2010年08月03日

最高齢者の生存確認・お役所仕事

東京都では、都内の最高齢者の生存が確認できないでいた、などという自治体の「不祥事」があいついで明らかになりました。(白骨死体、ミイラ、3,40年前から行方不明、年金不正受給、親族子供も知っていたらしい。)

市原市などでは100歳を超える長寿者に対し、市長自ら「お祝い」にお伺いするようなので、「長寿者の生存確認」など敢えてする必要もないと考えます。絶対止めてはならないお祝いです。

面白い話があります。確か3〜4年前ですが、市原市内の『ゴミ屋敷』の明け渡し訴訟で不法占拠しているのが高齢の女性(婆さん)の名前を使用しているセガレだったのです。

明け渡しの裁判をしても当然被告の婆さんは出頭してきませんが、セガレが答弁書などを提出し、裁判所から出頭するようにとの通知が行きますと、次回の出席を約束するのですが、当日になると「今錦糸町まで来たのですが、急に具合が悪くなりましたので、今日は行けません。」という電話が「付き添い」のセガレからかかってきます。

こんなことを何度か繰り返し、やっと明け渡しの判決を取ってからがまた大変なのです。
ごく簡単に書きますが、(控訴審が終わり)判決確定から強制執行の手続きとなるのですが、執行文はともかく、執行官からの本人へ明け渡し命令の「送達」ができないと強制執行が進まないのです。どうしてかというと裁判所からの文書が「債務者」本人へ届かないことには本人の弁明の機会もないということです。(法治国家というのは、このように不正義の人の「人権」も保障されているのです。)

しかし、裁判所から数度送られる「書留郵便」は保管期間経過で戻ってしまいますので、さらに裁判所から郵便を「発信」した事で「送達」が完了したと看做されるためには「付郵便送達」の手続きが必要なのです。

どうするかというと、弁護士が実際に住所地に赴いて近隣の人から事情聴取を行い「本人そこに住んでいることを確認し、郵便を受け取れる状況である。」ことを裁判所に報告しなければならないのです。

実際に都内の有名な繁華街にある債務者の住所地(どうもこの建物も不法占拠らしく、この建物だけが異様な雰囲気)に行き、外から写真をとり、電気のメーターが回っていること、ご近所の人から債務者の家の状況を聴取するのですが、実際は殆ど会ったことも話をしたこともないようです。

しかし、これでは裁判所に対する報告書を作成するには困りますので『・・どうも3人で生活しているようですが・・』などというご近所から伺った曖昧な話を報告書に書いてやっと付郵便送達ができます。(あまり意味のない手続きであり、これは裁判所の責任逃れのためです。)

このとき、ついでに豊島区役所に対し「住所〇〇の氏名〇〇の人の所在を確認しようとしたのですが、ご近所で伺ってもよく分からない、もう死んでいないのではないか、息子か誰かが年金を不正受給しているのではないか、職権で調べたほうが良いのではないか。」と電話してやったのです。

そしたらなんと答えたと思います?私が『死んでいるのではないか?』といったのに対し、驚くなかれ、区役所の職員は『大丈夫です、まだ死亡届が出ていませんから。・・』この返事を聞いて『エッ・ば・ばかな・・・』と全くお話になりませんでした。

東京都ではこの様な全く信じられない「お役所仕事」をしているから、今回のような「最高齢者の生存が不明」などという全くお粗末な「事件」になるのですね。

それにしても、わが国の司法もやっぱり「デタラメ」というとしかられますが、本当のところこの婆さんの生存が明らかでないと明け渡しの裁判すらできないことになってしまうのです。また仮にセガレが「家は婆さん名義であるが、本当のところ、俺が不法占拠しているのだ」などと言ってくる可能性があるときは「占有移転禁止の仮処分」などという前段の手続きも必要となったりします。

わが国は『性善説』に立ちながら違法なことをやっている「悪党」の人権も保障しますので、きちんと全て法的に正しくやろうとしたときには全く何もできないということも沢山あります。

市原市の12月議会でしたかね、顧問弁護士からの「アドバイス」で土地の共有者がわからないのに「持分権確認の調停」などしようとしたのは?


posted by やすかね at 11:39| 千葉 ☀| Comment(0) | 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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