これまでの新聞報道などでは,退職組合員の年金が高いなどということは聞いていたのですが,これが具体的にどの程度かということは中々出てきませんが,先日,聞くところによると月70万円から80万円,これを聞いて僕は『えぇっっ・・二ヶ月ではないですか?』とドモッテしまいました。
それだけではないのです,先日ゴルフ場で一緒にラウンドしていたとき事です。その人(今66歳)の奥さん(年齢不詳),もと日本航空の客室乗務員だったそうですが,年間の給料は1500万円だったそうで,退職金は6000万円貰ったそうです。まさに退職金を「貰った」そうです。(因みに厚生労働省賃金構造基本統計調査によりますと弁護士の平成20年の平均年収801万円)
だれでもお金は欲しいですが,自分の仕事と給料が見合っているか,そこが本人と社会の常識問題です。地方公務員は728万円(年収ラボ)で,公務員に比べれば比較的高級なのが学校の先生とか警察官ですが,先生は,将来の日本を背負う子ども達の教育を担当するという聖職であり,また警察官は危険を伴いますので給料が高くても仕方がないですが,具体的場合には「こんな安月給でやってられないよなぁ」などとほざく教員を見て,「なんだよ!大した知識も指導力もないじゃないか。」と憤ることもありました。
とにかく,自分の能力と仕事内容に見合った稼ぎ(給与),即ち何事もバランスの取れたところが必要と感じたことでした。
現在のわが国の労働生産性は2005年,先進7カ国(日米独仏英伊加)では最下位で年間61,862jだそうです。2008年OECD加盟国では20位、韓国が22位(2005年では23位)で迫っています。その後も年々低下してますから,今の若者は結婚も大変です。どうしましょ,この日本?
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