本日の新聞報道によりますと、民主党内閣(幹部)の問題発言が2件ありましたね。
一つは民主党政権の目玉とも言える高校授業料実質無償化に対して、中井国家公安委員長は、川端文部大臣に対し「(北朝鮮に)制裁をかけていることを十分考慮して欲しい。」と昨年末伝えた。(読売)全く目玉の政策に泥を塗る行為です。
確かに中井国家公安委員長は、拉致問題担当でしょうが、拉致の問題と高校生の授業料実質無償化を一緒くたに論じる感覚が信じられません。在日の朝鮮高校の子ども達は、国籍に関係はともかく、数世代前から日本で生活し、今後もわが国で生活してゆく人たちであろうし、選挙権はないものの日本で働き日本で税金を支払い日本で生活してゆく「最も日本人に近い人」たちです。いわば「日本の国力」を支える人達です
そうであれば、『政治的対立はあるが、子ども達には関係ない。』と発言して、北朝鮮籍の子供たちも日本の子ども達と一緒の扱いを行ってこそ、懐の「広井」政治家といわれると思うのですが、これでは「中井」を通り越して懐の「狭井」つまらない政治家でしょうし、大臣失格です。あーぁ、つまらねぇー駄洒落ね。
実際、3933億円の予算のどれほどを朝鮮高校に振り向けるか分かりませんが、敢えて「恨みを買う」ことをして、民主党政権の評判を落としては、せっかくの授業料無償化がだいなしです。
民主党政権の評判が落ちてきているときに良くもまあ、これほどくだらないことを言うのでしょうかね。
殆ど感情でものを考え行動しているとしか思えませんが、やっぱこの程度の人間が拉致問題を担当していては対北朝鮮外交が上手く行くはずがありません。
二つ目は、選挙対策委員長が鳥取・島根両県をチベットに例え「人が住んでいるのか。」などと発言したようです。これまた、あーぁ、なんとつまらない政治家が多いことかと思います。何か面白いことを言って、受けを狙うときは、他を馬鹿にして、果たして自分の価値が上がると考える質の低さです。
テレビのバラエティー番組でも顰蹙(ひんしゅく)を買うレベルです。鳥取県市長会も抗議声明を送ったと言うことですが、この様な発言を見ていますと石井選対委員長は本当に民主党なの?ひょっとすると敵(自民党?)のスパイじゃないかと疑いますね。
これまで、私なども民主党がこれまでの自民党政治の金満体質、腐敗体質、霞ヶ関政治(官僚の出先)を変革しようとしていることに期待を持っているのですが、多くの国民は「もう批判するのも面倒くさい。」と民主党をも相手にしなくなってしまうのではないか。それが怖いですね。
とにかく、世界的に政治・経済が大変な状況であり、国内で馬鹿馬鹿しいエネルギーを費やしていては、日本が沈没してしまうのではないか、と心配しているのは私一人ではないでしょうね。
裁判員裁判しかり、国会の審議状況、日本の教育、大企業の経営者の経営姿勢などを見ていますと、日本人にやる気を出させられるリーダーの不在が著しいですね。
2010年02月24日
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