2016年02月02日

痛いの痛いの飛んでケー(脳の科学)

 人類は、700万年前チンパンジーと進化の道を分けたのですね。その後、チンパンジーは5年に一度の出産と育児を繰り返しながら、現在に至っているそうです。
 人間はと言うと、人間は産もうと思えば、毎年出産できると言うことですから、何が違うのでしょうか。先日NHKで子育ての番組を見ていて疑問に思いました。結論は、人間は子育てを母親だけがするのではなく、周りにいる大人が子育てに手を貸すことから、毎年の出産も可能と言うことです。
 だったら、今何故少子化が極端に進んでいるのでしょうかね。そこで、番組みでは、未だ出産したことのない女子大生に赤ん坊との接触の機会を持ったところ、女子大生の脳に変化が起こり、母性本能の発達が見られたということです。人間は、本来的に他人の子どもの世話をすることができるということです。
 逆に出産可能年齢の女性が赤ん坊と接触する機会が少ないと、母性本能が十分に発揮されず、即ち彼氏を作って結婚して出産をしようと考えなくなるのではないでしょうか。少子化の克服には、女性が他人の子どもとの接触を沢山することが大切ですね。
 しかし、この番組は興味深い実験も紹介していました。それは、女性は出産のときオキシトシンという筋肉を収縮させるホルモンが分泌されるようです。このホルモンは出産時の子宮を収縮させ、子どもが産道を通過できるように(いわば圧力をかけて押し出す)するということです。同時に乳腺なども収縮させ母乳がでるようになるということです。(旦那さんが、揉む必要はありません) しかしこのホルモンは、母親を攻撃的にさせる「効果」もあるようです。これは、出産した自分の子どもに対する愛情の裏返しで、自分と子どもに近づいてくる外の固体(夫も含む)に対して警戒心を強くし、場合によっては攻撃をするようになるそうです。
 実験は、授乳直後の母親(オキシトシン分泌直後)とそうでない母親同士でゲームをさせ、勝った母親は、負けた方の母親に対し、嫌な音のブザーを自分の好きな音量で、好きな時間鳴らしてよいルール(嫌がらせ)にしたとき、授乳をしてオキシトシンが分泌された直後の母親は、そうでない母親に時間で1.3倍、音量で1.5倍のブザーを鳴らしたと、報告していました。
 こんな科学的データがあったのですね。新婚夫婦に子どもができ、急に夫婦の仲が悪くなることが実に多く、私達もその様な相談を受けるのですが、人間の動物としての性質を脳の科学から教えてもらった結果、母親の特性を理解できれば、今後夫の悩みも少し軽減できるでしょうね。「母親とは、そういうものであるから、理解してあげてください。」とアドバイスすれば良いのです。
 現代の脳科学の進歩は凄まじいものがありますね。脳に比べてみればとても小さい携帯電話の記憶チップがカラーの動画を何分間も撮影できるのですから、脳の力は殆ど無限ですね。
 年をとってくると体のあちこちが痛くなるのは当たり前と思っていましたら、友人のドクター曰く、10年ほど前から、疑問に思われていたことが最近明らかになったと言うことです。何処も悪くないのに、膝が痛い、腰が痛いと病院通いをする人がいるのですが、その三分の二は脳の記憶で痛みが出るということが明らかになったようです。 ですから、どこかに頭をぶつけて泣いている子どもに対して母親が「痛いの痛いの飛んでケー」とやると本当に痛みがなくなるのですよ。
 何時だったかな、マリンスタジアムでデットボールを喰らったバッターに僕がネット裏から「痛いの痛いの飛んでケー」と,アホな野次を飛ばしたのですが、場内からは無視されて反応が全くありませんでした。数秒後、後ろのほうから、誰かが二番煎じ、同じようなイントネーションで「痛いの痛いの飛んでケー」とやったものですから、近くの人が、どっと一斉に吹き出しました。みんな、聞かないようで、人の野次を聞いているモンですね。
posted by やすかね at 18:58| 千葉 ☀| Comment(0) | 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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