2011年01月20日のブログで「ネットの情報管理の危険」と題してクラウドコンピューターの危険性を訴えたのですが、今は危険でないと、かの佐藤優氏が見解を変更していました。(『一冊の本』2014 7月)ので、その理由となるところをご説明します。
3年前、私はクラウドコンピューターを利用すると利用者の情報が全て筒抜けになり、研究者とか機密性の高い情報漏洩の危険性があることを訴えたのです。この点、存じ上げなかったのですが、佐藤氏も同じことを、お考えのようでした。
しかし、アメリカの元CIA職員スノーデン氏は「アメリカはインターネットユーザーの情報をすべて覗き見できること、そして、手当たり次第に得たそれらの情報は、新たに選別されるとは考えられないこと―無意味に溜めこむだけの情報収集はインテリジェンスにとって最悪のパターン―だ」(同書14n)とご紹介のように、アメリカは手当たり次第に情報を集めるだけ集めて、それを分析していないというのですから、少々他人に見られても良いかナァーと思える情報ならクラウドコンピューターを利用しても安心のようです。
もう、10年になりますかね。倉庫を借りたとんでもない賃借人が集められるだけのゴミを集め「自分の財産だ」などと言って倉庫の明け渡しをしなかったことで、大変な苦労をさせられましたが、今のアメリカの情報収集は単に、何でもかんでも集めるだけ集めているということですから、正に情報のゴミ屋敷といえるのでしょう。
しかし、利用者は一定のルールで、ご自分の情報を検索できるはずですから、クラウドコンピューターを利用すればコストが下がるということでしょうね。
しかしながら、私は、それでもクラウドコンピューターは絶対利用しません。だって、使い方が分かりませんから・・・・
ところが、翌日のBS放送で「グーグルはインターネットで買い物をした顧客の個人情報を全て集め膨大な情報から、個人の性格・信用などを「勝手」に判断する。(インターネットで買い物を人は無警戒の人が多いとか、経済的な信用性が掛けるなどから、将来銀行融資を申し込んでも、理由を明らかにされないまま断られる)
また、この様な膨大な個人情報はグーグルの重要な資産を構成しているとのことです。インターネットの危険性は、いくら警戒しても警戒しすぎる事はないでしょうね。テレビを見ながらこんな話をしていたら、愚妻いわく「私なんかインターネットなど利用しないから、地球上に存在していない人間ですね。」
2014年07月03日
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