2010年11月09日

TPPで日本はどうなる

TPP新しい「言葉」ですね。太平洋を取り巻く各国が貿易障壁となる関税を撤廃して、経済共同体を構築しようということです。まさに経済での国境をなくすということで、人・金・物が自由に太平洋を飛び交う関係になります。

わが国では、米作農家に計り知れない影響がでて、日本の農家はいきなり国際的な競争の中に放り込まれることとなります。アメリカの穀物メジャー、中国・ベトナムなどの低賃金で生産された農産物と価額競争を迫られるのです。

実はそれだけではないのです。これまでにも日本の資本は、低賃金を求めどんどん海外に生産拠点を移して国内では、大量の失業者があふれています。最低賃金の700円弱から800円程度でも働けない人は生活保護で生きてゆくしかない状況です。

この様な状況下で、環太平洋で全ての関税が撤廃されるとどうなるでしょうか、想像力を働かせてみてください。

先ず、資本は限りない低賃金を要求してきます。昔であれば労働力の再生産(若者が結婚して子供を自分と同程度の学力・労働能力を備えた大人に成長させること)を侵害するような低賃金は、社会的にあり得ませんでした。04年3月18日のブログで「奴隷以下だよフリーター」と書きましたが、まさに21世紀、今の若者は社会から『お前ら、結婚もしなくていい』と言われているようであり、「若者は、社会的に生存することに意味のない世代」と切捨てされているようです。

あと10年20年で死んでゆく団塊世代以上は、貯金がありますが、これから50年60年と日本で生きてゆく今の若者にとって今の社会は正に生存できるか否かの恐ろしい社会です。

TPPを民主党政権は「検討」しているようですが、海外に出た日本の資本が海外での低賃金で生産した大量の物を関税ゼロで国内に持ち込むとき、今まで以上に国内の労働環境は悪化します。中小企業だって生き残れません。

日本国内で物を生産しない以上、GDP(国内総生産)という国民の豊かさの源泉は増加しません。国内資本の海外移転を引きとめ、貿易障壁で保護すべき国内産業もしっかりと見極めないと、これからの日本は絶対沈没します。

さあ、どうしますか。
posted by やすかね at 10:36| 千葉 🌁| Comment(0) | 国際 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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