2019年12月04日

若者が国の将来を決める

約半世紀前、団塊の世代が大学生の頃、今の香港のように日本も騒々しい時代でした。この現在の日本を引っ張ってきた団塊の世代が高齢者の仲間に入り、社会の第一線から退く人も多くなりました。
日本の安保闘争、中国の天安門事件、香港の雨傘運動からの政治闘争、がその国の将来に影響を与えると考え(仮説)ますと、社会をリードできる年代が若者のころ何を考え行動してきたか、教育の在り方からその国の将来を占うことができるのではないでしょうか。
と考えますと、今の日本の若者は人との争いを好まず、行儀正しい草食人種といわれていないでしょうか。スマホを操るだけで、社会とつながっていると考えています。
最近報道されましたが、一国2制度のもと、香港では10年ほど前から、日本でいう「公民」教育で、集団で議論を展開する民主主義教育を進めてきたそうです。その結果が現在の香港での紛争となれば、中国は今後、共産党独裁の政治を強化し、香港での公民教育の見直しをするでしょうか。
今世界は、トランプ・習近平・プーチンらによって大枠が動いているようです。大統領選挙、共産党内部での権力闘争、君主制(世襲)の金正恩等々、国の指導者が選出されてきます。国の代表者が本当に民意を代表しているかと考えると、民主主義のような選挙で日本の首相も選出されていますが、党首の「任命」のもと小選挙区で選出された国会議員の「選挙」で首相が選出されるならば、これも民主制といえるのでしょうが、そもそも国の政治に国民の意思がどの程度反映されるのか、分かりません。

ギリシャ時代の鉄人政治が民主制といえるかわかりませんが、所詮人間の支配です。とすると国の代表者の哲学というか、生き方が国民の幸福に直結するのであり、それが民主的選挙か君主制(世襲制)か共産党かであまり関係ないようです。
日本も100年ほど前、ペーパーテストで優秀な成績で軍人、官僚が任命され、その後満州で「功績」のあった軍人が国の政治を操り、最後に国を滅ぼしてしまいました。日本人300万人が死んで日本中焼け野原、アメリカ軍に占領されても、国民は戦前の軍部の支配に対してみれば「解放感」で満たされ、その後の日本の発展に向けて頑張りました。最近の昭和天皇実録などでも関東軍の頭の悪さが明らかとなっています。
祖国のために若き命を散らせた人々の犠牲の上に現在の日本があるのですが、国外で命を落とし、遺骨も戻らない人もいます。これら「祖国の為を思い」散っていった若者を鎮魂するのが靖国神社と考えていたのですが、長州系統の靖国神社は、お勉強はできても頭の悪さは筆頭、極東裁判で絞首刑となった東条英機ら17柱を祭ってしまいました。それ以後昭和天皇は靖国神社で英霊に献花もできない状況と知りました。
そうですよね、イメージで言うと、靖国神社の鳥居で縛り首にされた東条英機の下を天皇が通って、お参りできるわけがないですよね。これでは、国の将来を信じて「天皇陛下バンザイ」と散っていった若者が救われるのでしょうか。それにしても戦前の日本の教育は、自爆テロができるような恐ろしい教育をしていたのです。中国、日本だけでなく、世界の教育がどうなるか、地球的規模で考えなければならない時代です。
posted by やすかね at 15:23| 千葉 ☀| Comment(0) | 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。