今日は民主党代表選挙の日で、その辺の事情をテレビで報道していますが、いまいち盛り上がりに欠けています。何といっても報道関係者を始め、民主党のけじめのつかない体制に国民誰しも嫌気が差していると感じられます。
明日の新聞テレビで一応結果が報道されるでしょうが、国民もさして興味を示すことなく「あっ、そう」としか反応を示さないのでしょうね。
何故なのか、その原因はと聞けば、皆さん「なんとなく」とこたえるでしょうが、要するにこの間の報道で現れた民主党とアホ永田の決断力不足に多くの人がリーダーの資格の欠如を感じているからと思います。
政治家の生命は決断力にありと考えますが、偽メールが明らかになったときから責任を取るという決断ができず日一日と問題が膨らんでしまい、とうとう民主党の執行部が総辞職して初めて永田が辞職という事になりました。
この間平成18年度の国家予算を審議する重要国会がたいした審議もなく、実にくだらない偽メールに振り回されてしまい、貴重な時間・税金・マスコミ等々様々な「無駄」に心底腹を立てているのが国民の殆どと思います。
偽メールが明らかになった2月20日、前原執行部が証拠の信憑性に問題ありと公表し、永田が頭を丸めて「調査不足は全て自分の責任です。ご迷惑をおかけしました。議員を辞職して責任をとります。」とやれば「潔良いな、なにも議員をやめる事もない。」と言ってくれる自民党議員もいたのではないでしょか。
しかし、先の読めない間抜けな「エリート」、続けることのできない議員の身分に執着したため政治家としての将来を全て棒に振りましたね。一人のアホを衆議院議員などに選出するととんでもないことになるということが良く分かりました。
インターネットで見ていましたら、自民党の松浪議員が野党の議員の野次に怒り、コップの水を掛けた事件での「被害者」が永田議員だったそうですが、その際の野次が「(扇千景)と何発やったんだ」と書かれています。
昔、あの浜コーが質問中の社会党の議員に「強姦野郎ー」と野次を飛ばしたところ、社会党の議員の質問がメロメロになった事がありましたが、永田の野次は個人の具体的名前が推測されているようですから、もっと悪質ですね。
そのほか、永田議員はその議員としての振る舞いが過去4回も懲罰委員会で問題となっていたようですが、その様に程度に低い議員が3回も当選していたこと自体、民主党の「人選」能力が疑われています。
今回の問題で最大の問題はこのように野党がぐちゃぐちゃでは自民党の一人舞台で当分政治が進むでしょうし、なによりライバル不在では独りよがりの自民党自体堕落しませんかね。