現在は「温室効果ガスの大量排出で地球は温暖化している」事実があるのでしょうが、それにしても人類史は、今まで「氷河時代」の中で繰り広げられてきたという事実を突きつけられて、「ホント?」と言うのが実感です。
なんでもそうでしょうが、物事は原理原則から考え、全体像を掴むことが重要と思うのですが、現代の私達は人類数千年の歴史というより、ホモサピエンスとかネアンデルタール人のDNAも引き継いでいるらしいのです。
さらに46億年前からの地球の歴史を考えますと、微惑星の集合から始まる地球の誕生から大気の発達、生物の誕生、5回(内1回は直系10キロの隕石がユカタン半島に衝突したのが原因)に及ぶ生物の大量絶滅があり、その度に地球全体がスノーボールとなり、最大では地球の海は1000メートルも凍りつき生物が存在しない状態が数億年続いたということのようです。
このような地球の壮大なドラマを考えますと、人種宗教の違いから殺し合い、またお隣との数センチの境界争いなどをしている「チンケ」な人間がなんとつまらない存在であるか、考え込んでしまいます。
2003年9月13日のブログに、何らの資料も参照しないで恐れ多くも「太陽エネルギーの損益計算」などと書いていた自分を思い出しました。
今改めて読み返し「分からない事が分からない」状態では、この程度の雑駁な議論を平気でするものなのか、と恐れ入っている状態です。
実は、「太陽エネルギーの損益計算」は太陽放射と反射(惑星アルベド30%)及び地球放射から「地球のエネルギー収支」が決まるそうです。
そうすると、それでは何故地球が暑くなったりスノーボールになったりするのか、また一度スノーボールになってしまったら、太陽からのエネルギー放射も惑星アルベド値が大きくなり「永久」に凍りついた地球になってしまい、生命の誕生などありえないのではないか、などと素朴な疑問が生じます。
ところが、地球の歴史は、内部からの変革があり、スノーボールから脱却できたようです。即ち、火山爆発で大量の二酸化炭素(メタンも)が排出され、この温室効果ガスの発生から惑星アルベドが小さくなり、地球が温暖化し、生物誕生、光合成から酸素の供給、効率的な動植物が発展してきたようです。
しかし、植物が「大量」に発生して「大量」の二酸化炭素を「消費」すると温室効果ガスが減少して地球が氷河時代に突入してゆくようですね。なにはともあれ現代は4500万円前から続く氷河時代の間氷期ということで、ここ数万年は気候が安定して人類が発展したそうです。
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