2019年06月24日

重大事故の現認、筋肉の誤作動

アクセルとブレーキを踏み違えた重大な人身事故が続発しています。運転技能に関係なく、「高齢者」というくくりで「高齢者は、運転免許を返上すべきだ。」と言われますと、古希を迎えた者の交通事故は非難の対象となるでしょう。

そこで、急激に認知が入っての道路逆走はともかく、アクセル・ブレーキの踏み間違い事故の原因は、様々考えられます。
最大の原因は、オートマチック車です。100馬力以上の高性能車のアクセルをブレーキのように強く踏み込むならば、重大事故必至です。これに比べ、マニュアル車では、クラッチを踏み1速に入れますので、踏み間違いの事故は少ないでしょう。
次にブレーキとアクセルペダルの間隔が狭いのも、事故を誘発するかもしれません。

足がアクセルの上にあるのに、ブレーキを踏んでいるとの感覚になってしまうのは、結局、高齢者はじっとしていると筋肉が硬直して意志通り筋肉が動かないことが事故の原因として考えらのです。

バッターの打ったボールが飛んでくるとき、瞬時に的確な初動が必要な野球を見ると、超一流選手であったイチローも守備に入っている間中、常に体を動かしていました。
ゴルフでよく「待ちチョロ」が出ますが、若い人は待たされての「イライラ」が原因で力が入って失敗しますが、高齢者はチョロの原因が全く違うと思います。
ショートコースに来たところ、二組程度詰まっており、漫然と前の組のプレーを10分程見ていおり、いざ自分のショットとで、格別イライラしていなくとも、若い時は考えられなかったミスショットが出ます。

これは、脳からの電気信号が異なる筋肉に伝わるとか、仮に動かすべき筋肉に正しく電気信号が伝わったとしても、神経細胞からの漏電で近くの筋肉も誤って動いてしまうなどの、筋肉の誤作動が原因と考えられます。別々に動くべき役割を持っている筋肉が、単独で動かず、また逆に一緒に動いてしまう、これが失敗の原因です。

結局教訓は、筋肉で動く体中の関節を常に動かし、可動域を狭めないことです。最低限ラジオ体操、更にはスポーツクラブでの運動が不可欠です。
PGAで活躍している松山のインストラクターは、毎日1,2時間、松山の体を触っているようです。若くしてそうですから、高齢者は体のケァは不可欠です。大丈夫ですか。歩幅を大きくして歩くことの重要性をブログで書いたこともありますが、「ボケ対策にも筋肉を動かすこと」が大切です。筋肉質の人は、認知症になりにくいそうです。
posted by やすかね at 18:13| 千葉 ☔| Comment(0) | 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする