2017年01月19日

トランプの交渉術、韓国慰安婦・北朝鮮・脅かしの論理

アメリカ大統領就任式が明日に迫りました。アメリカ大統領選挙からトランプの主張が世界中に混乱をもたらしていますが、要するに何もないところに波風を立て、それを根拠に相手方に譲歩を迫るという「交渉術」のようです。

最近は「一つの中国」が長い間の世界の常識になっていたのですが、側近から「台湾の蔡総統に電話してみたらどうか。」助言をされ、早速電話したところ、中国の習近平国家主席は、一つの中国の原則に反すると猛抗議しました。そこで、頃合いを見てトランプは、中国に何かを迫るつもりのようです。元の切り上げなどを迫るでしょうね。

例えば、昔、1j360円でしたので、日本がアメリカ国債を1兆ドル購入に360兆円支払ったとします。20年ほど経過した頃、1jが120円となれば、1兆ドルは120兆円となってしまい、日本は240兆円の大損をしたこととなります。
また、日本がアメリカに沢山の車を売って1兆ドル稼いでも円高となれば、たちまち大損をした事となります。 

要するに長い間の貿易取引を通じ、日本が一生懸命働いて溜め込んだ「外貨」は、アメリカの為替ダンピングで大損をさせられます。結局日本はアメリカにトヨタなどの車を買い叩かれたこととなります。
同じように、中国はアメリカとの貿易を通じて「外貨」であるドルを沢山溜め込んでいましたので、アメリカが、一つの中国にいちゃもんをつけてから、元の切り上げをさせれば、中国の大損に対し、アメリカは輪転機を回して印刷したドルで、とてつもない大儲けをしたこととなります。結果、アメリカが中国から購入した沢山の輸入品は上手に買い叩いた(中国人を『搾取』した)事となります。帝国主義の論理です。

また、北朝鮮は、水爆実験をやる、大陸間弾道弾の実験をやると言って、世界中を困らせておいて、「では、実験を辞めてやるから、金を出せ。」と隣国を恐喝しているのですが、これはヤクザ者が、一般人に何も悪い事がないのに、言いがかりをつけ金銭を巻き上げるのと同じ構造です。

ついでに一つ追加しますと、韓国の慰安婦問題は、穏便な日本人を相当怒らせています。韓国は数千年もお隣、清とか元の属国(独立国の歴史はない。)の後、日本に併合されて、一応の文化国家となったのですが、第二次大戦で日本が敗れ棚ボタでやっと独立した国です。ですから韓国の歴史観は、伊藤博文を殺したテロリストを英雄視するくらいしか、自国の歴史を語ることも出来ません。今度は、少女像を取り払うからまた、金寄こせですかね。サムスンなども戦後のどさくさで日本企業の遺産で発展した企業なのです。

つまり、今トランプがメキシコとの間に壁を作るとか、トヨタに関税をかける、などと大騒ぎをしている事は、大体ヤクザとか北朝鮮と同じような構造と考えても良いと思います。
不法移民の問題なども、トランプが資本主義の基本構造を理解していないことの証明でしょう。つまり、資本主義社会は、安い労働力が供給されて始めて資本家に利益が出るわけですから、低賃金労働者である不法移民を強制的に帰国させれば、アメリカの経済自体おかしくなるはずです。
まあ、1年大統領をやってみれば、自分の言っている馬鹿が理解できると思うのですが・・・大丈夫かな?「分からないことが分からない」かもね。
posted by やすかね at 14:40| 千葉 ☁| Comment(0) | 国際 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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