2007年10月22日

権利の乱用はこれを許さず

ボクシングの亀田一家がサンド・バックの様にマスコミによってボカボカにされています。自業自得言えばそれまですが、あの見苦しい亀田一家はデビューの頃から盛んにテレビスポーツ新聞で「これでもか」と言うほどの、見たくもないパフォーマンスが強調され、私のような一般人から見ると「こんな馬鹿ども、どうしてチヤホヤしているんだ」と目を背けていました。

今は、それまでは亀田を持ち上げていたのが全く逆の報道をするマスコミです。チャンネルを回すとそこでもまた報道していますので、最後は腹をたて「ぷつん」とスイッチを切る毎日ですね。

だんだん腹ただしくなりますので、全く話が変わりますが、最近読んだ政治学の本によりますと、民主主義国家での国民の政治参加はおおむね三分の一でよい、それ以上ですと纏め切れないほどの雑多な意見が多くなり政治が不安定となるようです。

選管は、選挙のたびに「投票率を上げよう」と宣伝カーを回し、また一部良識人は宗教政党の支持率に対して当選者の割合が多すぎる、として同じように投票率を上げようと考えています。

学者の分類によりますと、主権者である選挙民は@全く政治に無関心と言うより、税金も払ったことがないし「権力」の存在自体知らない、A政治の存在は知っているが、自分の生活こそ大切と考え、政治に関心を示さない、B積極的に発言し選挙にも関心がある国民主権の優等生。

この大雑把な分類中Bの主権者の政治参加だけのほうが、その国の政治は安定しているのが世界の趨勢のようです。

これをわが国の状況にあてはめて考えますと、Bは放っておいても選挙に参加していますのでともかくとして、問題はAと@の選挙民に対しBの連中が如何に働きかけるか、と言うことのようです。

@は多分、人並みの税金を払う経済的能力も不十分でしょうし、政治のことには全く無関心と言うより、政治が分からない、言葉は悪いですが、政治的無能力者ではないでしょうか。しかし現実は多くの@の人々が投票所に運ばれ「清き一票」を投じているのでしょうね。

その結果、世論調査の結果より、宗教政党の得票率が多くなり、議会は国民の政治意識から離れた構成になってしまうのですね。このような結果に苛立ちを覚える一部良識人はAの政治的無関心層に働きかけて投票率を100%に近づけさらに議会の構成も世論調査の割合に近づけようとします。

そこで投票時間を長くしたり、期日前投票制度を設けたりします。
しかし、この結果は本人ではなく、家族による投票などの不正投票があったということで扱いが相当厳しくなった郵便による投票制度に替えて期日前投票を採用したことで、もっと悪い結果をもたらしているような制度を取り入れてしまった。後戻りのできない最悪の結果を採用して、一部有権者の「権利の乱用」を放任していることになったと思います。(仮に有権者全員が選挙に関心を示し始めますと政治が混乱するのが学者の考えです。それにしても真に自律した選挙民は全くのフィクションですから・・)

有権者の権利は憲法上の最も貴重な権利ですので、夜間でも休日でも代筆による記載などのような、投票しやすいような状況を一度作り出してしまうと、以後これを縮小(例えば、本人自筆による投票所のみの選挙)することは「憲法違反」(生活保護の手当ての縮小は大変とおなじ)となり、事実上不可能となります。

この閉塞状況はどうしたら直せるのでしょうか、何でもそうでしょうが、「権利の乱用」状態となりますと、社会全体はこれを是正する方向で動いてきます。

労働組合で言いますと元の国労は、「スト権スト」と称して多くの国民の意思に反して一週間のストライキを決行しました。僕なども労働組合での活動をしていたのですが、当時は良く判らなかったので漠然と「こんなことして良いのかな」と考える程度でした。今考えると「権利の乱用はこれを許さず」と言うことの結果、国鉄は分割民営化され、未だに一部「過激な組合員」は民営化された鉄道会社に再就職もできず辛苦をなめさせられています。

これなど「国家的不当労働行為」なのですが、世間も裁判所も分割民営化を前提としてこれにそぐわない結論は出されないようです。

今の選挙制度もいうなれば一部宗教政党を支持するBの連中の権利の乱用を放任している状況であり、現在では権力側でも連合政権と言うことで、いわばこの乱用を「利用」している状況ですので、仮に例えば連合政府が解体し、権力の側でこれを利用できない状況が生ずることになれば選挙制度は変わることになると思います。

どう変わるか、と言えば、最初にすべきことは、今の小選挙区制比例代表併設を中選挙区制一本に、衆議院定数450を全国300の中選挙区制に変えることが一番簡単なことでしょう。

その後、選挙民の投票行動に対する適切な規制これを考えなければなりませんね、大変難しいですが・・・

本当はマスコミの「権利の乱用」を書きたかったのですが、最初から大きく話が変わってしまいました。いま僕の考えていることはマスコミのあり方というか、今の社会は大衆迎合してこの日本を狂わしているマスコミについてですので、どんな切り口が出るか判りませんが、お楽しみに。



posted by やすかね at 07:23| 千葉 | 政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする