2019年04月27日

平成から令和に

平和な平成も経過し、令和の幕開けのお祝いとして、GWも10日間の休日となりました。
ところで、憲法第1条は、「天皇は、日本国の象徴であり、日本国民統合の象徴であって、」と定めています。日本という国は、領土があり、国民が生活し、民主主義を原理とする国家が対外的に独立し、統合された国民に対し、課税権と刑罰権を行使できる権力を行使しているのが日本国家です。

日本国民統合の象徴とは、どのように理解すればいいのでしょうか。「国民の統合」については、殆どの国民が目には見えないが、存在はしている、と観念しています。
この目には見えないが、現実に存在していると認識する考える方を「実念論」というようです。

イギリスには憲法がない、と言われますが、これは日本の様な成文憲法がないと言う事で、文章として書かれてはいないが、国民の認識として「現実に憲法がある」と言うことの様です。
人間と人間の間でも「愛情は存在する」と考えるでしょうが、愛情は目に見えません。愛情が確認できるのは、何か具体的な物(プレゼント)言葉(好きだ)あるいは、手を差し伸べてくれる時などに実感できるものです。
これに対し「果物」というのは存在せずに、具体的にリンゴ・みかんなどの集合したものが果物と呼ばれるにすぎない、と考えるのが(自信はありませんが)「唯名論」だそうです。  

イギリス人と日本人は「実念論」で共通するようですが、「日本国民の統合」というのも「現実」に存在すると考え、この象徴が天皇である、と憲法は定めています。

目に見えないもの客観的に存在しないものが、この世にあるわけがない、と考える人は、未だ誰も見たことのない神の存在も信ずることができないでしょう。それは違う、「俺は神を見たことがある、俺が神だ」という人は少々危険ですが、それはともかく、我々日本人の感覚とすれば理解が難しいのですが、神を信じない人は、「神をも恐れないとんでもない奴だ」とやはり危険視されるようです。
 人間の生命の限界を知り、世界(宇宙)をみれば、人知の及ばないことが沢山あり、そこに神の存在を考えた方が、人間謙虚になれそうです。
 
日本国民の統合の意味として、日本の領土の上で生活し、日本語を話し、というと少々問題が発生してしまいそうですが、「オリンピックでの日の丸掲揚と君が代が楽しみである。」程度で宜しいと言う事で、終わりとします。
 最近知ったことですが、さざれ石とは貝殻などが混じった(様々な人の集まりの喩え)非常に脆い石と言う事の様で、この細石(さざれ石)がコケのむすまでの長い時間、日本国民の統合が続くことを詠ったのが君が代で、やんすかね。
posted by やすかね at 12:08| 千葉 ☔| Comment(0) | 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年04月17日

「見えた,ヤメ検弁護士の限界」


事案の概要
「不動産Aの社長Yは,取引先30数社から,取引額の1%の会費を徴収して親睦団体Xを組織していた。YはXの資金1300万円をAの運転資金に流用(横領)した後,Aと一緒に自己破産を申し立て,1300万円の債権届はしないまま,免責決定を受けた。
破産終結後Xは,破産管財人から預金通帳の返還を受けた。銀行は,Aの破産申し立て直後,Xの預金残額をAの債務と相殺していた。しかし,XはAとは別の社団であると主張して,銀行から相殺された金額の返還を受け,Yには1300万円の返済を求めた。」

訴訟前,XはYに「これは,示談すべき事案ですから,相談している弁護士がいるなら相談してください。」と連絡したが,Y本人からゼロ回答があったが,Y代理人は完黙で,止むなくXはYに1300万円の損害賠償請求訴訟を提起した。
破産申立てをした弁護士が被告Yの代理人となり,答弁書で1300万円の支払い義務はないと争ってきた。(その外Xが権利能力ない社団ではない,などと意味不明の争いもしてきた。その場合,民法の組合で処理することとなる煩雑さも理解していないことが判明している。)
裁判所は,和解を勧め,XもYが破産しているから,大幅に譲歩して100万円の返済で和解すると提案したものの,Y代理人は,和解を拒否した。

裁判所は,判決で「YがAに貸し付けるための預金引き出しが目的外の使途であることを十分承知の上,Aが返済できないことを認識しながら・・払い戻しが発覚しないように・・収支報告書もしなくなり,破産申し立ての際にもXの債権を一覧表にも記載せずに破産終結決定を得たなど・・Xを害する積極的意思があった。」と認定してYに1300万円の支払いを命じた。

Yは控訴し,殆ど,へ理屈程度の控訴理由書を提出した。高裁では,第1回から裁判官は,Yの主張が成り立たないこと説明し,双方に和解を勧めた。
XはY代理人の主張がいい加減な点はともかく,和解成立に向け「Yの支払うべき金額は,損害を入れると1600万円下らないが,裁判前なら50万円と考えていたし,地裁では100万円を提案したので,高裁では,300万円でXを説得する。」と提案した。

それでもY代理人は「支払いができない。」と拒否するので,和解の席上、裁判官だけでなくY本人の前で,Y代理人に向かい「あんたは,500万円の弁護士費用を取っているのであるから,そこから払えばいいだろう。」と強く主張し,更に「裁判前に示談すれば50万円で終わった事件であるし,これは弁護過誤だから,XがYの債権者として代位権を行使し,損害をYの代理人に請求する。」と言い放ったところ,Y代理人は,その意味が分かるか知らないが「受けて立つ。」と強く反応しました。

和解の席上裁判官は,Y代理人に200万円で検討してくるように説明し,Xにも減額を打診し,Y代理人のいないところで「本人は,破産しているので250万円が限度ですかね。」と回答した。
ところで次回,仮にYが裁判官の言う200万円を準備してきても和解にはならず,控訴棄却となれば,Xは,弁護過誤を理由にYの不法行為債権を代位してYの代理人に遅延損害金を含む1600万円を請求するつもりでいました。
ところが,高裁の廊下でY本人に「お金は用意できましたか。」と質問すると「250万円を用意しました。」とのこと,これを聞き内心「ぎょっ,しまった。」と思いました。裁判官は,YとY代理人に200万円でなく,250万円を用意するように話してあったのです。
結局,和解成立となり,その席でYとY代理人は裁判官に向かい深々と「ありがとうございました。」と頭を下げていました。

以下,ギョッとした理由を説明しますと次の通りです。
Yの代理人は,破産申立代理人であるし,本件裁判でも被告代理人となっている通り,こちらは,本件訴え前にYの相談している弁護士が誰か分かっていたのですが,敢えて名指しせず,訴え前にXからYに「本件は示談の必要があるから,相談している弁護士と相談してください。」と丁寧に提案したものの,残念ながら和解の連絡はありませんでした。
穿った見方をすれば,Y代理人は,根拠もなく自分の破産申立てに間違いはないと過信し,Xからの事前の示談提案を無視したのでしょう。
その理由は,裁判となるとY代理人は,「読め」とばかり破産法の教科書コピーを証拠とした外,自分でも十分理解できていない幾つかの判例も証拠としてきたからです。仕方なく,当方の準備書面で,判例の読み方を解説しても,残念ながらY代理人からは然るべき反応はありませんでした。
この様な,憤りを感ずるY代理人の訴訟追行がありましたから,高裁では面と向かってY代理人に「あんたのは,弁護過誤だ。」と言い放ち,債権者代位訴訟も辞さない,と通告したのですが,Y代理人からは,大した反応もなく,正にカエルの面に〇〇で「さすがヤメ検弁護士の民事訴訟か」と感心したところです。
結局,地裁でも高裁でもY代理人の的外れの訴訟対応があったが故に,和解提案としても「Y代理人が受け取っていた500万円」としておけば良かったのですが,ついつい優しさが出て半分の250万円となってしまいました。

本件全体を纏めますと,不動産会社AとYに破産決定・免責があり,Xは設立当初から通帳と印鑑もYに預けてあった事案ですから,仮にYと代理人が,1300万円の流用を裁判所に正しく報告していれば,場合によってYは,完全に免責されていた事案とも考えられるだけでなく,裁判前も地裁でも和解提案がありながら,和解を拒否したまま,Yに1300万円の支払いを求めた裁判結果がでたことは,まさにYの代理人の弁護過誤でしょう。結論としての和解金250万円は,誰が支払っても仕方ない事案と思います。
不動産会社Aは,Y代理人に1000万円(管財費用500万円)を渡して,AとYの自己破産の申し立てをした事案と聞きます。破産申立代理人が費用500万円も受け取る事案なら,事前にXに通帳と印鑑を返還し,Xから残金が少ないなどと抗議を受け,事前にXとYの間でバトル(破産の予防注射)を繰り返しておけば,Yが本件裁判を提起され,和解金250万円を払うこともなかったと思われる事案です。この辺が,お勉強だけできたヤメ検弁護士の限界ですかね。








posted by やすかね at 18:27| 千葉 ☁| Comment(0) | 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年04月08日

感情的答弁書から場外乱闘

事案の概要
「被相続人Aは、生前、長男次男から受けた暴行及び今度逢う時はお墓の前だ、などと言われたことから、自筆証書遺言で『私が没した後は、遺産相続はしない。すべての財産は内縁のYに差し上げる』と記載した遺言書をYに預けた。」

Aの死亡後、遺言の検認手続き直後XがYに遺留分減殺請求をしたので、Yは、民法893条で「被相続人が遺言で推定相続人を廃除する意思を表示したときは、・・・遅滞なく・・排除を請求しなければならない。」とあることから、該当部分の遺言内容を引用し、推定相続人廃除審判申立書に、廃除を求める旨を記載し、1頁と3行で簡単な申立書を提出した。

Xの3名の代理人は、7頁の答弁書を提出し、その中で、様々な憶測事実を書くことはともかく、「なお、仮に、推定相続人の廃除に成功したとしても、被相続人には、被相続人の実兄・・がいるため、これらの者が全員相続放棄をしない限り、申立人の目論見どおりには展開しないことを、念のため、付記しておく。」とXが廃除されても、被相続人の兄弟がいるから、目論見通りにいかないよって、念のために付記する、と吹き出しそうな蛇足が付いていました。

第1順位の相続人が廃除されたら、いきなり第3順位の相続人が放棄をしなければ、目論見通りにいかないよと、念のため僕に教えたくなったのですね。しかし、これは後述のように、廃除された者に子がある場合、この子がAの代襲相続人となることを定めてある887条の存在を知らない、無知としか言いようのない、正に完成した蛇の絵に、余った時間で書いた蛇の足に外なりません。
如何にYの存在に腹が立つとしても、依頼者の代理人が、「念のため」といい条文解釈にもならない、いい加減な付記をしたのが、事務所案内で東京大学卒と紹介されているK弁護士です。お勉強のできた秀才弁護士は、実際の殴り合いの喧嘩などしていないでしょうから、文章での攻撃となると、常軌を逸しています。尤も、売られた喧嘩は必ず買う、実践もある僕は文章でも負けていませんから、勢い場外乱闘となります。

そこで、私は、ボス弁を知っていたので、892条(廃除)と887条(廃除と代襲相続人)の関係も理解できていないことは、K弁護士だけでなく、連名の答弁書を提出している3名が「弁護士としての品位を害する(懲戒理由)のでは」と心配して、答弁書の該当部分の陳述を留保させようと電話したものの、取りつく島はありませんでした。

とにかく、遺言書で廃除の意思が書かれている以上、「遅滞なく・・請求しなければならない。」(893条)とあるので、廃除申立をしたのですが、いきなりの感情的な答弁書から思わぬ場外乱闘となりました。
途中、X弁護士は「もう止めましょうよ。」と場外乱闘の停戦を呼びかけてきたのですが、相手が自分の間違いを陳謝しない以上、終戦とはなりません。予想通り、廃除申請は却下されましたが、ボス弁曰く、「つまらない事件」の顛末はどうなりますかね。もっと、丁寧に答弁して、最初から和解提案でもすれば、よかったのにね。廃除が認められても、代襲相続となることを知っている弁護士なら、常識的には話し合いを拒否できませんから。
posted by やすかね at 16:43| 千葉 ☁| Comment(0) | 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年04月07日

お金を拝む拝金教

カルロスゴーンが、4度目の再逮捕となりました。ゴーンは、フランス政府の意をくむルノーの代表として日産の権力を握り、やったことは、従業員2000人の村山工場を閉鎖し、フランスに生産工場を作るなど、日本が恰もフランスの植民地であるかの如く振舞っただけでなく、日産の財産を私的に食い物にしていた実態が明らかとなりました。

ゴーンは、巨額の年俸だけでは足りず、ベルサイユの宮殿での結婚式(再婚)、妻、息子の会社に日産の資金を流し、年に数日しか使わない外国の別荘、50億円するクルザーなど、これでもかという程日産の財産を食い物にしていました。
しかも、この守銭奴は、さらなる金もうけを考えた挙句30億円の損失補填の為、38億円の日産の資金を流用しました。
フランスのトップエリートの強欲は、どこに原因があるのでしょうか。

どこかで書きましたが、平和に暮らしている猿の群れに、籠一杯食いきれないバナナを入れると、途端に喧嘩が始まりました。欲をかいて、食いきれないバナナを独り占めにしても、意味がないのですが、猿知恵では分からないのでしょう。
食べきれないバナナが不要なのはゴーンにもわかるでしょうね。お金を使いきれない程集めても腐りませんが、猿はお金を欲しがりません。
この構図から、猿とゴーン、お金とバナナの組み合わせは同じですから、ひょっとするとゴーンはサル知恵でお金を集めたのですね。

食欲も性欲も名誉欲もある人間は、欲の限界を知っているのですが、お金となると欲の限界はありません。お金さえあれば欲しいものは何でも手に入る、お金が絶対だと考え、お金に理性を狂わされたゴーンは、正に拝金教という宗教の信者ですね。

昔も今も、神様を信ずる人は、拝金教徒にならないと思うのですが、キリスト教の最高指導者教皇も財産という毒を食らって堕落した経過は、『宗教改革物語』(佐藤優 角川ソフィア文庫)で紹介されています。宗教がお金で堕落するのは、キリスト教に限ってはいませんが、この本は、読む価値があります。

絶対に正しい人間はいませんから、人間の理性が社会を正しく導くこともできず、地球から紛争は亡くなりません。そこで、人間の理性は、不十分なものと弁えれば、人は謙虚になれ、よりましな社会ができます。

しかし、神を信じない無神教、例えば、共産党もその出発点は、新約聖書の使徒言行録4章「持ち物を共有する」でしょ。然しながら、共産党(キリスト教民主党と同じか)の信者は、信ずる神はなくとも、人間の理性で平等な社会が作れると言いながら、拝金教徒のように4000万円の遺産分割で400万円の報酬をとる弁護士もいます。

結局、人間の理性は完ぺきではありませんから、他人からの批判を受け入れられる度量がなければ、堕落するしかありません。神を見た人はいないでしょうが、如何なる神でもいいのですが、神がいると考えれば、例えば、お天道様が見ているから悪いことはできない、と理性ではコントロールできない部分を補うことができるでしょう。10数年前に亡くなりましたが、依頼者の一億円近くのお金を殆ど報酬だと主張した、剛腕の左翼弁護士もいました。僕も25年前、被害に遭いました。毒も薬も成分は同じですが、僕のブログ、毒を吐きすぎですかね。

「持ち物を共有する」
32信じた人々の群れは心も思いも一つにし、一人として持ち物を自分のものだと言う者はなく、すべてを共有していた。33使徒たちは、大いなる力をもって主イエスの復活を証しし、皆、人々から非常に好意を持たれていた。34「信者の中には、一人も貧しい人がいなかった。土地を持っている人が皆、それを売っては代金を持ち寄り、35使徒たちの足もとに置き、その金は必要に応じて、おのおのに分配されたからである。

4月7日、15;13分未確認のまま、カルロスゴーンの4度目の逮捕について書きました。携帯電話・パスポート等を差し押さえられた妻も早晩逮捕されるだろうと考えていたところ、家に帰ると妻が国外逃亡したと報道されていました。
これまでの事件報道からすれば、常識的な弁護士なら、妻の逮捕は十分予測できるところです。妻は自分の判断で国外に逃亡し、夫が収監されている日本を後にすれば、生涯夫とは逢えないことも十分予想できます。だれか相談した人はいないのでしょうか、疑問がわきます。

posted by やすかね at 15:13| 千葉 ☀| Comment(0) | 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年03月29日

世界の統計から

2019年版『世界の統計』です。2017年の各国の人口(千人)、と前2016年の国内総生産(100万米ドル)を併記すると、日本の人口126,706、国内総生産4,947,359、アメリカ合衆国324,459、18,624,475、中国1,409,517、11,218,281、韓国50,982、1,411,246北朝鮮25,491、データなし、台湾23,626、529,910です。
日本を100として、生産力(国力と考え)、アメリカは376%、韓国28.5%、中国227%となります。

また2016年1人当たり国内総生産(名目GDP 米ドル表示)日本38,946、アメリカ57,808、韓国27,785、中国7,993、台湾22,540で大まかな労働生産性が分かります。
そこで、日本を100として各国の比較をすると、アメリカ148%、韓国71%、中国20.5%、台湾58%、大雑把に各国の生活水準としてアメリカ人は、日本人の1.5倍、韓国7割、中国2割、台湾6割となるのですが、拡大する格差社会で貧富の差を考えると、平均的アメリカ人と日本人は同様の生活水準でしょうか。

ところで、アメリカでは日本より被疑者に対し容易に保釈が認められるようですが、アメリカの刑事保釈保証金が平均5万ドルで所得の低い被疑者は、保証協会の様な所に5000ドル納入し、これが利息に充当されるようです。また、この保釈がビジネスとして成立し業界団体が議会などでロビイ活動しています。生活水準とは違った観点ですが、アメリカは住み難そうです。

話が戻りますが、この様なデータから、人口が韓国の半分しかない北朝鮮が国際政治で異彩を放つ一方、日本の28%の国力の韓国が日本に不遜な態度を取り続けられるのは、如何なる理由なのでしょうか。朝鮮半島はエライ半島です。

20年前の日本は、世界の鉱工業生産高の18%を占めていたのですが、最近は3分の1の6%に下落しているとの報道は、経済学者の森本卓郎さんの話でした。
中国の海底資源調査、尖閣列島、竹島問題など、全てが国力の問題とも考えられますが、国民の政治的無関心を喚起するのは、逆にナショナリズムの強化となり、不穏な空気が充満しそうですね。

最近の女子ゴルフで、韓国勢の不振を喜び、大相撲でも強すぎる白鵬に対し新大関貴景勝が誕生し、少し安心する程度がよろしいのでしょうね。新元号をお祝いし、日本語を話し、日本食を食べて同朋意識を持つ程度が安心できますか。それにしても韓国には腹が立ちます。

posted by やすかね at 14:27| 千葉 ☁| Comment(0) | 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年01月30日

法律と論理

最近東京地裁で、本来従業員の横領事案を、部品の納品先と転売先など三者の共同不法行為などと構成した事件がありました。契約法で行くべきところ、いきなり不法行為です。思い出したのが、2010年08月06日のブログでした。若干編集し再掲します。

佐藤優氏が連載中の「知の技法 出世の作法」で『文章の読解力を飛躍的に向上させる手法』が書いてありました。
筆者は、読者から『勉強してもそれが知識として定着しない。』との相談に対し「勉強の仕方に問題があり・・日本語の読解が正確にできない、」「この問題を克服するためには、高校レベルの現代文を別の角度から勉強し直すこと」と解説し、大学受験参考書「出口汪『NEW出口現代文講義の実況中継@・A・B』(語学春秋社)」を紹介しています。

出口氏は、この参考書の中(孫引)で『現代文というのは、君たちの論理的思考能力を問う教科です。・・入試問題にはいろんな教科がありますけど、所詮・・論理と知識ですね。』『現代文で必要なのは、9割が論理的思考能力です。』要するに佐藤氏も「論理を無視した知識はすぐに記憶から消える。」と解説するのです。

受験生時代「理解できないものは、絶対記憶できない。」と考え、教科書が真っ黒になるほど線を引き学者の「論理」を「解読」しました。本が汚くなり、3冊買い換えた憲法の教科書もあります。

また、佐藤氏は「論理を読み解く意味で数学と現代文は近い」と解説しており、正に数学と現代文が「論理」で読み解くという切り口から見ると親和性が高くなるのですね。

弁護士になって、正に法律の文章は「論理的」でなければならないので、法律家には文化系人間より、理科系の人間が向いていると実感しています。

そこで、弁護士を始めて30年という先輩弁護士(横浜弁護士会)の文章を題材に少し「論理」を解説します。
この事件は、遺産分割調停のお話です。母親が入院先で亡くなり、一人が3日前に作成された遺言書で遺産の独り占めをしたらしいのです。

「怒った?」外の姉妹が横浜の弁護士に依頼して、遺言があることを前提として「遺留分減殺請求の調停」を申し立て後、(申立人の有利となる遺言の無効を争う趣旨で)入院していた病院の院長宛診療記録などを提出しろ、と顧問先の病院に照会してきて、本件が「発覚」しました。

「3、照会を必要とする理由」
「被相続人をAとする相続で、相手方が遺言者を被相続人とする遺言により遺産を単独で取得した可能性が強まったため、申立人らは千葉家庭裁判所に遺留分減殺の調停を申立て、第1回目の調停が本年7月〇日に行われた。その調停の席で相手方は被相続人を遺言者とする公正証書遺言を提出したため、申立人は初めてその場で公正証書遺言を読み、その内容の異常さと遺言作成が本照会先の病院の病室で遺言者の死の3日前に作成されたことを知り、当該公正証書遺言の有効性について強い疑問が生じた。当該公正証書遺言が無効なら、遺留分減殺の調停は成立せず、調停の続行は遺言書の有効を前提とすることとなった。そこで公正証書遺言嘱託当時の被相続人Aの病状を知る必要性が生じたために、本照会申出を行った次第である。」

「解読」が大変ですが、要するに、本来であれば、申立人は、相手方が公正証書遺言で遺産を独り占めにしたから、申立人の有利に調停を運ぶため、公正証書遺言が無効であるということを証明するために医師のカルテなどを取り寄せるなら、ご尤もですが・・そうではないんです。

通常は、遺産分割調停を求める申立人が@「法定相続分に基づいて遺産分割を求める。」というと相手方は、A自分が有利となる公正証書遺言などを提出し、仮にこれが有効であると、さらに申立人がB遺留分(親とか子どもの相続分は仮に遺言があってもその2分の1の相続分が遺留分として法律で保証されている)減殺請求をおこなうというのが「論理」です。

ところが、何を考えたか横浜の先生、先に遺留分減殺請求を申し立て、相手方が公正証書遺言を提出したので、そこで申立人が有利となるため遺言の無効を主張するため病院にカルテなどの提出を求めたはずなのですが、・・・しかし、3、照会を必要とする理由に書いてある通り「当該公正証書遺言が無効なら、遺留分減殺の調停は成立せず、調停の続行は遺言書の有効を前提とすることとなった。」というのです。

すなわち、頭がグラグラしますが、遺言が無効となり申立人が有利となるなら、自ら申し立てた遺留分減殺請求調停が成り立たず、逆に遺言が有効となって、申立人らが不利となるなら調停が続行できると言うのです。足元の梯子をのこぎりで切っているみたいです。

結局、自ら申し立てた調停を続行するためには、自ら不利益となる遺言の有効を証明することとなるためカルテの提出を求めているのです。訳が分かりませんね。

30年以上何らの問題なく、弁護士家業を継続してきたべテラン弁護士が「非論理的」法律構成を行いつつ病院にカルテを提出しろといって僅か240円の切手を貼った封筒を同封してきたので、顧問先の病院の院長先生、私に向かい「先生!弁護士会ってのは、どうなってるんだ」と連絡をよこしたのです。
そこで僕は、院長先生に対し『先生、先生の品格を欠くような言い分は、僕に任せてください!』と電話をして、ブログを書きました。

相続に事件では、被相続人の死亡で相続が開始、@原則は法定相続分に基づいて分割する、A例外として遺言があるので、これにより遺産を分割する、これで不利益を受けるものは遺言が無効と争う、無効なら@の原則に戻り、B遺言が有効なとき、遺留分減殺請求をする。

横浜のセンセイ何を間違えたかというと「遺言があるらしい」との考え、そこからA遺言の有効無効を考えずにいきなりBを提起したことで頭がグラグラしたんでしょうね。

仮に遺言があったとしても@から行くのが相続の「論理」であり、「法定相続分の請求には遺留分減殺請求も含まれる。」という常識(大は小を兼ねる)を知らなかったのでしょう。

posted by やすかね at 18:09| 千葉 ☁| Comment(0) | 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年01月17日

おもしろ歴史

 本日の報道で、天皇即位の儀式の概要が決まったようです。憲法上の国事行為として執り行うようですが、秋篠宮殿下のご意見など考慮しているのでしょうか。天皇の権威でわが国が纏まっているなら、この権威を損なわないような形で内外に新天皇の即位式を示してほしいところです。
 
国の権威が損なわれると、群雄割拠の戦国時代となることは、古今東西一緒です。高校の世界史の参考書を見ますと、紀元前5世紀、中国語では春秋時代から戦国時代への時代が進展しました。
何故だろうと考えますと、周王室の権威があったときは、各地の豪族も周王室の錦の御旗で戦っていたのですが、王室の権威がなくなってくると、戦国時代になったようです。
 
わが国でも室町幕府の権威がなくなると、戦国時代に突入し、織田信長から豊臣秀吉、徳川家康と天下人が交代して、250年の平和が続きました。
 神君徳川家康は、江戸開発するために、当時東京湾に注いでいた利根川を銚子に流れるようにした、それ以来300年東京の都市開発が続いているとブログで書いた気もするのです。  
 利根川の話は、テレビでもドラマ化されたみたいですが、実際の家康は神君と言えるほどの能力のある偉人ではなかったようです。

 秦の始皇帝は細かい決裁書まで目を通し、若くして亡くなるまでに広大な国土を支配者した歴史上もっとも優秀な独裁者でした。そして権力者は最後には不老不死を願うようになるのですが、始皇帝はどうやら水銀中毒で若死にしたようです。水銀な赤くなったり、黒くなったり様々な化学変化をしても、最後には、また元の水銀としての性質を持つ、まさに不老不死の金属と考えられ、始皇帝はこの有害な水銀化合物を摂取して死亡したからです。
 一代で巨大な国家を作るほどの偉大な人物は、権力を一人で支配し、側近の知恵など不要だったのです。独裁者始皇帝が死んでも側近は育っていませんから、一代で秦は、滅んでしまいました。
 
家康はと言うと、どうも神君と言えるほどの器量はなかったようです。優れた合議制の側近が権力を支え、徳川の250年の平和が維持されたみたいです。ですから、利根川を銚子に流すなどと言う高度な土木技術を家康が持っていたとは考えられず、側近に優れた技術者を配置していたと考えるほうが合理的です。家康は信玄だけでなく信長にも秀吉にも頭が上がらず、戦も連戦連敗でしたが、最後に秀才三成が、知識だけでは各国武将を纏めることが出来なかった反射的効果で家康に天下が牡丹餅のように転がり込んできたのです。最後は、天ぷらを食いすぎて亡くなったようですね。しかも徳川幕府の大奥では鉛化合物の白粉で化粧をした乳母らに幼い将軍家のお世継ぎは授乳されていたので、征夷代将軍は、吉宗のように直系外でなければ、鉛中毒に侵されていたと言う事です。勿論側近が実際の権力を振るっていたのです。
 してみると、会社の社長もワンマンの凄腕社長が作った会社は、忠実な側近を育てておかないと二代目三代目で必ず、倒産です。魏の曹操も優秀でしたでしょうが、最後は軍師であった司馬氏に天下を奪われてしまいました。
 権力を持たない我々は、実に気楽なものですね。

posted by やすかね at 17:10| 千葉 ☀| Comment(0) | 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年01月15日

2019年年頭所感

大変長らくご無沙汰しております。ひょっとしてやすかね具合が悪いのではないかなどと「ご期待」をした方もないではないでしょうが、残念でした。暮の23日は、カレドニアンで生涯二度とはないであろうと思われる6バーディもとっており、体調も万全です。最後の18番も七つ目を狙い、池ポチャでトリプルボギーを叩き、インは39回でした。

ところで、2019年はどんな年になるのでしょうかね。TV・ラジオなどで仕入れた暮から正月にかけての話です。
外交とすれば、トランプ大統領が北朝鮮と会談し、韓国は日本に対し、三菱に対する戦後賠償・レーダー照射・慰安婦問題などかなり強気ですし、中国は貿易問題でアメリカに攻め込まれ、若干弱気とはいえ、とても心を許せる相手ではありません。また、ロシアとも北方領土問題を絡めての平和条約交渉が進展しそうな雰囲気です。

暮のBS101「クールジャパン」に出演していた外人さんが「日本の10年先はダメ」と評価していました。私も同感で、今の若い人は大変な苦労をする割には、賃金も安く、結婚して次の労働者を「再生産」することも困難な状況です。
一方企業の内部留保は、経済評論家の森本卓郎さんによれば、統計の数字をきちんと援用して年々増加していると説明していました。しかし格差解消は大変な問題で、資本主義の根本から説き起こす必要があるようです。

一方、高学歴ニートの問題では林修さんが、彼らのデタラメな生き方を正確に分析していました。有名大学である明治大学に2浪して入ったものの、就職先がないなどとボヤいていたニートの対し、「2浪は、契約社会では受け入れられない。誰も納期を守れない人とは契約しない。」と言う趣旨の話をしていました。また、日本では公正平等などと負われているが、これは「自分の子供はさておいて」と言う事が前提である。とか、「自分の意見が通らないところでは、働かない。」などと勝手なことを言っていた有名大学での阿保には、「そういうのはフリー・ライダー(社会のただ乗り)である」と非難していました。今自分の生活している社会基盤、全て勤労者などの税金などで整備されているのだ、働きもしないで、税金も払う能力のないやる気のない高学歴ニートは、「生きる資格もない。」と言うのは、林さんでなく、この僕です。

最後に、感心するのは、フィリピンの大統領の「実行力」です。覚醒剤犯人は裁判もなく処刑し、刑務所は囚人であふれ、食事も飯に何かグリーンカレーのような者を(ぶっ)掛けた極めて粗末なものですが、100円払えば、立派な食事の外、囚人の雑魚寝の中で一年1万円を払えば、ベットが支給されるという内容で、世界の「人権活動家」から言わせれば、とんでもない扱いでしょうが、悪いことをして囚人となり、ただ飯を食らっている連中の扱いはそれでも十分でしょう。
自論では、囚人にかかる年間費用は、千万円を超えるでしょう。護衛付きの三食昼寝付きですからね。矯正管区の統計などないでしょうかね。
中国では、先日覚醒剤で逮捕された被告人に、判決を変更して死刑を言い渡したそうです。中国のIT産業のトップを逮捕した報復と考えられているようです。

今年は、「負けのサイン」と言われる人の悪口は極力言わないようにしようと考えています。ただ事実に基づく批判無くしては、社会進歩もありませんから、社会的地位のある高給取りなどに対し、事実に基づく批判は頑張ります。
次回は、宗教問題などを手短に書きます。
 
posted by やすかね at 14:11| 千葉 ☀| Comment(0) | 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年11月26日

餌食にされた日産


国際問題となっている、ゴーンの逮捕ですが、日産の村山工場などを閉鎖し、2千人の従業員を解雇(平均400万円として80億円)して、新たにフランスでの日産車の製造を始めるなど、日産はフランス政府の支援を受けたルノーによって、食い物にされている実態が暴露されています。ベルギーとの国境近くに建設中のルノーの工場では、日産の技術力を使いフランス人の雇用で日産車を生産するようです。

今日の報道によりますと、技術部門で日産とルノー「共同開発」も企んでいたようですが、元日産の技術者の話ですと、何も学ぶべき技術のないルノーと一緒に仕事をするのが嫌で退職したそうです。僕も外車は何台も乗りましたが、ルノーや・シトロエンなどのフランス製の車だけは安心して走れません。いつ故障するか分からないからです。

ところで、わが国政府は、単なるサービス業で、パイロットを始め高額賃金の支払いから経営破綻した日本航空に対しては、国の支援をしておきながら、日産には何らの支援をしませんでした。
ルノーは日産の株式43%を持っていると報道され、一方フランス政府はルノーの株15%持っているとの報道もされました。大した技術力もなく、日本のユーザーにも人気のなかったルノーが2兆円の赤字を抱えていた日産と業務提携して、日産の経営権を奪取できた背景には、フランス政府がルノーに株式の外、相当の金融支援があったと思われます。

フランスの大学をトップで卒業し、フランスの国策会社ルノーから日産に派遣され、日本人にはできない強引なリストラで日産の赤字を解消したゴーンは特別背任(80億円は2千人の首切りと同額)と言うべき私利私欲で逮捕されたのですが、ゴーンの背後にはフランス政府が控えています。

結局、帝国主義がしのぎを削る現代においても、フランスが100年以上続けてきた植民地からの略奪政策に基本的変更はないのです。日本政府が、JALを救済しても日産には拱手傍観してきたことで、今の日産の危機があると思います。JALなんか特に守るべき技術などないですからね。それが証拠に飛行機など酒気帯び運転で十分できてきたのですからね。

今後、日産の経営陣は、長期間無配を継続することで、フランス帝国主義と対決する中で、日本政府がJALを救済したように、政府の援助を受ける必要があると思います。
場合によっては、トヨタの子会社でもいいのでは、ダイハツもあるし、三菱も含め、いかかでしょうか。日野もいすゞもね。
JALでは100万円ほど株で損をしたのですが、今度は日産の株でも買って株主総会の委任状を提出してフランス帝国主義と戦いますか。
posted by やすかね at 10:53| 千葉 | Comment(0) | 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年11月08日

弁護士バッチの権威が危ない

久しぶりに無免許運転の国選事件で検察庁に記録閲覧に行きました。申請用紙に住所・弁護士名など必要事項を書き込み近くにいた若い美人の事務員に「お願します。」と渡すや、その女性事務員私に『ご本人ですか?』と質問してきました。

彼女「バッチがついているよ。」と言っても全く納得しないので、次に写真入りの身分証明書が必要なのか、このままでは、駆け出しのころ、大金を出して特注した18金のバッチが使えなくなりそうで、焦りました。何しろ、検察官に取り次いでもらわないことには仕事ができません。

これまでも鑑別所とか拘置所でも、携帯電話をロッカーに入れろ、などと疑いをかけられても、その度に弁護士の職責・倫理の原理原則を論じ、お役人と対決してきました。

個人的には、ハイハイ解かりました、と従えば楽ですがね、性分なのですね。どうも治りません。

ぎょっとして「弁護士バッチの意味を知っているの」と質問すると『ハイ、わかります」と言いますので、「じゃあ言ってみて」、『・・・』、『・・・・』と沈黙です。

やむなく、上司に向かって「ちゃんと指導しているの」と多少語気を強くすると、男性の上司『すみません。』を繰り返すのですが、若い事務官は、納得しないようです。その内年配の女性も「すみません。先月の採用なので」

そこで、若い検察事務官を外部の人間が指導することになったわけです。内部の上司が下手に指導するとパワハラなどと言われますので、今の世、上司の指導が難しいのです。

バッチの裏には登録番号があり、検察庁でも裁判所でもこれで本人確認ができるのですが、何十年もこの様な手続きは取られもせず、バッチだけで本人と認められていたのです。

最後に「あなた若くて美人だから、良い事務官になれるよ、頑張って」などとおべんちゃらを言って、事務所に戻りました。

事務所で今日の出来事を話すと『ご本人ですか』と質問されて『ハイそうです。』と言えばそれで済んだのではないですかと意見されました。そうですよね。若い事務官がそんなに深く考えてもいませんよね。

ひょっとして、若い事務官だったから絡んでしまったのかな。トホホ
posted by やすかね at 20:42| 千葉 ☁| Comment(0) | 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする