韓国最高裁で徴用工判決がありました。この判決がデタラメでな政治的判決であることは明らかです。それは、日本の法律を日本語で勉強している韓国法曹であるなら、この判決の法的問題点は、十分理解できているはずですから、韓国最高裁裁判官の感情を前面に出した不当判決であることは明らかです。
そこで、感情的判決に対し、私的な正論を以下論じてみます。
徴用工と聞けば直ちに徴兵制が思い起こされますよね。そうです、これは国家と国民の関係から論じなければ、感情的判決に適切な批判ができないと思います。
わが国でも国家権力は、最終的に刑事裁判権で国民を処罰し、最高刑は死刑判決をすることもあります。即ち、多数の反対もありますが、国家は法律で国民の生命を奪いこともできます。また日本には徴兵制はありませんが、韓国国民には兵役義務がありますから、韓国国民は国家が戦場に行けと命令するならば、命をかけて国家の命令に従わざるを得ないのです。
日本で徴兵制があった時代には、日本国民も今の韓国国民同様、兵役義務があり、先の大戦では、日本国民は、一般人を含め300万人もの犠牲を出しています。
実は、この馬鹿げた戦争には、その当時の日本国民であった朝鮮人も多数徴兵されています。この様に考えますと、この徴用工の判決は、日韓併合まで遡って考える必要があります。
20世紀は、地球全体で戦争の世紀でしたが、国家と国家が互いに覇権を争う壮絶な時代だったと思います。更にさかのぼれば、歴史上、部族間の戦で敗れた側は、勝利者の奴隷となり、敗戦国家は、第1次世界大戦でフランスの強硬意見でドイツの戦後賠償は天文学的なものとなり、この20年後にはまた世界大戦がはじまるなど、人間の憎しみの連鎖が果てしない戦争の歴史となっています。
ですから、日本が朝鮮を併合したことから、今回の徴用工の判決があることは、明らかであり、できの悪い韓国の法曹も十分理解しているならば、憎しみの連鎖では何も解決できないことを知るべきです。日韓併合は、当時の国際法でも合法であり、当時の日本国家が日本人となった朝鮮人の徴兵、徴用は、一国民とすればとんでもないことですが、法的には何も問題がないのです。アメリカのハワイ併合も同時期だったと思います。
我々日本人も、マンデラ氏が「肌の色や信仰の違う他人を憎むように生まれついた人間などいない。人は憎むことを学ぶのだ。憎むことが学べるのなら愛することも学べるだろう。」と説き、「憎しみの連鎖を断ち切ることに成功した。」(『マンデラ氏の功績と「和の国」』2013年12月11日ブログ)ように韓国人も世界史の中での現在の国家国民の在り方を学ぶ必要があると考えます。
アホナ韓国の裁判官に対し感情的になるのではなく、「お前ら、日本の法律で勉強し、国際法もわかっているのに、理性的判断ができないのか!」と少々感情が入っていますかね。
これを書いた翌日、NHKラジオで、戦後の日韓合意では、遡及的無効の前に「already」と英文であるのは同じらしいのですが、これを韓国では「過去の植民地支配は遡及的に無効」と解釈し、日本では「既に、遡及的に無効」とお互い都合の良いように解釈しているのが今になっての国際問題となっています。アメリカの大統領もハワイで併合についてお詫びをしたらしいのですが、金を払うなどと言うことはありませんよね。