2006年02月28日

「羊頭狗肉」の市議会改革協議会

(3月1日午後4時の最終稿です)
2月28日、市議会は返り初日であり自民党から代表質問が始まりました。例によって多岐にわたる質問でありましたが、執行部の答弁は最後まで行き着きました。議員からの市政に関しての質問に対して執行部の答弁が在って初めて市議会の代表質問の意味がありますよね。

次の代表質問は公明党でした。自民党よりも多岐にわたる質問であり、質問に対する執行部の答弁も途中で終わり、となりました。公明党の質問は何時もそうなのですが、「質問のしっぱなし」であり、会派を代表して行なう質問に対して執行部の方針なり考え方を聞くというのが代表質問ということであれば、この様な質問には疑問が湧きます。

もっとも代表して「質問」するのが代表質問であるから質問さえしてあればその後執行部が質問に沿った施策を取ったとき「わが党の成果」と考えられないでもありませんから、外野からとやかく言う必要もないでしょうかね。

結局、会派の代表質問の持ち時間は、質問時間とその答弁に使われる時間の合計で決められていますから、この持ち時間を会派がどのように使うか、会派の決めることですが、しかし、執行部のダラダラした答弁があれば会派のすべての質問に対して答弁も出来なりますし、効率の悪い代表質問になってしまいます。

執行部はもっと手短にして質問された事に対し、味も素っ気もなくストレートに答弁すれば質問に対する答弁は完了すると思います。その意味では担当部長の力量が問われています。

担当部長の力量に関してもう一言たかったのですが、まだ言ってない事がありましたので、議会改革協議会の「まくら」として少しわき道に入ります。

実は、今回の本議会の開催直前全議員に対しての、予算説明会が行なわれました。その冒頭の市長の挨拶というか予算に対する説明は大変出来が悪かったですね。

まず市長は予算編成の方針を説明しながら目玉となる予算などに関し、予算概略に説明をすれば十分と考えるところ、市長の読んだ原稿はかなり細かい数字が入っていました。

手渡された予算説明書の中に踏み込んだ細かい数字などいきなり読まれても、とても目がついては行けません。しかも、当然ながら市長はこの様な細かい数字に対して「理解」しているものでもなく、またその必要もないはずです。

ですからこの市長の読み上げた原稿を誰が作成しこれを部長がどのように添削したかが問題となってきます。

しばらく市長の説明を我慢して聞いていたのですが、我慢しきれなくなって「はやいぞ!」「早すぎてわかんないぞ!」「資料を追っかけきれない!」と市長の細かい説明に対し、抗議が飛びましたし、僕も資料の数字を追いきれていませんでした。

市長はたぶん直前に渡された原稿をただ読んだのでしょうが、要するに、この訳の分らない市長の説明に対する責任は担当部長にあるはずです。挨拶だか説明だかどっちにも取れない原稿だったのです。

しかも、市長の後に説明を始めた担当部長の説明は、訳のわかんない市長の説明に対して実に分かり易いものとなっていました。

担当者ですから細かいところを含め予算を理解している事は当然ですし、部長の説明が分らないでは部長失格です。

しかし、僕はこの部長の分かり易い説明には非常に後味の悪い不愉快な思いがしましたので、終了直後市長に対して一言「部長の説明が分かりやすいのに訳の分かんないあの市長の原稿、あれは何ですかね」と文句を言っておきました。

今回の「挨拶」だか「予算説明」の原稿は議員全員に対し、いわば「市長の間抜け」を披露した形式となっているからです。決して市長は間抜けではありませんが、原稿を作った担当部が市長に「恥」をかかせた恰好です。

市議会に当選した直後にも同じようなことがありました。手渡された「平成16年の予算編成方針」が前年の焼き直しであり、「市長が変わったのに殆どの部分が一字一句前年度と同じ予算編成方針を議員に出してくるとはなんだ」と財政部の手抜きを厳しく指摘したのですが、今回の市長の予算説明の原稿はこれ以上に手抜きであり、と言うより市原市のトップである市長に対し配慮のない原稿でした。

結局、部長が市長以上に目立っていた印象です。ひょっとすると部長もその事を意識してやったのかと勘繰りたくなります。

これなどは執行部のあり方に関しての問題ですが、改革を迫られるべき重要問題です。そこで、話を冒頭まで戻し、議会改革協議会に打ちしますと、今日の代表質問と答弁を聞きながら僕も「議会改革」の必要性を強く感じたところです。

ところで、この議会改革については公明党からは12月議会の議会運営委員会後の会派連絡会で「議会改革推進協議会の設置」が提案されていました。

全ての会派では議会改革に関しそれぞれ思惑も異なるでしょうが「議会改革」の必要性は感じていたのでしょう、割合すんなりと設置が決まりました。

この議会改革に関し、本日の本会議終了後、議会運営委員会と会派連絡会が開催されたのです。まず設置が決まっているということを前提にして、今日はこの協議会の名称をどうするか、協議会の目的をどうするか、構成委員の選出方法、任期、協議事項などを決める事になりました。

事前に各会派の意見が聴取されていましたので、緑水会では名称を「市原市議会改革協議会」とする。

全体の結論としては「市原市議会改革推進協議会」と「推進」の二文字が入ったのですが、言葉は長くなればそれだけ間違いが発生する可能性が高くなり、しかも「改革」にはこれを「遅延する」とかの意味は含まれず当然「推進」の意味があると考え、緑水会ではこの二文字を入れたくなかったのですが、多数決ということで長い名前になりました。

二文字を入れたことでこれからどの程度この会の名前が文書に記載されるか分かりませんが、無駄があることは明らかです。

「改革」しようという矢先、既に「無駄」が入りました。たかが二文字と考えてはいけません。説明は簡明が感銘を呼ぶのです。

もっとすごいのは改革の「目的」です。我が緑水会は短めに「地方自治の本旨を充実し、市原市議会が市民の目線で機能強化を図ることを目的とする」としたのですが外の会派には申し訳ないですが、議会事務局が「例えばコンなのはどうですか」と書いてある「例文」をほとんどそのまま引用しました。

即ち「地方分権の推進により、市議会の果たすべき役割がますます重要になっている(言われなくてもわかってらー)ことから、議会の機能強化や議会運営などの充実がきわめて重要(これも、分かってらー)である。行政を監視する議会が十分に機能(不十分なんだよね)し、行政サービスの質的向上が図られる(そうだ)よう、市議会の改革推進を目指す事を目的とする。」をそのまま使用し、公明党が「機能し、」の後に「市民に対する情報公開と、」と挿入した程度です。この追加は公明党が協議事項のなかに「インターネットの議会中継について」と目玉をいれた事と関係しているでしょうね。

分権が推進したとか、議会の重要性、議会の機能強化の必要性は誰でも認識しているでしょうが、目的を書くところでは認識などをご披露する必要もないでしょう。

それはともかく、肝心の協議事項ですが、各会派の協議事項を羅列しますと、素晴らしい目的とは余り関係なく、
1、各種審議会委員の選出について、
2、本会議のインターネット中継について、
3、政務調査費、費用弁済について、
4、予算・決算等特別委員会の構成員について
5、本会議における議場のあり方について(対面質疑)などがかかれています。

この協議会の設置を言い出した公明党は
1,2に加え
3、政治倫理条例化について、
4、議員永年表彰の肖像画のあり方についてとあります。

緑水会では「立法機関(条例)としての議会の役割充実について」と協議すべき事項を提案しました。

本来この様な改革協議会は改革すべき点に関して問題意識があることから進行して設置目的も重要ではありますが、最初になにを協議するかが問題の出発点のはずです。

今後、さらに協議事項が議論されるでしょうが、公明党が議会改革の必要性を提案したときには、先に書きましたが「各会派はそれぞれの思惑」があったが故に設置に賛成したのです。

しかし、いざ設置を決め次に何を協議しようかという段になり、公明党は既に解決済みである議員永年表彰の肖像画とか、どうでも良い政治倫理条例化(議員各自の自覚に基づくもので足りる)、またこれまで本会議はアイ・チャンネルで放送していたのを止めても市民から格別抗議もないのに、もっと利用者の少ないと思われる「インターネットの議会中継」を「議会改革の協議事項」にするというのです。

この公明党の協議事項をみて僕は余りにも呆れてしまい、こんなつまらない事を協議する協議会を設置して何をやるのか、と発言したところ、既に昨年12月、各会派のそれぞれの思惑で設置が決定してしまっていましたから、いうなれば公明党に「騙された」様な感覚です。

結局何のことはない、それまで会派連絡会で話していたことをわざわざ別の協議会を設置して「議論」しようと言うのです。その内容も「例文」の目的からみても格調は高くはありません。

僕は「これぞ羊頭狗肉だ」と発言したのですが、結局この協議会を設置すれば確実に誰かが「市原市議会改革推進協議会会長」になるのですね。この点に関して手回しがよく、もう名刺が出来ていたりして・・すなわち誰かが「偉い」名刺を作りたいのですね、ホントのところ・・。

あーあー、馬鹿馬鹿しい、昔から言われているように組織はいじくれば弄くるほど大きくなる、ということです。全くの屋上屋です。

小話に、自宅の塀にマツタケの落書きがあったので、お嬢さんが消したところ、すぐに以前より大きいマツタケがまた落書きがされたので、お嬢さんがまた消したところ、今度はもっと大きいマツタケが書いてありました。

困ったお嬢さん、母さんに相談したところ、そのお母さん「マツタケのようなものをいじくるのは止めなさい!段々大きくなるから。!?」

そうなんですよ!いじくったってしょうがない、意味のない協議会を作って「市議会の改革に手をつけたのは、わが会派である」などとどこで「成果」をご披露したいのですかね。

協議会を作って改革をしようなどというのは全く無駄、単なるゼロではなく確実に紙・時間の無駄が生じます。

本当に改革するならガンガン攻めて議員定数削減から、執行部のだらだら答弁禁止、議会での重複質問も禁止、各種審議会廃止、議員の行政視察、膨大となる議案書配布資料等をすべてインターネットで公開して議員に配布しない、などなど色々の思い付きを検討すると真実税金の無駄遣いがなくなりますね。

どうしましょ、本気でやりますか!ガチンコで目いっぱいやるなら面白いですね!!協議会の委員は緑水会会からは不肖私が出席します。屋上屋の協議会ですが、私は高いところが好きですから、楽しみです。

さてさて、これだけの事を言われれば、設置された市原市議会改革推進協議会はホントに大変なことになりそうです。

委員の任期も「目的達成の期間」ですから「行政の監視と行政サービスの質的向上が図られるよう市議会の改革推進を目指す」という目的が何時達成できるのでしょうかね。

今日はやけに漢字が目立つ内容となってしまいました。また文章が長いだけ誤字脱字があるでしょうが、ご容赦を!
posted by やすかね at 10:59| 千葉 ☀| 議会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする