2013年10月08日

混乱を極めたあかいの郷

平成22年、千葉市の特別養護老人ホームあかいの郷では、様々な問題が発生し、監督官庁である千葉市が、老人ホームを運営する徳和会に対し、施設の運営が法令定款に基づいて適切に行なわれるように業務改善命令を出しました。
千葉市では、役員である施設の創立者の解職が必要と考えていたようですが、創立者から相談を受けた弁護士が、依頼は法人からの依頼であるとして、創立者の家族まで排除して、その後法人の理事長に就任した櫻井氏は、平成23年1月4日、小林弁護士らが定款を無視して招集した「理事会」で理事長を解職されるるとともに無効の理事会を主導した小林弁護士が「理事長」に就任しました。

平成25年5月17日、千葉地裁では、櫻井理事長の解職は、有効と判決をしたのですが、同年9月26日、高等裁判所は、職権で調査した結果、小林「理事長」は、理事長ではないとして、徳和会の訴えをすべて不適法と判断し却下しました。

高等裁判所の判決がなされたことで、理事長を僭主(法的に正当でなく実力で就任)した小林弁護士などの動向が注目されたのですが、先日理事全員の「辞職」と千葉市に対して仮理事の選任の「申立」をしたことを知りました。

もともと、強引で無効な「理事会」を開催し、理事長を僭主し、この間何件もの裁判を起こしてきたのですが、小林理事長就任が無効であるなら、すべての裁判は、再審の事由となります。
また、高等裁判所で理事長が無効と判断されたものの、上告したので未だ確定していないという理由で「辞職」し、さらに千葉市に対して仮理事の選任(社会福祉法人法39条の3)を申し立てることも問題が残ります。

条文は、「理事が欠けた場合において」「利害関係人の請求により又は職権で」「仮理事を選任しなければならない。」とされているのですが、平成23年1月4日の理事会が無効であり、その「理事会」で選任された理事長は当然無効、さらにその後の理事会などはすべて無効となります。
しかも当時の理事は、既に全員任期が満了していますから、当然のこととして櫻井理事長などの任期満了した後は、誰一人理事は、存在していませんでした。

それ故、今回「辞表」を出した理事達が、千葉市に仮理事の選任申立も本来できないはずです。まして、自ら混乱を引起こした「理事会」を開催した人たちが「利害関係人」になることもないはずです。
唯一「利害関係人」と言いうるのは、無効の理事会で理事長職を追われたことから、利害関係を有する櫻井氏だけではないでしょうか。一部、当時の理事もいるのですが、全て「円満に」任期が満了していますから、法人との関係で「利害関係」はないはずです。

さらに大問題は、仮理事選任は、理事が全員死亡したような非常事態を想定しているはずなのですが、今回の問題を引起こした張本人たちが、職権で仮理事を選任しなければならない千葉市に対して、自分たちを仮理事に推薦するのではないかと、危惧されることです。

仮に、千葉市がそのような「申告」(本来利害関係にない)を真に受けて推薦された理事を仮理事に選任するとなると、仮理事たちは、それまでの違法状態をすべて「追認」することにもなってしまいます。
勿論この間の訴訟は全て「無権代理」という極めて思い責任問題が残るのですが、それにしても徳和会を混乱に落としいれ、施設職員及び利用者に対して大きな不安をもたらした責任は重大です。

千葉市は、然るべき仮理事を選任し、この間、法人からの支出について全てチェックして不要な訴訟費用などの支出に基づく損害も全て賠償させる必要があります。
posted by やすかね at 11:26| 千葉 🌁| Comment(0) | 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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