2008年09月16日

議会の存在意義を問われる

9月定例会―加茂運動公園用地取得―(要旨)
今回の定例会では、一般質問はしませんでした。しかし、事前の議案説明の中で、問題点があると考えましたので、緑水会では高滝ダムの隣に運動公園用地を買収する事になった事を『問題あり!』としました。
加茂運動公園は、市内で最後の運動公園と言う事で、加茂地区の人々にとっての念願の施設です。緑水会も早期実現を願っているのですが、問題となる用地取得費にクレームを付けました。
皆さん、現在田んぼの売買取引値段は、私達の感覚では反当り60万円から70万円でしょう。農業委員会での取引事例を平均してもその程度であると聞いています。この様なときに、市では反当り650万円、おおよそ10倍の価格ですが、「仮契約をしたから、譲渡税を安くするには、議決が必要だ」ということです。
緑水会は、市長を支える会派ですが、だからと言って執行部の提案を「全てOK」という事では、議会は単なる「賛成機関」で存在意義がないと考えたのです。
私としても、戸田コミの用地取得の時も少し高いかな、と思いましたが、限られた時間内での建設などを考え、「やむなし」と思いました。必要な用地全体を一括で買収できて、順調に工事も進行して、間もなく戸田コミも開設されます。
しかし、運動公園は、未だ約8割の契約だと言うのです。しかも議案説明の際は「残っている土地は、相続の手続き」と言い、「値段の折り合いがつかず契約できない」等とは一言もありませんでした。8割を契約しても残り2割が契約できなければ、工事も進みません。
これでは、姉崎森林公園の二の舞となってしまいます。それなら、平成13年に地元の要望があったものの、2戸の反対で断念した飯給の計画地について、再考してもと考えます。これも、担当者が誠実に粘り強い交渉をすれば、平成20年の現在すでに完成していたであろう、とも思われます。地元に望まれる施設ですので、二地域で競争(一括買収と低額の地域に決める)したらどうでしょう。
緑水会では、今回の公園用地は一括での売買契約をしても、一反歩200万円位で契約できるのではないか、と考えています。
今回の問題は、計画当初に「加茂地区に運動公園を作ります。候補地を募りますので、早期に一括した用地提供をご提案ください。」と呼びかけたら、10年以上前に完成したでしょう。加茂地区は、人口減少地域です、遅れれば運動公園を利用するのは人でなく、増加している猪と狸の運動場になってしまいヤスカネ?
posted by やすかね at 23:59| 千葉 ☀| 議会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする