4月26日市原市の監査委員から市長に対して、共産党を除く議会各会派に対して平成22年度政務調査費の一部の変換を求める勧告がなされました。
自分が現職の常任委員長のとき、委員会の視察について各委員に報告書の提出を求めたことがありましたが、必ずしも全員から報告書の提出がなされてはいませんでした。
市民の代表として税金の支出を伴う視察ですから、何のために視察に行くのか、行って何を勉強したのか、それが今後の市政運営にどう生かされるのか、という事は、最低限報告として記録に残しておくことは必要です。
これは政務調査費ではありませんが、ブログで、行政視察途中でありながら、翌朝から堂々と私的な旅行に行った議員を「批判」したことも有りました。そのほか「喜怒哀楽」でも行政視察について『田舎侍百姓武士』(217頁)、『合併で「宮島」が消える』(252頁)とか『蘇我特定地区整備を視察して』(384頁)で触れています。私が、ブログを書いて行政視察の「報告」をしても、これが税金を使っての行政視察であるから自分も参考にして「報告書を提出しよう。」という奇特な議員はいなかったようです。
今回の監査委員会からだされた政務調査費についての報告書(監査結果(勧告)告示2頁)では、政務調査費の意義として、「地方議会の活性化、審議能力を強化が不可欠」ということで制度化されたものと紹介されていますが、現実的には「議員の裏給与」の実態がありますから大胆な改革が必要なはずです。その意味では住民監査請求は積極的意味があります。
監査報告書では、3「意見」として最初に政務調査費と裁量の問題を論じ、監査委員等が使途の妥当性審査は予定されていないが、使われるお金の性質が税金である事から「市民への説明責任を果たす観点から使途の透明性」が必要であると判断しています。
そしてこの透明性を確保するために「政務調査費の交付に関する規定」で領収書の保管期間が定められているから、「後日の検証」を念頭においていると、指摘しているのですが、これは監査委員としても本来は「交付」だけでなく会派・議員には「市民に説明の付く支出を心がけろ」議会事務局には、政務調査費が公金であることを肝に銘じ、議員各会派に対して「これでは情報公開があったとき、市民に説明が付きません。」と「使途」についてもきちんとした「チェック」が必要である、と考えているのです。
しかし、そこは市役所職員も議員もいわば「身内」であるからはっきりとは言えない、のでしょう。そこで私がはっきりと言っておきますと、【政務調査費は、裏給与ではありません!市民の税金ですから、市民に説明が付くように使い道をハッキリさせてください。そして報告書の作成を必ずしてください。また毎年数回ある行政視察についてもきちんとした報告書の提出をしていただかないときは、後日住民監査請求が、また行なわれるかもしれません。特に視察の途中で「トン面」する議員がいたら直ぐ議員を辞職してください。】
今回、如何なる動機で住民監査請求が行われたか、実情は分かりませんが、今回の住民監査請求は、行政と議会に貴重な提言をしたということで意義があったと考えています。
特に政務調査費は様々な問題が含まれていましたから、これをきっかけにして他市及び県議会に対しても「もって他山の石とせよ」との教訓を与えたことではなかったでしょうか。
次は、是非、たぶん桁が違う勧告が出るであろうと考えられる、県議会(市原市の3倍程度の政務調査費、議員も95人もいます)に対しての住民監査請求がなされることを期待したいですね。
そして県議会議員定数も60人程度に減らし、さらに国会議員も衆議院300人、全国100の選挙区で定数3とすれば、小選挙区制のように「公認」と言うことで事実上政党のトップが国会議員を決めてしまう「民主主義の危機」は回避できるのではないかと思います。
比例代表制などでは、まさに政党代表が議員を決めてしまいますので、昔のフィリピン大統領マルコスがやっていたような「議員の任命」と同じこととなってしまいます。
国の将来を考えるには、優秀な人に議員になってもらわなければなりませんが、少数精鋭で高額の報酬を定めることも必要と考えます。
政務調査費に戻りますが、しかし、角を矯めて牛を殺してはいけませんので、平成22年度で返還請求がなされている以上、それ以前にも「問題の支出」がないとは言えませんが、大切なことは、過去を暴くよりこれからの市議会の活性化・審議力増強と言う将来にむけての積極的な提言こそ必要であろうと思います。
今回の住民監査請求で必要となったコスト計算をしてみると、大量のコピー代、調査費の支出についての各会派への求釈明、報告書の作成などなど、これ以上監査しても税金のムダが出てしまうでしょうから、各会派で本当に必要な政務調査費は何処までか、議会事務局での政務調査も必要でしょう。場合によっては、減額も十分選択肢とあると思います。
2012年04月28日
2012年04月20日
尖閣列島 石原都知事の発言
東京都知事が、ニュヨークで尖閣列島を東京都が取得する考えをしめしました。尖閣列島は「国際法の先占の法理」によって1895年(明治28年)1月に閣議決定によって日本に編入された無人島だそうです。ニュースによれば、国が国家権力の行使として実効支配するため、埼玉県に住む人から年間2500万円ほどの賃料で「国に貸している」ようです。
よく「金持ち喧嘩せず」といいますが、金持ちと貧乏人が喧嘩して和解するときには、必ず金持ちが何がしかお金を払う関係にあるということでしょう。
今尖閣列島は中国も、日本が実効支配(仮に、中国人が無断で上陸したりすると日本の警察が、不法入国で逮捕する)していることを認めていますから、日本から中国に対して「日中間に領土問題がある。」と問題提起することは全く持っている者から持たざるものに喧嘩を吹っかけることとなります。
と考えますと、東京都の税金を使って外交的な行為をすることに何か得策はあるのでしょうか、疑問です。
より問題となるのは、中国が1970年代ころから中国の領土であるとか、最近はさらに「尖閣列島は核心的利益」などと強硬な発言になってきました。また中国は最近軍備を増強するなどしていますから、尖閣列島に対して実力でもって支配する危険性が出てきたということでしょう。
これについて心配であるから、東京都が所有権を持ったとしても何か外交的に有利な状況となることは考えられません。繰り返しますが、今中国は日本の実効支配を認めている情況でこれを「領土問題」としては日本が損をするということです。また中国の軍事力行使を阻止するには、外交努力が必要です。
この様に考えてきますと石原知事の思惑は外のところ、即ち近々考えられる衆議院選挙向けの問題提起ですかね。
よく「金持ち喧嘩せず」といいますが、金持ちと貧乏人が喧嘩して和解するときには、必ず金持ちが何がしかお金を払う関係にあるということでしょう。
今尖閣列島は中国も、日本が実効支配(仮に、中国人が無断で上陸したりすると日本の警察が、不法入国で逮捕する)していることを認めていますから、日本から中国に対して「日中間に領土問題がある。」と問題提起することは全く持っている者から持たざるものに喧嘩を吹っかけることとなります。
と考えますと、東京都の税金を使って外交的な行為をすることに何か得策はあるのでしょうか、疑問です。
より問題となるのは、中国が1970年代ころから中国の領土であるとか、最近はさらに「尖閣列島は核心的利益」などと強硬な発言になってきました。また中国は最近軍備を増強するなどしていますから、尖閣列島に対して実力でもって支配する危険性が出てきたということでしょう。
これについて心配であるから、東京都が所有権を持ったとしても何か外交的に有利な状況となることは考えられません。繰り返しますが、今中国は日本の実効支配を認めている情況でこれを「領土問題」としては日本が損をするということです。また中国の軍事力行使を阻止するには、外交努力が必要です。
この様に考えてきますと石原知事の思惑は外のところ、即ち近々考えられる衆議院選挙向けの問題提起ですかね。
2012年03月22日
わが国の通訳事件の実態
最近、イギリス人女性の殺人事件で通訳人の力量が問題となりましたので、2009年12月9日のブログを若干手直しして再掲します。また通訳のことが「事件」となったのですが、その話は後日とします。
刑事事件と言うと厳格な手続きで行われるというのが常識ですが、現実の裁判では相当いい加減なのもあります。
先月のことです。フィリピン女性の出入国違反の事件がありました。11月26日の裁判と言うことで、起訴状などが11月13日FAXされたと同時に通訳人はフィリピンに帰っており、20日にならないと帰国しないということでした。元々当番事件で、直前に入ったものですから、困ったなと思いました。
そこで20日になって事務所から通訳人の携帯に連絡(通訳人の携帯は海外でも受信できるとの注が入っていますが、国際電話の料金は当然弁護人もちです。)を入れ、21日(土)の接見をお願いしたところ、彼女、大丈夫と言うので今度は、僕の携帯から電話を入れたところ、通訳人は「いま福岡にいて・ボランティアがどうのこうの」と関係のない話をしているので「余分なことは良いですから」と遮って「21日が駄目なら、では、接見は何時出来るのですか。」と尋ねたところ、今度は25日はどうのと勝手なことを言っていました。
やむなく24日午後司法支援センターに通訳人の候補者リストを貰うことにしましたが、通訳人の普通の電話番号を見ますと都内とか埼玉などでしたので、今日の今日とかは都合が付かないであろうと思いました。
ところで、接見前の記録閲覧で、被告人は来日二回目で、今回は12年前の来日であり、仕事もスナックのホステスなどでした。
外国人でも単純労働とか3Kの仕事ですと日本語を話す機会が少ないので12年間日本で生活しても日本語は中々上達しませんが、日本人の男性客相手のホステスですと日本語が上手に出来なければ、稼ぐことも出来ません。ですから、私は被告人の日本語能力を信頼して、通訳人なしでも接見できると考えました。
県警本部に接見に言ってみますと、被告人は十分に日本語が話せ、これならフィリピンに帰国しても十分通訳としてガイドなども出来ると思いました。
通訳事件は、被告人の権利を守るため通訳人をつけるのですから、弁護人が通訳人なしで接見をするなら、通訳人がいる以上に、きちんと話が出来なければ問題となりかねませんから、私は調書に記載されていない事実関係の聴取に心がけました。
被告人の話によりますと、フィリピンに子どもがいる、子どもの父親は、被告人が妊娠6ヶ月のときピストルで撃ち殺されてしまった。彼と知り合ったのはジプニーの中であったなどなどです。
今回のパスポートに張られている写真は本人のものらしく、記載されている名前が被告人の名前と類似していることからこの点に触れると、その名前は自分の姉である(信じられませんが、検察官の調書にも記載なし)ことなどが判明しました。当然パスポートは名前が違うもののいわゆる「偽造パスポート」とは違います。(検察官はこの点についての認識がなく、また証拠もないのに法廷で「パスポートは偽造だ」と主張しましたので、私が異議を述べると撤回しました。)
公判前日、通訳人から「弁論要旨をファクスしてくれないか。」と連絡がありましたが、お断りしたところ、今度は裁判所から「通訳人に弁論要旨をファクスして頂けないか」とご連絡がありました。
私は、「言葉が適当ではないが、通訳人は嘘をつくし信用できないから他の人に代えたらどうか」と意見を言いましたが、担当書記官は『せっかく探した通訳人』と言うことで通訳人を代えることが出来ませんでした。
公判当日です。通訳人は、私の顔を見るとやけに頭を下げるのですが、私は出来る限り無視することにしました。人定質問(被告人の本人であることの確認手続き)になりました。2部S裁判官から「被告人は、〇〇と言う名前と××と言う名前の両方をつかっていたか。」との質問がありました。
被告人はタガログ語で「いいえ」と答えたらしいのですが、通訳人が「はい」と通訳したので、被告人はすぐ、私の顔を見て「違う」ことを告げました。
私が「裁判長、今通訳人はハイと答えたが、被告人は違っているといっている。」と言うとS裁判官は被告人と僕の呼吸が分からなかったらしく「弁護人の言っていることが分かりません。」と言うので私は、立ち上がり「いまの裁判官の質問では、被告人は二つの名前を使っていたのかとの質問だったと思うが、被告人はイイエと答えたのに対し通訳人はハイと通訳している」といいますとS裁判官は高圧的に「弁護人座ってください。」と言ってきました。
この裁判官、他の事件でのこと検察官の発言に私が座ったままちょっと反論したところ「弁護人!立って話してください!」と言った様にかなり権威主義的なところが感じられる裁判官です。
それはともかく、この裁判では私が被告人に質問し、被告人も日本語で話したことから、通訳人の仕事量は相当少ないようでした。(因みに通訳人の費用30分以内8千円、以後10分毎に千円、遠距離移動交通費と別に4千円の日当が支給される。昔は月に100万円以上稼ぐ通訳人もいた。)
通常の通訳事件ですと、同じことを日本語とタガログ語で二回言いますし、特に通訳人がいい加減ですと時間は二倍以上かかってしまいます。それにも拘らず、今回の通訳事件を当初の予定時間としては30分でやろうというのです。
ですから、審理の内容も全く形式的なことになり、被告人が日本に滞在した期間の長短のみで論告と判決がなされるといっても過言ではありません。ですから私が、接見で調書になかったことを聞き、これを被告人質問と弁論要旨でやるだけでも時間が足りなくなります。
ともかく、被告人は私の弁論を聞いていて、特に2歳のときから12年間顔を見ていない娘のことに触れると、涙を流していました。
最後にS裁判官が被告人に対し「今、弁護人は『異国』と言う言葉を使いましたが、その意味が分かりますか。」等と嫌みなことを聞いていました。
私は思わず「裁判長!日本人だって冒頭陳述、素因変更、検察官面前調書、執行猶予などの日本語の意味分からない人が沢山いるぞ!」と怒鳴りたい衝動に駆られましたが、どこか外で仕返しをする機会もあろうからと、その場は「丸く治めました。」私も最近人間が丸くなったのでしょうかね。ヒヒヒ
刑事事件と言うと厳格な手続きで行われるというのが常識ですが、現実の裁判では相当いい加減なのもあります。
先月のことです。フィリピン女性の出入国違反の事件がありました。11月26日の裁判と言うことで、起訴状などが11月13日FAXされたと同時に通訳人はフィリピンに帰っており、20日にならないと帰国しないということでした。元々当番事件で、直前に入ったものですから、困ったなと思いました。
そこで20日になって事務所から通訳人の携帯に連絡(通訳人の携帯は海外でも受信できるとの注が入っていますが、国際電話の料金は当然弁護人もちです。)を入れ、21日(土)の接見をお願いしたところ、彼女、大丈夫と言うので今度は、僕の携帯から電話を入れたところ、通訳人は「いま福岡にいて・ボランティアがどうのこうの」と関係のない話をしているので「余分なことは良いですから」と遮って「21日が駄目なら、では、接見は何時出来るのですか。」と尋ねたところ、今度は25日はどうのと勝手なことを言っていました。
やむなく24日午後司法支援センターに通訳人の候補者リストを貰うことにしましたが、通訳人の普通の電話番号を見ますと都内とか埼玉などでしたので、今日の今日とかは都合が付かないであろうと思いました。
ところで、接見前の記録閲覧で、被告人は来日二回目で、今回は12年前の来日であり、仕事もスナックのホステスなどでした。
外国人でも単純労働とか3Kの仕事ですと日本語を話す機会が少ないので12年間日本で生活しても日本語は中々上達しませんが、日本人の男性客相手のホステスですと日本語が上手に出来なければ、稼ぐことも出来ません。ですから、私は被告人の日本語能力を信頼して、通訳人なしでも接見できると考えました。
県警本部に接見に言ってみますと、被告人は十分に日本語が話せ、これならフィリピンに帰国しても十分通訳としてガイドなども出来ると思いました。
通訳事件は、被告人の権利を守るため通訳人をつけるのですから、弁護人が通訳人なしで接見をするなら、通訳人がいる以上に、きちんと話が出来なければ問題となりかねませんから、私は調書に記載されていない事実関係の聴取に心がけました。
被告人の話によりますと、フィリピンに子どもがいる、子どもの父親は、被告人が妊娠6ヶ月のときピストルで撃ち殺されてしまった。彼と知り合ったのはジプニーの中であったなどなどです。
今回のパスポートに張られている写真は本人のものらしく、記載されている名前が被告人の名前と類似していることからこの点に触れると、その名前は自分の姉である(信じられませんが、検察官の調書にも記載なし)ことなどが判明しました。当然パスポートは名前が違うもののいわゆる「偽造パスポート」とは違います。(検察官はこの点についての認識がなく、また証拠もないのに法廷で「パスポートは偽造だ」と主張しましたので、私が異議を述べると撤回しました。)
公判前日、通訳人から「弁論要旨をファクスしてくれないか。」と連絡がありましたが、お断りしたところ、今度は裁判所から「通訳人に弁論要旨をファクスして頂けないか」とご連絡がありました。
私は、「言葉が適当ではないが、通訳人は嘘をつくし信用できないから他の人に代えたらどうか」と意見を言いましたが、担当書記官は『せっかく探した通訳人』と言うことで通訳人を代えることが出来ませんでした。
公判当日です。通訳人は、私の顔を見るとやけに頭を下げるのですが、私は出来る限り無視することにしました。人定質問(被告人の本人であることの確認手続き)になりました。2部S裁判官から「被告人は、〇〇と言う名前と××と言う名前の両方をつかっていたか。」との質問がありました。
被告人はタガログ語で「いいえ」と答えたらしいのですが、通訳人が「はい」と通訳したので、被告人はすぐ、私の顔を見て「違う」ことを告げました。
私が「裁判長、今通訳人はハイと答えたが、被告人は違っているといっている。」と言うとS裁判官は被告人と僕の呼吸が分からなかったらしく「弁護人の言っていることが分かりません。」と言うので私は、立ち上がり「いまの裁判官の質問では、被告人は二つの名前を使っていたのかとの質問だったと思うが、被告人はイイエと答えたのに対し通訳人はハイと通訳している」といいますとS裁判官は高圧的に「弁護人座ってください。」と言ってきました。
この裁判官、他の事件でのこと検察官の発言に私が座ったままちょっと反論したところ「弁護人!立って話してください!」と言った様にかなり権威主義的なところが感じられる裁判官です。
それはともかく、この裁判では私が被告人に質問し、被告人も日本語で話したことから、通訳人の仕事量は相当少ないようでした。(因みに通訳人の費用30分以内8千円、以後10分毎に千円、遠距離移動交通費と別に4千円の日当が支給される。昔は月に100万円以上稼ぐ通訳人もいた。)
通常の通訳事件ですと、同じことを日本語とタガログ語で二回言いますし、特に通訳人がいい加減ですと時間は二倍以上かかってしまいます。それにも拘らず、今回の通訳事件を当初の予定時間としては30分でやろうというのです。
ですから、審理の内容も全く形式的なことになり、被告人が日本に滞在した期間の長短のみで論告と判決がなされるといっても過言ではありません。ですから私が、接見で調書になかったことを聞き、これを被告人質問と弁論要旨でやるだけでも時間が足りなくなります。
ともかく、被告人は私の弁論を聞いていて、特に2歳のときから12年間顔を見ていない娘のことに触れると、涙を流していました。
最後にS裁判官が被告人に対し「今、弁護人は『異国』と言う言葉を使いましたが、その意味が分かりますか。」等と嫌みなことを聞いていました。
私は思わず「裁判長!日本人だって冒頭陳述、素因変更、検察官面前調書、執行猶予などの日本語の意味分からない人が沢山いるぞ!」と怒鳴りたい衝動に駆られましたが、どこか外で仕返しをする機会もあろうからと、その場は「丸く治めました。」私も最近人間が丸くなったのでしょうかね。ヒヒヒ
2012年03月05日
話が飛ぶよ!AIJ破綻から原発再開へ
3月4日付けの読売新聞では、企業年金の運用会社であるAIJが2千億円の損失を出しており、手元の資金は殆ど残っていない(1割配当程度)というということです。社会保険庁のOBが深く関わっているようで、連中はいまだに人様の財産を放蕩して私益を計っています。
昨日(4日)大阪からの帰りの新幹線車中で、中国軍の中将が軍の土地建物など250億円を横領したとかで、将軍職を解任され身柄を拘束されたとの報道がありました。中国では身柄を拘束された後は、ほぼ死刑となるでしょうから、一般国民も少しは納得できるのですが、わが国では社会保険庁が年金資金を放蕩しても誰かが刑事処分を受けたなどということは余り聞きません。
今回の2千億円もの巨額の企業年金資金を放蕩しても社長(野村證券OB)などは懲役8年がせいぜいでしょう。(僕が裁判官なら15年でも短いと考える。)また社会保険庁のOBなどは「私が自信を持って推薦できる。」と言うだけで、毎月50万円もの不労所得を手にしていたようですから、AIJの社長などと共同不法行為で全財産没収しても良いと考えます。そんなことをしたら生活できなくなる、などとご心配の方もいるでしょうが、心配無用です、生活保護だってあるのですから。
わが国は、王子製紙にしたって、東大でのお坊ちゃんがプライベートジェットに乗って香港・マカオなどで大博打をやって100億円も穴を開けても、対して責任を負わないでしょう。
話は大きく変わりますが、明治維新から明治・大正・昭和とわが国は国力を蓄積したとき、これを敗戦で失なわせたのは、関東軍という官僚に原因があり、また戦後復興して蓄えた国民の貴重な財産を放蕩したのが社会保険庁職員であり、また国家的財政危機を招いたのが官僚と政治家です。
そして大地震から原発事故が発生し、わが国が滅びるかもしれないという国家的重大事に何もできなかったのが、経済産業省の原子力保安院です。
アメリカの9.11の大事件後、あまりにも激しすぎるので言えなかったのですが、私は身近な人に「仮に旅客機でも原発に近づいたときは、撃墜しなければいけない。」と言っていました。最近原発事故調査委員会でアメリカに事情聴取した結果、9.11テロ後アメリカは原発のテロ対策を取るように原子力保安院に忠告したようですが、全く対策を取らなかったことが明らかとなりました。
少なくとも電源対策を取っておれば、現在のような事態は避けられた可能性が高いですね。3個の非常用電源が3箇所にまとめておいてあったということです。これではセカンドとショートとサードが3人で3塁ベースを守っていて、セカンド・ゴロを打たれたとき、「想定外だ」と言うのと変わりないレベルですね。
これが国立大学を優秀な成績で卒業して官僚となった秀才のレベルなのです。お勉強はできるでしょうが、決して「頭がよい。」とはいえませんし、この国の危機管理などまかせることはできません。世の中勉強ができなくても頭の良い人が沢山いるのです。しかし、彼らは「学歴」がありませんからわが国のリーダーには中々なれません。
今、本当にわが国は危機的状況なのです。昨日「電力は足りている。」「今すぐ原発をとめろ。」などとシュプレヒコールをしながらデモ行進している団体がありました。彼らは一体何を考えているのでしょうかね。確かに原発さえなければ、と言うのは簡単ですが、この原発で私達の今の生活レベルが維持されてきたのです。
昨年の暑中見舞いで『ところで、一所懸命「節電」を考えるのですが、原発も人間が運転しますから私達が覚悟を決め「貧乏を我慢」できれば、ストップできないこともありません。』と書きました。(平成23年10月1日ブログをご覧下さい。)
原発が止まることは、わが国の経済を支えている企業にとって電力供給に対する信頼性が欠けてしまいますから、海外に出てゆくしかありません。そうしますと、長くない時間で、わが国は疲弊し、国民全員が明治維新の前である江戸時代のレベルで生活を余儀なくされるでしょう。きっと暴動が起きて大変でしょうね。尤も山一證券の倒産あたりから、巨大企業が倒産してきましたし、原発事故で東京電力も倒産ですから、もう何が起きてもおかしくないのですかね。
原発再開のために、広く情報開示を行い、これを科学的に検証しなければなりません。訳の分からない評論家・学者・マスコミに踊らされてはいけません。
昨日(4日)大阪からの帰りの新幹線車中で、中国軍の中将が軍の土地建物など250億円を横領したとかで、将軍職を解任され身柄を拘束されたとの報道がありました。中国では身柄を拘束された後は、ほぼ死刑となるでしょうから、一般国民も少しは納得できるのですが、わが国では社会保険庁が年金資金を放蕩しても誰かが刑事処分を受けたなどということは余り聞きません。
今回の2千億円もの巨額の企業年金資金を放蕩しても社長(野村證券OB)などは懲役8年がせいぜいでしょう。(僕が裁判官なら15年でも短いと考える。)また社会保険庁のOBなどは「私が自信を持って推薦できる。」と言うだけで、毎月50万円もの不労所得を手にしていたようですから、AIJの社長などと共同不法行為で全財産没収しても良いと考えます。そんなことをしたら生活できなくなる、などとご心配の方もいるでしょうが、心配無用です、生活保護だってあるのですから。
わが国は、王子製紙にしたって、東大でのお坊ちゃんがプライベートジェットに乗って香港・マカオなどで大博打をやって100億円も穴を開けても、対して責任を負わないでしょう。
話は大きく変わりますが、明治維新から明治・大正・昭和とわが国は国力を蓄積したとき、これを敗戦で失なわせたのは、関東軍という官僚に原因があり、また戦後復興して蓄えた国民の貴重な財産を放蕩したのが社会保険庁職員であり、また国家的財政危機を招いたのが官僚と政治家です。
そして大地震から原発事故が発生し、わが国が滅びるかもしれないという国家的重大事に何もできなかったのが、経済産業省の原子力保安院です。
アメリカの9.11の大事件後、あまりにも激しすぎるので言えなかったのですが、私は身近な人に「仮に旅客機でも原発に近づいたときは、撃墜しなければいけない。」と言っていました。最近原発事故調査委員会でアメリカに事情聴取した結果、9.11テロ後アメリカは原発のテロ対策を取るように原子力保安院に忠告したようですが、全く対策を取らなかったことが明らかとなりました。
少なくとも電源対策を取っておれば、現在のような事態は避けられた可能性が高いですね。3個の非常用電源が3箇所にまとめておいてあったということです。これではセカンドとショートとサードが3人で3塁ベースを守っていて、セカンド・ゴロを打たれたとき、「想定外だ」と言うのと変わりないレベルですね。
これが国立大学を優秀な成績で卒業して官僚となった秀才のレベルなのです。お勉強はできるでしょうが、決して「頭がよい。」とはいえませんし、この国の危機管理などまかせることはできません。世の中勉強ができなくても頭の良い人が沢山いるのです。しかし、彼らは「学歴」がありませんからわが国のリーダーには中々なれません。
今、本当にわが国は危機的状況なのです。昨日「電力は足りている。」「今すぐ原発をとめろ。」などとシュプレヒコールをしながらデモ行進している団体がありました。彼らは一体何を考えているのでしょうかね。確かに原発さえなければ、と言うのは簡単ですが、この原発で私達の今の生活レベルが維持されてきたのです。
昨年の暑中見舞いで『ところで、一所懸命「節電」を考えるのですが、原発も人間が運転しますから私達が覚悟を決め「貧乏を我慢」できれば、ストップできないこともありません。』と書きました。(平成23年10月1日ブログをご覧下さい。)
原発が止まることは、わが国の経済を支えている企業にとって電力供給に対する信頼性が欠けてしまいますから、海外に出てゆくしかありません。そうしますと、長くない時間で、わが国は疲弊し、国民全員が明治維新の前である江戸時代のレベルで生活を余儀なくされるでしょう。きっと暴動が起きて大変でしょうね。尤も山一證券の倒産あたりから、巨大企業が倒産してきましたし、原発事故で東京電力も倒産ですから、もう何が起きてもおかしくないのですかね。
原発再開のために、広く情報開示を行い、これを科学的に検証しなければなりません。訳の分からない評論家・学者・マスコミに踊らされてはいけません。
2012年02月13日
体制維新ー大阪都構想
以下は、2月9日付け稲毛新聞への投稿記事です。これからの日本の進む道かも知れません。
大阪維新の会から日本が変わる可能性があります。変えなければなりません。
大阪知事から大阪市長へ
昨年11月27日大阪市長選挙で大阪知事を辞任して知事・市長のダブル選挙を仕掛けた橋下大阪市長が誕生しました。この選挙で橋下市長の狙いは、大阪都構想という、大阪府(都)が国際的な都市間競争に勝てる広域行政を担当し、住民直結の基礎自治体は、人口2〜30万人(中核都市並みの特別自治区)程度とすることです。
身動き取れない大阪市、発展を阻害する二重行政
ところが、人口260万人の大阪市(京都府や広島県に匹敵する)では、地域の実情に応じた住民サービスはできない。(例えば市内に525校あるが教育委員会は一つしかない。京都広島などでは、知事以外に首長が20名以上いるから教育委員会も20以上ある。)また、大阪市が一兆円も投じたベイエリアが負の遺産となり、全国で二番目に面積の小さいところに知事と市長がいて、体育館も図書館も大学も二つあり、水道事業なども大阪府と競合して統合の話しがつかず、この二重行政が大阪を中心とした関西圏の発展を阻害しています。
日本を引っ張るエンジン
そこで、大阪都の中に市町村の外に大阪市、堺市などから東京都と同じように特別区を作り、市町村と特別区が基礎自治体となり公選の首長が住民サービスを担当する。大阪都は国政的な都市間競争で勝ち抜き、東京と並び日本を引っ張るエンジンになろうとの構想です。因みに東京は世界に名前が通っていますが、大阪はソウルなどと比べても知名度は低いし、フランスは人口が日本のほぼ半分ですから、日本にはパリが二つあってもおかしくないはずです。
国家の運営の基本
ところで、現在先進国はどこも膨大な財政赤字に悩まされています。国家運営の基本は、主権国家として外国からの侵略に備え、国内秩序の維持を図り、さらに民生の安定、要するに国民生活が満足できるためにあります。そこで国家は税金を徴収し、公務員制度を維持して国家の運営をしているのです。
公務員で税金がなくなる
今国家公務員は約400万人いますが、一人千万円として40兆円になります。そうしますと税収が大体40兆円ですから、国防から国内秩序、国民生活などを健全に維持するなら、公務員制度を変えなければ、国防も福祉も運営は出来ないのです。しかし、政治家は当選するために政策というお金を必要とすることばかり関心を持ち、国家の体制をどうするかについては全く無関心です。
江戸から明治へ
わが国は、黒船来襲から明治になりましたが、諸藩は、政府が借金の肩代わりをするというので版籍を奉還し、その後武士という身分制度もなくなりました。代わりに、列強との不平等条約改定のため、公務員制度を作って国の運営をして150年経過しました。今正にこの公務員制度という国家の体制を変革しなければ今の危機的状況を変えることは出来ません。
小選挙区の政治家では体制変革は出来ない
民主党は、衆議院選挙において小選挙区を5区減らし、比例代表を80議席減らして、投票の価値の不平等を「是正」しようとしています。しかし、国会議員が狭い小選挙区で選出される今の制度は国際基準で考えられる政治家が出現しません。衆議院は全国を定数三の100選挙区で選出すれば「器の小さい議員」を減らすことができると思います。共産党など完全な比例代表を主張していますが、300分の1の得票があれば、オウム真理教なども国会議員を送り出すこととなります。
関西から「下りもの」
70年の万博以来、業界団体、金融、文化などが東京に一極集中し、以後大阪は衰退の一途をたどっています。歴史的に良いことも悪いことも大阪から始まるといわれますが、東日本も今回の大震災から、大阪の衰退を他人事には思えません。
大阪市長選、橋下市長の大阪都構想から我が国の政治体制の変革を考えろ、という国民の声が大きくなりそうな平成24年です。
大阪維新の会から日本が変わる可能性があります。変えなければなりません。
大阪知事から大阪市長へ
昨年11月27日大阪市長選挙で大阪知事を辞任して知事・市長のダブル選挙を仕掛けた橋下大阪市長が誕生しました。この選挙で橋下市長の狙いは、大阪都構想という、大阪府(都)が国際的な都市間競争に勝てる広域行政を担当し、住民直結の基礎自治体は、人口2〜30万人(中核都市並みの特別自治区)程度とすることです。
身動き取れない大阪市、発展を阻害する二重行政
ところが、人口260万人の大阪市(京都府や広島県に匹敵する)では、地域の実情に応じた住民サービスはできない。(例えば市内に525校あるが教育委員会は一つしかない。京都広島などでは、知事以外に首長が20名以上いるから教育委員会も20以上ある。)また、大阪市が一兆円も投じたベイエリアが負の遺産となり、全国で二番目に面積の小さいところに知事と市長がいて、体育館も図書館も大学も二つあり、水道事業なども大阪府と競合して統合の話しがつかず、この二重行政が大阪を中心とした関西圏の発展を阻害しています。
日本を引っ張るエンジン
そこで、大阪都の中に市町村の外に大阪市、堺市などから東京都と同じように特別区を作り、市町村と特別区が基礎自治体となり公選の首長が住民サービスを担当する。大阪都は国政的な都市間競争で勝ち抜き、東京と並び日本を引っ張るエンジンになろうとの構想です。因みに東京は世界に名前が通っていますが、大阪はソウルなどと比べても知名度は低いし、フランスは人口が日本のほぼ半分ですから、日本にはパリが二つあってもおかしくないはずです。
国家の運営の基本
ところで、現在先進国はどこも膨大な財政赤字に悩まされています。国家運営の基本は、主権国家として外国からの侵略に備え、国内秩序の維持を図り、さらに民生の安定、要するに国民生活が満足できるためにあります。そこで国家は税金を徴収し、公務員制度を維持して国家の運営をしているのです。
公務員で税金がなくなる
今国家公務員は約400万人いますが、一人千万円として40兆円になります。そうしますと税収が大体40兆円ですから、国防から国内秩序、国民生活などを健全に維持するなら、公務員制度を変えなければ、国防も福祉も運営は出来ないのです。しかし、政治家は当選するために政策というお金を必要とすることばかり関心を持ち、国家の体制をどうするかについては全く無関心です。
江戸から明治へ
わが国は、黒船来襲から明治になりましたが、諸藩は、政府が借金の肩代わりをするというので版籍を奉還し、その後武士という身分制度もなくなりました。代わりに、列強との不平等条約改定のため、公務員制度を作って国の運営をして150年経過しました。今正にこの公務員制度という国家の体制を変革しなければ今の危機的状況を変えることは出来ません。
小選挙区の政治家では体制変革は出来ない
民主党は、衆議院選挙において小選挙区を5区減らし、比例代表を80議席減らして、投票の価値の不平等を「是正」しようとしています。しかし、国会議員が狭い小選挙区で選出される今の制度は国際基準で考えられる政治家が出現しません。衆議院は全国を定数三の100選挙区で選出すれば「器の小さい議員」を減らすことができると思います。共産党など完全な比例代表を主張していますが、300分の1の得票があれば、オウム真理教なども国会議員を送り出すこととなります。
関西から「下りもの」
70年の万博以来、業界団体、金融、文化などが東京に一極集中し、以後大阪は衰退の一途をたどっています。歴史的に良いことも悪いことも大阪から始まるといわれますが、東日本も今回の大震災から、大阪の衰退を他人事には思えません。
大阪市長選、橋下市長の大阪都構想から我が国の政治体制の変革を考えろ、という国民の声が大きくなりそうな平成24年です。
2012年01月26日
裁判官は綺麗好きです
某有力保守党政治家が、仲間の政治家に対し右翼の街宣活動を中止させやるから金を払え、そうしないとあんたの選挙区でガンガンやる。やられるとアンタ次の選挙が大変だなどと「恐喝」した事件がありました。
証拠上は明らかに被害者である原告が有利ですが、裁判所では地方裁判所でも高等裁判所も共に請求を認めてくれませんでした。第一審判決後、「裁判官は綺麗好きだから、このような政治家の、一般人から見ると観たくもない事件なんか、その結論はどうでも良いんだよ。」とつぶやきましたが、高等裁判所の裁判官もやはり同様でした。
高等裁判所では、原告の外にもう一人350万円を脅し取られた現職議員の陳述書も提出したのに対し、被告は『時機に遅れた攻撃防御方法だ。』などと反論はしたものの、その内容が間違っているなどと言えませんでした。結局、証拠上明らかに原告有利であるのにも関わらず裁判所は、被告に対し支払った金を返せとは言ってくれませんでした。
民法の冒頭に「私権は、公共の福祉に適合しなければならない。権利の行使及び義務の履行は、信義に従い誠実に行なわなければならない。権利の濫用はこれを許さない。」と定め、この条文は「信義誠実の原則、権利の濫用は許さない。」と言われ、法解釈の大原則となっています。
最近少なくなりましたが、ヤミ金から高利で金を借りて一定金額の「利息」の支払をしたような場合、かねてから私達弁護士が「10日に1割などというような犯罪行為になるような金の貸し方をした場合には、貸した付けた金は『不法原因給付』であるから返済しなくて良い。また利息として支払った金銭は、もともと返さなくて良い金銭に対してのものだから、法律上の原因がないまま支払った金銭(『利息』)だから返還をさせることができる。」と頑張っていたところ、最高裁判所も最近『ヤミ金などから借りたものは返さなくて良い。利息として支払った金銭は返還を求めることができる。』と判断するようになりました。
要するに、「覚せい剤を買ってきてくれ。」とお金を渡した者は、その金をネコババされても仕方がない、法律が関与することではない、という事です。
法律の救済を受けるものは自らクリーンでなければならない、「クリーンハンズの原則」という事です。この原則に反する「社会活動」の中では法律は関わりを持たない、また犯罪行為の被害者に対し、国家は「司法が法に従って、アダ討ちをするから、自力救済を禁止する。」と宣言します。
これを裏から言うと国家が救済を行わない範疇では自力救済でも何でもやれ、とまでは言えませんが、国家は汚いことには手を染めない、これがまた法を担うエリート法曹の感覚です。皆さん!神の手に近い、法の救済を求めるなら、常にわが身を潔白にしておかなければ成らないのです。ですから、儲けようとして損をしても誰も救ってくれませんよ。と言うことです。
今回の裁判を振り返って感想を述べますと、政治家とヤクザを一緒にすると叱られますが、結局法律家、特に裁判官は、政治家はヤクザの親戚と考えている、と思っておけば間違いはないということです。『悪い奴程よく眠る』という映画がありましたかね。悪党になるならトコトン大物になる必要がありそうです。
証拠上は明らかに被害者である原告が有利ですが、裁判所では地方裁判所でも高等裁判所も共に請求を認めてくれませんでした。第一審判決後、「裁判官は綺麗好きだから、このような政治家の、一般人から見ると観たくもない事件なんか、その結論はどうでも良いんだよ。」とつぶやきましたが、高等裁判所の裁判官もやはり同様でした。
高等裁判所では、原告の外にもう一人350万円を脅し取られた現職議員の陳述書も提出したのに対し、被告は『時機に遅れた攻撃防御方法だ。』などと反論はしたものの、その内容が間違っているなどと言えませんでした。結局、証拠上明らかに原告有利であるのにも関わらず裁判所は、被告に対し支払った金を返せとは言ってくれませんでした。
民法の冒頭に「私権は、公共の福祉に適合しなければならない。権利の行使及び義務の履行は、信義に従い誠実に行なわなければならない。権利の濫用はこれを許さない。」と定め、この条文は「信義誠実の原則、権利の濫用は許さない。」と言われ、法解釈の大原則となっています。
最近少なくなりましたが、ヤミ金から高利で金を借りて一定金額の「利息」の支払をしたような場合、かねてから私達弁護士が「10日に1割などというような犯罪行為になるような金の貸し方をした場合には、貸した付けた金は『不法原因給付』であるから返済しなくて良い。また利息として支払った金銭は、もともと返さなくて良い金銭に対してのものだから、法律上の原因がないまま支払った金銭(『利息』)だから返還をさせることができる。」と頑張っていたところ、最高裁判所も最近『ヤミ金などから借りたものは返さなくて良い。利息として支払った金銭は返還を求めることができる。』と判断するようになりました。
要するに、「覚せい剤を買ってきてくれ。」とお金を渡した者は、その金をネコババされても仕方がない、法律が関与することではない、という事です。
法律の救済を受けるものは自らクリーンでなければならない、「クリーンハンズの原則」という事です。この原則に反する「社会活動」の中では法律は関わりを持たない、また犯罪行為の被害者に対し、国家は「司法が法に従って、アダ討ちをするから、自力救済を禁止する。」と宣言します。
これを裏から言うと国家が救済を行わない範疇では自力救済でも何でもやれ、とまでは言えませんが、国家は汚いことには手を染めない、これがまた法を担うエリート法曹の感覚です。皆さん!神の手に近い、法の救済を求めるなら、常にわが身を潔白にしておかなければ成らないのです。ですから、儲けようとして損をしても誰も救ってくれませんよ。と言うことです。
今回の裁判を振り返って感想を述べますと、政治家とヤクザを一緒にすると叱られますが、結局法律家、特に裁判官は、政治家はヤクザの親戚と考えている、と思っておけば間違いはないということです。『悪い奴程よく眠る』という映画がありましたかね。悪党になるならトコトン大物になる必要がありそうです。
2012年01月01日
2012年お年賀
明けまして、おめでとうございます。
ご家族ご一同様のご多幸をお祈りします。(合掌)
ヨーロッパを含め世界の政治・経済の先行きは、不透明です。わが国も大震災からの復興だけでなく、デフレからの脱却と政治的改革が必要です。
紀元前四世紀、ギリシャの哲学者プラトンは、「哲学者が政治を行うか、政治家が哲学を学ばなければ国々は不幸なり、人類も同様だ。」といっています。
我が国では、選挙で勝つこと、また政権に就くためには、誰と組むか、ということばかりで、国家・国民のために何が必要かという一番大切なことが議論されていません。政治哲学の欠如が深刻です。日米欧の混迷の中、経済発達した中国が、そこに付け入るべく航空母艦を建造して、尖閣列島、東アジアでの覇権を企んでいます。ですからTPPが必要なのです。
わが国の政治家が哲学を学び、国際基準で思考できなければ、単なる税金泥棒です。大阪で見られた様に、今の日本社会は「英雄」待望論です。十分な情報開示があるなら「独裁」の方が迅速・安上がりで、やすかね。・・ファシズムは「束ねる」(団結?)だそうで・・
2012年元旦
千葉市中央区中央4丁目10番8 コーケンボイス9階
(電話番号043-222−4680)
やすかね法律事務所 弁護士 伊藤 安兼
ご家族ご一同様のご多幸をお祈りします。(合掌)
ヨーロッパを含め世界の政治・経済の先行きは、不透明です。わが国も大震災からの復興だけでなく、デフレからの脱却と政治的改革が必要です。
紀元前四世紀、ギリシャの哲学者プラトンは、「哲学者が政治を行うか、政治家が哲学を学ばなければ国々は不幸なり、人類も同様だ。」といっています。
我が国では、選挙で勝つこと、また政権に就くためには、誰と組むか、ということばかりで、国家・国民のために何が必要かという一番大切なことが議論されていません。政治哲学の欠如が深刻です。日米欧の混迷の中、経済発達した中国が、そこに付け入るべく航空母艦を建造して、尖閣列島、東アジアでの覇権を企んでいます。ですからTPPが必要なのです。
わが国の政治家が哲学を学び、国際基準で思考できなければ、単なる税金泥棒です。大阪で見られた様に、今の日本社会は「英雄」待望論です。十分な情報開示があるなら「独裁」の方が迅速・安上がりで、やすかね。・・ファシズムは「束ねる」(団結?)だそうで・・
2012年元旦
千葉市中央区中央4丁目10番8 コーケンボイス9階
(電話番号043-222−4680)
やすかね法律事務所 弁護士 伊藤 安兼
2011年12月21日
性もない裁判官
裁判官は、身分が保証され、報酬も公務員の中ではトップですが、それだからこそ、御身大切とばかり、何かにつけて、自分に責任がこないようにアレコレ細かいことを言います。
これは、15年ほど前の古いことですが、85万円の借金を負担した、女性パートの高齢者、裁判菅は85万円くらいなら返済できるだろうと破産決定を嫌がっていました。私が、「裁判官!時給850円で働いて1000時間ですよ、一年間(パートだから)、ただ働きしろと言うのですか、破産決定が出来ないなら、却下してくれて結構です。」と却下決定に不服申し立てをするつもりで強く言ったところ、それならということで破産決定を出しました。
最近では、オーバーローンの家を抱えていたので、破産同時廃止の申請をしたところ、裁判官は管財事件にするというのです。これで、家の処分がつくまで長い時間がかかり、管財費用(20万円)も余分に必要です。新米の弁護士がスゴスゴ帰ってきたので、管財費用のあてもないので仕方なく「取り下げ」て、最近また出し直しをしたところ、また同じ裁判官です。
今度は妻の医療費の支払をしたことを証明できる書類を出せ、ということです。裁判官の言い分は、毎年確定申告をしているし、きちんとしているようであるから領収書などあるはずだ、というのです。
実際、几帳面な人なら借金まみれに成ることなどありませんし、その確定申告も全くいい加減なものでした。そこで私が横から話をしようとするとその裁判官「代理人は黙っていろ」と遮られてしまい、私はムッとして黙り込んでしまいました。代理人としての意見を言わせないのです。
実に時間の無駄と思われるようなことをくどくど聞いていました。大体短い時間で破産者にお説教などできるはずもないのに、自分が神様のごとくお説教するのです。そんなお説教は事務所でやっているし、裁判所に破産の申立をするということ自体、本人にとってこの上に反省の機会なのです。だから、いいじゃないか、その程度でと考えますが、自分は偉い裁判官だからと思い違いをしています。
結局、裁判官も自分の疑問点をくどくど聴いてしまったので、それほど「疑問」があるとすれば、責任を持って破産同時廃止という決定をすることが出来なくなってしまいました。そこで、本人と代理人に納得の行く説明資料を持って来いということになり、本人が病院に領収書の再発行をお願いに行くはめになりました。
そこで、債務者が病院に赴きお願いしたところ、病院では領収書などの再発行に一枚500円かかるということで5年分だと3万円ほどの費用が必要となります。已む無く、費用節約のため、5千円払って弁護士会を通じて、医療費の概算でも提出願いたい、と申し入れをして、裁判所を待たせていると、裁判所の担当書記官から、その後どうなったかとの問い合わせがありましたので、これこれしかじかで、病院から報告があり次第提出すると回答し、また病院にも電話して、極めて丁重に「大変ご迷惑をお掛けしますが、何しろ裁判官が出せというのですから」とご迷惑をお掛けするのは裁判官であることを十分ご説明してお願いしたところ、事務長さんも快く応じていただきました。
ところがですよ、翌日裁判所から破産決定が送られてきました。そこで急いで病院にムダなご迷惑をお掛けしては申し訳ないと思い、「昨日の件、如何でしょうか。」と電話をしたところ『午前中郵送しました。」という事です。「あーあ、なんてこと」と大変申し訳なく思いましたが、「そうですか、大変有難うございます。助かります。」などと小さなウソをつくはめになりました。こうなると、アホナ裁判官のために、ウソをつかされ、病院には大変なご迷惑をかけてしまったことになります。必要でもない裁判官のつまらないお説教を聴き、事件には全く関係のない第三者の病院にはお詫びのしようも有りません。とにかく、病院から送られてきた回答書は弁護士会の役員の間で「決済」をしてこれが代理人弁護士の手元に来るまでまた1週間程度かかります。つくづく裁判官の権力がムダに使われるのは害がありますね。
竹中平蔵さんと冨山和彦さんの対談本『日本経済今度こそオオカミはやってくる。』(PHP)で明治維新後近代国家の体裁を整えるべく記憶力のよさそうな人間(これは記憶力は良いが、本当は頭の悪い人間のことを言っているのでしょうね)を集めるために試験を行った。と書いてありますが、現代の裁判官も恐らく同じ程度でしょうね。
今回の件をおさらいしますと、あの裁判官は破産決定を中ぶらりんでいることに対してきっと面倒になったのでしょうかね。裁判官お勉強だって出来ますから、人間はだれでも物事を整合的に考えることができる、と誤解しているのですね、ですから、破産するような人の頭の中が理解できないでしょう。
しかし、世の中、全ての人が物事を合理的に考え、整理整頓が出来ているなら、裁判官も弁護士も警察だっていらないんです!みんなある意味で馬鹿だし訳が分からないから専門家がいるのです。その辺の事情が分からずに裁判官なんかやっていられると、普通の常識人が迷惑を受けるのです。あーあ馬鹿馬鹿しい。手間暇と5千円さらには病院に大変なお手数を掛けてしまいました。弁護士会だってムダ骨を折ったのです。
これは、15年ほど前の古いことですが、85万円の借金を負担した、女性パートの高齢者、裁判菅は85万円くらいなら返済できるだろうと破産決定を嫌がっていました。私が、「裁判官!時給850円で働いて1000時間ですよ、一年間(パートだから)、ただ働きしろと言うのですか、破産決定が出来ないなら、却下してくれて結構です。」と却下決定に不服申し立てをするつもりで強く言ったところ、それならということで破産決定を出しました。
最近では、オーバーローンの家を抱えていたので、破産同時廃止の申請をしたところ、裁判官は管財事件にするというのです。これで、家の処分がつくまで長い時間がかかり、管財費用(20万円)も余分に必要です。新米の弁護士がスゴスゴ帰ってきたので、管財費用のあてもないので仕方なく「取り下げ」て、最近また出し直しをしたところ、また同じ裁判官です。
今度は妻の医療費の支払をしたことを証明できる書類を出せ、ということです。裁判官の言い分は、毎年確定申告をしているし、きちんとしているようであるから領収書などあるはずだ、というのです。
実際、几帳面な人なら借金まみれに成ることなどありませんし、その確定申告も全くいい加減なものでした。そこで私が横から話をしようとするとその裁判官「代理人は黙っていろ」と遮られてしまい、私はムッとして黙り込んでしまいました。代理人としての意見を言わせないのです。
実に時間の無駄と思われるようなことをくどくど聞いていました。大体短い時間で破産者にお説教などできるはずもないのに、自分が神様のごとくお説教するのです。そんなお説教は事務所でやっているし、裁判所に破産の申立をするということ自体、本人にとってこの上に反省の機会なのです。だから、いいじゃないか、その程度でと考えますが、自分は偉い裁判官だからと思い違いをしています。
結局、裁判官も自分の疑問点をくどくど聴いてしまったので、それほど「疑問」があるとすれば、責任を持って破産同時廃止という決定をすることが出来なくなってしまいました。そこで、本人と代理人に納得の行く説明資料を持って来いということになり、本人が病院に領収書の再発行をお願いに行くはめになりました。
そこで、債務者が病院に赴きお願いしたところ、病院では領収書などの再発行に一枚500円かかるということで5年分だと3万円ほどの費用が必要となります。已む無く、費用節約のため、5千円払って弁護士会を通じて、医療費の概算でも提出願いたい、と申し入れをして、裁判所を待たせていると、裁判所の担当書記官から、その後どうなったかとの問い合わせがありましたので、これこれしかじかで、病院から報告があり次第提出すると回答し、また病院にも電話して、極めて丁重に「大変ご迷惑をお掛けしますが、何しろ裁判官が出せというのですから」とご迷惑をお掛けするのは裁判官であることを十分ご説明してお願いしたところ、事務長さんも快く応じていただきました。
ところがですよ、翌日裁判所から破産決定が送られてきました。そこで急いで病院にムダなご迷惑をお掛けしては申し訳ないと思い、「昨日の件、如何でしょうか。」と電話をしたところ『午前中郵送しました。」という事です。「あーあ、なんてこと」と大変申し訳なく思いましたが、「そうですか、大変有難うございます。助かります。」などと小さなウソをつくはめになりました。こうなると、アホナ裁判官のために、ウソをつかされ、病院には大変なご迷惑をかけてしまったことになります。必要でもない裁判官のつまらないお説教を聴き、事件には全く関係のない第三者の病院にはお詫びのしようも有りません。とにかく、病院から送られてきた回答書は弁護士会の役員の間で「決済」をしてこれが代理人弁護士の手元に来るまでまた1週間程度かかります。つくづく裁判官の権力がムダに使われるのは害がありますね。
竹中平蔵さんと冨山和彦さんの対談本『日本経済今度こそオオカミはやってくる。』(PHP)で明治維新後近代国家の体裁を整えるべく記憶力のよさそうな人間(これは記憶力は良いが、本当は頭の悪い人間のことを言っているのでしょうね)を集めるために試験を行った。と書いてありますが、現代の裁判官も恐らく同じ程度でしょうね。
今回の件をおさらいしますと、あの裁判官は破産決定を中ぶらりんでいることに対してきっと面倒になったのでしょうかね。裁判官お勉強だって出来ますから、人間はだれでも物事を整合的に考えることができる、と誤解しているのですね、ですから、破産するような人の頭の中が理解できないでしょう。
しかし、世の中、全ての人が物事を合理的に考え、整理整頓が出来ているなら、裁判官も弁護士も警察だっていらないんです!みんなある意味で馬鹿だし訳が分からないから専門家がいるのです。その辺の事情が分からずに裁判官なんかやっていられると、普通の常識人が迷惑を受けるのです。あーあ馬鹿馬鹿しい。手間暇と5千円さらには病院に大変なお手数を掛けてしまいました。弁護士会だってムダ骨を折ったのです。
2011年12月15日
落語国際大会
落語国際大会
12月10日(予選)、11日(本選)両日NPO法人フォーエバー主催で第1回落語国際大会が記載されました。78名の応募の中から39名が予選に参加し、三遊亭圓馬師匠の門下から10名が予選会に出場しました。私も圓馬一門から「せんよう(千葉)亭ロイヤ」の名前で出演し、第3会場の光明寺本道で「つる」を8分にまとめて熱演しました。その結果見事に予選を・・・通過できませんでした。
本選は、3会場から各3名選出され、せんよう亭一門3名、鹿鳴家(かなりや)一門4名の外、フランス人の尻流さん、御門屋菊之介さん、最後に新作落語で挑んだ、校長になりたいという高校の先生である成田家光蝶さんが特別枠で出場して、計10名で行われました。
中には予選の8分に枕を適当に2分ほど足すという「手抜き」もありましたが、それ以外は全員熱演で、本物の寄席に木戸銭を払って聞くより面白かったというのが率直な意見です。フランス人は「国際大会」ということで、「外人枠」で出たのだろうなどと高をくくっていたのですが、その演題「動物園」は物凄い迫力であり、これなど本物の寄席で、前座のやる「開口一番」をはるかに凌駕していました。特に多少アクセントが変でしたが、日本語には全く誤りがなく、終了後名刺を頂いたところ、外交官のようであり、日本滞在14年ということですが、フランスでも相当の高学歴であろうと思いました。
優勝した鹿鳴家さん歩さんの「鹿政談」は、真打といえる話芸で、審査員及び会場全体が一致した結論だったと思います。準優勝は我が一門のZ(ゼツ)校長さんの「ちりとてちん」であり、裏に住む知ったかぶりの「たけ」に腐った豆腐を食わせるという「す豆腐」のような話を関西弁で見事に演じていました。
予選で私と同じ第3会場で「弥次郎」を物凄い迫力で演じた「センセイ」は、堂々としたものでしたが、枕で「予選は遊びでやった」と話したほか、15分の制限時間の枕で羽織を脱ぐなどという鼻についた演技がイヤミで、また話の内容は堂々とした「男の花道」でしたが、約2分弱オーバーしたことで、審査対象から外されたのではないかと思いました。とても上手だったのですが、残念です。
来年は、参加者のレベルがとても高いということで、挑戦するには面白いようです。ゴルフでも落語でも何処にでも上手な人は五万といるというのが実感です。しかし、最後に審査員の師匠が『皆さん、プロになるなんて考えないほうが良いですよ。』と言っていましたが、なんでもそうでしょうが、芸事でプロになることは、色々の面で大変だということでしょうね。アマチュアが一番気楽ですよ。やっぱー!
12月10日(予選)、11日(本選)両日NPO法人フォーエバー主催で第1回落語国際大会が記載されました。78名の応募の中から39名が予選に参加し、三遊亭圓馬師匠の門下から10名が予選会に出場しました。私も圓馬一門から「せんよう(千葉)亭ロイヤ」の名前で出演し、第3会場の光明寺本道で「つる」を8分にまとめて熱演しました。その結果見事に予選を・・・通過できませんでした。
本選は、3会場から各3名選出され、せんよう亭一門3名、鹿鳴家(かなりや)一門4名の外、フランス人の尻流さん、御門屋菊之介さん、最後に新作落語で挑んだ、校長になりたいという高校の先生である成田家光蝶さんが特別枠で出場して、計10名で行われました。
中には予選の8分に枕を適当に2分ほど足すという「手抜き」もありましたが、それ以外は全員熱演で、本物の寄席に木戸銭を払って聞くより面白かったというのが率直な意見です。フランス人は「国際大会」ということで、「外人枠」で出たのだろうなどと高をくくっていたのですが、その演題「動物園」は物凄い迫力であり、これなど本物の寄席で、前座のやる「開口一番」をはるかに凌駕していました。特に多少アクセントが変でしたが、日本語には全く誤りがなく、終了後名刺を頂いたところ、外交官のようであり、日本滞在14年ということですが、フランスでも相当の高学歴であろうと思いました。
優勝した鹿鳴家さん歩さんの「鹿政談」は、真打といえる話芸で、審査員及び会場全体が一致した結論だったと思います。準優勝は我が一門のZ(ゼツ)校長さんの「ちりとてちん」であり、裏に住む知ったかぶりの「たけ」に腐った豆腐を食わせるという「す豆腐」のような話を関西弁で見事に演じていました。
予選で私と同じ第3会場で「弥次郎」を物凄い迫力で演じた「センセイ」は、堂々としたものでしたが、枕で「予選は遊びでやった」と話したほか、15分の制限時間の枕で羽織を脱ぐなどという鼻についた演技がイヤミで、また話の内容は堂々とした「男の花道」でしたが、約2分弱オーバーしたことで、審査対象から外されたのではないかと思いました。とても上手だったのですが、残念です。
来年は、参加者のレベルがとても高いということで、挑戦するには面白いようです。ゴルフでも落語でも何処にでも上手な人は五万といるというのが実感です。しかし、最後に審査員の師匠が『皆さん、プロになるなんて考えないほうが良いですよ。』と言っていましたが、なんでもそうでしょうが、芸事でプロになることは、色々の面で大変だということでしょうね。アマチュアが一番気楽ですよ。やっぱー!
2011年11月14日
芸能人の能力
もう10年以上前ですかね、知人の息子の結婚式にご招待されました。そのとき、俳優の関敬六さんも絵宴席にいらっしゃいました。
私はフーテンの寅さんのファンでしたので、寅さんと同業でチョイ役の関さんをみても、失礼ながら格別感激もせずいたところ、来賓祝辞などが滞りなく終了して、宴もたけなわになった頃、関さんが一人でマイクを取り、フーテンの寅さんでお馴染みの「帝釈天で産湯を使い、姓は車、名は寅次郎、人呼んでフーテンの寅と、発します。」などと仁義を切り始めますと、ざわついていた宴席が集中し始めました。
そして一人で15分以上座を盛り上げたのを目の当たりにし『芸能人の能力はすごい。』と感激したものです。
以来10数年経過し、昨日幕張のグリーンタワーで行われた「稲毛新聞を励ます会」で、もう70歳半ば(実は71歳)になったと感じられる昔懐かしいジェリー藤尾さんとやはり往年のスター永沢純さんと同席となりました。
私とすれば10数年前の関さんの一件もあったのですが、お二人を接近した正面から伺ったところ、正直言って「あまり・・・」と感じていました。
ところが、ジェリー藤尾さんが永沢さんを誘い、舞台で二人して『マイウェイ』合唱したとき、「芸能人って、素晴しい」と改めて感激した次第です。何も打ち合わせもなく、見事な舞台でした。私は10数年前と同様ざわついていた会場が舞台に集中させられてしまったことに、昔の結婚式を思い出しました。会場内で会話をし、酒を飲んでいる人は見受けられませんでした。
決して芸能人は高学歴でもないでしょうが、長年、人間対人間のなかで鍛えられてきた人には学歴なんか関係ない「人間力」で人を感激させられる能力がついたのか、それとも天性のものでしょうかね。私としては多くは人間の努力の賜物でしょう。見習うことは多いですねと思います。
私はフーテンの寅さんのファンでしたので、寅さんと同業でチョイ役の関さんをみても、失礼ながら格別感激もせずいたところ、来賓祝辞などが滞りなく終了して、宴もたけなわになった頃、関さんが一人でマイクを取り、フーテンの寅さんでお馴染みの「帝釈天で産湯を使い、姓は車、名は寅次郎、人呼んでフーテンの寅と、発します。」などと仁義を切り始めますと、ざわついていた宴席が集中し始めました。
そして一人で15分以上座を盛り上げたのを目の当たりにし『芸能人の能力はすごい。』と感激したものです。
以来10数年経過し、昨日幕張のグリーンタワーで行われた「稲毛新聞を励ます会」で、もう70歳半ば(実は71歳)になったと感じられる昔懐かしいジェリー藤尾さんとやはり往年のスター永沢純さんと同席となりました。
私とすれば10数年前の関さんの一件もあったのですが、お二人を接近した正面から伺ったところ、正直言って「あまり・・・」と感じていました。
ところが、ジェリー藤尾さんが永沢さんを誘い、舞台で二人して『マイウェイ』合唱したとき、「芸能人って、素晴しい」と改めて感激した次第です。何も打ち合わせもなく、見事な舞台でした。私は10数年前と同様ざわついていた会場が舞台に集中させられてしまったことに、昔の結婚式を思い出しました。会場内で会話をし、酒を飲んでいる人は見受けられませんでした。
決して芸能人は高学歴でもないでしょうが、長年、人間対人間のなかで鍛えられてきた人には学歴なんか関係ない「人間力」で人を感激させられる能力がついたのか、それとも天性のものでしょうかね。私としては多くは人間の努力の賜物でしょう。見習うことは多いですねと思います。



