私もかねがねわが国の金持ちは、貧しい人々に対する支援活動といいますか、ボランティア活動が乏しいと感じていました。少し関係がありそうなのでブログに紹介します。
夏に、久々海外旅行しました。長い間、東ヨーロッパに行ってみたいと考えていましたが、ようやく夢がかない、チェコとブルガリアを訪問できました。
これ等の国は、長い間ソ連の支配下にあったのですが、現在では資本主義体制になっています。人口も1000万人そこそこ、大きな産業もありませんし、まだまだ国民の間に車が広く行き渡っている状況でもありませんが、医療費は全て無料、ブルガリアでは、教育は大学5年まで全て無料と言うことです。
医療・教育が無料と言うことは、国民は病気などに心配することなく安心して勉学に励み、頑張って好きな職業に就くチャンスがあります。
それに引換えわが国はどうしたものでしょうか。授業料を支払えず高校を中退している人が増えています。医療保険制度がありますが、保険料の支払ができず、安心して医者にかかれない状況もあります。工業先進国アメリカでは低所得者を含めた医療保険制度の確立に向け国論が二分しています。それに比べ、必ずしも先進国ではないチェコなどでの生活のほうが将来も安心して暮らせるようです。
また、ゆったりと流れるドナウ川では子ども達がグループで一生懸命カヌーを漕いで楽しそうに「遊んで」いました。転覆という危険を肌で感じながら、友達と競いつつ助け合いながら、自分で漕がなければ進めないカヌーで肉体も精神も鍛えられているようです。自立心・プライド・助け合いなどは子どものときからの「遊び」の中でこそ充実してゆくのではないか、と考えさせられました。日本の子どもは、家の中でゲームで時間を「潰して」います。自立心・協調性が身に付くか不安ですね。
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