2007年02月24日

内閣総理大臣の権威

亀井氏は、21日の記者会見で、首相入室時に起立しない閣僚を批判した中川幹事長を皮肉って「直立不動で忠誠心を求めるなんて、いつから北朝鮮になったんだ」と言ったそうですね。(2月22日朝日)

地位の高い人を訪問したときなら、その相手方が座ったままでも違和感はないのですが、しかし、入室者(訪問者)を歓迎しようとすれば当然起立して相手を迎え入れるのが礼儀と思います。

裁判所でも裁判官の入室の際は、これからの手続きと裁判が権威ある決定であり、これらは尊重すべきであるという意味をもたせるために、関係者全員が起立を致します。

これに対して、裁判官が入室しても、ガムなどクチャクチャかみながら足を組んで椅子に座っていたなら裁判の権威も失墜してしまいます。

つまり、起立して迎えるという事は相手を尊重し、これからの手続き全体を権威付ける点でも極めて重要と思います。内閣総理大臣はわが国の最高権力者であり、別に北朝鮮でなくとも昔で言えば「将軍様」なのです。

これは安倍晋三個人が偉いのでなく、わが国の内閣総理大臣に対する敬意を表すことは安倍の先輩だろうが誰だろうが当然のことなのです。ですから、私が内閣総理大臣であるなら、起立しなかった大臣を後で一人呼んで、内閣総理大臣の地位というものを説明し、公的立場での振舞い方を厳しく注意します。

しかし、今回の問題は視点が違います。安倍首相にも力量がないことが判明しましたが、それより問題なのは自民党の三役が個別に注意するのでなく、マスコミの前でやった事が非常に取り返しのつかない大きな問題になってしまいました。内閣総理大臣の権威そのものが失墜してしまっているからです。

このように見てきますと、中川幹事長を皮肉った亀井静香もつまらない事を言ったものです。民主主義国家であるわが国の内閣総理大臣の権威はわが国で最高のものでなければならない筈なのに「直立不動で・・北朝鮮になった」とは政治家として失格です。亀井の論法でいえば、ガムを噛みながらに内閣総理大臣を迎えたほうが良いのですかね。
posted by やすかね at 11:56| 千葉 ☁| 政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする