2008年06月06日

縦割り行政・外交

今朝のTVニュースで財務省職員の高額タクシー代についても、問題となっていると報道されていました。残業で深夜帰宅する場合に、特定の個人タクシーを呼び、チケットで支払うタクシー代の1割程度の2〜3千円のバックを受けていたそうです。(毎晩のように2〜3万円のタクシー代ですか?)

数ヶ月前、確か一人の社会保険庁職員が一年間で490万円のタクシー代を使用していた、との報道に接しました。これを聞いて直ぐに『職員は、個人タクシーを使い、公金からの支払をバックさせているな。』と話していたので、今日の問題も『まだ、やっていたか』と考えたところ、さにあらん。

何れも、公務員のやっていることは同じなのですが、今朝は「経済産業省」が主役であり、公務員の不始末と言う事でなく、個人タクシーが「不正競争」しているのではないかと業界を「指導する」と言うものでした。

縦割り行政と言うか、全くのお役所仕事であり、「同じ国家公務員」(とは、どの官庁も考えていないのが実態でしょう)の不正を追求すると言うのではなく、公務員の皆さんが考える「わが社」の権限に関し、即ち「お上の威光に反してタクシー代を勝手に値引いている、これは許せない」という事でしょうかね。

縦割り行政の弊害で国際的に恥をかいているのが、中国での大地震でもありそうです。これまでわが国は、中国の反対でアフリカ諸国の票を獲得できず、国連での常任理事国入りができなかったのですが、今度は中国首脳との話し合い、アフリカへのODA無償供与などをバラまき、中国・アフリカと友好関係を築こうと再出発をしたところに中国での大震災が発生しました。

少し遅れではありますが、中国に援助隊と医療チームを派遣したのですが、早々に「成果をあげて」帰国しました。インタビューを聞いていて「ウン?」と言う感じでしたが、やっぱりありました。

日本は、相手国の意向を確認しないまま、「救助はどこの国も一緒」と考えたかは、分かりませんが、「勝手にチームを組んで派遣した」ようです。

これに対しドイツでは中国に対し事前に「どのような援助を希望しますか」と相手国の必要な援助を聞いてから、必要な援助に入ったようです。

ここには、総務省か、外務省か、厚生省か分かりませんが、わが国の国家行為として外国への援助をする際に外務省は全く機能していないと言う事でしょうかね。

国連の常任理事国問題、地球環境問題、海外援助など国をあげての政策遂行と言う視点が全く感じられません。

もう5年以上前ですが、若い多重債務者が相談に来ました。職もなく多額の借金を抱え、破産しか道がありませんが、「仕事をしたことがないと言う事ですが、お父さんは何をしているのですか」『父も、ずっと無職です。』「えっ、ではどうして生活していたのですか」と聞いたところ、『祖父が外交官をしていまして、そのときの貯金で父も僕達も生活していました』「???」わが国の外交を象徴するような、驚く話でした。

海外駐在員になりますと、本人の給与の外に海外勤務手当て、さらに奥さんにも手当てが出るし、もっとすごいのは「機密費」という支出の証拠のいらない情報収集のための資金なのです。これらを数年溜め込めば、親子三代暮らせると言う事で、日本の外交は成り立っているのですね。
posted by やすかね at 18:54| 千葉 ☁| 国際 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする