最近、また慰安婦問題が再燃し、韓国は国家間の約束事も履行できないことから、日韓併合ころまで遡って、歴史の概観をします。一体、韓国に正しい歴史観があるのでしょうか、理解できませんね。
韓国の政治は、2017年も慰安婦の問題で国家間の合意も守ることができないし、元大統領を平気で逮捕できる、訳のわからないお国柄です。ですから、日本に併合されなかったら朝鮮(日清戦争後「大韓帝国」)は清国と同じく帝国主義の餌食となっていたでしょうね。西欧の植民地政策と日本の育てて収穫する立場の違いを比べて見ます。
隣国の過去をみて、他山の石としましょうか。20世紀初頭の欧米は、未だ植民地となっていない東アジア侵略の戦略をもち、これに対抗できたのが日本でした。日本は、日露戦争を戦い、中国は欧米の圧力から100年租借(香港)などで「分割」されましたが、欧米は極東に植民地をつくることは出来ませんでした。しかし、第二次大戦後日本はアメリカの植民地のようですが、・・
大韓帝国の李朝の朝鮮は、清から冊封を受け、何百年も中国のまねをしながら、中国以上に硬直した官僚国家体制で鎖国を続けました。(『韓国併合への道』呉善花 文春新書24頁)対する日本は、黒船来襲で世界に目を開き、近代化(法治国家、急激な資本主義の発達)を急ぎ、不平等条約なども解消しながらイギリス・フランス・アメリカ・ロシアなどの植民地になることもなく、列強に引けを取らない国家となりました。
李朝はというと、中国(明・清)の保護下で500年間、徹底した文治主義(公家政治)で、わが国の様に武人政治(武士道)でなく、世襲により権威・身分が固定し、嫉妬深い中央集権で全く改革不能で進化できない王朝でした。(今の日本は、官僚主権で大企業も官僚化していますから改革が困難になっています。)
(この様子は、テレビで放映中の「韓流ドラマ」で見られると思います。ただし、テレビはカラーですが、昔の朝鮮は色使いは豊富でなかったと思いますので、映像は、白黒でイメージして頂いた方が、「正確」かな。27日追加)
竹島問題で韓国は、内閣総理大臣からの親書が「独島」でなく「竹島」と書いてあるとの理由から受け取りを拒否しました。中国の属国で、中華思想(中国が世界の中心となる帝国)で固まった李朝は、明治元年12月、日本からの新政府樹立の通告文書に「皇上」「奉勅」とあったことから、同じように、この受け取りを拒否しました。李朝では、皇帝とは中国の皇帝だけであると理解し、国際社会から完全に取り残されていたのです。
しかも、国際的事件の起こるたびに韓国は、欧米列強の侵犯を受けヘトヘトになっていた清国に意見を求めるしかなかったのです。ですから、20世紀初頭、このまま行けば韓国は、早晩欧米列強の餌食となる必然的運命でした。
特に南下するロシアの脅威から日本にとって朝鮮半島の安全、韓国の独立は人ごとではなく、王朝国家李朝が近代的民族国家にならなければ、朝鮮半島は列強進出の危険にさらされます。そこで日本は、清国と李朝の共同管理を提案するのですが、世界の近代化を理解できなかった清国は、李朝に対する宗主権にこだわりついに日本と戦争となり、日本が勝利して初めて韓国は、一応の独立国(13年間皇帝を名乗る)となりました。
この事実が理解(しようとしない)できない韓国は、未だに日本が侵略したとするのですが、秀吉の時代を除けば、日本と韓国は戦争をしたことはありません。韓国が日本を侵略国と罵るときは、時代錯誤もはなはだしいですが、秀吉の時代のことを言っているのです。当時の国際法においても日韓合併は合法なのです。この併合が違法なら、アメリカのハワイの併合も違法なのです。(クリントン大統領は、ハワイで謝罪の会見をしました。)
20世紀初頭から、本来狩猟民族である西欧諸国は、植民地を原材料の収奪対象とし、収奪された植民地は発展することも出来ず窮乏を極めたのです。21世紀なってもイギリスの植民地とされていたインドでは、未だに国民の半数はトイレのない生活を送っています。
また、イギリスが北米を植民地にし、その後独立したアメリカによって7000万人のインディアンなどの先住民は、住む土地を追われ、1000万人に激減しています。バッファローが大量虐殺のように先住民は殺されたのです。
これに対し、本来農耕民族であった日本は、育てて収穫する基本思想から、韓国に対し、様々な援助をしてきた結果、日韓併合で韓国は、西欧の収奪から救われ、それ故現在の韓国は、後進国から脱出できたのです。
例えば、1910年日本と併合した韓国では、人口1312万人が1944年には2512万人と2倍近くに増えています。学校も日韓併合後約6倍に増加し、識字率も6%から22%に向上したように、韓国の文化程度も上昇しているのです。この点は、台湾も同様です。
この日本に対して、インドを植民地にしたイギリスは、輸入超過でありながら清に輸出する商品がなかったことから、当時の中国にアヘンを売りさばき、戦争となったのですが、中国人と戦ったのは、植民地から徴兵してきたインド人なのです。イギリスはもと海賊国家で狡猾なお国柄ですから、自国の若者を戦地に送らなかったのです。また、イギリス人はインドに大学などを作りませんが、日本は韓国に大学も作り、鉄道も作り、その後の国の発展の基礎を作っているのです。この大きな違いが、今の韓国人は理解できないで、未だに慰安婦問題で騒いでいます。
以上の日本の併合で韓国は文化的にも進歩することができ韓国国民は、経済的にも豊になれたのです。さらに、戦後、日本の敗戦で「独立」した韓国に対し、我が国は、1965年日韓国交正常化時の韓国国家予算3億5千万jに対し、有償2億ドル無償3億j(生産物役務10年)民間の経済協力3億jの経済援助をしたのです。
今の韓国があるのは、日本から国家予算の数倍の援助を受けて、初めて今の韓国は存在しているのです。今更ながら経済援助をしながら竹島問題を解決できなかったのか、残念でありません。韓国財閥も日本が残してきた資本からできています。その後もわが国は、韓国に対し巨額の援助をしているにも関わらず、韓国はそのことを韓国国民に説明しないだけでなく、未だ韓国の教科書では事実と異なることが書かれています。伊藤博文を暗殺したテロリストを英雄とするしか、歴史的記述ができないのです。
文化国家がどういうものかと考える参考に、例えば、明治維新後わが国では近代国家にとって不可欠である全土の測量を実施し、同様に日韓併合後、韓国全土の測量を実施し、1918年末で442万町歩中朝鮮人所有地が88%を超える391万町歩あるにも関わらず、未だ韓国の歴史教科書では、40%の膨大な土地を日本に占有されたと嘘の記載をしています。
因みにペリーが浦賀沖に軍艦を停泊させたとき最初にしたのが、沿岸の測量です。当時三角測量などの高度な技術はヨーロッパでも数カ国しかできないことから、ペリーがあらかじめ入手していた伊能忠敬の地図は、当然デタラメとアメリカ人は考えていたのですが、測量の結果その地図の正確さに驚き、日本人の技術水準に驚愕したと言うことです。ペリーは、この様な技術にある国を植民地などにはできないと判断したのです。
ともあれ、わが国では、戦後様々な点で分析・反省をしているのですが、お隣韓国では史実に反する教育を「正々堂々」やっており、過去の李朝の混迷に反省もしていないと思います。ですから、日本の政治家がその点をしっかり認識しないまま「正論」だけで外交交渉しても今の帝国主義的国際秩序では太刀打ちできません。日本人の性善説に基づく外交は、単なるマヌケな日本人でしかありません。
最後に、明治の中ごろ李朝では、人口1300万人の国家に軍隊は、火縄銃をもった2千数百名しかいませんでしたから、自国の防衛など出来なかったのは明らかです。
明治政府がヨーロッパを視察し、その結果富国強兵をはかったのは、時代の流れに沿った全く正しい選択でした。この様な時代の流れを読めなかった韓国は、日本に併合しなければ、アメリカ・ロシアなどによって植民地になっていたことでしょう。ひょっとすると今のインドのように国民の半数がトイレのない生活をしていたかも知れません。(本稿は、慰安婦問題が再燃したので2012年12月27日のブログに手を加えました。)
2017年01月20日
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