2006年03月14日

AED自動対外式除細動器動機

AED活用の方法
 (AEDについては9月議会12月議会と連続で質問して、その結果一定の配
備が決まったようですが、今日は3月8日の質問だけでなくAEDに対して素人ですから間違っているかもわかりませんが、若干の説明を付け加えておきます。)

AEDは、疲労とか瞬間的、突然の心臓麻痺で心臓が停止してしまったとき、つまり、素人とすれば心臓の筋肉が痙攣(けいれん)して、心臓が止まってしまったときだろうと考えるのですが、このような時は本当に心臓が弱ってしまって動かなくなったのではなく、ほんの数秒間心臓が休んでいるだけだと思います。

しかし、数秒とはいえ、心臓自身を含めた体中に血液を送り出す、心臓が休んでしまっては心臓自身にも血液がきませんから、時間の経過(5分〜7分以上?)とともに心臓がホントに死んでしまうのです。

もっとも、それでも心臓などの筋肉組織は血液が流れなくなってもまだ充分蘇生(そせい)、生き返る可能性を残していますが、血液の流れが止まり一番困るのは、脳なのです。

実は脳組織、血液の流れが止まっても活動を休んでいないのです。何兆という細胞が互いに交信して電流を流していますから、血液が流れ、栄養補給とともに脳細胞で発生した熱を血液が吸収して、体の表面から常に放出できなければ、脳細胞はたちまちオーバーヒートしてダウンしてしまいます。

貴方のお使いのそのパソコンだって、しばらく使っていると脇から熱い空気が出てくるのが判るように、ものすごく小さく、消費電力がとても微弱なIC(集積回路)だって、それほどの発熱があります。

ところで、戦争(大東亜戦争:進駐軍からは太平洋戦争と直された)末期に建造された戦艦大和には主砲から打たれた砲弾の飛んでゆく弾道を計算して、狙った相手方に正確に着弾する計算機が備わっていました。

この計算は、今なら実に簡単な放物線の解析程度と思いますが、この計算機はいわゆる3極真空管(プラスとマイナスの電極の間に電子の流れを調整するために電圧を加える第三極がある)で電気の流れを調整していたのですが、この真空管はスイッチをいれて三極が暖かくならないと動かないので結局一個で沢山の熱を発生させますから、これを使って計算機など作ろうとすれば大量の発熱があります。

ですから、今仮に500円程度で売っている電卓も真空管で作るとなるとその大きさは、表現が古くなりますが、霞ヶ関ビル程度以上のものとなり、これから発生する熱を冷ますためには、華厳の滝から流れる程度の水量では足りないくらいでしょう。

この様に簡単な計算機でも沢山の熱を発生させるのですから、それとは桁違い(何桁でしょうか、10桁?)に沢山の脳細胞から発生する熱量は、その一つ一つが桁違いに微弱としてもやはりものすごい熱が出ます。

心臓が瞬間的に停止すると、この脳細胞に発生した多量の熱を放熱できなくなるのです。脳細胞はオーバーヒートで死滅してしまうのです。ですから、逆に極端なことを言いますと、氷河に落ちて心臓麻痺で「死亡した人」は頭も冷やされていますから、相当の時間は十分蘇生できると思います。

結局、9月議会と12月議会でも時間短縮を力説しましたが、AEDを有効に使用するには一番大切なことは秒単位での時間短縮なのです。7分経過すれば2%しか救命効果はありませんから、AEDをいたる所に供え付け、何時でも短時間に使用できることこそ大切なことです。

3月議会では、さらにAEDを十分備え付けたとしても、こんどはその運用で問題が発生する可能性がありますよ、ということをご注意申し上げ、是非その対策を取っておいてください。とお願いしたわけです。

以下その要旨です。先の議会で緑水会を代表してその普及を図るべきと質問し、来年度は数台の設置をすると伺い、その方向性が見えたと考えています。そこで今後計画的に普及台数を増やすことを期待して、その次のことを質問します。

まず、AEDが十分普及してこれが市民の間でも十分知られるようになって、多くの人が救済を受けられるようになった後のことです。
現在では心臓発作また心臓しんとうで倒れたものの首尾よく蘇生した場合は、「ああ、良かった」となるでしょうが、十分普及した後、今度は多少でも操作が上手くいかなくなったときは、法的問題、損害賠償請求などされることも生じてくるかも判りません。

その様な場合があると今度はこれを扱う人の間で萎縮効果(結果を心配して「僕できない」などといって、責任放棄)が生じてはいけませんから、十分な研修をしておく必要が有ります。職員誰でも出来るように日常的な研修が必要と考えるがどのように取り組むのか伺いたい。
広く市民にもAEDとは何か知っていただく必要もあると考えますが、周知徹底をどうするのか、伺いたい。関連報道(平成17年、9月5日、11月25日朝日、11月15日千葉日報、9月26日産経)

以上のようにご注意申し上げたのですが、その日の夜、NHKのニュースで『横浜市の消防局でAEDを搭載した救急車が現場に到着してAEDを使おうとしたとき、そのAEDの電極が訓練用のものであって救命できなかった。』消防局は『死亡との因果関係は不明。』などと釈明していました。

極めて初歩的ミスです。ネッ、言わんこっちゃないですね。しっかり研修しておく必要もあるのですが、まだその重要性を十分理解していないのです。

http://yasukane.seesaa.net/のブログも見て、
posted by やすかね at 05:23| 千葉 | 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする