2017年01月30日

アホかいなトランプ

1月19日トランプの交渉術などと書きました。昨日は、アメリカの市民権を持っている外国人が多数入国を拒否され、トランプは、アメリカの内外で非難されています。自国の領土に外国人を入国させる事は、独立国の専権でしょうが、アメリカが、自ら認めた永住権あるひとの入国を拒否する事は、天を仰ぎて唾するごとくでしょう。これからアメリカ司法権は、トランプの後始末のため多大な苦労をさせられるのでしょうね。数百万人から訴訟を提起されることもありえる話しです。今朝(31日)のニュースでは、各州の司法長官が憲法違反だと非難しているようです。)

民主主義で作り上げたルールを行政権力が破った場合、最終的には、憲法違反となるのでしょうが、その様な判断がなされるまでには、大変無駄な時間を失います。
今日のニュースでは、アメリカのシリコンバレーも外国人労働者の入国問題で窮地に追い詰められているようですが、やっぱりトランプは、資本主義が商品である労働力で成り立っていることを弁えていないのですね。
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2017年01月20日

韓国の正しい歴史

最近、また慰安婦問題が再燃し、韓国は国家間の約束事も履行できないことから、日韓併合ころまで遡って、歴史の概観をします。一体、韓国に正しい歴史観があるのでしょうか、理解できませんね。

韓国の政治は、2017年も慰安婦の問題で国家間の合意も守ることができないし、元大統領を平気で逮捕できる、訳のわからないお国柄です。ですから、日本に併合されなかったら朝鮮(日清戦争後「大韓帝国」)は清国と同じく帝国主義の餌食となっていたでしょうね。西欧の植民地政策と日本の育てて収穫する立場の違いを比べて見ます。

隣国の過去をみて、他山の石としましょうか。20世紀初頭の欧米は、未だ植民地となっていない東アジア侵略の戦略をもち、これに対抗できたのが日本でした。日本は、日露戦争を戦い、中国は欧米の圧力から100年租借(香港)などで「分割」されましたが、欧米は極東に植民地をつくることは出来ませんでした。しかし、第二次大戦後日本はアメリカの植民地のようですが、・・
大韓帝国の李朝の朝鮮は、清から冊封を受け、何百年も中国のまねをしながら、中国以上に硬直した官僚国家体制で鎖国を続けました。(『韓国併合への道』呉善花 文春新書24頁)対する日本は、黒船来襲で世界に目を開き、近代化(法治国家、急激な資本主義の発達)を急ぎ、不平等条約なども解消しながらイギリス・フランス・アメリカ・ロシアなどの植民地になることもなく、列強に引けを取らない国家となりました。

李朝はというと、中国(明・清)の保護下で500年間、徹底した文治主義(公家政治)で、わが国の様に武人政治(武士道)でなく、世襲により権威・身分が固定し、嫉妬深い中央集権で全く改革不能で進化できない王朝でした。(今の日本は、官僚主権で大企業も官僚化していますから改革が困難になっています。)
(この様子は、テレビで放映中の「韓流ドラマ」で見られると思います。ただし、テレビはカラーですが、昔の朝鮮は色使いは豊富でなかったと思いますので、映像は、白黒でイメージして頂いた方が、「正確」かな。27日追加)

竹島問題で韓国は、内閣総理大臣からの親書が「独島」でなく「竹島」と書いてあるとの理由から受け取りを拒否しました。中国の属国で、中華思想(中国が世界の中心となる帝国)で固まった李朝は、明治元年12月、日本からの新政府樹立の通告文書に「皇上」「奉勅」とあったことから、同じように、この受け取りを拒否しました。李朝では、皇帝とは中国の皇帝だけであると理解し、国際社会から完全に取り残されていたのです。
しかも、国際的事件の起こるたびに韓国は、欧米列強の侵犯を受けヘトヘトになっていた清国に意見を求めるしかなかったのです。ですから、20世紀初頭、このまま行けば韓国は、早晩欧米列強の餌食となる必然的運命でした。

特に南下するロシアの脅威から日本にとって朝鮮半島の安全、韓国の独立は人ごとではなく、王朝国家李朝が近代的民族国家にならなければ、朝鮮半島は列強進出の危険にさらされます。そこで日本は、清国と李朝の共同管理を提案するのですが、世界の近代化を理解できなかった清国は、李朝に対する宗主権にこだわりついに日本と戦争となり、日本が勝利して初めて韓国は、一応の独立国(13年間皇帝を名乗る)となりました。
この事実が理解(しようとしない)できない韓国は、未だに日本が侵略したとするのですが、秀吉の時代を除けば、日本と韓国は戦争をしたことはありません。韓国が日本を侵略国と罵るときは、時代錯誤もはなはだしいですが、秀吉の時代のことを言っているのです。当時の国際法においても日韓合併は合法なのです。この併合が違法なら、アメリカのハワイの併合も違法なのです。(クリントン大統領は、ハワイで謝罪の会見をしました。)

20世紀初頭から、本来狩猟民族である西欧諸国は、植民地を原材料の収奪対象とし、収奪された植民地は発展することも出来ず窮乏を極めたのです。21世紀なってもイギリスの植民地とされていたインドでは、未だに国民の半数はトイレのない生活を送っています。
また、イギリスが北米を植民地にし、その後独立したアメリカによって7000万人のインディアンなどの先住民は、住む土地を追われ、1000万人に激減しています。バッファローが大量虐殺のように先住民は殺されたのです。
これに対し、本来農耕民族であった日本は、育てて収穫する基本思想から、韓国に対し、様々な援助をしてきた結果、日韓併合で韓国は、西欧の収奪から救われ、それ故現在の韓国は、後進国から脱出できたのです。
例えば、1910年日本と併合した韓国では、人口1312万人が1944年には2512万人と2倍近くに増えています。学校も日韓併合後約6倍に増加し、識字率も6%から22%に向上したように、韓国の文化程度も上昇しているのです。この点は、台湾も同様です。

この日本に対して、インドを植民地にしたイギリスは、輸入超過でありながら清に輸出する商品がなかったことから、当時の中国にアヘンを売りさばき、戦争となったのですが、中国人と戦ったのは、植民地から徴兵してきたインド人なのです。イギリスはもと海賊国家で狡猾なお国柄ですから、自国の若者を戦地に送らなかったのです。また、イギリス人はインドに大学などを作りませんが、日本は韓国に大学も作り、鉄道も作り、その後の国の発展の基礎を作っているのです。この大きな違いが、今の韓国人は理解できないで、未だに慰安婦問題で騒いでいます。

以上の日本の併合で韓国は文化的にも進歩することができ韓国国民は、経済的にも豊になれたのです。さらに、戦後、日本の敗戦で「独立」した韓国に対し、我が国は、1965年日韓国交正常化時の韓国国家予算3億5千万jに対し、有償2億ドル無償3億j(生産物役務10年)民間の経済協力3億jの経済援助をしたのです。
今の韓国があるのは、日本から国家予算の数倍の援助を受けて、初めて今の韓国は存在しているのです。今更ながら経済援助をしながら竹島問題を解決できなかったのか、残念でありません。韓国財閥も日本が残してきた資本からできています。その後もわが国は、韓国に対し巨額の援助をしているにも関わらず、韓国はそのことを韓国国民に説明しないだけでなく、未だ韓国の教科書では事実と異なることが書かれています。伊藤博文を暗殺したテロリストを英雄とするしか、歴史的記述ができないのです。

文化国家がどういうものかと考える参考に、例えば、明治維新後わが国では近代国家にとって不可欠である全土の測量を実施し、同様に日韓併合後、韓国全土の測量を実施し、1918年末で442万町歩中朝鮮人所有地が88%を超える391万町歩あるにも関わらず、未だ韓国の歴史教科書では、40%の膨大な土地を日本に占有されたと嘘の記載をしています。

因みにペリーが浦賀沖に軍艦を停泊させたとき最初にしたのが、沿岸の測量です。当時三角測量などの高度な技術はヨーロッパでも数カ国しかできないことから、ペリーがあらかじめ入手していた伊能忠敬の地図は、当然デタラメとアメリカ人は考えていたのですが、測量の結果その地図の正確さに驚き、日本人の技術水準に驚愕したと言うことです。ペリーは、この様な技術にある国を植民地などにはできないと判断したのです。

ともあれ、わが国では、戦後様々な点で分析・反省をしているのですが、お隣韓国では史実に反する教育を「正々堂々」やっており、過去の李朝の混迷に反省もしていないと思います。ですから、日本の政治家がその点をしっかり認識しないまま「正論」だけで外交交渉しても今の帝国主義的国際秩序では太刀打ちできません。日本人の性善説に基づく外交は、単なるマヌケな日本人でしかありません。

最後に、明治の中ごろ李朝では、人口1300万人の国家に軍隊は、火縄銃をもった2千数百名しかいませんでしたから、自国の防衛など出来なかったのは明らかです。
明治政府がヨーロッパを視察し、その結果富国強兵をはかったのは、時代の流れに沿った全く正しい選択でした。この様な時代の流れを読めなかった韓国は、日本に併合しなければ、アメリカ・ロシアなどによって植民地になっていたことでしょう。ひょっとすると今のインドのように国民の半数がトイレのない生活をしていたかも知れません。(本稿は、慰安婦問題が再燃したので2012年12月27日のブログに手を加えました。)


posted by やすかね at 17:56| 千葉 ☔| Comment(0) | 国際 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月19日

トランプの交渉術、韓国慰安婦・北朝鮮・脅かしの論理

アメリカ大統領就任式が明日に迫りました。アメリカ大統領選挙からトランプの主張が世界中に混乱をもたらしていますが、要するに何もないところに波風を立て、それを根拠に相手方に譲歩を迫るという「交渉術」のようです。

最近は「一つの中国」が長い間の世界の常識になっていたのですが、側近から「台湾の蔡総統に電話してみたらどうか。」助言をされ、早速電話したところ、中国の習近平国家主席は、一つの中国の原則に反すると猛抗議しました。そこで、頃合いを見てトランプは、中国に何かを迫るつもりのようです。元の切り上げなどを迫るでしょうね。

例えば、昔、1j360円でしたので、日本がアメリカ国債を1兆ドル購入に360兆円支払ったとします。20年ほど経過した頃、1jが120円となれば、1兆ドルは120兆円となってしまい、日本は240兆円の大損をしたこととなります。
また、日本がアメリカに沢山の車を売って1兆ドル稼いでも円高となれば、たちまち大損をした事となります。 

要するに長い間の貿易取引を通じ、日本が一生懸命働いて溜め込んだ「外貨」は、アメリカの為替ダンピングで大損をさせられます。結局日本はアメリカにトヨタなどの車を買い叩かれたこととなります。
同じように、中国はアメリカとの貿易を通じて「外貨」であるドルを沢山溜め込んでいましたので、アメリカが、一つの中国にいちゃもんをつけてから、元の切り上げをさせれば、中国の大損に対し、アメリカは輪転機を回して印刷したドルで、とてつもない大儲けをしたこととなります。結果、アメリカが中国から購入した沢山の輸入品は上手に買い叩いた(中国人を『搾取』した)事となります。帝国主義の論理です。

また、北朝鮮は、水爆実験をやる、大陸間弾道弾の実験をやると言って、世界中を困らせておいて、「では、実験を辞めてやるから、金を出せ。」と隣国を恐喝しているのですが、これはヤクザ者が、一般人に何も悪い事がないのに、言いがかりをつけ金銭を巻き上げるのと同じ構造です。

ついでに一つ追加しますと、韓国の慰安婦問題は、穏便な日本人を相当怒らせています。韓国は数千年もお隣、清とか元の属国(独立国の歴史はない。)の後、日本に併合されて、一応の文化国家となったのですが、第二次大戦で日本が敗れ棚ボタでやっと独立した国です。ですから韓国の歴史観は、伊藤博文を殺したテロリストを英雄視するくらいしか、自国の歴史を語ることも出来ません。今度は、少女像を取り払うからまた、金寄こせですかね。サムスンなども戦後のどさくさで日本企業の遺産で発展した企業なのです。

つまり、今トランプがメキシコとの間に壁を作るとか、トヨタに関税をかける、などと大騒ぎをしている事は、大体ヤクザとか北朝鮮と同じような構造と考えても良いと思います。
不法移民の問題なども、トランプが資本主義の基本構造を理解していないことの証明でしょう。つまり、資本主義社会は、安い労働力が供給されて始めて資本家に利益が出るわけですから、低賃金労働者である不法移民を強制的に帰国させれば、アメリカの経済自体おかしくなるはずです。
まあ、1年大統領をやってみれば、自分の言っている馬鹿が理解できると思うのですが・・・大丈夫かな?「分からないことが分からない」かもね。
posted by やすかね at 14:40| 千葉 ☁| Comment(0) | 国際 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月04日

安心できる寄付・援助

今のところ、日本を除けば、世界は2017年もテロと戦争の危険が増加しています。この様な世界情勢のなかで、国際的な援助の輪が徐々に大きくなっているようです。僕なども僅かながらユニセフなどの支援もしたこともあったのですが、エラソーに言いますと寄付をしたらその後どうなったか気になるものです。
 家内も月3000円の寄付を数年したこともあるのですが、その報告は、毎年一度、訳の判らない絵が一枚送られてくる程度で、自分の寄付がどの様に使われているか不信感から寄付をやめてしまいました。

 この様な、寄付にまつわる疑念は、3.11の大震災のときにもありました。〇〇プラットホームでしたか、そこに30万円を寄付すると申し出て、直ちに送金したのですが、その後これを受取ったという連絡もないまま、年末に「まだご入金がないのですが」と寄付の催促を受けてしまい、さすがに切れました。

 日本においてや、この程度ですから世界的な慈善団体に寄付しても、どれだけ有効に使われたのかと疑問を持ったりしたら、寄付が出来なくなってしまいます。3.11のときどこかの大金持ちが桁違いの寄付を匿名でされたようですが、この様な篤志家のまねなど、そう簡単にできないのが通常ではないでしょうかね。
 この様な、疑念をもっていたところ、『Her Story』(世界女性連合の機関紙)2017年1月号にマラソンの高橋尚子さんの2001年1月から始まった「スマイルアフリカプロジェクト」の活動が載っていました。
日本の子どもたちが成長して履けなくなったシューズを送るという極めて具体的な援助であって、この活動が大きく広がりつつあることが紹介されていました。

 首都ナイロビ郊外の「キベラ」という世界最大級のスラム街には80万人から140万人が暮らしており、靴を履いたことのない子どもたちに羽が生えたように走ってくれているだろうと、うきうきして、一歩足を踏み入れた瞬間経験したことのない異臭に衝撃を受けたということです。その後、子どもたちが陸上で頑張り、自分も孤児たちを助けたいと将来に希望を持っていることを報告してくれています。
国際援助は、色々の意味で難しいとは思いますが、高橋尚子さんの活動は、具体的で素晴しいと思いました。

 今月号の最後で、「寄付というのは出したあと、それがどうなっているのか、皆さん心配だと思うので、2年目、靴がどう使われているかを確かめるような気持ちでアフリカに行きました。子共たちは、親指も中指もみんな出るくらい、靴がボロボロになるまで使い切ってくれていたのです。」との報告は、高橋尚子さんの活動が、安心して寄付ができる活動だと実感したしだいです。一緒に靴を送りましょうか
posted by やすかね at 10:52| 千葉 ☀| Comment(0) | 国際 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年01月01日

大竹しのぶエディットピアフを熱唱

紅白歌合戦では、大竹しのぶが熱唱した『愛の賛歌』が圧巻でした。顔までエディットピアフのようでしたし、舞台女優として何度も何度もピアフを演じたことから、ピアフの歌・日常生活だけでなく、ピアフの思想・哲学まで理解した上での絶唱でした。歌手ではありませんが、単に歌が上手いだけでは、人を感動させる事ができないことを実感させました。
歌い終わった直後アナウンサーが声をかけたものの、舞台のエディットピアフは、直ちに大竹しのぶに戻ることが出来ず、アナウンサーとハイタッチをするのがやっとでした。しばらくして、やっとピアフから大竹しのぶに戻って、何とか紅白の出演お礼を述べていました。素晴しかったですね。
それに引換え、美空ひばりの『川の流れのように』は酷いものでした。三波春夫の歌った『東京音頭』も三波春夫の朗らかな人柄があっての『東京音頭』ですから、聞いていて、この程度だったら俺に歌わせろといいたいほどでしたが、『川の流れのように』は人生経験も浅く歌も余り上手くない歌手が自分勝手に歌詞を「解釈」して勝手な間の取り方をするものですから、聴いていて鳥肌立ってきました。電源を切ることも出来ず「消音」して終わるのを待つしかありませんでした。この大竹しのぶの『愛の賛歌』と『川の流れのように』を比べてみると、昨年11月19日の「演歌にみる芸術論」(タイトルが大仰でした)で書いた「演歌論」が実証されたようでした。
何れにしても、紅白に大竹しのぶが出演することと、ピコ太郎が「ハーフタイム」に出ることから「平和の象徴とも言えるNHKの紅白歌合戦が、今年は視聴率を延ばしそうです。」と予想したのですが、当たりましたかね。

posted by やすかね at 14:12| 千葉 ☀| Comment(0) | 世相 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

お年賀

明けましておめでとうございます。
1789年のフランス革命から自由・平等・博愛(連帯)は、正義のスローガンとして世界中に広がりました。しかし、グローバルな資本の自由は、先進国と後進国の格差(南北)問題を引起こす一方、世界の資本主義国は、国内の格差(不平等)解消から社会福祉充実を行ってきたものですが、冷戦終結に伴う東西対立がなくなると、再び資本の自由(新自由主義)から、先進資本主義国での格差拡大は極限にまで達し、若者の就職と結婚も大変な状況です。
本来、国家の大きな目標は、資本主義社会を前提に平等な社会をつくることですが、小学生にも分かる過激な発言で白人貧困層の支持を取り付けた億万長者のトランプが大統領になった事は、トランプ流に言うと、「貧乏人が、どうして大金持ちを自分たちの代表にした」のでしょうか、理解不能です。
紀元前四世紀、ギリシャの哲学者プラトンは、独裁政治である哲人政治を唱えたのですが、今日の民主主義における反知性主義を予言していたのでしょうかね。
2017年元旦

こ難しい、とのお叱りをうけましたので、若干の解説です。

平等は、古代からの「正義」
 近代社会となる世界の歴史は、1789年のフランス革命にはじまった(と考えます)ものの、人間の平等は、新約聖書使徒言行録「持ち物を共有する」で、皆が、お金など持っているものを持ち寄り、必要に応じて分配される社会(原始共産制)と書かれているのですが、現代においても根源的正義と考えられます。

帝国主義から世界戦争(植民地争奪戦) 
 しかし、人間社会は、産業革命後発達したグローバルな資本主義から、国(南北)レベルでの格差が世界の平和を脅かして(第一次世界大戦)います。また1917年にはじまったロシアの社会主義革命から、社会主義こそ人間の平等を実現している社会だと「誤解」されたことで、資本主義国では、左翼性政党が勢力を伸ばさないように、資本家に「搾取」される労働者の労働条件などを改善する必要最小限の「福祉政策」を採り続けたのでした。
 それでも、ソ連解体から東西対立が無くなると、資本主義国の政府は、もはや労働者の保護政策など無用だとばかり、個別資本(経団連などでなく、〇〇自動車、〇〇化学など)による収奪を野放しにした(新自由主義)結果が『ブラック企業』の出現につながっています。

資本論の大原則(労働力商品が資本主義を支えている)
 政府は、少子高齢化などと危機感を募らせていますが、その実体は、資本の論理から正規職員が減らされ、若者はアルバイト程度の収入しか得られず、労働条件が安定している正規職員として就職する事は、極めて困難となり、結婚するのも大変な状況ですから、このままですと労働力の再生産(結婚して子どもを出産して教育を施して、親同程度の教養を備えた労働者を育成すること)すらおぼつかなくなり、ひいては労働者から労働力を買い取り、儲けている企業の存続も危うくなっています。(資本主義の危機)

国家の本質は階級支配
 この様な状況では、国家の存立目的(綺麗ごとでは、平等な社会、本音は資本家の支配)自体怪しくなり、一定の教育を受けた有権者の合理的判断に基づいて国政が運営される民主主義さえも、怪しくなってきます。
 その象徴が、イギリスのEU離脱、アメリカの大統領選挙でした。大衆迎合主義(ポピュリズム)というか衆愚政治が世界の趨勢となったとき、世界平和が危うくなります。フィリピンの大統領だけでなく、トランプ、極右のペロンなどが世界政治を動かしてくると、中国習近平とか北朝鮮の独裁国家も幅を利かせてきそうです。韓国を見ても政治家の指導力不足は明らかですから、この地球上から民主主義国家などなくなってしまいそうです。

地頭力のある指導者が求められている
 今や世界の指導者として指導力を発揮しているのは、唯一、ロシアのプーチンだけとなってしまいます。それにしてもアメリカの大統領も権威がなくなったものです。アメリカは大統領選挙にロシアが関与したとして外交官35名ほど国外追放しました。これまでの外交慣例ですと当然ロシアもアメリカの外交官などを同数追放するのですが、さすがはプーチン「アメリカのオバマを相手にせず」とばかり、報復追放をしませんでした。(昨日3日の報道などを見ますと、ロシアではなく、サイバー大国のイスラエルこそアメリカ大統領選挙に介入したのではないかと思われますね。4日追加)
 超大国のアメリカ大統領が、ロシアから相手にされないほど侮辱をされながら、アメリカは何もできないでいます。このままでは、世界の火薬庫での紛争にアメリカは指導力を発揮できないでしょう。
民主主義のこの様な危機を垣間見ますと、尊敬できる哲学を持った独裁者に政治を委ねるのが最善と考えたプラトンの思想に行き着いてしまうのですが、どうしたものでしょう。


posted by やすかね at 13:45| 千葉 ☀| Comment(0) | 世相 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする