妹が、バレーボールをしていたので、「背が高くないが、トスを上手に上げることができる子にアタックをさせ、背が高くてレシーブがあまり上手でない子が、バックスを守ったりするチームは強いか」と質問したところ、「弱いチームだ」と答えが返ってきました。
そこで、「そうだろ、この様に適材適所で人材を活用しないとチームも弱いし、社会も発展できないし、国力だって弱くなってしまうんだ」と説明したところ、判ったような顔つきをしていました。
最近、医者も、弁護士も、公認会計士も、一級建築士(優位な職業)も「本当に、こいつ仕事ができるのか」と疑問を感ずることが、多々ありました。日弁連の機関紙『自由と正義』に、色々馬鹿なことをやった弁護士の懲戒公告が出ています。
鳥取県での事件を紹介しますと、代理人としてマンションの競売申立をした後、この部屋の賃借人が、勝手に内装工事を始めたので、この弁護士、依頼者からの「警察の承諾を得ている」との報告を真に受けて、警察に確認もすることなく、警察と弁護士の名前で立ち入り禁止の張り紙を貼ったことで戒告の処分を受けました。
警察署と弁護士の連名で張り紙を刷るということは、立ち入り禁止の張り紙に「〇〇警察署長」「〇〇弁護士」と書いたことでしょうから、場合によって文書偽造になりかねません。
この様に、信じられない程のアホが、どうして弁護士になれたのかと、考えたところ、大いなる仮説にたどり着きました。
それは、社会制度として「優位な職業は、適材適所で選出される」ことになっていれば、そもそも彼らは、その職業に就く国家試験にパスできなかったのでしょうが、彼らの多くが、有名大学を卒業して、国家試験に合格しているのです。
要するに、能力もないのに親の資力で、幼い頃から「お受験・お受験」を繰り返して有名大学に入学し、即ちアンフェアーな『フライング』をする事で有名大学から、国家試験まで合格してしまうのです。
それは、司法試験を例に挙げれば、暗記したことを再現できる能力があれば、試験に合格できる程度でしかないからです。特に最近は、法科大学院ができたことで、口述試験もなく、(大学院入学時はともかく)司法試験で、法曹としての「適性」をチェックすることも出来ません。
また、これは、何も司法試験だけでなく、医師国家試験(丸暗記でOK)も公認会計士も建築士も同じだと考えられます。この様な事態は、国家戦略としても、誠に憂慮すべき事態です。
先日ブログに書きましたが、フランスのように、レベルに達しなければ、多く落第させ、勉強だけでなく、体育(運動神経)、さらには社会性も昇級の要件としなければ、わが国の国力は衰退し、隣の二級国家、韓国にも馬鹿にされてしまいます。
【関連する記事】