2010年01月25日

宇宙人の思考方法

 週間東洋経済「知の技法出世の作法」第133回で「宇宙人」といわれる鳩山首相の思考を論じていました。

 鳩山首相は、首相就任直後アメリカを訪問してオバマ大統領との会談で『日本国民は、政権交代をしたアメリカの勇気を頂いた。』と言うような趣旨の発言をされ、私など、この鳩山首相の発言を聞いて歴代首相と相当違うなとの実感を持ったわけですが、この鳩山首相の思考方法についてのコメントがありましたので、ご紹介します。

 政治の世界では「足して2で割る」ということがよく言われ、普天間飛行場の移設問題でも「沖縄県外か日本国外を移設先にする」との主張があると、この立場を足して2で割る「辺野古の沖合」という落としどころが出てくるのに対し、一級の知識人である鳩山首相は物事を関数体として考え、オバマ政権の国家戦略、台中関係、米朝国交正常化交渉、沖縄の世論、小澤一郎に対する東京地検の特捜などが関数の主要な項となり、この項自体が変化する中で最適解を見出すというのが鳩山首相の発想だということです。

 これは、私の頭では、もう連立方程式を一つの式で解こうとするようなものであり、最適解は出てきそうにありませんので、参考にはなりませんね。ギブアップです。

 しかし、鳩山氏は「オペレーションズ・リサーチ:経営の科学」という学会誌のなかで論文を発表しているようです。私には、よく解りませんので「誤解」の可能性も大きいのですが、要するに「いくつかの稼動状態に分けられる機器に対し、どの様な予防的処置を施すべきかと言う理論『マルコフ保全モデル』として定式化されているが、本質的には取替えモデルである。」(しかし?)保全を考慮すべきある程度大きな系では系の取替えと言うより、不具合箇所を修理するといった保全活動がより自然と思われる。」と述べているようです。

 これを、先の政権交代で日本国家を考えると、日本国家の部品(官僚組織)を総取替えすることはできない。そこで事業仕分けで国家の抱える事業を総点検し、時代の要請に適応できない故障部品である官僚を取り替え、不具合箇所を整理するという方法で鳩山政権は構造改革を進めようとしている。そうです。

 さらにこれを自分なりに「解釈」し、自民党から政権交代した民主党の重要な国家戦略の中で「事務次官会議の撤廃」を考えてみますと、それまでわが国では、明治以来140年~150年間官僚組織の最高意思決定機関である「事務次官会議」が国家権力の中枢であったようですが、これを政治主導に切り替えることが正に「権力の移動」であり、「平成革命」といわれる重大な理由と思います。(明治憲法の下では何らの規定のなかった『御前会議』が「最高意思決定機関」として存在したようですが、これを現憲法下の「閣議」に置き換えてみますと、事務次官会議の重要性がわかります。)

 そこで、保全の対象となる日本国の(国内外の)権力と権力を構成する「系」としての各省庁、この各省庁を取りまとめる事務次官会議を考えたとき、国家権力に直接つながっている事務次官会議の「電力」を切断して、最高の国家権力を「内閣」に復活させ、系である各省庁を総点検して不具合のある故障部品である官僚を取り替えることが、一番問題と言うか争いを少なくする『平成無血革命』なのではないか、そんな風に思えます。

 数学の基礎知識は全く不十分ですが、民主党が何故事業仕分けをしたのか、その政権交代の意味は何かという理解に役には立ちませんかね?
posted by やすかね at 17:31| 千葉 | Comment(0) | 政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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