2006年06月06日

「紺屋の白袴」と「闇夜のカラス」

先日来マスコミを騒がしているのは、なんと言っても村上ファンドを主宰する村上世彰氏でしょう。ライブドアの株取得をめぐってのインサイダー取引容疑で昨日逮捕されました。

ライブドアがニッポン放送株を取得し、古い体質の日本の株式市場に殴り込みをかけたときは、私自身「ホリエモンの桶狭間」と持て囃したのですが、「数年間で、どうしてあれほどの資金ができたのか」と素朴な疑問が湧いたように、ホリエモンは、結局ライブドアの利益を粉飾して自社株を吊り上げ、濡れ手で粟の資金を使ってニッポン放送株を取得していたのですから、これは詐欺ですね。

ホリエモンに関連しての事件としては、その後は、もう名前も忘れましたが、アホなエリート国会議員の「偽メール事件」、そして今回の村上の逮捕と続き、わが国の資本市場をめぐる一連の「事件」は国政にも重大な影響を与えつつ収束を迎えようとしています。

現代は政治も経済もボーダレスとなっていますが、国際資本主義社会で今後も続くであろう膨大な資本の移動がどうなり、日本の政治経済にどんな影響が出るのか、さっぱり判りませんが、重大な問題であることは事実ですね。

村上は自ら「プロ中のプロが(法を)犯してしまった」と言っていますが、自らの理念である「株主の価値」の向上と、株価上昇につながる内部事情を知ってこれを悪用して株を売りく事(インサイダー取引)は、絶対相容れることはありません。

このインサイダー取引の一方には必ず損をさせられた多数の一般の株主がおり、退職金などで高い株を買わせられ、大きな損失を被っています。

村上氏は「金儲けは悪いことですか」と居直っていますが、村上ファンドは、この7年間で2000億円の利益を上げ、この6割がアメリカの大学財団に入ったということです。当然その一方でわが国の資本市場で2000億円の「損失」を受けた人が誰かは分かりませんが、いることは事実です。

即ち、村上氏のしたことは、わが国から莫大な儲けを吸い上げ、これをアメリカに流した事でしかありません。「株主の価値」を上げるどころか、わが国の真面目な人々から虎の子を取り上げ、多数の人の将来設計を狂わしながら、その反対側の外国の資本家に膨大な利益を引き渡したことでしかありません。

してみれば潔い「反省の記者会見」も、その真実は自らの責任を軽くしようと画策した姑息な手段でしょう。多くの人があのドングリ目玉にシリカゲルでもかけてやりたくなったと思います。

真っ白なつなぎ服に様々な色のペンキをつけている人をみれば、その人の職業は「ペンキ屋」に違いないと思いますが、あれは毎日の仕事のなかで少しずつ撥ねてしまったペンキの跡でしょうが、「プロ中のプロ」ともなれば、ペンキは貴重な仕事の材料ですから一滴たりとも違ったところには塗れません。

「プロ中のプロ」であれば、紺屋の白袴のようにプライドを持って、常に崇高な職業意識をもち自らの理想とする「株主の価値」の上昇を図るのが本来でした。その人が証券業界での一番の悪事であるインサイダー取引などを行い、その儲けを外国人の経営する財団に引き渡していたということは、古い言葉ですが「非国民」「売国奴」でしょうね。「紺屋の白袴」でなく、「闇夜のカラス」というところでしょうか。


posted by やすかね at 17:52| 千葉 ☁| 世相 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月17日

福沢諭吉の「機会の平等」

最近の新聞などをみていますと、現在の経済は「バブル経済を超える景気拡大」と報道されているのですが、その実感は我々には全くありません。却って低賃金・貧富の格差拡大、サービス残業拡大、自殺者の増加など社会経済状況の悪化しか実感がありません。

そんな中、「格差拡大を小泉改革に帰すのは早計」と題して加藤寛氏(千葉商科大学学長)が「正論」を述べています(5月13日産経)。要点は副題「機会の平等も努力なくば生きず」にあるように『格差を乗り越えられない人は職域を狭められ、より低い労不動へと追いやられていく。この技術格差は天がつくったものではなく、人間の努力の差に他ならない。』ということのようです。

加藤氏といえば、小泉内閣の懐刀竹中平蔵総務長官の恩師であり、「小泉改革の元祖」のような人です。また昨年行われた京葉五市の議員研修会で講演をされ、その講演料は90分で100万円と伺って驚いたしだいですが、全国紙に顔写真入で的外れな「正論」を書くとは既に老境に入り、社会の一線から退くべきときが来ているようです。

冒頭『小泉改革の前進によって次第に景気は上向いてきたと見えるのだが、反対派はそうは見ない。小泉改革によって格差が拡大し、日本は少しも良くなっていないという。』といい、いわゆる福沢諭吉の「天は人の上に人をつくらず」を引用しつつ『人間は本来、平等なりと諭吉は述べたのではなく、人間の世は本来、不平等なのであり、その格差を埋めるのは学問しかないと主張していたのである。』というのは「正論」としてもその後に続く文章は全く「老境」の文章で社会経済の本質に遡る分析など全くなく「筆力」は感じられません。

例えば『それ(少子高齢化)に伴う格差は、小泉改革によるものとは言えないのに、小泉改革のせいにされる』と言うのですが、『少子高齢化に伴う格差』などのフレーズは理解不能であるし、ジニ係数云々にいたっては「犬の尾の上下動」などと全くの論証抜きで悪口を言い、株の譲渡益課税の半減、相続税の最高税率の引き下げが『株や資産を持つ人に手厚い対策となった。』のフレーズは単なる羅列であり、その位置づけも全く理解できません。

さらに『またある人は言う』とのべ、小泉改革の格差拡大要因として発泡酒等の酒税引き上げ、配偶者特別控除上乗せ廃止、医療費負担増の事実関係を認めながら、しかし、として小泉の国会答弁「どの国、どの時代にも、ある程度の格差はある」「勝ち組み、負け組みを固定化しない環境整備は必要だ」として機会の平等説に立っている。とのべ、ここでやっと諭吉の言葉に戻っているようであるが学者らしい分析もなく論旨不明の他人の言葉を引きつつ最後に『歪はむしろ上昇・成長の過程である。』『その格差の解消にこそ個人の努力が望まれる。』と本音を述べ、「現在の社会は機会の平等が保障されているのであるから、格差の拡大は努力の足りない(怠け者)である。」述べているのである。

拙本「喜怒哀楽」の「天は人の上に人を造った?」(103頁)で『現実に生きている人間は千差万別ということが真理』である、しかし人間の価値は抽象的には平等と考え能力ある人に社会に対する義務を主張したのですが、加藤氏は諭吉の言葉を「人間の世の格差を埋めるのは学問しかない。」と理解するのは良しとしても、さらに「格差の解消にこそ個人の努力が望まれる。」と結論付けして人間の不平等を個人の努力が足りないと理解してしまっては、今の日本経済を動かしている竹中平蔵氏の恩師であり、慶応大学を創設した諭吉の何代目かの高弟である加藤氏に対し諭吉もさぞかし天国で苦笑している事でしょう。

今の社会に能力に応じて教育を受けられる「機会の平等」が本当にあるのでしょうかね?毎年数百名の優秀な人は頑張れば医者にでも弁護士にでもなれるのですが、それすら今の社会では危うくなりつつあります。「正論」でもう少し諭吉の考える「機会の平等」に踏み込んで論評して欲しかったですね。もう一歩踏み込んだ論評をしてこそ90分100万円の価値があるのでしょうが、今回の「正論」は既にへっぽこ弁護士の講演料90分3万円の価値もないでしょう。ヘヘヘ。
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2006年04月26日

国会議員のレベル

先日、産経新聞のコラムを見ていますと、バラエティー番組で国会議員がでて最後にクイズをやっそうです。どんなクイズかと言うと「地図のなかでイラクはどこか?」との問題でこの国会議員イラクを知らなかったようです。

だいぶ前アメリカの子供たちが世界地図を知らず隣のメキシコも判らないそうだ、と言う趣旨のことを書き日本でも子供たちが世界地図が判らないと嘆いていたのですが、国会議員までもがイラクの所在を知らないとは驚きと言うよりあきれてしまいました。

こんな連中がイラク特措法などを議論し、数千億の税金の使い方を決めているのですかね。

永田議員をみて判るとおり、東大卒・大蔵省のエリートの幼児性がわかりましたが、国会議員がそれでは困りましたね。海外視察をさせたほうが良いのではなどと悪い冗談を言っているのは誰ですか?
posted by やすかね at 06:40| 千葉 | 世相 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月14日

『桜切る馬鹿、痘痕もえくぼ』

拙宅の庭にあった格好の悪い枝垂れ桜が数年前から徐々に弱り、とうとう枯れてしまいました。『桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿』とはよく言われますが、要するに移植した直後、枝分かれして格好の悪い枝を私が、危険を犯し脚立に登り「剪定」したのです。

当時、これで少し格好がついたと1人悦に入っていたのですが、これが『桜切る馬鹿』の実践でした。

幹が太いものですから、2年3年と春になると沢山の枝に濃いピンクのきれいな花が見事に咲いていました。だいぶ自慢をしていたのですが、一昨年あたりから、花つきが悪くなり、とうとう昨年春には片方の枝からパラパラとしか咲かなくなりました。夏の間に葉っぱもなくなり、見るも無残な姿をされけ出していたのです。

これでは、桜を自慢したこともあるのに、何と言うことだ、『なんで、枯れたんだろう』などと考え込んでいたのです。自慢話を聞かされた御仁も『ざまーないね』とほざいているかも分かりません。いや、きっとほざいているに違いない、とじだんだを踏んだと考えてください。

そこで先日、再度枝垂れ桜を注文したのです。今度の植木屋さん人柄も良くかつ植木の知識も相当あり、私に色々植木のというより、桜切る馬鹿の中身を良く解説してくれました。

桜は枝を切られるとそこから雑菌が入り、幹のほうに段々雑菌が入って幹を腐らせると言うことです。だから雑菌の入った幹はごつごつしてくるし、格好も悪くなる、と言うことです。

枝垂れ桜ですが、上を向いている枝はなるべく切らない、下に引っ張る、切ってしまうとそこから雨が入り、腐って繰る。仮に枝を落とすとしてもほんとに細いときしか切れない、小枝もせいぜい人差し指程度の太さなら、切っても皮で包み込むから大丈夫であるが、それ以上の枝は落とせない。ということです。

結局『馬鹿』は数年先が分からない。現在桜が枯れる原因が実は数年前の剪定にあったこととの因果関係が理解できないと言うことです。

そういえば、もう一本の仙台桜の枝垂れも数年前『大丈夫だよ、』と言いながら子供の手首ほどにもなろう枝を何本も落とされてしまいました。自分でも『落とさないほうが、良いよ』と言っていたのですが、理由が十分分からないものですから、許してしまったのです。その結果腕の良い植木屋さんの見立てでは『この幹の膨らんだところは、中が腐ってきている』とのことです。

今まで随分と自慢してきた桜ですが、これも余命あと1,2年ということのようです。『あーあー、残念、根拠もなく大丈夫だと信じてしまったことが馬鹿なこと、桜は切るな、と言わなかった俺が馬鹿か』ということですね。急に仙台さくらの瘤(こぶ)が醜くなってきました。笑窪(えくぼ)でなく痘痕(あばた)だったんですね。

桜を見るときは枝がどの程度ごつごつしているか、どれほどの太さの枝を落とした跡があるかをしっかり確認してください。
posted by やすかね at 06:17| 千葉 | 世相 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月01日

ライブドア・ショックと株取引解説

長らくのご無沙汰でした。この間ライブドアのホリエモンの逮捕・勾留があり、株式市場も大きく乱高下したのですが、経済実態として「虚業」でしかなかったライブドアの影響はそれほどなかったようです。

ただIT関連の株価は総じて下落して、浮ついた市場の気持ちが多少沈静化したようです。先日弁護士有志(?)がライブドア・ショックで大きな損失を受けた「投資家」の相談を受けたという新聞記事がありましたが、それによりますと『退職金数百万円を大きく減らしてしまった。』『占い師の言葉を信じてライブドアだけを買ったところ、大損をした。』などの記事が目に付きました。

昨年来、株式市場の好調が伝えられていますが、この大きな原因は、企業の業績好調もありますが、銀行金利がゼロであることだと思います。100万円を定期にして一年経過しても100円の利息しかつきません。一方100万円の預金があっても仮に時間外で引き出したりすれば手数料を105円取られますので、銀行は預金金利ゼロで手数料を稼いでいることになります。

そこで僕など、昨年来千葉銀の株が700円のころ、知人に「千葉銀の株が安いぞ」などとほざいていたのですが、株取引は邪道と思っていましたので、千葉銀の株が急上昇するのを見ていましたら、いつの間にか1000円を突破していました。700万円買っておけば何もしないで300万円儲けたはずです。残念ですね。

そこで、このホームページを見て預金を下ろして株を買おうと考える人も出ると思いますので、幾つか独自の株取引のノウハウを伝授いたします。僕は占い師ではありませんから、きちんとした根拠があります。この一般的ルールをご自分の感性とあわせ、具体的場面に適用して儲けてください。

先ず、会社とは何かここから考えてください。喜怒哀楽「利息は正義か」で簡単に利息・配当の説明をしてありますので、最初にここを見なければなりません。まだの人はトップページに戻り、本の注文をしてから、以下をお読み下さい。本も読まないで損をしても知りませんよ。

そこで会社の分析です。ヤフーの「ファイナンス」をみて会社名を入力しますと会社の株式チャートが出てきます。毎日の値動きがグラフで出ていますのでこれを見てください。株価が大きく変動していますが、どの会社でも昨年来急上昇しています。昨年の今頃から株を買った人はほとんど人が儲けています。
しかし、このグラフだけで「高くなる」と考えて買ってはいけません。これで買う人は出鱈目な占い師の言葉を信じてライブドアの株に手を出すのと一緒です。最初に見るべき項目は会社の「企業案内」で、ここで、会社従業員の平均賃金を見てください。人は石垣であり人は城です。従業員を大事にしているか否か、単純に賃金だけでは決められないことはもちろんですが、大学を出て優秀な人は賃金が高く、また福利厚生施設の良い会社に就職しますので、その様な会社の業績は良いところが大半です。

例外として山一證券などという大手が倒産しましたが、あれは経営者に問題が有ったはずです。大概大きな儲けを出し、高配当を出している会社は優秀な人材があります。平均賃金600万円から上ならほぼ大丈夫でしょう。この会社に興味を持って次のデータに進んで見ましょう。

参考に銀行など見ると1000万円程度の賃金を出しているのは普通です。最近出席した友人のご子息の結婚式で多数出席していた相手方会社などは海外プラントの会社ですが平均賃金は1100万円以上でした。この様な会社の業績は会社資産よりノウハウ・信用・人材に依拠していますので、次の説明から除かれます。

次の指標は、これも簡単ですが、会社の一株当たりの資産です。会社は自己資本比率の大きな会社ほど健全ですし、基本的考え方として会社と取引をする相手方が取引相手である会社の最後のよりどころとするのは、その会社の資産なのです。ですから、会社の一株当たりの資産が1000円なのに株価800円ならこの会社に興味を持ってよいでしょう。

しかし、会社は人によって運営されていますので、資産だけでは動かず、組織ノウハウの総合力で収益を上げていますので、この資産と組織の総合力で発揮される会社の「利益」ここに注目しましょう。一株当たり50円の利益が出ている会社ですとその20倍1000円程度が株の値段となっています。どうしてでしょうか?今の経済状況で1000円の投資で5%の利益が出るなら多くの人が「投資」を決断するからです。

しかしながら、まだこれだけで「買う」とは判断できません。会社の決算状況を見てください。尤も必要な企業情報として数年間の売り上げと経常利益の動きを見ることが重要です。年々売り上げが減少している、となればこの会社の主力商品は力が落ちてきていますので、注意が必要です。独占的に販売している有力商品などがあっても、これに胡坐をかいていては早晩売り上げが減ってきます。

人気のあるモデルだから大丈夫などと市場の動向に研究をしないまま旧モデルで販売しているとこれまた業績が悪くなります。

ってなことで、会社の営業利益の動きに注意して次に、会社の借金に注意を移してください。「有利子負債」などという項目が有ります。これは配当を必要としない出資金と違い利息の支払いをしなければならない借り入れ資金です。会社の全体資産に対し株主の出資金が「株主持分」といわれるのに対し「債権者持分」として営業利益があってもなくても毎年利息の支払いを迫られるのです。

ダイエーが全国にあれほどの店舗を展開しながら倒産したのは、会社財産に対しての「債権者持分」が大きく、毎年巨額の利息の支払い義務があったからです。これが、出資金であれば会社の業績が悪いときは一切の配当をしなくとも良いのと比べ、大きな違いが有ります。

そこで、「有利子負債」の項目を見て、この数字のでかいところは要注意です。その他、会社の扱っている商品が何なのか、今の経済社会実態に合っているかどうかとても重要です。例えば最近は中国の安い衣料品などが大量に入ってきますので、わが国の繊維産業などは独自の技術が持っていないと業績は良くないですね。逆に今は「癒し」産業なんてのは流行していますので、この様な商品を扱っている会社は「買い」が入ります。

注意すべきはライブドアのようにものを作っていない会社、なんだか分からない会社には手を出さないほうが無難で、今回のライブドア・ショックを見ていますと、単純に株価の乱高下だけをみて株の取引をしている人がいますが、この様な人は株取引を絶対止めるべきです。

長くなりますので、ぼちぼち終わりにしますが、最後に絶対素人が手を出してはいけないのは「信用取引」です。これは例えば100万円を投資すれば、大体3倍程度の株の取引が出来ます。実際に投資した以上の金額については年3%程度の金利を払うことになりますが、これは株式が絶対に上昇し、しかも短期間に利息を稼がなければなりませんから大変なのです。

楽天とかライブドアとかは結局、証券取引会社で素人に対し「信用取引」をさせて金利を稼ぎ、場合にとっては「追証」をとり、さらには「追証」を入れなければ「担保」の株を「成り行き」で叩き売り、自分が安く買って儲けを出していたのではないか、などとも思います。
posted by やすかね at 10:00| 千葉 ☀| 世相 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年01月01日

男系の男子はお雑煮の味付け

昨年から、皇位承継の方法が問題となっています。男系の男子が皇位を承継するとの皇室典範では天皇制の維持が出来ないということで、女性天皇だけでなく女系の天皇も認めようというのが大きな流れになっています。

少し遺伝学的なことを言いますと男の染色体はXY(女性はXX)であるので、男系の男子に皇位を承継させることで、このY染色体の連続性が保持できると考える人々もいます。

しかし、この説は遺伝法則が確立する前から、皇位承継を男系の男子にしていたとすれば、後付の理由となるでしょうかね。

ところで、市原市内全般か否か分かりませんが、この近隣では正月三が日お雑煮は家の息子が味付けをすることになっているようです。我が家でも中学生のころから、私などがお雑煮の味付けをしていますし、今日も僕が味付けをいたしました。

近所で取れた八頭と鶏肉をメインとしたスープを醤油で味付けをし、青海苔と鰹節をかけて食べます。ハバ海苔が今ほど高価でなかったときはハバ海苔も使いました。

いずれにしても、スープの味付けは醤油味です。それ以外のお雑煮は食べたことがありませんでしたから、正月のお雑煮は必ず醤油と考えその他の味付けは想像もしていませんでした。しかし、この市原でも一部の家庭では味噌味のお雑煮もあるということを聞いたのは、それほど昔ではありません。

なぜ、しょうゆ味と味噌味があるのか、などと考えて(こんな下らない事を良く考えるなどと、言わないで・・)いますと、分かりました。正月のお雑煮を市原の風習に従わずに息子が手を抜き、お父さんも作らないとしますと、必然的にお母さんがお雑煮を作ることになります。問題はここから発生するのです。

実は、お母さんが京都生まれであったり、福井とか中国地方のご出身ですとお母さんの味付けが味噌味となってしまうのです。すなわち、「ご幼少」のころから正月のお雑煮を関西地方生まれのお母さんが作る味噌味で食べていますと、その後市原の風習を取り入れても時既に遅し、醤油系の味噌味となってしまうのです。市原では多分しょうゆ味のご家庭が多いと思いますが、味噌仕立てのご家庭ではどこかの代で男が怠け者だったのでしょうかね。

皇位承継という国家の大事な話を正月の雑煮の味などと比べながら論じますと、叱られそうですが、実は市原の言葉にはまだまだ江戸時代のころの言葉も沢山残っていますから、今の「仮説」は案外的を得ているのでは、と思っています。

皆さんも経験ありませんか、市原から大都会東京に初めて行って、田舎言葉を遣って恥をかくまいと気取っていたところ、鈴本(銘銘は席亭の鈴木さんが洒落で木に一を追加した)・末広などの寄席で市原弁を聞いたなどということが・・
posted by やすかね at 09:00| 千葉 | 世相 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

新年のごあいさつ

市原市内の有権者の方々には年賀状の差出が出来ませんので、このホームページでご挨拶させていただきます。
今年も、元気に!明けましておめでとう・ワン!
一年の計はもうできましたか?昨年の私の自費出版本「喜怒哀楽」、まだの人、お慈悲(ジヒ)ですからお求めを!
ホームページにも書きましたが、今年は、アメリカの第二次占領政策が「完成」する年になりそうです。
70年代、米国は日本に対し牛肉・オレンジなどの個別的貿易障壁が問題であるなどと恫喝をしましたが、個別では面倒とばかり、その後は「叫ぶのは止め、ルール(法)を変えよう!」と日米構造協議という名で日本の内政に大変な干渉を続けています。
わが国の重大な国益を無視するものですが、マスコミも「知識人」といわれる弁護士さえもその実態を理解していません。その証拠に多数の米国式の弁護士事務所から若い「優秀」な弁護士が米国留学から帰ったとご案内が来ます。
彼ら「優秀」な弁護士は米国式のルールを勉強して占領政策の手先・走狗となっていることを理解せず、自慢さえしています。
全く、困ったもんだニャン!違いました困ったワン・ワン!! (詳細は、米国大使館のホームページと「拒否できない日本」(関岡英之著 文春新書)
2006年 元旦  
千葉市中央区中央4丁目16番1号建設会館ビル202
やすかね法律事務所 電話943−222−4680
弁護士 伊 藤 安 兼
posted by やすかね at 07:00| 千葉 | 世相 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年12月26日

2005年納会

05年も世界はアメリカ主導で動き、残念ながら日本はアメリカに追随しながら終わったようです。しかも一番の問題はブッシュ大統領がイラク派兵に根拠のないことを自白したにも拘らず、「ブッシュを信ずる」といっていた小泉首相は未だ過ちを認めてはいません。

目を転じて、今わが国の最大の社会問題は言うまでもなく姉歯物件の処理です。11月10日のホームページで建築基準法の改正に関して触れ、これまでの仕様規定から性能規定に変わり「国民の生命、健康、財産保護のため必要最低限度のものとする必要がある」と書いてある、などと掲載していますが、姉歯物件までは分かりませんでした。

手短に言えばアメリカでは政治と経済が一体的に動き、日本に対してのアメリカの要求は経済界の要求を実現するため政治が動くという構造です。アメリカがイラクに戦争を仕掛けたのも、イラク(喜怒哀楽ではイランと誤植)の石油利権を手に入れるためでしかありません。その証拠にはアメリカは「人権外交」等といっていますが、お隣サウジアラビアの人権、特に女性に対する封建支配など全く問題としていません。

結局姉歯物件の根本問題は、わが国の建築基準法というルールを変えさせ、アメリカの材木を日本が輸入できるように圧力をかけたものであろうし、建築確認申請の民間への移行はいわゆる規制緩和ということであったと思います。日本はアメリカからの圧力で国の様々な政策を決定しているという事です

ですから、喜怒哀楽の冒頭に書いてありますが、ルーラーとの英語の意味は権力者であり、アメリカは日本に自分たちのルールを押し付けるアメリカは日本の親分であり、日本は子分ということです。
冒頭のアメリカに追随ということの意味はこの様なものです。残念ながら弁護士制度も会計制度も薬の制度もアメリカのルールを押し付けられているのです。(在日アメリカ大使館ホームページ、政策関連文書を参照)

以上纏めますと、わが国の建築基準法の改正は国民の生命財産を保護すると言いながら、結局とんでもない制度に変っていたということで、いまだかつてない大騒ぎになっています。アメリカからの材木の使用要求と建築基準法の規制緩和で今回の問題が発生しているといって過言ではないと思います。

しかし、そうは言っても直接原因は有資格者及び業者の仕業ですので、アメリカの圧力があったと言っても、勿論アメリカに法的責任はありません。問題はその圧力から出来上がった制度を適法に管理運営する当事者にあります。

また直接販売した業者は「手抜き建物」である事を知りながら販売していますから、これは明らかに詐欺罪が成立します。ところで、詐欺の被害者であれば豊田商事事件でもたくさんのお年寄りが被害者となったのですが、そのときは、国は国会で野党から救済しろと言われてもなかなか動こうともせず、被害者は放って置かれましたが、今回は早々と国をあげての被害者救済を考えています。

この違いは建築基準法に基づく規制は本来国の仕事ですから、これを民間委託して国民に被害が出れば国家賠償の問題となるからです。先日石原慎太郎東京都知事も「訴訟になれば、国は負ける」と言い切っていました。

簡単に世界とわが国の関係を見てきましたが、それもそうだけど市原市の政治がどうなるか、これを報告するのが本日の目的でもあります。
ご存知の方もいらっしゃるでしょうが、NHKのニュースでも千葉県市原市では初めて放置自動車の撤去について新しい条例を制定しましたと紹介されていました。

これについては私に心当たりがあります。代表質問などをするとき執行部が議員に対しヒアリングを行ないます。その際、担当者に放置自動車は所有権を放棄しているのであるから、市役所が捨ててしまっても良いのだ、仮に文句を言ってくる奴がいれば、損害賠償請求権があるから大丈夫だなどと言っていました。この様な発言が大きなヒントになっていると思っています。

このように何度か代表質問を行い、その度に色々過激なことを話しているとことが市原市の政策決定に影響を与えていると思いますと、皆さんのご支持で議員をしていることの意義が判るようです。

最近読んでいる本で人間全て報酬では動かない、報酬(外発的)を与えたりすると却って面白い事も興味がなくなると書いてありますが、議員は色々の忙しさもあり、若干大変ですが自分の言ったことが徐々にでも生かされてくるとやる気も出るものです。

後援会の皆様も自分の経済的利益ではなく、やすかねを支援しているのだ、市原の議会に弁護士を送り、言いたい事を言わせているのは俺たちだとの一心(内発的報酬:内心の満足)でこの寒い師走の夜にお集まり頂き感謝しています。(以下略)良いお年をお迎え下さい。
posted by やすかね at 18:00| 千葉 | 世相 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年12月02日

リーダーの条件

昨年3月25日「リーダー不在の日本」と題し、イスラエル軍の武装ヘリが車椅子のヤシン師を殺した際、わが国の小泉首相が「お互い自制心を持って、平和的解決にむけて・・」などとコメントを出したことに批判を加えておきました。

イスラエル建国に「功績」のあるイギリス首相でさえイスラエルを非難しており、この様なコメントしか出せない小泉首相は「リーダー」の器ではない、と考えたからです。

その際も特に「リーダーの基準」などは考えず、せいぜい批判の理由として、現代は地球的規模で政治経済が密接に結びつき、情報も瞬時に地球の裏側に伝わるにもかかわらず、武装ヘリが車椅子の老人をロケット砲で殺したことに対して、「お互い自制心をもって・・」としか言えないのは、世界の政治、パレスチナの歴史、イスラエル建国の歴史などについて、首相はひょっとしたら僕より知らないのではないか、「正義とは何か」について考えていないと判断したからです。

ところで最近「リーダーシップを考える」と題したお話を聞く機会がありました。講師の先生は3、「望ましいリーダーの資格」2、「リーダーの役割・機能」などに1、昔からの偉人の言葉を引いて解説を加えていました。(番号はレジュメ順、解説は逆に3からでした)

リーダーの基準、即ち、リーダーの能力には先見力、洞察力、分析力、決断力、瞬発力、伝達力+演技力、最後に強運が必要で、次いでリーダーの性格として胆力、緻密さ、精神力、柔軟性、陽気、品性、最後にあこがれの対象であると、言っていました。

若干説明をしますと、リーダーの能力のうち先見力は説明不要でしょうが、洞察力とは本質を見抜く力であり、これは要するに噂とか紛らわしい情報があってもそんなつまらない物に惑わされず、物事の真理が見えると言う事でしょうし(私見)、分析力とは複雑なものを単純に理解し、決断力(優柔不断ではない)を持ち瞬発力、即ちすぐ行動できること、のようです。

つまりリーダーは先を見て、複雑なもの不透明なものの本質を単純に理解し、これを伝達力+演技力で分かり易く人に伝える能力(コミュニケーション力)を備え、最後に運が強いことのようです。この運が強いということは時代背景の中で結果的に上手く立ち回っていることではないでしょうか(私見)。

この点から見ると、国民の政治不信(根本原因を理解しない漠然とした不満)を郵政改革に絞り、先の総選挙を圧勝した小泉首相の強運はリーダーの資格としての十分条件でしょうかね。

次にリーダーの性格ですが、胆力とはリスクを背負えることで、緻密さとは情報分析力ということですが、若干違うのではないか、緻密さとは事態の細部まで配慮が行き届いている事と思います(私見)。

精神力とは孤独に耐えられるかということ、そうですよね、自分が正しいと思っていても節を曲げなければ大概は孤立しますからね。柔軟性は特に解説がなかったようですが、常に原理原則にこだわるのではなく、緻密な検討を加えた後全体的判断として修正を呑む、妥協言うなれば「悪魔に魂を五分は売らない」ことと思います(私見)。

陽気な性格、これも特に説明はなかったようですが、積極思考でしょう。何か新しいことをしようとすると「あれは駄目、これもどうか」と必ず、どこからか足を引っ張る理由を探してくる人がいますが、そこらじゅうにいますから周りを見てください。人の話を後づさりしながらしか聞けない人もいます。

大切なことは提言が出来るか、消極的理由があるとしてもその点に引きずられることなく、仮にリスクが考えられても、それに対処できるという裏づけ自信があれば、陽気に振舞えると言うことと思います(私見)。迷ったら前進なのです、一歩踏み出すことが人生を豊かにする(どこかの小便器の前に書いてあった)と考えなければ、進歩はありません。

品位にも解説はありませんでしたが、これは僕に解説できる言葉ではないようです。人によれば「お育ち」でしょうが、僕などは「お里が知れないように」振舞うことと理解しています。最後に憧れの対象、これはロッテのバレンタイイ監督の笑顔と説明していました。

その他、2項でリーダーの役割・機能にも説明があったのですが、長くなりますので省き、最後に「賢者は歴史に学び、愚者は経験に学ぶ」(ビスマルク)の言葉を引いて終わりとします。

よくあるんですよ、とても大切なことでも自分で判断が出来なくなると、裁判でも「前例がない」ということでいい加減な判断をする裁判官が・・発光ダイオードの裁判で東京地裁は、特許の対価は600億円、発明した原告中村修二(カリフォルニア大サンタバーバラ校教授)に対し、会社は200億円の支払いせよ、と判断したのですが、訳もなくビビッタ高裁は8億円で和解をさせました。

日亜化学工業は発光ダイオードの発売直前の93年売上167億円(税引き後利益3億)が03年には1811億円を売上げ、税引き後の利益も545億円に膨らみ一株200円の配当は5000円になったということです。この裁判のおかげで株主であるオーナー一族は毎年巨額の利益を上げているのです。

中村教授は『資源小国の日本が行き残る道は独創的技術だけだ。』と言いつつ『司法は腐っている。』と嘆き、アメリカに頭脳流出してしまいました。

今のアメリカの繁栄は、世界中から優秀な頭脳を集めているアメリカ企業の繁栄にほかなりません。「拒否できない日本」是非読んでください。アメリカ人の利口なところは「優秀な人材にはお金を惜しまないことです。」ヤンキース松井も4年で64億円ですね。地元に支払う市民税がいくらでしょうかね?誰か交渉して市原に住民票を移してくれないですかね。
posted by やすかね at 10:17| 千葉 ☀| 世相 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年11月14日

万歳!ロッテ優勝

皆さんやりました!千葉ロッテは交流戦優勝、パリーグ優勝、日本シリーズ優勝、アジア戦優勝、ついでに二軍も阪神を破って優勝したということです。

これまで、ロッテを応援し、やじりまくり10年が経過しましたが、実のところ、弱小ロッテが優勝できるとは考えてもいませんでした。

野球は本場アメリカでもマッチョな「外人」が150メートル近くのホームランを「ドカン・ドカン」と打つ野球に比べ、ロッテの1点を取りに行く野球こそ面白い野球と考え、いままで応援してきました。

ところがです。このロッテが、ホームラン打者を揃えるソフトバンクより多くの得点をあげ、日本シリーズでも阪神に4試合で30点もの大差をつけたことは、球界関係者の驚きを呼んでいます。

昨年まで、「年間シートがあるよ、見に行かないか」などと券をプレゼントしようとしても「ロッテは弱いから」と相手にされなかったのが、今年は交流戦の頃から「やすかねサン券ないか」等と言われる様になりました。そう言われる様になると「なぁー、ロッテ戦見たいだろう」などと少々得意になったりしていました。

球団関係者もロッテが強くなりますと、鼻息も荒くなり、それまで便宜を払ってくれた駐車場も止めるのが大変になりました。強いことは良いことです。

それにしても、今年は毎回面白い野球を見ることができ、年賀状でも偉そうに書こうと考えています。尤も市原市内には年賀状は出すことができず、専ら市外に出すことになります。

選手は大変疲れたでしょうが、優勝すれば今のところは疲れが出ないですね。球場でも私など一切飛び跳ねませんが、ファンも今年は目一杯応援し、あのように飛び跳ねていては大分疲れたでしょうね。その外仕事を休んだり、遠くまで応援に行ったりしてファンの懐、台所事情も大変な人が多くなったなどということは未だ聞いていませんが、ファンクラブの人は大丈夫ですか心配です。

あとは、球団もこれからの年俸交渉が大変です。それにしても巨人の半分も払わずに優勝ですから、面白いですね。

来年はセリーグの1位とパリーグの2位、パリーグの1位とセリーグの2位が5回戦を戦い、勝者同士で日本一とすれば、もっと盛り上がり、セリーグも消化試合が少なくなると考えているのですが、実現できませんかね。
posted by やすかね at 09:57| 千葉 ☀| 世相 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年11月10日

「日本がんばれ」チャチャチャ

7月15日、「この国の形」どうしましょ、と8月1日「文明国家」の条件で、「拒否できない日本」(関岡英之著)を紹介し、その中で日本の基本政策がアメリカの対日要求である『年次改革要望書』で決められていることの重大性を書いておきました。

その後、この「拒否できない日本」は一応読み終えて積んでおいたところ、11月7日の産経新聞で都知事の石原慎太郎氏がこの「拒否できない日本」を紹介しながら『日本よ』と題し「内政への干渉を排せ」と論じていました。

多くの皆さんに是非この本をお読みいただきたいと考え、また、その中身を若干ご紹介します。以前は、建築士資格のグローバル・スタンダード、高速道路での自動二輪車の二人乗り禁止撤廃とか独占禁止法法違反の「談合罪」でしたが、今日は全くの専門外ですが、建築基準法の改正についてご紹介します。

ところで、先月の淡路島の視察問題では、大分物議をかもしましたが、あの阪神淡路大震災が発生したのは95年1月でした。その後98年6月建築基準法が「約半世紀ぶり」に全面的に改正されました。

大地震があって、建築基準法が改正されたとなると、普通の人間は「耐震強化策のために改正するのだ」と考えますが、残念でした、違います。この改正の基本的なところは、これまでの「仕様規定」から「性能規定」に転換したのだそうです。

建築基準法の改正内容を検討してきた建築審議会の答申書には「国民の生命、健康、財産の保護のため必要最低限のものとする必要がある」と書いてあるそうです。どうして「最高限度」でなく「最低限度」なのか、よく分かりません。

そこで、仕様規定が性能規定に変わったとこですが、仕様規定とはわが国伝来の大工さんが土台を組み、柱を建て、筋交い、壁を作り小屋組みと勧める建築方法いわば匠の技を必要とする建築なのです。これに対し、性能規定と良いますと、良く分かりませんが、要は強度計算みたいなものでしょうか?

ツーバイ・フォーなどと言いますと、予めできた木枠を釘で打ちつけて「家」を作るのですから、大工も修行など入りません。一週間でプロの大工として「家」が立てられると思います。いわゆる箱ですから、犬小屋と一緒で転ばしても潰れない家となり「性能規定」をクリヤーするのでしょうね。

結局どうして「最低限」というかと言いますと、建築基準法も権力の制限規定ですから規制は必要最低限度でなければならないのです。

問題はこの性能規定に変更すると何時誰が決めたのかと言う事です。実は、何と阪神淡路大震災の6年前の89年5月アメリカがスーパー301条(アメリカの国内法)を発動して日本を攻撃し、外国企業の市場参入を阻む不公正な品目として木材つまり建築材料が標的となっていたのです。

日本は抵抗したようですが、90年6月15日在米日本大使館の田村大使が「木材製品に関して日本政府が講じる措置」と言うタイトルの書簡で合意内容として「建築基準は原則として性能規定とするのが好ましい」と書かれているそうです。

結局建築審議会が答申を出す7年も前に日米両国の政府間で既に合意されていたのです。政府は当然公表もしないし、マスコミもだらしなく全く報道できず、建築審議会でお茶を濁し、国会でも審議して決めたようですが全くの茶番でしかありません。国権の最高機関は7年も前に決まっている事に対し儀式を行い「改正」したのです。

悔しい事にアメリカはこの顛末を公文書で堂々と発表し、「日本の建築基準法の改正がアメリカ政府の要求に応じてなされたものであるとはっきり書かれている(外国貿易障壁報告書2000年番)。日本の法改正が日本の住宅業界のためでも消費者のためでもなく、アメリカの木材輸出業者の利益のために行なわれているのです。
posted by やすかね at 09:46| 千葉 ☀| 世相 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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