国会では、民主党政権と野党との「論戦」が始まりました。先日は「無血革命」の事を書きました。直後にグーグルで「民主党・無血革命・国民主権」と検索しますと僕のブログが「3時間前」などと注釈が入ってトップに来ていました。ところが、間もなく多くの人が「無血革命」の単語を使って文書が公開されたのでしょう、残念ながら僕のブログがグーグルでは埋没してしまいました。
ところで、ご承知の方もいらっしゃるでしょうが、2年前電子レンジで簡単に焼き芋ができることをご紹介したところ、毎日沢山アクセスがありました。これは今の知的所有権の考え方から言えばおそらく「発明」であり、「製法特許」が取れるほどのアイデアであると思います。
残念ながら、個人的に焼き芋を作ることの制限は、僕が特許権をもっていてもできないでしょうから、仕方ありません。これからは気温も下がり、沢山の人が簡単に焼き芋を電子で作って秋の味覚を楽しめますので、皆様のお役に立てて何よりですね。本音は残念・残念!
本題に戻りますが、民主党の勝利によって官僚主権から国民主権に権力が移動し「無血革命」始まったばかりです。しかし、この民主党政権に対する反動の嵐が始まろうとしています。革命直後の反動(歴史の進歩に逆流することから「反動」といます)は歴史の常識ですから仕方ないですが、この「反動」はできるだけ国民の意識しない、気が付かないところから始まっています。
大きくは、仮に民主党政権が4年間しか続かないと見られるなら、民主党の政権運営に対し、これまで権力を握ってきた官僚組織は、ありとあらゆるサボタージュを続け、閣僚の言うことを聞きませんね。また権力のトライアングルを構成してきた財界・官僚・マスコミ(読売・産経など)も「連携」を組んで民主党の政権運営に対し様々な「妨害」をしてきます。
昨日から読売新聞は「民主イズム」と題し「官僚組織」の応援団を始めました。まず、天下りを廃止すると、これまでの日本の「繁栄」(実は官僚の繁栄)を支えてきた官僚に人材が来なくなる、などという官僚から一方的に流される記事を書いています。
社会保険庁のデタラメを指摘するまでもなく、国民から集めた税金は、官僚の豊かな生涯を保証するために使われてきたのです。それが分かっている「優秀な東大生」を跡継ぎにして「官僚主権」を維持してきたのがキャリアの高級公務員なのです。
一つ驚いた話をしましょうか、弁護士は多重債務者を破産・免責手続きのなかで「借金棒引き」のお手伝いをするのですが、30代の青年が相談に来ました。借金で生活ができないと言うことです。職業を聞きますと、これまで仕事をしたことがないというのです。「えっ」と驚いて、「それではお父さんは何をしていたのですか。」と聞きますと「お父さんも仕事をしたことがありません。」ということでますますびっくりしました。
「これまでどうして生活してきたのですか?」と聞いたところ、『おじいちゃんが昔外交官をしていました。そのときの貯金でおじいちゃんの老後もお父さんも、そして僕たちもこれまで生活してきた』と言うのですね。
これが外交官と言う国家公務員の生活の一端です。この話は前にもどこかで言った気もするのですが、とてもびっくりする話です。
難しい外交官試験などを突破して「国家権力の一翼」に入ると一生どころか二生半(孫の半分まで)仕事をしないでも食べていけるのです。うまく株式など購入して貯金をうまく運用していれば、ずぅーっと家族でだれも仕事をすることなく優雅な生活ができたかもしれませんね。
それにしても私たちの生活は・・将来不安が付きまといます。弁護士なんて、病気になればおしまいです。
今貧しくとも、将来に向けて医療費がタダで教育費がタダなら安心して子育てもできるでしょうが、実はそのような国は沢山あるのです。
反革命の反動から民主党政権を皆で支えましょう。そしてマスコミの中からどこが「権力のポチ」であるのか、きちんと見極め、だまされないようにしましょう。それには少し勉強が必要ですよ。さあ、がんばりましょう!
2009年10月31日
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