NHK職員のインサイダー取引とか、未だに企業の様々な偽装が続いています。鳴門の糸ワカメの何割かが韓国産、中国産あるいは船場吉兆の営業再開などは全然感心ありませんが、どういう訳かTVで報道されています。吉兆には有力なご贔屓でもいるようです。
地元、旧川鉄では20年以上のシアン垂れ流しなど、とても許せない虚偽がありましたが、さらに川鉄病院でも患者の病名を偽り、不正に診療報酬を「詐取」していた事実が判明しました。
数え上げるときりがないのですが、地元千葉銀行でも億単位の横領が報道されていましたが、実はもっと大きな金額を横領した同じような職員が、刑事告訴もされていないとの噂もあります。消えてしまったお金はどう処理したのでしょうかね。
保険会社が、保険金の支払をしていないことが大きな社会問題となっています。しかし、保険会社は、生来的に「悪党」なのですから、特に驚く必要もないでしょうが、事故・病気があったときの為の保険でありながら、金額の安い物損事故で保険を使うと、保険の等級が下がり、翌年から保険料がぐっと高くなります。この方法で保険会社は支払った保険料を数年で「回収」してしまいます。その後も高額の保険を払っていると契約者が事故を起したことで、結局保険会社は「儲ける」ことになります。「事故・病気」という人の不安に乗じ高い保険料を取っていることは正に悪党でしょう。
そういうわけで、10万円未満の物損事故では、泣く泣く「自前」で負担することになります。何のための保険かと考えます。保険会社の代理人弁護士は、被害者の命の代償を値切ったことで大枚な「報酬」を受け取り、被害者の窮状に乗じ保険金を値切ることのできた「優秀な弁護士」は、何十人ものイソ弁を雇って優雅な生活をしているのです。
今日はもっと高尚な事、世界の動きとか、日本経済の行方など論じようとして枕に正義感の欠ける事例を出して、結局日本の政治経済社会は根本のところの正義感が欠如しているのではないか、何時ごろから、こんなにも神をも恐れぬ日本人が増えてしまったのか、それは突き詰めれば我々団塊の世代の受けた教育から間違っていたのではないか、などと論ずる予定でしたが、腹の立つことを書き始めると、どんどんでてきます。誰ですか、そこで、もっと短くしろ、などと騒いでいる人は?
というわけでもないのですが、我々の年代は、高度経済成長に支えられながら、人間の欲望がどんどん膨らみ、これが実現する過程でもありました。それゆえ、当時の経済状況から私達の年代は「我慢をする」ことの重要性を十分教育されなかったのではないか、また個人主義は、絶対最高の価値と教え込まれ、個人の領域を大事にしすぎたことから、隣人同士連帯する事の重要性に思いが至らず、個人がバラバラにされてしまったのではないか。その典型が最近できた個人情報保護法などというとんでもない法律なのでしょう。
戦争に突き進んだ精神的支柱であった国家神道を反面教師としたことで信教の自由は、最大限保障(税金がかからない)され、また政治と宗教は完全に分離するという建前で、人間の理性と善意を信じすぎたのではないか、今の日本の政治経済のあらゆる場面での「偽装」は、人知を超えたもの「天」とか「神」を全く信じない「神をも恐れぬ」教育を続けた結果ではないだろうかと考えています。
『天網恢恢疎にして洩らさず』とは、天の網は大きいから、たまには大悪党を取り逃がすこともあるが、どこへ逃げても、天の下である限り何時かは捕まる、ということですが、この様な考え方は、ある種の「宗教教育」ではないでしょうか、国家神道という、羹(あつもの)に懲りて、「宗教教育」という膾(なます)を吹くように、極端な用心をしすぎて、日本人全体が「神をも恐れぬ人種」になってしまったのではないか、と考えているところです。
日本企業のトップも子供の頃は、鉄腕アトム、赤銅鈴の助の正義感、弱いものイジメ、悪い奴は許さない、という正義感を「勉強」したのでしょうが、知らず知らずのうちに人知を超えた天の存在を忘れ拝金主義に陥った結果でしょうね。根本のところで、正義が大切です。
最近気がついたのですが、「あの人好きとか嫌い」とかも根本のところで「正義感を共有」できる人かなと思います。まとまりませんが・・本日これまで、
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