ところで、デジタル放送は、かつてのアナログハイビジョン映像も足元にも及ばないような鮮明な映像をテレビで見ることができます。
これまでは、ゴルフの放送をハイビジョンで見てもグリーンの傾斜などとても見ることができなかったのですが、今ではオーガスタのグリーンの傾斜がテレビでも見ることができます。
この様な素晴しい地上デジタル放送です。ところがですよ「間もなくアナログ放送が終了となります。」というとき総務省からのお知らせで『地デジ難視聴地域の方々は、難視聴が解消されるまでは、衛星放送で関東地方のテレビ放送が見ることができますので、詳しいことは総務省の〇〇までお問い合わせ下さい。』などとご案内しているのをご存知でしょうか。
要するに、東京に世界一の電波塔スカイツリーを建てても、デジタルの電波は直線的に飛んでゆきますので、アナログ電波のように電波が曲がり(比喩として)ません(このアナログ電波でも電波障害があった)から、これまで以上に全国のいたるところに地デジ放送の難視聴地域が存在しているのです。
そこで、総務省はスカイツリーのほかに全国津々浦々地デジのための放送アンテナを設置しなければならないのです。そこで、全国的に地デジ放送アンテナが完備するまでは、いいですか?『地デジ難視聴地域では、衛星放送で、NHKと関東地方の民放を見ることができるのです。』
びっくりしないで下さい。衛星放送受信用のアンテナさえ立てておれば、本当は全国何処でも、いや韓国も北朝鮮もNHKと関東の民放放送を見ることができるのです。ただし、すべてのテレビにかかっているスクランブル(暗号でわざわざ衛星放送の電波を受信できないようにしてある。)を外さなければなりません。スクランブルは素人には外せませんが、外国のスパイなどは簡単にスクランブルを解除してテレビを見ることができるでしょう。
さてさて、こんなことを考えてきますと、日本中で今すぐ綺麗な画面でテレビ放送を視聴することができるのです。スクランブルさえかけてなければの話ですがな。ですからスカイツリーなどなくても、地上の放送局から人工衛星にテレビ電波を送り、これを各家庭で設置したBS受信用のアンテナでいとも簡単に地デジを見ることができるのです。
そうしますと、一体スカイツリーとか全国津々浦々に立てなければならない放送アンテナに要する費用はどれほどになるのでしょうか。何千臆円ですかね。またテレビに一個一個ついているビッカスカードあれは難でしょうね。〇〇株式会社と書いてありますので、きっと総務省公認の特別に許可を受けた、国が特別の許可を与えるのですから・・すごい利権がからんでいるかも知れません。政治家が誰一人言わないのは少しどころでなく、おかしいですね。
まあ、経済は「社会的無駄遣い」が存在しないと動かないともいえますから、戦争などして「社会的無駄遣い」をするよりずっと素晴しい「無駄遣い」でしょうか。しかし、無駄遣いは問題ですよね。これで良いのかね・・・
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