2009年10月27日

民主党の政治変革は「無血革命」か?

民主党の政権奪取から2ヶ月、昨日は鳩山首相の所信表明がありました。先日作った私の活動報告にも書きましたが、正に「骨太の方針」だと評価しています。

首相は黒船でもなければ、敗戦による焼け野原が広がっているわけでもないが、「無血の平成維新」先人の苦労に勝るとも劣らない挑戦であると結んでいます。

明治維新以来140年、わが国の政治を担当してきた「権力者」であった官僚政治を政治主導に変えようとしているのですから、「権力の移動」を「革命」と定義するのであれば首相は9回「変革」といっていますが、今回の政権交代は「官僚主権」から「国民主権」への「革命」そのものと評価するのは時期尚でしょうかね。

活動報告で政権交代の「原動力は、自民党政治を変えなければ、との国民の意思ですが、」と指摘してさらに「・・民主党は、大胆に「脱官僚支配」という事をマニュフェストに掲げましたが、明治以来百年以上国の政治を動かしてきた「継続してきた官僚組織」を政治家が十分コントロールし、国民に約束した「公約」を実現できなければ本当の意味の「国民主権」ではありません。」とも書きましたが、首相の思いと一致している、と悦に入っております。

読売新聞によれば「所信表明は官僚の関与を廃止し、首相の思いを側近議員(中心に松井孝治官房副長官)が原稿に落とし込む『政治主導』でまとめられた。」と紹介しています。

所信表明の冒頭「戦後行政の大掃除」の中では首相は「官僚依存の仕組みを排し」「政府としての意思決定を内閣に一元し、事務次官会議を廃止」と宣言しています。

あまり言うと嫌らしくなりますが、この点も活動報告で「これまでの政治運営は、多数党である自民党政権が官僚の作文を読んで行ってきたもので・・実体は、明治以来の天皇主権に基づく政権と質的な違いはなかった・・政権を奪取した民主党には、官僚主権ではなく国民主権・・これまでは、「継続した官僚組織」・・事務次官会議が100年以上継続し、閣議へ提出する重要案件を決定してきました」と書きましたが、まさに政治主導が「国民主権」への第一歩です。

私自身、これまでの自民党政治が続く中で、わが国の政治に半ば諦めを感じてきたのですが、今回の所信表明の全体を読んでみてもう一度わが国の将来に期待がもてるかな、と思ってきました。

しかし、自民党の谷垣総裁は「やや冗長(長すぎる)で感傷的だ。(首相への拍手歓声は)ヒトラーの演説に賛成しているようだ。」と首相の所信表明のすばらしさを全く評価していないような報道ですが、「人のことを褒められれば一人前」ともいいますが、これまでの官僚権力に乗っかってきた自民党の総裁とすればさもありなんでしょう。

ところで、佐藤優は10月31日号の週間東洋経済で「鳩山政権は社会的平等を志向している。」、国家が企業活動に直接関与する手法はファシズムと親和的であるらしいのですが、佐藤は「日本で新たなファシズムが生まれつつある・という作業仮説の下で民主党政権の政策転換を眺めている。」と語っています。

尤も、佐藤は「ファシズムは悪い」と言う先入観でなく、ファシズムにとって重要なのが「全体の代表」であり、東ドイツが「全体の代表」を標榜してマルクスレーニン主義を掲げながら国民を支配するファシズムに親和的な国家だったことから東ドイツの政治エリートがマルクスをファッショ的に解釈した経緯について学ぼうと思っている、そうですので「その成果」がその内「勉強」できることを楽しみにしています。

それはそうと全く個人的なことですが、いよいよ今日から私の時間も時速60キロのハイスピードで進むことになりました。干支(えと)6巡めも順調でいられるようにがんばります。

posted by やすかね at 06:34| 千葉 ☔| Comment(0) | 政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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