2006年10月18日

温室効果ガス増加

今日(10月18日産経)は、新聞記事を切り抜いての広告が目立ちました。@東京スター銀行が3月27日、医療・年金・介護を取り扱う「ライフプラン」で高齢者がゆとりある生活を送れるように住宅を担保にして金を借りる「リバースモーゲージ」の報道記事を掲載し、「60歳以上でも利用できるローン?使い道自由なんだ」との広告がありました。

A東京電力は、7月16日、サミット首脳会議で原子力推進を明記したとの報道を掲載して、原子力発電に対する国民の理解を求める広告をだし、
またB介護・医療事務を教育するニチイ学館が「高齢化大国 社会保障揺らぐ」と報道している7月1日掲載記事を掲載して「あなたにピッタリの口座がある」と広告していました。

さらにC「仕事だけでは大人になれない。」とのコピーで近鉄が「あなたを大人へ。奈良」と奈良への旅行を案内しており、これで最後かと思っていると、まだありました。D3月8日の「海面水温100年で0,5℃↗」「地球温暖化が影響」との報道を引用しならが「日本は、環境技術でいこう。」と地球温暖化対策推進本部の会員番号1番の小泉純一郎の写真入広告です。

Cはともかくとして、外の4点の広告はある種社会問題化している事実を前提にして、わが社のご理解をお願いします、とのスタイルです。

発明でも論評でも、また何か独創的なアイデアでも、全く刺激もなく創造的な作品がでてくることもないでしょうから、このように、新聞記事を読んで興味が湧くであろう一つの社会的事実を前提にして広告を出すのは、面白いなと思います。

自分でも、ホームページを書きながら、新聞テレビを題材にして、そこから自由に発想してみると今まで考えてもいなかったことを思いつく事もあります。要するに実際に書き始めることが思考を深めてくれています。

そこでと言ってはなんですが、最近環境問題にご無沙汰していますので、今日はDに関して検討してみます。今日10月18日の朝日は、環境省が温室効果ガスの05年度の国内排出量が13億64百万トン(CO₂換算)で昨年より0,6%増加と発表した事を踏まえ「CO₂排出量、最多更新」と報道しています。12年度の目標を達成するには森林吸収源対策などで認められる分を除き8,7%の削減が必要としています。

内訳を見ると、産業部門は昨年より3,2%減る一方、事業所部門42,2%増、家庭部門も37,4%増加し、全体を押し上げたようです。(この記事からは部門別の割合は算定不能です。)

因みに、別項で経済産業省・資源エネルギー庁は、05年度のエネルギー需給実績を発表し、最終エネルギー消費は0,2%増加し、原油換算で4億1455万キロリットル、これは2年連続で過去最高を更新した。と報道されています。
内訳は、産業44.4%、民生32,0%(うち家庭が4,1%増加)、運輸23,6%となっています。この二つの記事を連立すれば、先の記事の内訳が算出できると思いますので、やってみてください。いずれにしても不親切な記事で実数を算出するには外を当る必要があります。

ところで、CO2の排出量は、どう測ったら分るでしょうかね?温室効果ガスは二酸化炭素、一酸化二窒素など6種類あり、世界の科学者でつくる気象変動に関する政府間パネルのガイドラインで示す計算式によるようです。(10月13日朝日)

面白いのは、牛のゲップも温室効果ガスということで、これは実際に牛をガラスケースに一週間いれてえさとゲップの量の関係から調べるそうです。途中ですが、今日はこれまで・・偉い人が来ましたので・・

牛一頭は年80キロのメタン(CH4)を出し、テレビを毎日一時間見ると年14キロで杉の木が一年に吸収する量と同じで、日本人一人は年9790キロで温暖化で水没の危機にある島国ツバルの人の20倍になるそうです。
posted by やすかね at 17:14| 千葉 ☁| 環境 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする