「コミュニティー」を考える 地域のコミュニティーは、昔からの村落共同体、新興住宅地の町会、村落と新住民の混合型などあり、特色ある町会活動を展開しています。
村落は、古くから米作を中心とした生産共同体であり、共同作業での農道整備、用水確保などの必要から、村長(ムラオサ)の決定は、義務として様々な行事が進められ、個人の勝手(自由)な行動には、村八分の制裁がありました。 それでも村長が時代の変化を読み、自由公平に活動すれば、村落の公正は確保されています。
しかし、声が大きく傲慢な人が先頭になれば、先進的良識人は、何も言わなくなり、町会活動全般が、暗く沈んでしまい、活動は義務的・消極的になります。
これに対して、高度成長を支えた企業などで働くため、この地域に定住してきた人々は、町会活動を、自らの「第二のふるさと創り」と考え、自由平等な地域コミュニティー活動を積極的に進めています。
今年の夏も色々なところの町会の夏祭り(盆踊り)にご招待され、第二のふるさと創りを続けている町会活動は、明るく楽しい印象を持ちました。印象ですから、何ら証拠となるものもありませんが、今後の町会活動から出来るだけ義務をなくし、より多くの人が積極的にボランティアとして参加できる自由・平等な運営を進める必要がありそうです。
ご近所が仲良く、お互い感謝しあえる関係になれば、よそ様の子どもの悪さも注意できる、地域文化が創造できると考えました。自助共助の犯罪のない明るい町会活動に向け、プライバシーと相互扶助の適切なまあいが不可欠と考えました。