歌い終わった直後アナウンサーが声をかけたものの、舞台のエディットピアフは、直ちに大竹しのぶに戻ることが出来ず、アナウンサーとハイタッチをするのがやっとでした。しばらくして、やっとピアフから大竹しのぶに戻って、何とか紅白の出演お礼を述べていました。素晴しかったですね。
それに引換え、美空ひばりの『川の流れのように』は酷いものでした。三波春夫の歌った『東京音頭』も三波春夫の朗らかな人柄があっての『東京音頭』ですから、聞いていて、この程度だったら俺に歌わせろといいたいほどでしたが、『川の流れのように』は人生経験も浅く歌も余り上手くない歌手が自分勝手に歌詞を「解釈」して勝手な間の取り方をするものですから、聴いていて鳥肌立ってきました。電源を切ることも出来ず「消音」して終わるのを待つしかありませんでした。この大竹しのぶの『愛の賛歌』と『川の流れのように』を比べてみると、昨年11月19日の「演歌にみる芸術論」(タイトルが大仰でした)で書いた「演歌論」が実証されたようでした。
何れにしても、紅白に大竹しのぶが出演することと、ピコ太郎が「ハーフタイム」に出ることから「平和の象徴とも言えるNHKの紅白歌合戦が、今年は視聴率を延ばしそうです。」と予想したのですが、当たりましたかね。
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