2018年09月21日

ゾーゾー社長の月旅行

ZOZOTOWNの前澤社長が、月旅行の手付金100億円を支払ったと報道されています。ZOZOTOWNを始めて知ったのは、ゾゾマリンスタジアムの名前が出てからです。しかし、どうしてそんなに儲けることができるのでしょうか。ネットで検索しますと、ファッションの通販サイトを運営するそうで、人気ブランド6,000点以上、商品52万点以上、新品から古着まで扱い、「ツケ払いなら2か月先」で即日配達があるということです。欲しい商品を先渡して若い女性を虜にするすごい戦略です。知らなかったですね。
それにしても、個人資産が000億円以上(1兆円企業らしい)もあるということですが、資本主義社会の中で商品の流通市場を利用しての資産形成は、通販事業と後述する株式市場で可能となったようです。

私らには無縁ですが、普通に考えれば、年間1億円もの所得があれば、税金だけで5割以上納付するはずでしょうから、20年足らずで3000億円の資産を形成したなら、さぞかし税務署も喜んだと考えられますが、そうではないようです。

例えば、最初に1万株で資本300万円の会社を作り、通販事業の業績が上がり、利益剰余金が増えるに従い、株式を分割しながら、さらに会社の利益剰余金を資本に組み入れするなどしながら株式を分割し、200万株程度に分割した株式を上場した時、1株1万円(1%程度の配当で、2億円の利益配当、会社の将来性があると見込まれれば、配当を減らせる)なら、資産は200億円になります。
この内、会社支配に必要な1割程度の株式を保有し、残り9割を売却すれば、濡れ手の粟で180億円の資産形成ができ、2割の税金で済みます。

今、世界中で機関投資家(年金など)が将来性あると考える(実体はない)株式会社の株を購入しますから、会社の発表する業績次第で1000万株を1万円で上場すれば、簡単に1000億円の資産ができます。しかし、この1000億円は、コンピューターで管理された、市場でのもので、実体はありません。イデオロギー(「人間の行動に影響を与える思想」『いま生きる階級論』佐藤優著 新潮文庫)です。ZOZOTOWNには、価値の実体がありませんから、ホリエモンの会社と同様の運命をたどることもあり得ますね。ロケットに興味があるのも奇妙な一致です。

しかし、この会社は、プライベートジェットを所有し、社長は結婚しない(したくない?)女優と自由に乗ることができるのです。聞くところによると、ワールドカップに行ったとかヨットでの派手な生活を吹聴しているようです。この辺はソフトバンク、楽天などとは違います。
資本主義がいかに素晴らしいものか、私らのように人間の格差を騒いでいるなんて、理解できないでしょうね。

結局、巨万の富を築ける根拠は、今の株式市場での資産形成に対して(格差を解消する)適切なルールがないということでしょう。今年の年賀状でも書きましたが、江戸中期の田沼意次は、商品市場経済に対して適切な税制が確立出来ないなかったことから、儲けすぎの商人からの上納金で権力を動かし、歴史上賄賂政治家と非難されています。今後、この賄賂の使い方次第で素晴らしい政治家と再評価されるでしょうね。

それにしても世界のジャイアンであったアメリカでさえ、アポロ計画以後、既に国家として月旅行に意味のない結論を出しているのですが、無重力状態で月の裏側を見て意味があるのですか、判りません。世界の有名人を「人質」にしての月旅行なら「抹殺」される危険も少ないでしょうね。さすが一代で1兆円企業を立ち上げた素晴らしい遠謀深慮です。

濡れ手で粟の1000億円の使い道も使いようで、私らの人の妬みを買い、良くも悪くも歴史に名を残せるでしょうね。

posted by やすかね at 18:05| 千葉 ☔| Comment(0) | 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年09月13日

クールビズと日本の風土(下駄の勧め、他)

9月に入り、クールビズももう少しです。先日、表参道で見つけた高級な(麦わら風の)帽子とサングラス、白パンツと沖縄風のカリユシ、足には下駄でいたところ、顔見知り曰く「すごいカッコだね。」と見下したように言われました。

少々ムッとして「クールビズだから、あんたもやったら」というと「人、それぞれだから(俺はやらないよ)」だって、『人それぞれ』だったら、「すごいカッコ」などと人を「非難」する必要はないよね。この男、勝手なもので、自分は上から目線で人の様子を非難し、それを自分に向けられると平然と拒否する、典型的な官僚答弁です。これを聞いて、怒り心頭で「じゃあなんだよ、俺に対して、すごいカッコとは」と言えませんでした。

だって彼は、ありきたりの白い半袖にスーツのズボンですか。それに革靴で、どう見てもダサイ爺さんのカッコですから、ファッションのことを、こんな奴とは話などできませんね。

昔から、女性は季節・季節で色物・柄物を着分けしてファッションを楽しんでいるのですが、男は、クールビズというと白い半そでばかりです。足元には一年中同じ皮の靴、ズボンとかベルトなどにお洒落をしようなどという発想は、全くないようです。偶には、パトリックの靴でも探して履いたらいいのにね。

まぁ、発想が乏しいのは、人それぞれで「勝手」ですが、だったら他人のファッションなどに口を差し挟むな、と言いたいですね。本音は、妬みからの一言でしょうね。男の、爺さんの妬みは醜いね。思い出すたび日々腹が立ち、言葉がきつくなります。

ところで、夏に下駄を履く効能です。下駄では、先ず水虫は出てきません。下駄こそ日本の履物です。受験生の頃、夏は机の下に、酢酸で薄めた水を洗面器に張って、足を入れて勉強したところ、水虫は「治った」様でした。しかし、「礼儀正しい」法曹の一員となってまた靴を履き始めるとやっぱり水虫は治ってはいません。

この夏、どうしたら水虫を防げるか、やっと判りました。水虫は足には出ますが、手には出ませんね。そこで、妙案「食事の前に足を洗え」これを実行すれば、水虫は出ないのです。はっはっはっハッハー!

結局、暑い夏に靴下と革靴は、日本の風土には合わないのです。手を洗う回数ほど足を洗えば水虫は防げるのです。勿論下駄がお勧めです。誰ですかね、ホテルとか、法廷で下駄を禁止したのは?西洋かぶれ、の無教養人ですか。昔の官僚です。
posted by やすかね at 15:53| 千葉 ☔| Comment(0) | 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年09月10日

弁護士会長の記者会見

猛暑の「8月はとうとう、まるまるブログ投稿しませんでした。

涼しくなったので、先ず同業者への「批判」からです。
9月8日配信で、弁護士会の会長が業務停止1月の業務停止処分を受けた会員について記者会見を開いたということを知りました。『自由と正義」では毎号弁護士の懲戒処分の記事が掲載されていますが、この懲戒処分について、各単位会の会長が記者会見を開いて説明する、などということは相当の事案と考えられるのですが、今回の処分で会長は、執行部を代表してということでしょうが、副会長は会長の意見に異議を述べないでしょうから、独断での記者会見と理解しています。8月1日付けで業務停止3月の懲戒処分については、記者会見などありませんでしたので、疑問を感じてのブログ投稿です。

今まで多数の懲戒処分がなされていますが、会長が記者会見を開いて処分を発表するということが、これまでにあったでしょうか。ゼロではないでしょうが、今年の8月号の『自由と正義』にも業務停止3月の懲戒処分が掲載されているのですが、記者会見はしたのでしょうか。(弁護士会事務局への問い合わせでは会見していないと確認)扱いに不公平が感じられます。
そうではないのだ、品位を失う内容に違い(弁護士に対する信頼失墜)があるから、今回は業務停止1月でも記者会見を開いて公表したのだ、とでもいうのでしょうか。わからないですね。「品位を失うべき非行」は極めて抽象的であり、この基準で犯罪行為から様々なハラスメントまでを含めて懲戒処分をすることが、今の時代にふさわしいとは考えられないですね。
しかも、処分も軽重は戒告から退会命令・除名まであるのですから、どの程度で会長が記者会見をすべきか、基準が必要でしょうね。当然常議会(弁護士会の議会)は承認しているのですよね。(会長声明などは、常議会の承認を求める。)
 過去の事例を記憶で書きますが、弁護士の業務に関係なく、妻に頼まれ、市議会議員である他人の戸籍謄本を請求しても何らお咎めがなく、医療法人社団の平理事である弁護士が、権限なく理事会を招集し、理事長を僭主して登記し、その後この理事会が高裁で問題とされてもなんらお咎めがなかった事案もあります。これなど公正証書原本不実記載罪という立派な犯罪に該当するのではないでしょうか。

 最近では、破産会社から破産申立費用等1000万円を受領しながら、社長が下請け会社の協力会の会計から千数百万円を着服した事実がありながら、会社が協力会の債権として数十万円の債務を届け出ただけで、千数百万円については、会社も個人も債権届け出をせず、社長の免責決定後、協力会から社長に対し損害賠償請求訴訟を提起されても正々堂々請求を争い、1審で請求が認容され、高裁も公訴棄却となるであろうと示唆され、初めて和解に応じた事案もあります。
 これなど預金通帳が管財人に提出されたものの、単なる数字の羅列を見ても横領の事実を白状しない以上、明らかになりませんから、明らかな隠匿と言えるでしょう。現に横領した千数百万円は、協力会から請求されてもこれを認めませんでしたから「隠匿」の程度を凌駕していないでしょうか。1審で裁判所は、被告の理屈にならない理屈を全て退け、原告の請求をすべて認めているのです。少なくとも申立代理人である弁護士は、横領の事後従犯と言えないでしょうか。すごい事件が表には出ていないですね。

 今回の100万円は、問題があるとしても、弁護士費用とか、医療費などと使途が明らかですから、免責決定後でも対処できた事案ではないでしょうか。懲戒委員会の決定ですから、それに異議は申し述べませんが、1月の業務停止で、多忙な会長が記者会見を開いて、弁護士の名誉を棄損するだけでなく千葉県弁護士会全体の不名誉とは思わなかったのでしょうか。残念です。

最後に今日の全米オープンテニス女子で、大阪なおみが優勝しました。試合もすごいし、大阪のインタビューは世界的に好印象で日本の女子もやるわいと、明るいニュースで終わります。相手を褒め讃え、この相手を撃破して「ありがとう。」ですからね。自分もそうですが、相手を批判しても自分はちっとも上達しませんよね。
posted by やすかね at 17:41| 千葉 ☔| Comment(0) | 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする