2013年12月11日

マンデラ氏の功績と「和のくに」

マンデラ氏は、白人の徹底した黒人差別であるアパルトヘイト黒人隔離政策に反対し、62年終身刑の判決で投獄され、90年2月釈放まで27年間の獄中生活を送りました。

投獄直後、氏は、当時の写真で見る限り、白人に対する憎しみであふれていたようですが、その後、差別し迫害する白人のことを知る必要があると考え、獄中で看守達の言葉(アフリカーンス語)を学び看守と会話を続ける中で、徐々に白人の考えを知ることができたそうです。(釈放される頃は、実に柔和な写真です。)

そして、「肌の色や信仰の違う他人を憎むように生まれついた人間などいない。人は憎むことを学ぶのだ。憎むことが学べるのなら愛することも学べるだろう。」として、真実を知ることは必要であるが、一定の条件で白人を赦すべきであると説き、「憎しみの連鎖を断ち切ることに成功した。」のです。

旧約聖書に、神の言葉としてヨシュアに対し「・・・ヨルダン川を渡り、私がイスラエルの人々に与えようとしている土地に行きなさい。・・・あなたたちの足の裏が踏む所をすべてあなたたちに与える。」とあるのですが、それが現代の言葉で侵略であり、占領した後「男も女も、若者も老人も、また牛、羊、ろばにいたるまで町にあるものはことごとく剣にかけて滅ぼし尽くし」(ヨシュア記6エリコの占領)虐殺したとしても、それが神の言葉である以上正義ですから、イスラエルの人々は「反省」するどころでなく、まさに「正義」の戦いをしたことになります。これでは復讐が復讐を再生産する事となります。

わが国は、「和の国」と言われているのですが、それは天照大神が、出雲から伯耆・因幡さらに播磨から信濃(長野県)を勢力下に収めた大国主命(オオクニヌシノミコト)に「国を譲れ」と言って、たぶん殺したのでしょうが、その後、出雲大社に神として祀って、復讐の連鎖を断ち切っているのです。その様にして、わが国は、基本的に「和」を重んじていると思います。

マンデラ氏は、差別し、抑圧してきた白人(名誉白人=日本人のこと、も含む?)を赦すことで憎しみの連鎖を断ち切ることの大切さを、身をもって実践してきた、これが今回の葬儀に世界中の首脳が参列した理由と思います。
イスラムではマホメッドが最後の預言者(神の言葉を預かる人)とされているのですが、マンデラ氏は、預言者(予言者でなく)の様に偉大な存在だったのではないでしょうか。合掌

PS昨日のニュースでオバマ大統領はじめ、各国首脳の追悼の言葉を隣で立って「手話通訳」していた男の手話が全くデタラメであったそうです。このニュースを聞いて、笑ってしまったのですが、当然、世界中の聴力障害者を愚弄するものと非難されています。それにしても、この男の人選はどうしたのでしょうかね。
マンデラ氏は、虹の国を作るためには教育の大切さを訴えていましたが、最後の最後に教育の必要性を「預言」したのでしょうか。
posted by やすかね at 19:20| 千葉 ☁| Comment(0) | 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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