アラ還というより、「還」真っ最中になったことから、「失語症」になっても困ると考え、最近ほんとについ最近、初めてのお稽古事を始めました。
これまでスキーをしてもゴルフをしてもまた6年ほど前から水泳(最近は月に10回程度 1キロ泳ぐ)もしていますが、どれもコーチにつくことはあまりありませんでした。
司法試験でも何でも「教科書主義」を信奉する人が多いのですが、学問でもスポーツでも「実学」が重要と考えておりますので、これまでインストラクターに教えを受けても、ポイントのみ数回教えていただいて終わりとなっていました。
ところが、今回インターネットを見たところ、職場の近くで「落語教室」が開催されることを知り、本物の真打から直接落語の指南を受けられると言うことで早速申し込みました。昔から落語はすきなのですが、今回まだ2回ですが、レッスンをうけて改めて落語の奥の深さ、難しさを感じました。
「鶴」という題ですが、最初に「鵜のまねをするカラス水に溺るる」と始まるのですが、このフレーズを何度も繰り返しても具体的イメージを持っていなかったことを昨日知りました。
長良川の鵜は、鵜匠に操られ、水中の魚を取るのですが、これをからすが真似をするという具体的イメージを持つことなく呪文のようにこのフレーズを繰り返していたことに気がついたのです。
物事は具体的にイメージを持つことができて初めて理解したと思うのですが、どうですか皆様「鵜の真似をするカラス」が具体的にイメージされたでしょうか。
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