2016年07月11日

中国人爆買と資本主義

最近のニュースで「中国人爆買も下火となり、もっと日本人客を大切にしておけばよかった。」と都内のデパートの売り場の紹介記事がありました。
ところで、中国は、数十年前までは、「社会主義国」(今は、どうなった?)で国民は「平等」ではなかったのでしょうか、それが、ある時期から、どうして中国人の爆買なるものが発生したのでしょうか。
今の中国では、日本以上の格差社会と聞いていますが、4億人の都市戸籍の富裕層が9億人の農民戸籍の貧困層を「搾取」しているのが中国であり、この都市戸籍の中国人が爆買に走ったようですが、都市戸籍の人だけがどうして超富裕層になれたのでしょうか。
そこには、資本主義の初期段階で、中国政府が外国からの投資を呼び込む中で都市戸籍の連中が暴利を貪れたからくりがあったのです。 

もともと、中国には、資本家となれる資本など持っている人は、余りいなかったでしょうから、共産党の中国政府は、日本などの外国に投資を呼び込んだのです。また日本などの資本が中国進出をした理由、それは中国人労働者の労働力の安さです。国際的なボーダレス社会の中で資本移動の自由と労働力の安さから外国資本がどんどん中国に進出しました。
まだ、ここでは爆買中国人の発生は、明らかではありませんが、その種明かしは、これから言及しますが、資本主義の原理から明らかとなります。
マルクスは、資本主義社会の特色は、第1に労働力の商品化であり、資本を持つ資本家は、この労働力を「自由」な契約によって購入して、この労働力を使って商品を生産し(産業資本主義)、この商品を販売して利益を上げます。しかし、資本家に膨大な利益が生じたとしても、その利益が労働者に分配される事はありません。労働者は、既に労働力を資本家に売り渡してしまっており、資本家はその労働力を生産設備の中に組み込んで商品を生産しますが、この商品の所有権は、国家によって資本家の所有物となることが保障されているからです。

 ところで、マルクスは、資本家は地代を地主に払うことを説明しています。即ち、資本主義は、資本家と地主と労働者が「主人公」で成り立っているのです。日本は、明治になって地券制度を行って土地の所有権(入会権とか地役権などの複雑な所有権でなく、売買・処分の自由な所有権)制度を認めました。徳川家康が利根川を銚子に流れを変えたことで、江戸の膨大な湿地帯は、21世紀、世界に誇れる巨大都市に変身しましたが、この過程で江戸・東京の土地の所有権を取得した岩崎家などは、巨大な資本家になれました。

中国ではというと、中国では土地の所有権は、国民が持つことが出来ません。土地は地方政府の所有であり、農民はこの地方政府から土地を借りて農業を営んでいました。
そこに、政府が外国資本の導入を決め、工業団地などを造成しようとした場合、地方政府は僅かの保証金で農民から土地を取り上げ、これを地方の役人が役員となっている土地開発公社が土地を造成して外国企業に高値で売却(使用権)し、膨大な利益を役人が山分けして大儲けをしたのです。
 中央政府の役人もその権限(許認可権ですかね)を濫用して巨額の賄賂を溜め込み、これがパナマ文書で明らかとなったように、温家宝前首相は、夫人を含む親族口座で27億ドル(日本円にして2900億円)もの蓄財が暴露されました。(『中国滅亡への法則』文藝春秋2016年夏50頁)
 外国資本は、中国国内の土地所有権争いには口を出せませんから、土地公社の役人たちは、農民を追い払って莫大な金を手にできたのです。また一部役人は、外国資本会社の従業員などにもなって、労働者の締め付けに「手腕」を発揮したことでしょう。

 この様にして、中国国内での工場団地などの都市開発で生じた、桁違いのお金持ちグループが日本で爆買に走っていたのですが、中国のバブルも終焉を迎え、都内のデパートも閑散としてきたということです。
 実は、中国での農民からの土地の取り上げと同じような事は、この日本でもあったのです。現在、私達が、現在の九十九里海岸で、ハマグリなどを取ると窃盗となりますが、僕たちの子どものころは、五井・八幡・姉崎の遠浅の海岸でハマグリ・アサリなど自由に採ることが出来ました。人によっては100キロも200キロも採取して販売もしていたのです。これは、山林の権利について言うなら、入会権などのような弱い権利ですが、自由に浜に入って魚など取れたのです。また魚業者の漁業権などもそれほど強く主張されなかったからでしょう。

この様な、海に入る権利がいつの間にか、知らない間に取り上げられてしまったのです。それは、千葉県が企業庁を作り、海岸を埋め立して工業団地を作って、石油コンビナートを呼び込んだのです。20年以上シアンを垂れ流していた川鉄なども埋め立てた海岸で膨大な利益を上げ、またそこで働く労働者も職場を得ることで日本の高度経済成長は進んだのです。まぁ、私達の海に入る権利などは全く無視されたのですが、中国の資本主義の初期段階を見て、また誰が濡れ手で粟を掴んだのかを知るには、千葉県の臨海工業地帯の埋め立も参考になる話ですね。
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2016年02月02日

痛いの痛いの飛んでケー(脳の科学)

 人類は、700万年前チンパンジーと進化の道を分けたのですね。その後、チンパンジーは5年に一度の出産と育児を繰り返しながら、現在に至っているそうです。
 人間はと言うと、人間は産もうと思えば、毎年出産できると言うことですから、何が違うのでしょうか。先日NHKで子育ての番組を見ていて疑問に思いました。結論は、人間は子育てを母親だけがするのではなく、周りにいる大人が子育てに手を貸すことから、毎年の出産も可能と言うことです。
 だったら、今何故少子化が極端に進んでいるのでしょうかね。そこで、番組みでは、未だ出産したことのない女子大生に赤ん坊との接触の機会を持ったところ、女子大生の脳に変化が起こり、母性本能の発達が見られたということです。人間は、本来的に他人の子どもの世話をすることができるということです。
 逆に出産可能年齢の女性が赤ん坊と接触する機会が少ないと、母性本能が十分に発揮されず、即ち彼氏を作って結婚して出産をしようと考えなくなるのではないでしょうか。少子化の克服には、女性が他人の子どもとの接触を沢山することが大切ですね。
 しかし、この番組は興味深い実験も紹介していました。それは、女性は出産のときオキシトシンという筋肉を収縮させるホルモンが分泌されるようです。このホルモンは出産時の子宮を収縮させ、子どもが産道を通過できるように(いわば圧力をかけて押し出す)するということです。同時に乳腺なども収縮させ母乳がでるようになるということです。(旦那さんが、揉む必要はありません) しかしこのホルモンは、母親を攻撃的にさせる「効果」もあるようです。これは、出産した自分の子どもに対する愛情の裏返しで、自分と子どもに近づいてくる外の固体(夫も含む)に対して警戒心を強くし、場合によっては攻撃をするようになるそうです。
 実験は、授乳直後の母親(オキシトシン分泌直後)とそうでない母親同士でゲームをさせ、勝った母親は、負けた方の母親に対し、嫌な音のブザーを自分の好きな音量で、好きな時間鳴らしてよいルール(嫌がらせ)にしたとき、授乳をしてオキシトシンが分泌された直後の母親は、そうでない母親に時間で1.3倍、音量で1.5倍のブザーを鳴らしたと、報告していました。
 こんな科学的データがあったのですね。新婚夫婦に子どもができ、急に夫婦の仲が悪くなることが実に多く、私達もその様な相談を受けるのですが、人間の動物としての性質を脳の科学から教えてもらった結果、母親の特性を理解できれば、今後夫の悩みも少し軽減できるでしょうね。「母親とは、そういうものであるから、理解してあげてください。」とアドバイスすれば良いのです。
 現代の脳科学の進歩は凄まじいものがありますね。脳に比べてみればとても小さい携帯電話の記憶チップがカラーの動画を何分間も撮影できるのですから、脳の力は殆ど無限ですね。
 年をとってくると体のあちこちが痛くなるのは当たり前と思っていましたら、友人のドクター曰く、10年ほど前から、疑問に思われていたことが最近明らかになったと言うことです。何処も悪くないのに、膝が痛い、腰が痛いと病院通いをする人がいるのですが、その三分の二は脳の記憶で痛みが出るということが明らかになったようです。 ですから、どこかに頭をぶつけて泣いている子どもに対して母親が「痛いの痛いの飛んでケー」とやると本当に痛みがなくなるのですよ。
 何時だったかな、マリンスタジアムでデットボールを喰らったバッターに僕がネット裏から「痛いの痛いの飛んでケー」と,アホな野次を飛ばしたのですが、場内からは無視されて反応が全くありませんでした。数秒後、後ろのほうから、誰かが二番煎じ、同じようなイントネーションで「痛いの痛いの飛んでケー」とやったものですから、近くの人が、どっと一斉に吹き出しました。みんな、聞かないようで、人の野次を聞いているモンですね。
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2015年12月16日

地球の温暖化

テロのあったフランスでCOP21が開催され、世界中から200近くの国と地域から政治家が集まり、議論を展開したようです。産業革命当時に比べ、大気温度を1.5度とかに納めるために各国の排出する二酸化炭素を減らそうと言うわけです。
最近読んだ本(『日本史の謎は「地形」で解ける』竹村公太郎 PHP文庫)で、6000年前地球の温度は今よりも高く、海水面も5mほど高かったと知りました。時代が昇り、江戸時代でも今の東京湾は埼玉県まで広がっていたようです。利根川も東京湾に注ぎ、今の東京は水浸しの土地だったようです。この湿地が今のような都市に変貌できたのは、利根川を銚子に流れるようにしたからと言うことです。徳川家康が、地元の「学者」と相談したのでしょうね。この大事業は明治時代も途切れることなく、現在も継続しているようです。
東京湾の干拓事業は、都市が出来上がる上で欠かせないものだったのですね。
昔から、エジプト・チグリス・ユーフラテス等の文明が滅びた原因は、人間が周りの木を伐採したことによる旱魃などのようです。
今、北京では大量の石炭で電力を発電し、大気汚染で人が住めな苦なっています。20年ほど前、北京に行ったとき、とても埃っぽいところで二度と行きたくないと思いましたが、現在の北京から多数の中国人が逃げ出す状況でしょうかね。そうしますと、近いうちに北京は遷都しなければ、中華人民共和国も危うくなりそうです。
人間の欲望が限りなく続く以上、人間の滅亡は避けられないようです。


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2015年10月21日

弁護士ドットコムの営業

昨日、弁護士ドットコムの営業マンが、当事務所に営業に来ました。先日『月刊弁護士ドットコム』の創刊号が送られてきたこともあり、営業マンからのアポを受け入れたところ、早速の訪問となりました。
近年、弁護士会の社会的役割が乏しくなり、国民の信頼を失ってから、法務省主動の「法テラス」が弁護士会の「営業」に広く深く食い込み、弁護士にとって弁護士会の存在意味がなくなってしまいました。現在月約6万円の「弁護士会費」は、全く「営業」効果もなく、対価のない税金より払いたくないお金です。
その上、現在のインターネットの拡大に伴い、法律事務所が独自に作ったホームページなども「知っている人が見てくださる」程度で、事務所の「営業」には、役に立ちません。
さらに、弁護士の大量増員時代を迎え、事務所を構えているだけで、依頼者が飛び込んで来る時代(紹介がないと相談を受けない、敷居の高い事務所もあった)は、過去のものとなり、弁護士も「営業」しなければ、幕末浪人のように「武士は食わねど高楊枝」とならざるを得ません。経済的に逼迫して、さらに悪い奴になりますと、依頼者の預かり金に手を付け逮捕される輩もでる始末です。
弁護士ドットコムは、この様な、弁護士を取り巻く状況下に素晴しいアイデアで、法務省主導の「法テラス」をも席捲しかねない勢いです。 
頂いた資料を拝見しますと、弁護士ドットコム株式会社は2005年設立し、今年5月現在資本金4億1740万余円で、大前研一さんも主要株主となっています。(株式の上場も出来たようですから、最初の出資者は、さぞかし「創業者利得」を確保出来たことでしょう。羨ましい限りですね。)
営業モデルが「事件紹介につながるもの」でないことを力説し、『無料法律相談』の外「離婚・男女問題」「交通事故」「遺産相続」「借金問題」などから登録弁護士に簡単にアクセスできるものとなっています。
サイト利用者は、月800万人、弁護士プロフィール閲覧回数月50万回以上、登録弁護士(有料・無料含め)8000人超ということですから、これからの弁護士はここに会員登録をするか否か重大な決断を迫られることとなります。
ただ心配なのは、ここまで弁護士の「営業」という言葉を使ってきましたが、本来弁護士は、人の社会的悩みにアドバイスをすることで生計を立てる職業であり、身体的悩みを解決する医師・人の死にかかわる宗教家と並ぶ聖職者として単なるジョブ(アルバイト的な尊敬されない仕事)として、派手な営業努力でもって金儲けをすれば良い考えることは、大きな間違いになってしまうのではないかと危惧しています。
経済的に成り立つことは、勿論重要ですが、何故自分は弁護士になったのか、ただ単に学校で国語・算数・理科・社会が優秀だったから有名大学に入り法科大学院をでて弁護士になったということだけでは、依頼者の預かり金で、風俗嬢の誕生日にシャンパンタワーなどで「豪遊」する愚か者が出てこないとも限りません。さて、わが事務所もどうしたものでしょうか。
最近またまた弁護士ドットコムから営業の電話がありましたので、「ハイこちらは依頼者ドット混む法律事務所です。」などと強がりを言っていたりして・・営業電話の断り方として、判例検索のソフトの営業に対しては、「はい、判例は全て知っていますから・・。」と言ったところ、電話の向うは、一瞬沈黙が走りました。『ナナナなんと言う、すごい弁護士なのか』と感心したのか、それとも、『何といい加減な弁護士か』と考えたのでしょうね。以後うるさい営業電話が少なくなりました。
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2015年08月06日

地球の未来

先日テレビで、中国の住宅バブルがはじけた後の、株の暴落問題の説明がありました。要するに中国の株式は、外国の資本によって中国の会社が乗っ取られることを防止するため、国内用と国外用があるようで、今暴落(実際は、取引停止でこれ以上下がりようがない)しているのは、国内投資家の株のようです。中国では、投資資金を銀行から借り、この資金を元手に借りた金額の5倍まで取引ができるというので、われも我もと一般人が「投資家」になれるようです。どうも資本主義のようで資本主義でもない、訳の判らない制度ですね。
番組の最後に池上さんが、今後の中国の経済がどうなるか分からないと解説していましたが、そこで、自分なりに資本主義の原理原則から、今後の世界経済というか、地球の将来を推測してみます。
資本主義の原則は、労働力が商品となることです。労働力を買って賃金を支払った資本家は、労働者を働かせて出来た生産物の所有権を取得しますので、これを売却して利益を得ます。
売却される商品が100円として、この内訳を材料費20円、労働者の賃金20円、流通経費10円、労賃以外の設備・税金などの経費30円、資本家の儲け20円と極めて単純化します。
さて商品は、購入されて消費されますが、労働者の賃金、乃至は資本家の儲けなどで全てを消費する事はできません。必ず在庫が溜まってしまい、これが不況の原因ですし、過去の戦争の原因でもありました。
この不況を解消するため、設備投資をするのですが、設備の建設最中は消費が拡大しますが、その後、在庫は増えてしまいます。この増えた在庫を一挙に無くすのが戦争と言う無駄遣いです。第二次大戦後アメリカを除く各国は国土復興を目指し、世界経済はかつてないほど拡大しました。
また、戦争がない場合にも、経済全体をインフレとする事で「好景気」を維持できて来ました。
中国では、とんでもないお金持ちしか住めないような高給住宅をボンボン建築して、これら殆どが空き家となっています。しかし、住宅建設が進んでいるとき、中国経済は大きく拡大したのです。
資本主義社会と不況、戦争を考え更に中国の高給住宅の空家、などを見ますと、いずれにしても社会の無駄遣いでしかありません。社会の無駄を作っているときが経済を支えていると言っても過言ではないのです。
人間(労働者・奴隷など)が働く事は、必ず余剰生産物が発生しますので、この余剰が消費されないことには、人間社会の経済が回らないことは歴史的もハッキリしています。虫や魚などの異常発生は、食料がなくなり、いずれは正常に戻ります。
この様に、見てくると、恐らく奴隷が作ったであろうエジプトのピラミッド・スフィンクス、あるいは万里の長城、南の島にある石造など巨大なモニュメント、経済的に見れば無駄遣いなのでしょうが、その当時の社会経済を活発化するプロジェクトだったのではないでしょうか。
来年開催のオリンピックを控え、ブラジルではオリンピック競技上など、巨大な建設を進めていますが、あれなどもオリンピックが終われば、管理費だけかかる無用の長物となるのでしょうが、しかし、それによって今のブラジルの経済はどんどんまわっています。
戦争をはじめとする社会に対する巨大な破壊とそこからの復興、無用な巨大なプロジェクト、中国の高級マンションビルの乱立、これらが地球上で生命を育んでいる人間社会の必然であるとすれば、地球温暖化から人類破滅が危惧されていますが、誰でも総論賛成各論反対ですから、きっと地球は間もなく滅びるでしょうね。ハルマゲドンです。
神は、自分に似せて人間を作ったそうですが、神から人間に与えられた自由意志が人間の原罪(何でも自分の良い様に話を捻じ曲げ、責任を転嫁する)であるように、人間の自由意志でこの地球を救う事はできないのでしょうかね。
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残暑見舞い

残暑 お見舞い申し上げます。
国会では、集団的自衛権の審議でゆれています。第一次世界大戦は、オーストリアの皇太子が殺害されて始まりました。当初オーストリアとセルビアの戦争で早期に終了すると思われたものの、世界を巻き込む大戦となり、戦争が長引くに連れ、新兵器が開発され、飛行機・戦車・毒ガスなど大量破壊兵器で九百万人が戦死し、二千百万人の戦傷者がでました。(高校世界史B)これほどの対戦となった原因は、当事国がそれぞれ軍事同盟を結んでいたことから、多くの国が戦争に巻き込まれたものです。
ベトナム戦争で、韓国はアメリカの要請で参戦して多くの若者が死亡しました。日本が参戦しなかったのは、我が国の憲法下では集団的自衛権は、憲法違反であるとアメリカが理解していたからです。
それが現在、自民党は、お隣の家の火事を比喩にして隣国に戦争があったときもお互い助け合うべきだなどと、過去の歴史から学ぶ智恵もありません。
 自民党の国家議員には、多くの弁護士もいるのですが、彼らは何を考えているのでしょうかね。国会議員の身分を無くしたくないということで、だんまりを決め込んでいるとしたら、次ぎの選挙で落選させなければなりません。マスコミへの言論統制も恐ろしいことです。
二〇一五年 盛夏  千葉市中央区中央四丁目一〇番八‐九階
(電話〇四三-二二二‐四六八〇)
やすかね法律事務所弁護士 伊藤 安兼
posted by やすかね at 09:12| 千葉 ☀| Comment(0) | 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年11月05日

電子レンジで焼き芋

【アクセスが多いので、トップ頁に転記しました。最初に結論を書いておきます。「科学」の好きな人は、最後まで見てください。200グラムの芋では、新聞紙(布巾など)に包み加熱2分、解凍10分でできます。芋の大きさと電子レンジの出力によって時間を調整してください。09.11.14 ポイントは『解凍』です。】
日曜日の朝、所ジョージさんの「目がテン」を見ました。今回はさつま芋がどうしたらおいしく食べられるか、というテーマでした。結論として蒸かした芋と比べると、石焼芋は糖分が3,5倍になるということで美味しいということになりました。

では、何故石焼芋が美味しくなるとかというと、芋の澱粉が糖質に変化するには酵素の働く温度が65度から75度の範囲(最適温度)ということで、石の中でじっくりと加熱することで最適温度の通過時間が、釜で蒸かす場合ですと約1分であるのに対し石焼の場合は10分間となり、この時間が決定的だということです。
そこで番組では芋料理専門の店で、昔ながらというわけには行きませんので、鯛の塩焼きなどのように芋を塩で包みこれをアルミホイルに包み、オーブンを使用して200度で芋の塩焼きを作っていました。その結果とても美味しい焼き芋ができたようですが、たかが芋を大量の塩と電力を使用して調理することは一般的ではありませんので、番組を見ながら、考えました。

要するに、芋が加熱されて65から75度Cの最適温度の通過時間を10分間維持することが芋を一番美味しくするなら、家庭でどんな調理料理方法があるかということです。

皆さん、今までラップに芋を包み電子レンジで「焼こう」とした人もいるでしょうが、固かったり、甘みがなかったりで、何度も失敗している人も多いと思います。

しかし、ご安心を「失敗は成功の素」です。要するに、電子レンジでは芋の温度が急激に上昇して最適温度を「あっ」という間に通過してしまうことが失敗の原因ですから、そこをじっくりとさせることができれば良いのです。

なんと、最初の思いつきどおりやってみて、成功しました。適当な芋を一本ラップに包み、これを電子レンジで触ると「熱い」程度(約60度)くらいに加熱します。重さ200グラム程度の芋ですと、この時間が約1分半です。次に電子レンジの「解凍」にして約9分間過熱しました。(500グラムなら3分と12分くらいです。)

その結果今まで電子レンジでの失敗が嘘のように13分少々で美味しい焼き芋ができました。石焼芋が45分であるのに比べ、なんと手軽に美味しい焼き芋ができるか、是非やってみてください。

なお、二回目にはラップでなく新聞紙に包んでやってみたところ、ラップでは水蒸気で芋が濡れてしまうのですが、新聞紙でやればこの水分を紙が吸ってくれます、「不衛生」とお考えの方は、布巾などで包んで調理してください。(2014年11月5日)本物の石焼芋のように香ばしい芋が「焼け」ました。結論:芋を新聞紙にくるみ、電子レンジで、強火で1分半あと「解凍」にして10分、美味しい「石焼芋」の『一丁あがりー』。

要するに、芋を美味しく焼くポイントは最適温度状態を10分間維持すること、これにつきますので、釜でふかす場合も若干の工夫が必要でしょう。

なお、芋を食べると当然その「副作用」が出ます。大学生で実験したところ、普通の食事でも一日13回から14回が平均のところ、4〜5回、屁の回数が増えているようですから、ご注意を、但し繊維質の芋場合は全く臭いのしないガスということですから、音さえさせなければ大丈夫です。

posted by やすかね at 16:56| 千葉 ☁| Comment(0) | 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年10月29日

社会人の常識

バースデイコンペ無事終了
27日が、65歳の誕生日でした。10年後には目出度く『後期高齢者』の仲間入りです。
翌日の28日浜野ゴルフクラブで、3組のコンペとなりました。9月9日、日弁連元副会長の慰労会の席で隣に座った、I弁護士から「やすかね先生たまにはゴルフをしましょう。」ということでしたので、11人までメンバーフィーでプレーができる特典を生かし、開催させて頂きました。
当日、顧問先の社長さんから誕生祝をハワイで買ってきましたので、とソニーオープンのブルゾンを届けていただいたのですが、ゴルフは通風で手首が腫れているのでクラブを振れないとお土産だけ置いて残念そうに帰られました。
この社長さんの穴が開き、たまたまクラブのほうから「日刊アマの指定練習日に一人になってしまった中学生(神谷優太君)がいるので、コンペではありますが、入れていただけないか。」とお願いをされてしまったので、「良いですよ」ということで、同じ競技ティー(ブルーよりも後ろ)を使って一緒にラウンドしました。アゲインストのなか、自分の良く飛んだドライバーが40ヤードほど離され、「張り合った」結果47回も叩いてしまいました。彼は、まだ165センチくらいでしたが、ドライバーは270ヤードほど飛ばし、アウトはバーディーとボギーが二つづつ、OBのダボがあり、38回でした。
午後、彼も下見の関係か、少し集中力が欠けてきたようで、OBを二回とボギーなどで、41回の僕より悪かったようです。競技でゴルフをするという事は、常に真剣勝負でなければいけませんので、下手な連中と回っても自分のスイングは常にリズムを崩すことなくベストショットを心がけないと長いゴルフ人生失敗するかもしれませんね。
ネットで彼の戦績を見たところ、今年、嵐山CCで行われた埼玉県ジュニアゴルフ、二人のプレーオフ(73)となり、2ホール目のロング、相手が4打でチップインバーディーを入れ、彼が2メートルのバーディーパットを外し、勝負あったようです。
優勝の栄誉は、その後の人生に大きく影響すると思いますので、真剣勝負の心を忘れずに頑張ってほしいところです。
ところで、僕に今回のゴルフを持ちかけたI弁護士、前日の夕刻になって「昨日野球をやって腰が痛くなってしまいました」とドタキャンです。彼は、コンペの幹事もしたことがないのでしょうね。無責任きわまりありません。一人穴が開くと同伴競技者は高くなったキャディフィーを払わされることにも全く配慮がありません。仕方なく、当日の朝、まだ寝ていた姪をたたき起こし、妻に道具などを準備させ、ゴルフ場まで送ってもらい、事なきを得ました。今後、I君は、絶対誘わないこと勿論、ドタキャンのメールに返事をしたことを悔やんでいます。シカトしておけば良かったと・・・。それにしても帝大出の弁護士の常識は、この程度か?他の帝大卒の人は違うでしょうね、違ってて欲しい!

posted by やすかね at 17:14| 千葉 | Comment(0) | 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年09月29日

韓国のヘイトスピーチを許すな

ヘイトスピーチが社会問題化し、わが国の首相は国会で「一部の国、民族を排除する言動があるのは極めて残念なことだ」と答弁し、法務大臣も「品格ある国家という方向に真っ向から反する。」と極めて良識的な答弁を繰り返していますが、我々国民は言いたい放題言っても良いのではないか、と考えます。

そもそもヘイトスピーチ(英: hate speech)とは、人種、宗教、性的志向、性別などの要素 に対する憎悪(ヘイト)を表す表現行為のことで、日本語では「憎悪表現」、「憎悪宣伝」、 「差別的表現」、「差別表現」などと訳され、訳語は統一されていない。(Wikipediaより)そうなのですが、サッカーではこれまで何度も忌々しいスピーチが韓国で行われています。

2002年日韓のワールドカップにおいて韓国の観客席に人文字で『FUCK★YOU  JAPAN』と描いているのです。また『AGAIN 1966』とも人文字で描いています。これは1966年イングランド大会で北朝鮮に敗れた、イタリア人なら誰もが覚えている「屈辱」をからかってのものだそうで、韓国人の品のなさを世界中にさらしたW杯だった。と写真入で紹介しているのが『この一冊で韓国問題丸分かり』(ワック出版2014年5月増刊号)です。

今回も伊藤博文を暗殺したテロリストである安重根の写真をデカデカと旗にして客席で振っていたのです。
この様な全く品のない韓国の国民(の一部と考えたい)ですが、これでもわが国は「歴史認識」などで下手(シタテ)に出ざるを得ないのですかね。
世界の良識人は、韓国民の下劣さを有分理解しているのですが、良識人なんて人は世界の僅かでしかありません。

今後は、韓国のサッカー協会を世界のサッカー協会から締め出しでもしないと、『JAPANESE ONLY』とやって締め出しを喰った浦和レッズのファンも納得がいかないでしょう。

大分前に、このブログで「ジダンの頭突き」と題して、人種差別的悪口を言われたジダンの思いの一端を応援したつもりですが、フェリーに乗った自国高校生も満足に救助できない世界の三流国の国民と非難合戦をしてしまう事は「金持ち喧嘩せず」の格言に反するのでしょうかね。

韓国レベルに品格を下げて言い争うのは、実に馬鹿馬鹿しいのですが、文化も経済も『パクリだらけの韓流』(前掲書)で書かれているとおり、到底日本には太刀打ちできない韓国国民は、日本人を本当に怒らせるつもりなのでしょうかね。

国内の不満を解消するには、外に敵を作ることとは2千年以上前から言われているのですが、余りにもナショナリズムを刺激過ぎると大変なことになります。韓国の女子プロゴルフの選手も困っているでしょうね。
posted by やすかね at 17:21| 千葉 ☀| Comment(0) | 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年09月26日

弁護士は、片肺飛行で良いか

 弁護士の責務は、基本的人権を尊重し、社会正義を実現(弁護士法1条)することです。しかし、多くの弁護士が、司法試験勉強中に「十分理解」したはずの「罪刑法定主義」と「租税法律主義」の半分を、どこかに置き忘れているのではないかと思っています。
 大学(工学部)では、麻雀に現(パソコンならでは漢字)を抜かして当然落ちこぼれ、留年後、偶々地元市役所で新設される清掃工場のオペレーター(技師)として採用になったのですが、一念発起して司法試験を目指し、運良く司法試験に合格して修習を終え弁護士登録をしたとき考えました。
 
 普通に法学部を卒業しただけであれば、弁護士になっても理工系の知識とか医学も建築も特に専門として学んではいないわけですが、弁護士は、医療訴訟でも建築訴訟でも訴訟なら何でもできるのだから、結局、必要とあれば、如何なる分野でも勉強しなければなりませんし、またそれらを理解できる能力を持っていなければならない、と結論付けました。

 弁護士が職業としている範囲は、法律事務一般であり、国税庁に通知するだけで、税理士も職業とできることとなっています。しかし、登録直後、通知税理士をしている弁護士についての悪口なども耳にし、税理士の試験は司法試験よりランク下であるということで、多くの弁護士は税理士の仕事をしようとは考えていないのです。その様な認識からでしょうか、税理士法が出来たとき、弁護士が税理士の職務を行うには税務当局に通知することとなってしまいました。(税理士法51条)

 しかしながら、弁護士は、税務訴訟を行うことができる訳ですから、その前提となる税務申告はもとより、税理士の付属的仕事である、企業の会計帳簿の整理なども、何も税務当局に通知するまでもなく、本来できるはずなのです。しかも弁護士が通知税理士となると、税理士の監督官庁は税務当局ですから、弁護士自治の認められている弁護士が税務当局の監督下に入ることなり、これは、弁護士法の基本理念と矛盾してしまうのです。
 税理士法が制定されたとき、全国の弁護士は、この通知税理士の制度自体弁護士法と矛盾することをして、税理士法51条の制定をさせてはいけなかったのです。

 近時の弁護士増員問題なども弁護士自治をなし崩し的になくしてしまおうとする権力側の「攻勢」でないともいえないのですが、そもそも何故弁護士だけが自治権を認められているのでしょうか。
 これは、冒頭に書きましたように弁護士は国民の基本的人権を擁護するために必要だからです。憲法で基本的人権が保障されているのは、国家権力のによって基本的人権が侵害されるからです。弁護士がこの基本的人権を守ろうとしたとき、弁護士が国家権力に監督される立場であるなら弁護士は十分職責を果たすことなどできなくなってしまうからです。

 少々ややこしいですが、最近では、何でもかんでも基本的人権が侵害されたなどと言われることが多いのですが、法律上ストレートに、お隣の親父さんに基本的人権が侵害される、ということはありません。基本的人権は国民対国家の関係で、お隣同士などの私人間の権利侵害は、民法の不法行為の問題となります。この辺が曖昧ですと、弁護士に自治権など不要である、などと国家権力の「罠」にはまってしまいます。

 そして、国家権力が発動される典型的場面は、国家の刑罰権(刑罰は国家の独占)と国家の徴税権であり、この二つの権力行使には「罪刑法定主義」と「租税法律主義」の基本理念の下、国家の権力行使をチェックすることができるのです。

 ですから、弁護士が訴訟で一方の代理人となって離婚事件とか一般の民事事件などを扱っている範囲では弁護士の自治は問題外ですが、上の「罪刑法定主義」と「租税法律主義」が出てくる場面では、弁護士は国家権力から自由(自治権)でなければ、弁護士法の目的を達することが不可能となってしまいます。

 ここまで来ると、今日のブログも漸く本題に届いたのですが、そうなのです。弁護士は、罪刑法廷主義が具体的に問題となってくる刑事事件と租税法律主義の下、国家が税金を取り立てる徴税権が問題となってくるときこそ、面目躍如なのです。
 しかしながら、多くの弁護士は、職業としての税理士の仕事を下に見ておりますので、双発エンジンの半分を使っていないのです。国家権力側も、またこの点で非常に上手くやっているのです。
 全国7万人以上の税理士の内、30%を超える国税庁OBが税理士として税務署の監督の下仕事をしているのです。試験合格者は45,9%(日弁連2013・2・14文書)ですが、この試験合格組みも国税当局の監督下なのです。

 以上から、自分の顧問先に税務調査が入ったときなど、弁護士の立会が許されていないのは、基本的人権の擁護の観点から問題がある事となります。事務所でこんな話をしていましたら、『日弁連ライブ実務研修「国税通則法改正と税務調査」』の案内があり、当日になり弁護士会に連絡したところ、2千円でライブ中継を見ることができると分かり、事務所の弁護士も誘っておいて、開演数分前に弁護士講堂に到着したところ、200人程収容可能な講堂には、弁護士会の職員と当事務所の弁護士の2人だけポツンと座っていました。
 
 やっぱり、税理士の仕事についての弁護士の認識は、この程度かと、多少がっかりもしたのですが、裏を返せば、競争相手が少ないわけですから、弁護士の増員問題で若手弁護士の仕事が減っているこの時期に、税理士の仕事の重要性を力説して若手弁護士がどんどん税理士登録をすべきです。

 因みに、私は、弁護士業務の外に東京入国管理局長への届け出(二年間で一件もない)をしているのですが、この届け出自体、弁護士法と相容れないでしょうが、「うるさい弁護士」の出番を少しでも少なくしようと考えるのが「お役人」なのです。

 以上、繰り返しとなりますが、弁護士は、国家権力に対峙して国民の基本的人権を擁護するため、弁護士自治を保障されています。弁護士が権力によって監視監督されるなら国家権力の発動に対して毅然と言うべきことを言えない事は、当然だからです。しかし、税理士登録をすると税務当局の監督を受ける立場となり、これは弁護士自治と矛盾することとなります。
 
 ですから税理士法第51条(税理士業務を行う弁護士等)の規定は、削除を求めるべき(日弁連の文書受け売り)ですが、それはともかく国民の基本的人権が危険にさらされる場面となる国家権力の具体的発動、即ち、国家の刑罰権と徴税権を弁護士が「罪刑法定主義」と「租税法律主義」に基づいて制定されている具体的法令の要件事実の存在と法令の解釈適用を行いながら、国民の基本的人権を擁護することなくして、弁護士の社会的使命を果たす事は、極めて困難であることを再認識して、弁護士の職責を果たすべきと考えております。 

posted by やすかね at 16:37| 千葉 ☀| Comment(0) | 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年09月24日

わが国の工業製品の技術力

わが国の工業製品の技術力が、全ての面で先進工業国(ドイツ・アメリカなど)を上回るというつもりはありませんが、自動車、家電、工作機械などで世界トップレベルである事は、明らかです。今回は、この技術の素晴しさをそのまま褒めたてるものではなく、少々イヤミったらしく「褒め殺し」をしようと思います。

先ず、2年前、家内が『洗濯機のVベルトが緩んでしまった。』と言ってきました。我が家では、二層式の洗濯機を使っている頃から、Vベルトが伸びてしまって、動きの悪くなった洗濯機のVベルトを何度か締め直しては使用してきました。学生の頃は、ゴミ捨て場に捨ててあった、TV、洗濯機を拾って修理して使用してきたこともあり、過去の経験から、家内も洗濯機が動かなくなった原因を『Vベルトが緩んだ。』と特定してきました。
そこで、私が「ハイヨ」とばかり洗濯機をひっくり返し、ベルトの状態を見たところ、締め付けて調整できる範囲が狭く、動くようになりません。そこで、Vベルトを外して、事務所の近くにあるVベルト専門店に持ち込んだところ、Vベルトを見るなり店員は「洗濯機」のですか、と聞いてきました。
私が、不審に思い、どうして分かるのと聞いたところ、店員は『JIS規格には25,5と端数のつくVベルトはありません。25の次は26です。』とのことでした。

私は、製造元に「JIS規格にないような部品を使っていることは、ユーザーが自分で修理できないようにしているのか、メーカーの指定業者しか修理できないようにしているのは、独占禁止法に違反するのではないか、と質問状を出したところ、ご丁寧に回答書を送ってきました。
しかし、説明は全く納得できるものではありませんでしたが、『Vベルトは315円(税込み)で供給しておりますので、お客様が購入することもできます。部品の交換作業につきましては、・・・お客様の責任でその作業をされることも可能です。』とありましたので、取りあえず矛を収めました。JIS規格の合間を縫って、ユーザーの買換えを意図しているところはさすがです。

次は、庭の植え込みのヘッジ・トリマーです。バリカンの様な刃が動かなくなったので、ばらしてみたところ、一番奥のモーターに近いところ(油に汚れながら、最後までばらさなければ、分からない場所)にあるモーターからの動力を伝える歯車が一箇所だけプラスチックで出来ていました。わざわざ磨耗しやすいプラスチックを使うことで、「使用可能時間」を短くして、のユーザーが買換えを余儀なくされているのです。保証期間を過ぎた頃には、壊れることになっている機械を作る技術は大変なものです。これは、まあ仕方ないかと考え、捨てました。

電子レンジもありました。有名グランドのものですが、中国製ということで安いのですが、直ぐ壊れました。腹ただしいので、奈良県にあるメーカーの工場に送ったところ、工場が移転になっていましたが、『マグネトロン(電磁波の発生装置)が壊れています。』ということです。一番重要なところが簡単に壊れるものか、と食いついたところ、修理を終わった電子レンジが木更津の営業所から届きました。既にシャープの安い電子レンジを使っていましたので、必要はないのですが、Pニックの電子レンジも家においてあります。

最後は、Mメーカーのチェーンソーです。これは大活躍したことと、もう壊れそうだと感じていましたので、別のメーカーの物を買ってあるのですが、このMチェーンソーが切れなくなったので、目立て(ヤスリで刃を研ぐ)をするよりはチェーンだけを買い換えたほうが得と思い、行きつけの金物店に行って、製品番号を見せたところ、店員が『ああ、これはホームセンターで買いましたね。』と言われました。驚いた私は、やっぱり素人の使う道具は全て、適当な時期に壊れるように作ってある、と実感しました。

そこで、油汚れで汚くなっているチェーンソーを掃除しながら分解を始め、道具がないと外れないピンも外し、「故障」の原因が分かりました。そこでインターネットで県内にあるメーカーの営業店に電話して「日本の技術力は、すごいですね。モーターのところの歯車の強度を同じにしてあれば、壊れないのに、時期が来ると壊れるように作ってあるね。」と皮肉交じりに言ったところ、この担当者は、歯車については、『モーター保護のために歯車が減るようにしてある。』と説明しました。

そこで尽かさず「トルクリミッター(過分な力が加わるとスイッチが切れる)を付ければ良いでしょう。しかも、交換できない部品が壊れて使えないなら、何もモーターを保護する必要もないでしょう。上手く壊れるように作ってありますね。」と再反論したところ担当者は『壊れない物を作るのは簡単なんですが、壊れるように作るのは大変なんですよ。』だって、と会社の技術力を自慢していました。そこまでハッキリと言われてしまいましたので、私は兜を脱いで「まぁ壊れたチェーンソーを送りますから、今後の参考にしてください。」と電話を切りました。

posted by やすかね at 18:00| 千葉 ☔| Comment(0) | 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年09月19日

お金に対する執念と人間性

私達弁護士は、人の社会的な悩みを生活の糧にする仕事ですので、スポーツ新聞・ラジオ・テレビなどで派手な宣伝をして「集客」をする事は、倫理上大きな問題がある(医者とか僧籍者も人の「不幸」を糧にしています。)と考えていますが、最近は「ド派手な」宣伝で大儲けを企んでいる弁護士が増えています。
ですから、依頼者に弁護士の着手金・報酬を告げるときは、未だに躊躇する場面があります。「先生、それで良いんですか。」と聞かれるときもありますが、「そうですね、お金ですから、あっても苦労はしませんが、欲をかきますと際限がありませんから。」と、やせ我慢をするときもあります。

そういうことで、弁護士の相談料は、最近は引き下げられているようですが、昔から1時間1万円ですから、一年間2000時間仕事をして、大体2000万円の売上から、弁護士会費(月6万円と少し)、事務所の賃貸料、事務員の給与、その他の経費などを差し引きますとサラリーマンの収入と遜色ありません。
しかし、ですね、大阪のほうの某弁護士が、顧問先の息子の刑事件で「1時間1万円」の約束で弁護人を依頼され、たしか、着手金で200万円を受け取った後、さらに2000万円ほどの報酬などを請求して、懲戒処分を受けていました。どうして、と思い、内容を見ますと、なんと一日は24時間ですから、被疑者が釈放されるまで弁護士が寝ている間も一時間1万円の請求をしたわけです。
この悪徳弁護士、金銭が食べ物などとは違い、欲望が満たされるためには、際限がないことが分かっていないのです。

最近の例ですが、国選弁護人をやりますと、被疑者が金銭の差し入れをしてほしいと言ってくることがあります。これまでにも何回か1万円の差し入れても「返金」を受けた事はありませんでした。そこで、今回国選弁護人を受けたところ、お金の差し入れをせがまれました。過去の経験から1万円を入れると返ってこないので、2000円を差し入れたところ、数日後さらに「5千円差し入れて」と言われたので、また2000円と買った本の差し入れをしました。驚いたことに、釈放されてから事務所に小さい焼酎2本と共に返金に来たのです。貧乏でありながらも社会常識があることに感激しました。

これに引換え、私が某病院の顧問をしているのですが、一流会社の高給取りの息子が父親の入院費の請求にわずかばかりの間違いがあったことに難癖をつけて、数ヶ月分の入院費・立て替え金などを払わず平然としているのです。呆れています。
posted by やすかね at 17:30| 千葉 ☁| Comment(0) | 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年04月16日

生きる力を取戻すリハビリ

福祉は与えられるものか(仕事のプロ)
昨年、アキレス腱を断裂し、6週間ギブスをつけ、これを外したときの経験から「宇宙飛行士の苦労」と題し、ブログ(11月21日)に書きました。ギブスを外したとき、ドクターから格別、リハビリの説明もありませんでしたので、以後、毎日自分でリハビリを続け、ちょうど3月後の10月、ゴルフができるまでに回復しました。
整形外科のドクターには失礼ですが、アキレス腱を切ってギブスで固まってしまった足が、週に2回、3ヶ月間程度のリハビリで、元に戻るとは思えません。

今日、「夢のみずうみ村」のブログを書こうとして思い出したのが、元NHKのアナウンサー山川静夫さんです。山川さんは、2000年1月に脳梗塞を発症し、血栓溶解療法で体の麻痺は一部にとどまったのですが、アナウンサーの命である「失語症」が残ったそうです。山川さんは、体験談のなかで「リハビリというのは、月曜日と金曜日に行ったということではダメなんです。やっぱり四六時中、24時間全部がリハビリでなくてはいけません。」と話しています。(イベント・フォーラム)

「夢のみずうみ村」(以下「同村」という。)では、リハビリの理念を次のように定めています。「リハビリとは『生活できる能力』を確認なさることです。『生活できる能力』とは、身も心も生き活きする素だといえます。リハビリとは、こうした生きるエネルギーを再生産することです。訓練することが生きがいではありません。訓練してつかみ取った能力を使い、生きていることを味わい楽しむことがリハビリの目的です。」(同村ホームページ)リハビリについての素晴しい理念です。

同村では、この理念から、リハビリを必要とする人には、できないことしか援助しない、職員は手出しをしない、と徹底して本人に自助努力を求めているのです。施設も、世間で言う「バリアフリー」ではなく「バリアアリー」となっています。
その結果、通常の施設ですと11%程度の人しか介護の程度が軽減しないのですが、同村では、8割近くの施設利用者が軽減するそうです。
介護度が軽くなれば、施設利用者は生活の自由度がアップして、生きている実感が伴うでしょう。
しかし、皆さん、介護施設では要介護度が3から4、4から5と程度が高くなるに連れて介護施設に支払われる報酬が高くなるのをご存知でしょか。
逆に介護度が軽減すると報酬が減額されますから「夢のみずうみ村」で利用者と職員一同努力して介護度を軽減しますと報酬減額という「ペナルティー」が科せられてしまうのです。

施設側が経営のことを考え、介護報酬の増額を考えれば、介護度が軽くなるような努力は放棄します。その結果、入所者は、「親切」にされすぎて自由が効かなくなり、最後は点滴で息をするだけとなってしまいます。人間の尊厳すら失ってしまう方向にわが国の福祉が向かっているのです。

これが日本の福祉なのです。生活保護でも本人のできることをさせないで、おざなりな休職活動を確認して、生活費だけを支給するのが実態です。ですから、暴力団関係者が生活保護費を上納するなど、福祉が食い物にされている実態があります。
普通の医療機関も、画一的(単純に)患者が長期間入院すると診療報酬が減額となるのですが、一番重要な患者の容体は考慮の外なのです。

この外、わが国では、法律上、形式的扱いさえすれば、様々なところで責任ある立場の人が責任追及されないことになっています。
典型的なのは、袴田再審事件のように警察・検察庁も裁判所も一切の責任を問われないことが国家賠償法という法律で決まっているのです。
マニュアルで決まった通りの「仕事」をして目出度く「大過なく過ごすことが出来ました。」などと書かれた公務員の定年退職のご通知を頂きますと「また、何もしなかったお役人(一生懸命仕事をすれば必ず、何かしら失敗をするから)が退職金をもらい、昔の『恩給』、年金で死ぬまで生活するのか。」と考えてしまいます。

医師が病気を予防するため一生懸命仕事をしても診療報酬は、不十分です。それよりも厚生省の役人が天下りする製薬会社の薬を大量に処方する方が、診療報酬も多くなり、医師といえども患者の治療はさておいて、投薬治療に専念するしかなくなります。
介護士が要介護者の介護度を上げ、医師は、患者を完治させず治療を引き伸ばし、また医療扶助を受けている生活保護者には、薬価の低いジェネリックなど処方しません。
上級国家公務員は、一流企業・公社公団に、裁判官・検察官は公証人に、警察官僚は、警備会社・パチンコ業界の相談役などに就任できますから、わが国は、昔から役人天国なのです。

自分の仕事を天職と思い、常にプロフェッショナルに徹することのできる社会が来ることを願っています。出て来い!職人・プロフェッショナル!
posted by やすかね at 11:34| 千葉 | Comment(0) | 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年04月03日

若者に将来が見えるか

先日、某国立大学大学院で物理学を学んでいる子どもの将来を心配している親御さんと話をする機会がありました。その結果、今時、ソコソコの大学を出て就職しようとしても将来に希望が持てない、との結論に達しました。
実際、医学部・薬学部など一部の例外を除き、普通の学部を卒業しても正社員として安定した収入を得ることが大変難しくなっています。
かつては狭き門で、若者が殺到した弁護士・税理士・司法書士・公認会計などの「自由業」の試験自体、合格しても未来に希望の持てる職業とは言えなくなりました。その辺の事情を書き綴りたいと思います。そうそう、坊さんは、イイデ!

1、司法改革は「大成功」だった?
司法制度改革の失敗について、少々長いのですが、昨年5月25日のブログに書きました。しかし、最近、司法改革は「失敗」などではなく、わが国で国家権力を牛耳っている官僚の思惑が見事に実現した「大成功事例」なのだと実感しています。長くなりそうですが、お付き合い下さい。
憲法には「主権が国民に存することを宣言し」(前文@)と国民主権を宣言しているのですが、その実体は、今年の年賀状に書いた通り、国民から税金を徴収して生活の糧とする官僚こそ国の主人公と言える「官僚主権」です。
また戦後、選挙制度は、差別のない普通選挙に変わったものの、選挙に関係なく身分保障された官僚は、明治以来わが国の内政外交の全てを取り仕切って、国の舵取りをしています。アメリカのように政権交代があれば、エリート官僚が、入れ代わってしまう(仮に前任者が悪事を働いていれば全て暴露されるでしょう。)国ならいざしらず、わが国では、政権交代があっても官僚組織はそのまま150年以上続いています。
ですから、官僚が握っている国家運営上の重要秘密などは、何時になっても明らかとならず、わずかアメリカとの外交関係の秘密書類(沖縄施政権返還など)がアメリカ側から明らかにされる程度です。その証拠に未だに明治時代の秘密なども官僚から開示される事はありません。御前会議の議事録など開示されれば、わが国の意思決定の過程が明らかになり、興味深いものです。
この様な理由から、わが国の主権者は、官僚とその組織に間違いはありません。そして、この官僚の立場から、わが国の「自由業」の連中を見たとき、特に弁護士などは、社会的地位があり、収入も多い、しかも「弁護士自治」を根拠に権力に楯突く存在です。この様な弁護士連中の「羨ましい生活」は、(官僚から見ると)国民生活の実態からかけ離れているので、少なくとも官僚レベルにすべきである、との結論に至るのではないでしょうか。
そこで、次に、どうやって弁護士会の自治を潰して弁護士を締め上げるか、と優秀な官僚が考えた結論は、弁護士の大量増員を図って弁護士会に自由競争原理を持ち込み、ホッブスの言う「万人の万人に対する闘争状態」にすれば、弁護士が孤立するだろう。この「司法改革」の過程では、弁護士の反対を抑えるため、弁護士に対する社会的需要が増大するなどといい加減な理由をつけていたのが学者で座長の佐藤幸治などで、利用されたのが、煽てられて木に上ったのが中坊公平などです。
また司法書士も大幅増員(昔は、毎年3〜400人の合格者が今2千人)して、弁護士の仕事の一部ができるようにする。その様にすることで、官僚に楯突く弁護士(会)に大打撃を加えることが出来ました。間もなく弁護士自治も叩き潰されるでしょう。

2、公認会計士・司法書士も打撃を受ける
悲劇的なのは、公認会計士です。公認会計士は、上場企業の会計監査を行って、株式市場の健全化を進める役割を持っています。しかし、監査する企業から報酬をもらって企業の会計を監査するという制度上の矛盾から、昔から粉飾決算はあったのです。蛸が自分の足を食っても、自らの命と引換え程度ですが、公認会計士が粉飾決算に手を染めるなどという事は、資本主義社会の基盤を食いつぶすことであり、社会全体を不況に陥れるものです。実際、アメリカのエンロンの不正経理などは世界経済に大きな悪影響を及ぼしました。
わが国でも、公認会計士が悪徳企業家と結託して、度重なる粉飾決算を行って資本市場を混乱させ、社会の信用が大きく失墜させられたことから、その後は、当然の報いとして公認会計士の試験に合格しても実務経験がなければ公認会計士として登録が出来なくなりました。そこで試験合格者は、登録するためには、公認会計事務所に就職することが不可欠となるのですが、しかし、少々生意気な奴(裁判官では、生意気でなくとも疑問を持つだけでアウト)とか高齢者は就職できませんから、公認会計士となる資格を有するだけの単なる「有資格者」であり、自由業として登録して独立するなどという事は不可能です。
会計士の不正経理は、社会にとって深刻な事態を引起こしますので、登録制限などやむを得ない事由もあるでしょうが、しかし、試験が難しい上に猫をかぶって就職しなければならないのでは、魅力的職業とは言えなくなりました。
私が学生の頃は、会計士は、お抱え運転手付でゴルフ・買い物など優雅に生活していたのですが、単なる数字をチェックする会計処理の仕事で、その様な優雅な生活ができることが不思議でしたが、「贅沢な生活をしている奴は、やっぱりなぁ」というところです。
司法書士は、どうでしょうか、不動産バブルのときは、弁護士以上の収入を稼ぎ出し、我が世の春を謳歌してきました。今、不動産登記は、むかし偉そうにしていた法務局の職員が登記申請者に懇切丁寧に教えることから、本来の司法書士の仕事は、かつての2割以下に落ち込んでしまいました。その後、仕事減少から、ロビー活動を活発化して簡裁代理権とか破産など弁護士がやりたがらなかった「仕事」を弁護士から奪い取りました。
しかし、前述のように司法書士試験も大量合格者を輩出することで、手段を選ばない競争社会となり、毎日、スポーツ新聞・ラジオ・テレビなど派手な宣伝を使って、サラ金業者に対する過払いを専門とする司法書士が出現しています。こうなりますと、社会正義を実現する使命をもって法に携わる資格者ではなく、単なるゼニを取ることをナリワイとする「商売人」に成り果てています。
税理士は、どうでしょうか。会計学・経済学・税法など、5科目の試験に合格した人のほか、長年税務署に勤務してきた退職者が国から税理士の資格をもらって、中小企業などの確定申告をしています。
しかし、税務署OBの税理士は、その多くが高卒で長年、特定分野の税法(資産税・所得税・消費税)のエキスパートですが、税法全般に十分な知識があるとは限りません。しかし、税務署の方を向いて仕事をする税理士として税務署のおメガネには、適っています。
逆に大学をでて試験を受けて税理士になっても、いきなり仕事があるとは限りませんですから、多くの有資格者が登録もできずにいます。これでは、若者が希望をもって目指す試験でもないようです。

3、目指せ、公務員!
この様に、現在ある色々な資格でもって一生の仕事とするのは、どれも大変ですから、優秀な若者は、国家の主権を握っている検察官・裁判官・警察官・教員などの公務員を目指すのが一番安定した生活基盤を作れると思います。しかし、公務員となるとき最大の問題点は、人事です。
公務員組織では、真に優秀な人だけが出世できる保証はありませんから、常に上をみて、上司に「愛いやつ」と可愛がられないと昇進できません。しかし、平目人間ばかりがエラクなる社会・組織では、わが国の国力は、萎んでしまいます。知識だけでなく、智恵のある優秀な若者が公務員にならないと隣の中国韓国に遅れを取ります。

4、競争社会で、もの作り職人こそこれからのエリートだ
結局、公務員になれない人、公務員が嫌な人は、いっその事、大学などに行かないで、優秀な親方に弟子入りして大工などの職人を目指すことが、一生モノの技術が身につきます。旋盤工でも、料理人でも、優秀なものづくり職人が尊敬される社会になることが期待され、またそうなると信じています。  
いずれにしても、これからの日本社会は、適材適所で人材の能力を発揮させることで国力を増大させなければなりませんから、大学を厳選して、優秀な人は大学院まですべて無料で行けるようなシステムを作る必要があります。
結果の平等でなく、機会の平等を徹底することは、ある種の格差を招きますが、本来人間は平等ではないのですから、一定の格差は「差別」とは言えないでしょう。正しい競争社会では、イチロー、マー君のような高額所得者がでて当然なのです。
フランスのように中学卒業からすべて国会試験にして、優秀な人は一切の授業料が必要ない制度にすることも、正しい競争社会と考えられます。
posted by やすかね at 15:35| 千葉 ☔| Comment(0) | 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年03月24日

無観客試合を強行した大阪市長選

橋下大阪市長は、議会の抵抗にあって大阪大都構想の進捗(シンチョク)が思わしくないことから、民意をバックにして大阪都構想を進めようとして自ら市長を辞職して今回の選挙となりました。
しかし、辞職再選挙の頭書から馬鹿馬鹿しい選挙と言われていたとおり、結果は、6億円の費用をかけても投票率が24%にも届かず、「『無駄無駄選挙』で4人に一人が選挙に行った。」(松井知事)と再選の意義を強調しても、何も変わりません。逆に、議会も「それ見たことか」と鼻息が荒くなりそうです。

これに対し、『Japanese Only』の横断幕を掲げ、昨日無観客試合を行った浦和レッズは、入場料収入だけでも1億円の損失を受けたようですが、差別と毅然と戦っているサッカー連盟に対して評判が上がっているようです。
これでは、無観客試合を行ったサッカーは、世間の関心が高まり、逆に市民無視の「無観客選挙」を強行した橋下市長は、冷ややかな市民の反応を浴びたようです。


posted by やすかね at 15:14| 千葉 | Comment(0) | 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年02月14日

新米弁護士は、最低限の生活以下か?

2月7日毎日新聞に、生活保護受給者(原告)が、千葉地方裁判所に、市原市の担当職員から住宅扶助の上限額の説明などを受けなかったことから、結果的に原告が3万4千円のアパートにしか居住できず精神的苦痛を受けたとして、市原市に対し慰謝料350万円を請求しているとの報道がありました。

最近の弁護士の実情を説明しながら、今回の生活保護受給者の言い分の正当性を考えて見ようと思います。
弁護士の数が増加したことで、新米弁護士が生活保護の程度しか収入がないことから、私の知っている弁護士も3万5千円の安アパートに住んでいます。
弁護士になるには、大学卒業後、法科大学院に入学して3年ほど勉強した後、(5年以内)に合格率25%程度の司法試験を突破して、さらに無給で1年間の司法修習を修了してさらに、毎年100名程度の落第がでる「二回試験」に合格して、晴れて弁護士登録をしても年収100万円に満たない人もいます。弁護士会費の支払が困難であるとして弁護士登録もできない人もいるのが現実です。

この様な社会現実の中で、生活保護法は、憲法の理念に基づいて「最低限度の生活を保障」される(第1条)が、(第3条)保護受給者は、保護を受けるためには、利用しうる資産、能力その他あらゆるものを活用することが要件とされています。(第4条 生活保護の補足姓)
即ち、生活保護を受けるためには、本人の能力を最大限発揮して、それでもなお、健康で文化的な生活水準が維持できないとき、はじめて生活保護の受給ができると法律は定めているのですから、市役所の職員が家賃の上限が4万6千円であることを説明しなかったことが法律上の義務違反だなどと言う前に、はっきり言えば、弁護士などに相談する前に、自分の能力を発揮して最低限の生活から抜け出す努力をすべきと考えます。色々な情報を自分で探し出して最後の手段として生活保護の申請をすべき事は、当然です。

しかも、原告は、3万4千円のアパートを自分で探し出して、それを借りていたというのですから、現実として3万4千円のアパートがある以上、そこが「最低限の生活居住空間」となるはずで、それ以上高額なアパートに居住しなければ精神的苦痛を受けたなどとは言えないはずです。
公的扶助であるなら、家賃に上限があったとしてもより安いアパートがあれば、そこを賃借すればよいだけのことです。それを市の職員の説明がないからと言って、4万6千円以下のアパートで生活したから精神的苦痛を受けたなどという事は、明らかな傲慢無知でしかありません。

なぜなら自分で働いて、その給料から3万5千円のアパートを借りて生活する人が、社会に存在しているのです。3万5千円のアパートに住む私の知っている新米弁護士は「最低限度以下の生活」をしているのでしょうか。これを「最低限度以下」の生活と考える人は、精神の貧困でしかないでしょう。

ですから、市の職員が説明をする、しないに関わらず、補足姓の原則だけ考えただけでも原告の請求は棄却されるべきものと考えます。
敢えて言えば、説明がなかったから精神的苦痛を受けたなどと言って裁判をする前に、その様な暇とお金(弁護士費用)があるなら、一生懸命自助努力をすべきでしょう。
弁護士費用も国からの補助でやれるなどと考えることもできないではないでしょうが、この様な裁判を弁護士が引き受けることも、権利の濫用と考えるのですが、いかがでしょうか。

毎日新聞は、「不正受給を防ぐ手続きの厳格化が進む」ことに「批判もあがっている」などと報道しているが、本件訴訟とは、論点が食い違っています。
 
さてさて、千葉地裁はどんな判決をするのでしょうかね。高裁で簡単にひっくり返されないような、理路整然としたレベルの高い判決を期待します。
尚、「この法律の解釈及び運用は、すべてこの原理(前4条)に基づいてされなければならない。」(第5条)とあるので、原告が恐らく主張しているであろう憲法論などに踏み込まないで判断していただきたいところでもあります。
posted by やすかね at 16:21| 千葉 ☔| Comment(0) | 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年01月20日

今年も詐欺天国「ジャパン」

本日、以前の相談者の奥様から、「主人が児童ポルノ・違法ワイセツ物を購入したらしいのですが、こんな文書が届きました」と深刻な相談をうけました。
文書は「告発通知」最後には「顧問弁護士 平泉 淳二郎」と架空の弁護士名があり、この告発通知の発送元は「NPO法人 愛をこめて」電話番号03-4477-5434と書いてありました。
電話したところ、「タイヨウです。」などと訳の分からない名前を名乗りました。平泉なる弁護士が実在するのかと質問し、その他ごちゃごちゃ言っていましたら、以後私からの電話には、一切でません。
この文書は、以前、購入自体、社会的に恥ずかしい児童ポルノを購入したことがある人を標的にしています。
方法として、児童ポルノの製造販売に関与したグループが警視庁に摘発されたことを知らせて、現在ではこの様な違法なDVDを所持しているだけでも犯罪となるかの様な内容(実はデタラメ)の「告発通知」を購入者リストに載っている人に差し出したものです。
通知をされた人が「ビビッテ」電話しようものなら、色々脅かされて金銭を巻き上げようとする連中です。
特に悪質なのは、刑法175条2項で処罰対象となる行為の一部について「有償で頒布する目的で」を意図的に「脱落」させ、現在所持している人にも警察からの事情聴取、出頭要請、家宅捜索などがあると脅かすものです。
違法なDVDを買っただけでは犯罪にはなりませんが、買ったこと自体余り褒められたものではありませんので、「ビビッタ」人が電話すると、詐欺グループの「待ってました」という罠はまります。ご注意を!
posted by やすかね at 14:59| 千葉 ☁| Comment(0) | 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年01月04日

午年の年賀状、ウマくいったか?

明けましておめでとうございます。 ご多幸をお祈りします。合掌!
 今なぜ,秘密保護法? 国民主権なら、アメリカと同じに、30年で秘密解除しなければ、政治家は回顧録も作れず、私達の子孫も国家の運営について反省することも不可能です。(秘密の解除は、民主主義国家においての反省材料ですかね。)

(知ったかぶりで)ドイツの哲学者ヘーゲルは、国家を能動的な主体としたのですが、マルクスは、これを批判し、国家は経済社会の上部にある観念的な存在で、資本主義がなくなれば、国家も消滅し、平等な社会が実現すると考えました。(マルクスは、商品を中心として資本主義社会を分析した。労働力も商品となるのが、資本主義社会の特徴です。)

このマルクス主義から、20世紀は、ソ連が解体したように、歴史が逆戻りしたかも知れません。「共産主義」の中国は、実は、共産党という貴族主権の資本主義国家で、明治時代の日本よりひどい、格差社会となっています結局、国家は、ヘーゲルが言うように、国民から税金を取り、軍隊・警察・裁判所などで治安を維持する外、外国と戦争もできる、能動的主体なのです。 この能動的国家を運営するのは(わが国の歴史から鳥瞰すると)、昔から公家、武士さらに官僚なのです。
そこで、日本が、国家秘密を六十年間も解除せず、守るべき利益は・・・「主権者」として国家を運営する官僚組織の利益保護なのですね。60年後の解除では、主権者国民が、国家運営を反省する機会もありません。(この一文は、蛇足でした。)

今年は、秘密保護法から、国家と民主主義を考えてみました。みなさん! 今の政治の是非を確認するため、60年以上生きねばなりません。共に長生きしようでは、ありませんか! しかし、ム・ム・ム・百ウン歳か?
2014年 元旦   〒260-0013千葉市中央区中央4丁目10番8 904号   (電話043-222-4680)
                                     弁護士 伊 藤 安 兼
posted by やすかね at 11:21| 千葉 ☁| Comment(0) | 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年12月11日

マンデラ氏の功績と「和のくに」

マンデラ氏は、白人の徹底した黒人差別であるアパルトヘイト黒人隔離政策に反対し、62年終身刑の判決で投獄され、90年2月釈放まで27年間の獄中生活を送りました。

投獄直後、氏は、当時の写真で見る限り、白人に対する憎しみであふれていたようですが、その後、差別し迫害する白人のことを知る必要があると考え、獄中で看守達の言葉(アフリカーンス語)を学び看守と会話を続ける中で、徐々に白人の考えを知ることができたそうです。(釈放される頃は、実に柔和な写真です。)

そして、「肌の色や信仰の違う他人を憎むように生まれついた人間などいない。人は憎むことを学ぶのだ。憎むことが学べるのなら愛することも学べるだろう。」として、真実を知ることは必要であるが、一定の条件で白人を赦すべきであると説き、「憎しみの連鎖を断ち切ることに成功した。」のです。

旧約聖書に、神の言葉としてヨシュアに対し「・・・ヨルダン川を渡り、私がイスラエルの人々に与えようとしている土地に行きなさい。・・・あなたたちの足の裏が踏む所をすべてあなたたちに与える。」とあるのですが、それが現代の言葉で侵略であり、占領した後「男も女も、若者も老人も、また牛、羊、ろばにいたるまで町にあるものはことごとく剣にかけて滅ぼし尽くし」(ヨシュア記6エリコの占領)虐殺したとしても、それが神の言葉である以上正義ですから、イスラエルの人々は「反省」するどころでなく、まさに「正義」の戦いをしたことになります。これでは復讐が復讐を再生産する事となります。

わが国は、「和の国」と言われているのですが、それは天照大神が、出雲から伯耆・因幡さらに播磨から信濃(長野県)を勢力下に収めた大国主命(オオクニヌシノミコト)に「国を譲れ」と言って、たぶん殺したのでしょうが、その後、出雲大社に神として祀って、復讐の連鎖を断ち切っているのです。その様にして、わが国は、基本的に「和」を重んじていると思います。

マンデラ氏は、差別し、抑圧してきた白人(名誉白人=日本人のこと、も含む?)を赦すことで憎しみの連鎖を断ち切ることの大切さを、身をもって実践してきた、これが今回の葬儀に世界中の首脳が参列した理由と思います。
イスラムではマホメッドが最後の預言者(神の言葉を預かる人)とされているのですが、マンデラ氏は、預言者(予言者でなく)の様に偉大な存在だったのではないでしょうか。合掌

PS昨日のニュースでオバマ大統領はじめ、各国首脳の追悼の言葉を隣で立って「手話通訳」していた男の手話が全くデタラメであったそうです。このニュースを聞いて、笑ってしまったのですが、当然、世界中の聴力障害者を愚弄するものと非難されています。それにしても、この男の人選はどうしたのでしょうかね。
マンデラ氏は、虹の国を作るためには教育の大切さを訴えていましたが、最後の最後に教育の必要性を「預言」したのでしょうか。
posted by やすかね at 19:20| 千葉 ☁| Comment(0) | 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年10月08日

混乱を極めたあかいの郷

平成22年、千葉市の特別養護老人ホームあかいの郷では、様々な問題が発生し、監督官庁である千葉市が、老人ホームを運営する徳和会に対し、施設の運営が法令定款に基づいて適切に行なわれるように業務改善命令を出しました。
千葉市では、役員である施設の創立者の解職が必要と考えていたようですが、創立者から相談を受けた弁護士が、依頼は法人からの依頼であるとして、創立者の家族まで排除して、その後法人の理事長に就任した櫻井氏は、平成23年1月4日、小林弁護士らが定款を無視して招集した「理事会」で理事長を解職されるるとともに無効の理事会を主導した小林弁護士が「理事長」に就任しました。

平成25年5月17日、千葉地裁では、櫻井理事長の解職は、有効と判決をしたのですが、同年9月26日、高等裁判所は、職権で調査した結果、小林「理事長」は、理事長ではないとして、徳和会の訴えをすべて不適法と判断し却下しました。

高等裁判所の判決がなされたことで、理事長を僭主(法的に正当でなく実力で就任)した小林弁護士などの動向が注目されたのですが、先日理事全員の「辞職」と千葉市に対して仮理事の選任の「申立」をしたことを知りました。

もともと、強引で無効な「理事会」を開催し、理事長を僭主し、この間何件もの裁判を起こしてきたのですが、小林理事長就任が無効であるなら、すべての裁判は、再審の事由となります。
また、高等裁判所で理事長が無効と判断されたものの、上告したので未だ確定していないという理由で「辞職」し、さらに千葉市に対して仮理事の選任(社会福祉法人法39条の3)を申し立てることも問題が残ります。

条文は、「理事が欠けた場合において」「利害関係人の請求により又は職権で」「仮理事を選任しなければならない。」とされているのですが、平成23年1月4日の理事会が無効であり、その「理事会」で選任された理事長は当然無効、さらにその後の理事会などはすべて無効となります。
しかも当時の理事は、既に全員任期が満了していますから、当然のこととして櫻井理事長などの任期満了した後は、誰一人理事は、存在していませんでした。

それ故、今回「辞表」を出した理事達が、千葉市に仮理事の選任申立も本来できないはずです。まして、自ら混乱を引起こした「理事会」を開催した人たちが「利害関係人」になることもないはずです。
唯一「利害関係人」と言いうるのは、無効の理事会で理事長職を追われたことから、利害関係を有する櫻井氏だけではないでしょうか。一部、当時の理事もいるのですが、全て「円満に」任期が満了していますから、法人との関係で「利害関係」はないはずです。

さらに大問題は、仮理事選任は、理事が全員死亡したような非常事態を想定しているはずなのですが、今回の問題を引起こした張本人たちが、職権で仮理事を選任しなければならない千葉市に対して、自分たちを仮理事に推薦するのではないかと、危惧されることです。

仮に、千葉市がそのような「申告」(本来利害関係にない)を真に受けて推薦された理事を仮理事に選任するとなると、仮理事たちは、それまでの違法状態をすべて「追認」することにもなってしまいます。
勿論この間の訴訟は全て「無権代理」という極めて思い責任問題が残るのですが、それにしても徳和会を混乱に落としいれ、施設職員及び利用者に対して大きな不安をもたらした責任は重大です。

千葉市は、然るべき仮理事を選任し、この間、法人からの支出について全てチェックして不要な訴訟費用などの支出に基づく損害も全て賠償させる必要があります。
posted by やすかね at 11:26| 千葉 🌁| Comment(0) | 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする