2013年11月18日

国家秘密と国民主権

今国会で秘密保護法案が問題となっています。要するに国家の秘密を諸外国からどう守るのかということなのですが、その前に国家の秘密とは何か、そもそも国民主権という建前の中で、国民に対して秘密を持つとは、どういうことか、が問題だと思います。
家族全員が対等平等の関係でありながら、自分だけは家族のナイショ話からシカとされていて良いのか、オレも家族なら、家族のナイショ話を聞かせろということですね。
司法試験の受験時代、確か「外交上の秘密」を論じたとき、私は、主権者に対して秘密などあってたまるか、と憤ったことを覚えています。
しかし、実際上、中国・韓国などを見ていますと、連中は、自分の国の歴史についても国民に嘘を教育して日本を悪者にしています。その他の国に対しても、国家の秘密は必要なのですが、しかし、国家の運営上「主権者」である国民に秘密があることは、ある種の自己矛盾です。(ですから、後述の様にアメリカは30年で全て開示)
これらをどうやって整理すれば良いのでしょうか、答えは簡単なのです。主権者は、国民でなく「官僚」なのです。ですから、官僚に都合の悪いことは、全て秘密に指定してこの秘密にアクセスしようとした連中は、「非国民」として刑罰に処するということです。
自民党の担当副大臣なども、官僚から「ゼンセイ、これはですね、センセイ」などと言いくるめられて、官僚の「教え」どおり、国会で答弁しています。
私も青年時代、人間は平等である、主権は国民にあるなどと息巻いていたのですが、実際は間違いなのです。民主政などという制度は、古くは2500年以上前から、ギリシャ・ローマなどでおこなわれていましたが、結局愚民政治となってしまい、その後は、皇帝という名の官僚国家が2000年以上続いてきました。
フランス革命の後も一時民主主義的になったのですが、直ちにつぶれ、またその後ナポレオンの甥というだけで、選挙民は自分たちに不利益な政治を行なうボナパルトを選びました、その後は皇帝の背後でというより、皇帝の名の下に官僚主義が続いたのです。
日本も、明治以来100年「天皇の名の下に」官僚によって国家が運営され、戦後は民主国家かといわれれば「選挙によって代表を選ぶ民主制」とはいえますが、国家運営は、明治時代と同じく、民主主義国家ではありません。ですから、官僚の都合の悪い秘密は、官僚が勝手に決めて、この秘密にアクセスしようとすると捕まってしまうのです。その様な法律を作ろうとしているのです。
しかし、選挙で官僚主権を打破できるなら、民主国家はできるのでしょうが、民主党しかり、現在の自民党然り、で結局官僚という国家の支配階級の権力を奪うことは、できない状況です。ですから、東アジアでの「平和」のためにも、国力の衰えてきたアメリカの片棒を担ぐため、アメリカと共通の秘密を持つため、わが国の官僚組織は、国家秘密の制定をしなければならないのです。
ところで、そのアメリカですが、アメリカは、民主国家ですから、維新の会が言うように全ての秘密は30年経過すれば開示されているのですが、政府与党は、官僚の言うまま動いています。
政治家は、何年かすれば引退するのですが、「官僚組織」は永遠なのです。
若干予断となりますが、私は、2011年01月20日のブログで「ネットの情報管理の危険」と題してインターネットの危険を論じたのですが、アメリカの情報についての執着、裏返しとしての秘密については、その後のスノーデン事件などで証明されました。この私の他愛のないブログも全ての情報がアメリカによって「傍受」されているのです。
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posted by やすかね at 18:09| 千葉 ☀| Comment(0) | 法律 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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