2013年08月10日

夫婦間の貞操義務

以下は、夫婦間の貞操義務について、これから裁判所に提出する準備書面の一部です。多数のご意見をお願いします。
1. 「原告が平成6年ごろから更年期障害を患い,性交渉を厭う(ママ)ようになったことをもって夫婦関係の破綻を主張し,性的満足を得るために行なった自らの不貞行為を正当化するもの」とか「被告自身の身勝手振りを披瀝し」などと人格非難をしている。しかし,この原告の主張・被告に対する非難は,許し難いものである。
2. そもそも夫婦が男女で構成される最大の目的は,自らの子孫を残すための性的関係とその満足を得るためであり,これは人類普遍の原理である。この様なことは,公開の法定で延々と述べるべきものではないが,人類誕生以来,生物の存在自体に由来する根源的なものであり,原告代理人がこれを否定することは,できないはずである。
3. また,原告代理人は,被告が性的満足を得ることが恰も『自分勝手,原告に忍従』を求めるものなどと主張しているが,個人が性的満足を得るために行動することは,憲法13条の幸福追求権の具体的現われである。そして,原告が主張するように,夫婦の性的関係において相手方に忍従を求める状態では,既に夫婦関係は破綻しているものといわなければならない。
4. 確かに,統計的にもわが国の夫婦間の性的関係は,世界でも稀なほど少ないが,だからと言って夫婦の性的関係がなくなれば,夫婦間で,その外の共通の趣味などを持つことで「仮面の夫婦」を維持しようとする特別の関係がなければ,原則的に夫婦関係,少なくとも貞操義務の関係では,破綻していると考えなければならない。
5. しかしながら,殊更「きれいごと」を求める法曹界では,夫婦の性的関係がなくなっても双方が貞操義務を負担するなどと御伽噺のような主張をすることも少なくない。特に自ら性的能力がなくなった知識人が,道徳的観点から,その様なきれいごとを主張する事があるが,噴飯ものである。
6. しかし,この様な主張は,全て欺瞞であり,健全な夫婦の法律関係の主張といえるものではない。それ故,夫の性的満足を卑しいものなどと考える社会的背景(社会的背景としては,有料会員である女性から無料の男性会員に対するアプローチができるサイトもある)などから,夫が性的満足を得るためかは,明らかではないが,極端な突出した例として,過去,高等裁判所の刑事裁判官が少女買春をして逮捕されるという事件もあった。
7. 要するに夫婦の一方が,正常な夫婦関係を拒否すれば,そこには他方に対して貞操義務を求める法的根拠もなくなるということである。従って,原告の主張は憲法24条にも違反する主張である。
posted by やすかね at 17:42| 千葉 ☀| Comment(0) | 法律 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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