2017年07月27日

中途半端な停戦は、復興を阻害する

今夏の暑中見舞いです。最後の中国問題は、若干流れが違いますが、今日も中国の巡視船が我が国の領海で活動しています。どうやら海底の泥を採取し、尖閣列島だけでなく、沖縄の沿岸も中国の大陸棚の延長だ、などと主張する準備をしているような状況ですので、敢えて付け加えました。
これを書いたのは、エドワード・ルトワックの『戦争にチャンスを与えよ』(文藝春秋)に刺激をされてのことです。世界の非常識を堂々と論文にしているようですが、歴史を振り返れば、紀元前から戦争に負けた国民は勝者の奴隷となっていた(旧約聖書)のですが、その意味で日本はアメリカに無条件で降伏しても、アメリカは我が国に食糧援助だけでなく、戦後復興(共産主義の防衛線としてですが、)に最大限の努力をした、自由と民主主義の国です。しかし、それも70年も過ぎますと、アメリカの指導者にアホみたいのが、なりますと大変ですね。アメリカはブッシュのころから大きく道を間違えています。
我が国は、今、獣医学部の新設などを巡り、首相が追い詰められるだけでなく、命を賭けて我が国の防衛を担っている自衛官の前に、網タイツを履き、付けまつ毛をした防衛大臣が出ているようでは、中国だけでなく韓国にも舐められてしまいます。
日本は、今、北朝鮮の中距離弾道ミサイルの射程に入っているようなので、この際北朝鮮と外交関係を樹立する必要もありませんか。アントニオ猪木を臨時大使にすれば、良いのではないでしょうか。

猛暑、お見舞い申し上げます。
戦後72年、徹底的敗戦から復興がはじまり、日本人は平和を享有してきました。しかし、世界には、まだ戦いの中で毎日を送っている人々もたくさんいます。
ところで、戦争が国連などの仲介で停戦となったユーゴスラビアでは、複数の組織が次の戦闘に備え、復興には全く手がつきません。また中東戦争の停戦から50年以上経っても、パレスチナ難民キャンプの中で三世代にわたる難民が生活しています。
その様なことを考えていますと、日米大戦が戦争の途中で停戦となっていたら、未だ日本の軍国主義が健在で軍部が日本の政治を牛耳り、天下の悪法であった治安維持法なども存在し、国民は、今の中国同様、自由とか人権など口に出来なかったでしょうね。
世界の戦略家エドワード・ルトワックは、「戦争は巨悪であるが、大きな役割も果たしている。」と喝破し、アメリカがフセイン、カダフィを殺害したことから、イラクとかリビアの国民は、独裁体制下よりも危険な状態に置かれており、国民は、銃弾を這いくぐりミルクを買わなければなりません。アメリカのブッシュ大統領の介入が大きな災いとなっています。
我が国も、平和は当然大切ですが、東シナ海で領土拡大を図る中国に対し、曖昧な対応していると、手遅れになりかねません。尖閣に武装した人員を配置すべきとは、ルトワックのアドバイスです。検討の余地はないでしょうか?
posted by やすかね at 12:04| 千葉 ☔| Comment(0) | 政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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