆さんは出頭してきませんが、セガレが答弁書などを提出し、裁判所から出頭するようにとの通知が行きますと、次回の出席を約束するのですが、当日になると「今錦糸町まで来たのですが、急に具合が悪くなりましたので、今日は行けません。」という電話が「付き添い」のセガレからかかってきます。

こんなことを何度か繰り返し、やっと明け渡しの判決を取ってからがまた大変なのです。
ごく簡単に書きますが、(控訴審が終わり)判決確定から強制執行の手続きとなるのですが、執行文はともかく、執行官からの本人へ明け渡し命令の「送達」ができないと強制執行が進まないのです。どうしてかというと裁判所からの文書が「債務者」本人へ届かないことには本人の弁明の機会もないということです。(法治国家というのは、このように不正義の人の「人権」も保障されているのです。)

しかし、裁判所から数度送られる「書留郵便」は保管期間経過で戻ってしまいますので、さらに裁判所から郵便を「発信」した事で「送達」が完了したと看做されるためには「付郵便送達」の手続きが必要なのです。

どうするかというと、弁護士が実際に住所地に赴いて近隣の人から事情聴取を行い「本人そこに住んでいることを確認し、郵便を受け取れる状況である。」ことを裁判所に報告しなければならないのです。

実際に都内の有名な繁華街にある債務者の住所地(どうもこの建物も不法占拠らしく、この建物だけが異様な雰囲気)に行き、外から写真をとり、電気のメーターが回っていること、ご近所の人から債務者の家の状況を聴取するのですが、実際は殆ど会ったことも話をしたこともないようです。

しかし、これでは裁判所に対する報告書を作成するには困りますので『・・どうも3人で生活しているようですが・・』などというご近所から伺った曖昧な話を報告書に書いてやっと付郵便送達ができます。(あまり意味のない手続きであり、これは裁判所の責任逃れのためです。)

このとき、ついでに豊島区役所に対し「住所〇〇の氏名〇〇の人の所在を確認しようとしたのですが、ご近所で伺ってもよく分からない、もう死んでいないのではないか、息子か誰かが年金を不正受給しているのではないか、職権で調べたほうが良いのではないか。」と電話してやったのです。

そしたらなんと答えたと思います?私が『死んでいるのではないか?』といったのに対し、驚くなかれ、区役所の職員は『大丈夫です、まだ死亡届が出ていませんから。・・』この返事を聞いて『エッ・ば・ばかな・・・』と全くお話になりませんでした。

東京都ではこの様な全く信じられない「お役所仕事」をしているから、今回のような「最高齢者の生存が不明」などという全くお粗末な「事件」になるのですね。

それにしても、わが国の司法もやっぱり「デタラメ」というとしかられますが、本当のところこの婆さんの生存が明らかでないと明け渡しの裁判すらできないことになってしまうのです。また仮にセガレが「家は婆さん名義であるが、本当のところ、俺が不法占拠しているのだ」などと言ってくる可能性があるときは「占有移転禁止の仮処分」などという前段の手続きも必要となったりします。

わが国は『性善説』に立ちながら違法なことをやっている「悪党」の人権も保障しますので、きちんと全て法的に正しくやろうとしたときには全く何もできないということも沢山あります。

市原市の12月議会でしたかね、顧問弁護士からの「アドバイス」で土地の共有者がわからないのに「持分権確認の調停」などしようとしたのは?


posted by やすかね at 11:39| 千葉 ☀| Comment(0) | 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする