2019年07月17日

2019年暑中お見舞い

暑中お見舞い申し上げます。
不老不死の薬と錬金術の成功は人類の「不可能な夢」でした。しかし、不老不死は、抗がん剤・IPS細胞技術などの発展で人生100年時代を迎え、錬金術は、資本主義で、投資された「お金」が自己増殖し、数兆円の資産を持つ大富豪も生まれる一方、格差社会は極限まで拡大しています。
選挙を前に政府は、100歳まで寿命が伸びれば、年金の外に2000万円の資産が必要と計算しました。狙いは、お年寄りを含め、国民に投資を進め、自助努力で100歳を生きろ、と言う事でしょう。政府は庶民にも、錬金術の競争に参加をしろと言う事でしょうかね。

しかし、素人の100万200万と富豪の数千億円では勝負になりません。結局、素人はハゲタカファンドの餌食で、庶民がジタバタすれば、出血多量で息絶えるでしょう。ここは、賢く堅実な生活でじっと辛抱が最善でしょうか。
また、トランプが出現し、米中貿易戦争の拡大は、改めて巨大なアメリカの影響力が実感され、ツイッターで私たちの生活も右往左往させられています。
数年先が見通せない時こそ、教養を深め、正しい羅針盤で100歳まで生き抜く覚悟が求められています。                                                  まだまだ熱いですね、古希翁。
2019年盛夏
〒260-0013 千葉市中央区中央4-10-8 コーケンボイス904
やすかね法律事務所(電話043-222-4680)
 弁護士伊 藤 安 兼
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2019年07月03日

韓国への落とし前

「韓国への輸出規制」
政府は、韓国に対する「輸出規制」を始めたと報道されていますが、これは、2004年から始まった韓国向け輸出の手続き規制を緩和してきた優遇措置を2003年に戻すことで、「規制」ではないようです。
とにかく、マスコミも多くの国民もこれまでの韓国の慰安婦問題、徴用工裁判などで苦々しく思っていたところに「ざまぁーみろ」とエールを送っています。

韓国は、1910年併合条約で日本に併合され、西欧列強の植民地なることを回避できた上に近代国家への礎を築くことができました。それにも関わらず、韓国民は、併合当時の李王朝のだらしない政権運営に歴史的反省をするどころか、日本の行った様々な援助に全く感謝していません。
日本は1945年敗戦し、朝鮮半島の権益を失いましたが、朝鮮半島を占領したアメリカは、ハーグ陸戦法規で占領軍が占領地の私有財産を没収することはできないとされていたにも関わらず、日本人の私有財産・投資資金・工場設備やインフラなどを没収して韓国に引渡してしまいました。

即ち、日本に併合され発展した韓国は、その後日本の敗戦でアメリカ軍が没収した日本人の財産を資本にして、今の韓国の発展があります。
然しながら、韓国の教科書では、1875年日本による韓国江華島砲撃以来70年、韓国は日本と戦ったなどと書き、全くデタラメ歴史観(自虐的歴史観)で国民を教育しているようですが、日本は豊臣秀吉以後、韓国と戦争した事実はありません。

韓国は、戦後アメリカのODAに頼っていたものの、朝鮮戦争後の1950年、国民のGDPは国民一人当たり60$でした。1965年の日韓国交正常化後、日本からの資金援助が始まり、ようやく最貧国からの脱出が始まったのです。

1965年韓国の国家予算は、3億5千万ドル貿易赤字は外貨準備1億3千万ドルの2倍以上2億9千万ドルでした。
そこに日本からの有償・無償合わせて5億ドル、民間の経済協力など、計8億ドルの外、生産物及び日本人の役務(韓国人にはない技術援助、ノウハウ)がありました。当時の日本の外貨準備は18億ドルに過ぎませんでしたから、日本は韓国に国力を挙げて援助していたことが分かります。

またアメリカのODAだけでは、言葉も通じず、日本語の話せた韓国人に対し、日本人の技術協力がなければ、経済援助だけでは発展できなかったことは明らかでしょう。少なくとも日本人の技術提供がなければ、発展までに、もっと長期間必要だったでしょう。イチローではありませんが、さらに50年は必要だったでしょう。

従って、韓国の連中は、これほどの日本からの援助がなければ、未だに最貧国だったことを理解しなくてはなりません。
日本は、韓国に対して戦後賠償の責任はありませんが、明治の日韓併合条約での責任としてこれほどの援助をしているにも関わらず、韓国国民はもとより、韓国最高裁も1965年の「財産及び請求権に関する解決並びに経済協力に関する日本国と大韓民国との間の協定」によって韓国の日本に対する賠償請求権が消滅しているのにも拘らず、未だに違法な請求を繰り返しています。

それ故、今回の輸出に関しての優遇措置を2003年にまで戻すことで、韓国に痛打を浴びせるのは大賛成です。韓国から輸入している有機パネルなど、日本で簡単に生産できるでしょう。マスコミは、日本の企業にも影響が大きいなどとしていますが、日本が本気になって有機パネルを生産すれば、韓国経済の国際的影響力に大きな影響が出るでしょうが、ざまーみろですね。ああすっきりしました。(以上『韓国併合への道 完全版』呉善花著 文春新書参照。)
posted by やすかね at 12:27| 千葉 🌁| Comment(0) | 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年06月24日

重大事故の現認、筋肉の誤作動

アクセルとブレーキを踏み違えた重大な人身事故が続発しています。運転技能に関係なく、「高齢者」というくくりで「高齢者は、運転免許を返上すべきだ。」と言われますと、古希を迎えた者の交通事故は非難の対象となるでしょう。

そこで、急激に認知が入っての道路逆走はともかく、アクセル・ブレーキの踏み間違い事故の原因は、様々考えられます。
最大の原因は、オートマチック車です。100馬力以上の高性能車のアクセルをブレーキのように強く踏み込むならば、重大事故必至です。これに比べ、マニュアル車では、クラッチを踏み1速に入れますので、踏み間違いの事故は少ないでしょう。
次にブレーキとアクセルペダルの間隔が狭いのも、事故を誘発するかもしれません。

足がアクセルの上にあるのに、ブレーキを踏んでいるとの感覚になってしまうのは、結局、高齢者はじっとしていると筋肉が硬直して意志通り筋肉が動かないことが事故の原因として考えらのです。

バッターの打ったボールが飛んでくるとき、瞬時に的確な初動が必要な野球を見ると、超一流選手であったイチローも守備に入っている間中、常に体を動かしていました。
ゴルフでよく「待ちチョロ」が出ますが、若い人は待たされての「イライラ」が原因で力が入って失敗しますが、高齢者はチョロの原因が全く違うと思います。
ショートコースに来たところ、二組程度詰まっており、漫然と前の組のプレーを10分程見ていおり、いざ自分のショットとで、格別イライラしていなくとも、若い時は考えられなかったミスショットが出ます。

これは、脳からの電気信号が異なる筋肉に伝わるとか、仮に動かすべき筋肉に正しく電気信号が伝わったとしても、神経細胞からの漏電で近くの筋肉も誤って動いてしまうなどの、筋肉の誤作動が原因と考えられます。別々に動くべき役割を持っている筋肉が、単独で動かず、また逆に一緒に動いてしまう、これが失敗の原因です。

結局教訓は、筋肉で動く体中の関節を常に動かし、可動域を狭めないことです。最低限ラジオ体操、更にはスポーツクラブでの運動が不可欠です。
PGAで活躍している松山のインストラクターは、毎日1,2時間、松山の体を触っているようです。若くしてそうですから、高齢者は体のケァは不可欠です。大丈夫ですか。歩幅を大きくして歩くことの重要性をブログで書いたこともありますが、「ボケ対策にも筋肉を動かすこと」が大切です。筋肉質の人は、認知症になりにくいそうです。
posted by やすかね at 18:13| 千葉 ☔| Comment(0) | 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年06月19日

変われるか、日弁連

6月8日連合会館で「ともに日弁連を変えよう!市民のための司法をつくる会」設立総会の冒頭に参加し、元日弁連会長宇都宮健児さんと当時の事務総長海渡雄一さんの対談がありました。
宇都宮さんは、20年以上前から全国のクラサレ問題で活躍されていることから、存じあげておりましたが、日弁連会長選挙に出馬する際の裏話は、興味深く伺いました。
弁護士会の各派閥のボスから、高山さんに勝てる候補者と言う事で、指名があり立候補を決意したようです。しかし、高山さんは、(本来外部に出てはならない話ですが、)綱紀委員会から処分があるらしく、仮に戒告処分となっても日弁連会長選挙に出馬できない言う事でした。
印象深かったのは、会長に就任後、国が決めた司法修習生の給費制廃止を1年延期させたお話でした。その外、日弁連会長は司法の一翼を担う重要な職責があるものだと、改めて認識しました。
しかし、この重要な職責を担うべき日弁連会長選挙が弁護士会内部の派閥力学で動かされていることは、問題があると考えました。
結局、日弁連会長選挙に「司法の一翼としての日弁連としてやるべきことがあるから会長選挙に立候補する。」と言う事でなく、「日弁連の会長になりたいから立候補する。」というのでは、会長になってからやることが全く違ってしまうでしょうね。
給費制廃止問題は、会長就任から、あと半年という時期だそうでした。特にわが国では、行政府で決めたことを延長させることは難しいと言われたようです。
それでも最高裁事務総長、法務省、国会の各政党等に根回しが必要なことを法務省の関係者から教えてもらい、毎日国会に通ったようで、その結果公明党からは二年延長の案まででました。しかし、自民党がどうしても言う事を聞かず、当時の自民党平沢勝栄議員が1年延長なら、これで自民党をまとめるとの事で、1年延長案で決まりかけたところ、最高裁から「話を聞いていない。」と言いがかりをつけられてそうです。
実は、最初に当時の事務総長(現在の最高裁判事)に話してあったのですが、裁判所は、「政府の決めたことだから、一年延長などどうせ通りっこない」とタカをくくっていたようです。ここからも、行政府と国会及び最高裁の関係が如何なるものか、垣間見たと言えます。
しかし、宇都宮会長らが、司法修習生の給費生が国民の基本的人権擁護のために如何に必要か熱く語り、取敢えず1年延長に結びついたと言えるでしょう。
ところが、翌年3月11日の東日本大震災で、日弁連は被害者救済で大変な状況になったようです。ローン付き住宅の津波被害者が、復興のために住宅を建てるとしても二重ローンで苦しみ、これに対して政府は、震災復興の政策立案に不可欠である基礎的情報を収集することもできず、結局、被災地の弁護士の法律相談、クレサラネットワーク、阪神淡路大震災の教訓などから住民被害の実態をつかむことができたようです。情報がなければ、政府も何らの対策の取りようがないのです。
「平成の徳政令」とか東京電力に対する損害賠償問題など日弁連の目覚ましい活動があったようです。この災害がなければ、もう一年の給費制廃止延長でなく、給費制そのものが維持できたかもしれません。
その後、「宇都宮が会長になってから、日弁連が政府と仲良くできなくなった」などと、言われることもあるようですが、日弁連と政府・最高裁とのなれ合いでは、司法権の独立など守れるものでもないと考えます。
そもそも「司法制度改革」は、司法行政改革であり、ヒラメ裁判官をなくし、名実ともに司法権の独立を確保する必要があることは明らかです。
トランプが大統領になり、移民政策で問題を起こしたとき、アメリカの裁判所は、大統領令に対し、仮処分で対抗したように行政府にもモノが言える裁判所でなければ、意味がないのですが、我が国の「司法改革」は司法験合格者の増員などという、わき道に外れた「改革」を行い、弁護士自治を破壊することをやっていると思います。
以上、連合会館での講演内容に自分の意見がモザイクされてしまいましたが、宇都宮先生もこれで良し、と言ってくれると思います。
宇都宮先生が、会長選挙で全国遊説を行った際、若手弁護士から「弁護士になる前に自己破産しておけば良かった。」とか「弁護士になって最初の事件が、自分の自己破産申立てとなる。」などと若手弁護士の窮状に驚いたようなお話もありましたが、関連する話題として2004年10月1日の「『借金』漬けの司法修習生の巻(アンフェアーな司法試験?)」としてブログで、【この様な多重債務者が、受験生時代を含め数千万円の債務を抱えた弁護士のところに行って、「先生、サラ金から借りた500万円の借金(利息だけでも月10万円)が払えません、破産して免責を受けたいのですが、」と相談を受けるとしたら、当の弁護士は何と答えるのでしょうかね。「ブザケルナー。俺は二千万円の借金をしているんだ!」といいますね、きっと。】(『喜怒哀楽』平成17年6月1日初版)と書きました。
 実は、昨日修習生時代の国家公務員共済から今年の年金額の改定通知書が届きました。宇都宮・海渡対談でも修習生が公務員の共済に入れないと言う事から、特に年金額改定の通知に興味がわきました。多分昨年より減額されてのことと思いますが、今年は212,027円支給されるようです。
posted by やすかね at 18:05| 千葉 ☀| Comment(0) | 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年06月18日

殺人武器絶滅は、秀吉の刀狩に学べ

警察官が襲撃されて、実弾5発が装填された拳銃が強奪されました。これまでも、同様の事件が続発しています。警察官が拳銃を所持する理由として考えられることは、凶暴な犯人から国民を守るため犯人を拳銃で撃つ、あるいは威嚇する必要があるからと思います。しかし、警察官の拳銃で凶悪犯人が射殺されて、人権が守られたと言う事件はあまり知りません。

それより、犯人がナイフを振り回してきたので、警察官が犯人を射殺した事件が最近ありました。
犯人が拳銃など飛び道具を所持し立てこもるなどという事件ならば、拳銃ライフルなどが必要となるでしょうが、普段から柔剣道を練習している警察官なら包丁を持っている犯人に対して1メートルほどの樫の棒があれば十分対抗できるとは考えられないのでしょうか。ないしは人を死に至らせない電気ショックの警棒で十分でしょう。

警察官を襲撃する人間は拳銃が欲しいからで、仮に警察官が拳銃を所持していなければ、拳銃強奪目的で警察官が襲われることもない、と言い切れるはずです。

また、道案内、拾得物とうの処理が多いと聞く、交番勤務などで拳銃所持が必要とは考えられないのです。警察官が、拳銃を所持している以上、拳銃強奪目的の襲撃から防御するため警備を強化しなければなりませんし、さらに防犯カメラを備え、交番に用事がある相談者との間に机を挟むなどの防御を考える必要もないはずです。

警察官を含め人命尊重を第1に考えれば、先日の事件のように犯人が包丁を振り回した向かってきたから、射殺したことも若干問題があると考えます。警棒一本での対応ができるように日常の訓練に励むべきでしょう。発想の転換が必要です。
核兵器にしても、世界中から核兵器が亡くなれば、地上戦が多発すると考えるかどうかわかりませんが、武器商人が沢山いる以上、世界各地での地域紛争は亡くなりません。秀吉の刀狩の精神が21世紀にもつながる平和的手段でしょう。
posted by やすかね at 17:39| 千葉 ☀| Comment(0) | 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年04月27日

平成から令和に

平和な平成も経過し、令和の幕開けのお祝いとして、GWも10日間の休日となりました。
ところで、憲法第1条は、「天皇は、日本国の象徴であり、日本国民統合の象徴であって、」と定めています。日本という国は、領土があり、国民が生活し、民主主義を原理とする国家が対外的に独立し、統合された国民に対し、課税権と刑罰権を行使できる権力を行使しているのが日本国家です。

日本国民統合の象徴とは、どのように理解すればいいのでしょうか。「国民の統合」については、殆どの国民が目には見えないが、存在はしている、と観念しています。
この目には見えないが、現実に存在していると認識する考える方を「実念論」というようです。

イギリスには憲法がない、と言われますが、これは日本の様な成文憲法がないと言う事で、文章として書かれてはいないが、国民の認識として「現実に憲法がある」と言うことの様です。
人間と人間の間でも「愛情は存在する」と考えるでしょうが、愛情は目に見えません。愛情が確認できるのは、何か具体的な物(プレゼント)言葉(好きだ)あるいは、手を差し伸べてくれる時などに実感できるものです。
これに対し「果物」というのは存在せずに、具体的にリンゴ・みかんなどの集合したものが果物と呼ばれるにすぎない、と考えるのが(自信はありませんが)「唯名論」だそうです。  

イギリス人と日本人は「実念論」で共通するようですが、「日本国民の統合」というのも「現実」に存在すると考え、この象徴が天皇である、と憲法は定めています。

目に見えないもの客観的に存在しないものが、この世にあるわけがない、と考える人は、未だ誰も見たことのない神の存在も信ずることができないでしょう。それは違う、「俺は神を見たことがある、俺が神だ」という人は少々危険ですが、それはともかく、我々日本人の感覚とすれば理解が難しいのですが、神を信じない人は、「神をも恐れないとんでもない奴だ」とやはり危険視されるようです。
 人間の生命の限界を知り、世界(宇宙)をみれば、人知の及ばないことが沢山あり、そこに神の存在を考えた方が、人間謙虚になれそうです。
 
日本国民の統合の意味として、日本の領土の上で生活し、日本語を話し、というと少々問題が発生してしまいそうですが、「オリンピックでの日の丸掲揚と君が代が楽しみである。」程度で宜しいと言う事で、終わりとします。
 最近知ったことですが、さざれ石とは貝殻などが混じった(様々な人の集まりの喩え)非常に脆い石と言う事の様で、この細石(さざれ石)がコケのむすまでの長い時間、日本国民の統合が続くことを詠ったのが君が代で、やんすかね。
posted by やすかね at 12:08| 千葉 ☔| Comment(0) | 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年04月17日

「見えた,ヤメ検弁護士の限界」


事案の概要
「不動産Aの社長Yは,取引先30数社から,取引額の1%の会費を徴収して親睦団体Xを組織していた。YはXの資金1300万円をAの運転資金に流用(横領)した後,Aと一緒に自己破産を申し立て,1300万円の債権届はしないまま,免責決定を受けた。
破産終結後Xは,破産管財人から預金通帳の返還を受けた。銀行は,Aの破産申し立て直後,Xの預金残額をAの債務と相殺していた。しかし,XはAとは別の社団であると主張して,銀行から相殺された金額の返還を受け,Yには1300万円の返済を求めた。」

訴訟前,XはYに「これは,示談すべき事案ですから,相談している弁護士がいるなら相談してください。」と連絡したが,Y本人からゼロ回答があったが,Y代理人は完黙で,止むなくXはYに1300万円の損害賠償請求訴訟を提起した。
破産申立てをした弁護士が被告Yの代理人となり,答弁書で1300万円の支払い義務はないと争ってきた。(その外Xが権利能力ない社団ではない,などと意味不明の争いもしてきた。その場合,民法の組合で処理することとなる煩雑さも理解していないことが判明している。)
裁判所は,和解を勧め,XもYが破産しているから,大幅に譲歩して100万円の返済で和解すると提案したものの,Y代理人は,和解を拒否した。

裁判所は,判決で「YがAに貸し付けるための預金引き出しが目的外の使途であることを十分承知の上,Aが返済できないことを認識しながら・・払い戻しが発覚しないように・・収支報告書もしなくなり,破産申し立ての際にもXの債権を一覧表にも記載せずに破産終結決定を得たなど・・Xを害する積極的意思があった。」と認定してYに1300万円の支払いを命じた。

Yは控訴し,殆ど,へ理屈程度の控訴理由書を提出した。高裁では,第1回から裁判官は,Yの主張が成り立たないこと説明し,双方に和解を勧めた。
XはY代理人の主張がいい加減な点はともかく,和解成立に向け「Yの支払うべき金額は,損害を入れると1600万円下らないが,裁判前なら50万円と考えていたし,地裁では100万円を提案したので,高裁では,300万円でXを説得する。」と提案した。

それでもY代理人は「支払いができない。」と拒否するので,和解の席上、裁判官だけでなくY本人の前で,Y代理人に向かい「あんたは,500万円の弁護士費用を取っているのであるから,そこから払えばいいだろう。」と強く主張し,更に「裁判前に示談すれば50万円で終わった事件であるし,これは弁護過誤だから,XがYの債権者として代位権を行使し,損害をYの代理人に請求する。」と言い放ったところ,Y代理人は,その意味が分かるか知らないが「受けて立つ。」と強く反応しました。

和解の席上裁判官は,Y代理人に200万円で検討してくるように説明し,Xにも減額を打診し,Y代理人のいないところで「本人は,破産しているので250万円が限度ですかね。」と回答した。
ところで次回,仮にYが裁判官の言う200万円を準備してきても和解にはならず,控訴棄却となれば,Xは,弁護過誤を理由にYの不法行為債権を代位してYの代理人に遅延損害金を含む1600万円を請求するつもりでいました。
ところが,高裁の廊下でY本人に「お金は用意できましたか。」と質問すると「250万円を用意しました。」とのこと,これを聞き内心「ぎょっ,しまった。」と思いました。裁判官は,YとY代理人に200万円でなく,250万円を用意するように話してあったのです。
結局,和解成立となり,その席でYとY代理人は裁判官に向かい深々と「ありがとうございました。」と頭を下げていました。

以下,ギョッとした理由を説明しますと次の通りです。
Yの代理人は,破産申立代理人であるし,本件裁判でも被告代理人となっている通り,こちらは,本件訴え前にYの相談している弁護士が誰か分かっていたのですが,敢えて名指しせず,訴え前にXからYに「本件は示談の必要があるから,相談している弁護士と相談してください。」と丁寧に提案したものの,残念ながら和解の連絡はありませんでした。
穿った見方をすれば,Y代理人は,根拠もなく自分の破産申立てに間違いはないと過信し,Xからの事前の示談提案を無視したのでしょう。
その理由は,裁判となるとY代理人は,「読め」とばかり破産法の教科書コピーを証拠とした外,自分でも十分理解できていない幾つかの判例も証拠としてきたからです。仕方なく,当方の準備書面で,判例の読み方を解説しても,残念ながらY代理人からは然るべき反応はありませんでした。
この様な,憤りを感ずるY代理人の訴訟追行がありましたから,高裁では面と向かってY代理人に「あんたのは,弁護過誤だ。」と言い放ち,債権者代位訴訟も辞さない,と通告したのですが,Y代理人からは,大した反応もなく,正にカエルの面に〇〇で「さすがヤメ検弁護士の民事訴訟か」と感心したところです。
結局,地裁でも高裁でもY代理人の的外れの訴訟対応があったが故に,和解提案としても「Y代理人が受け取っていた500万円」としておけば良かったのですが,ついつい優しさが出て半分の250万円となってしまいました。

本件全体を纏めますと,不動産会社AとYに破産決定・免責があり,Xは設立当初から通帳と印鑑もYに預けてあった事案ですから,仮にYと代理人が,1300万円の流用を裁判所に正しく報告していれば,場合によってYは,完全に免責されていた事案とも考えられるだけでなく,裁判前も地裁でも和解提案がありながら,和解を拒否したまま,Yに1300万円の支払いを求めた裁判結果がでたことは,まさにYの代理人の弁護過誤でしょう。結論としての和解金250万円は,誰が支払っても仕方ない事案と思います。
不動産会社Aは,Y代理人に1000万円(管財費用500万円)を渡して,AとYの自己破産の申し立てをした事案と聞きます。破産申立代理人が費用500万円も受け取る事案なら,事前にXに通帳と印鑑を返還し,Xから残金が少ないなどと抗議を受け,事前にXとYの間でバトル(破産の予防注射)を繰り返しておけば,Yが本件裁判を提起され,和解金250万円を払うこともなかったと思われる事案です。この辺が,お勉強だけできたヤメ検弁護士の限界ですかね。








posted by やすかね at 18:27| 千葉 ☁| Comment(0) | 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年04月08日

感情的答弁書から場外乱闘

事案の概要
「被相続人Aは、生前、長男次男から受けた暴行及び今度逢う時はお墓の前だ、などと言われたことから、自筆証書遺言で『私が没した後は、遺産相続はしない。すべての財産は内縁のYに差し上げる』と記載した遺言書をYに預けた。」

Aの死亡後、遺言の検認手続き直後XがYに遺留分減殺請求をしたので、Yは、民法893条で「被相続人が遺言で推定相続人を廃除する意思を表示したときは、・・・遅滞なく・・排除を請求しなければならない。」とあることから、該当部分の遺言内容を引用し、推定相続人廃除審判申立書に、廃除を求める旨を記載し、1頁と3行で簡単な申立書を提出した。

Xの3名の代理人は、7頁の答弁書を提出し、その中で、様々な憶測事実を書くことはともかく、「なお、仮に、推定相続人の廃除に成功したとしても、被相続人には、被相続人の実兄・・がいるため、これらの者が全員相続放棄をしない限り、申立人の目論見どおりには展開しないことを、念のため、付記しておく。」とXが廃除されても、被相続人の兄弟がいるから、目論見通りにいかないよって、念のために付記する、と吹き出しそうな蛇足が付いていました。

第1順位の相続人が廃除されたら、いきなり第3順位の相続人が放棄をしなければ、目論見通りにいかないよと、念のため僕に教えたくなったのですね。しかし、これは後述のように、廃除された者に子がある場合、この子がAの代襲相続人となることを定めてある887条の存在を知らない、無知としか言いようのない、正に完成した蛇の絵に、余った時間で書いた蛇の足に外なりません。
如何にYの存在に腹が立つとしても、依頼者の代理人が、「念のため」といい条文解釈にもならない、いい加減な付記をしたのが、事務所案内で東京大学卒と紹介されているK弁護士です。お勉強のできた秀才弁護士は、実際の殴り合いの喧嘩などしていないでしょうから、文章での攻撃となると、常軌を逸しています。尤も、売られた喧嘩は必ず買う、実践もある僕は文章でも負けていませんから、勢い場外乱闘となります。

そこで、私は、ボス弁を知っていたので、892条(廃除)と887条(廃除と代襲相続人)の関係も理解できていないことは、K弁護士だけでなく、連名の答弁書を提出している3名が「弁護士としての品位を害する(懲戒理由)のでは」と心配して、答弁書の該当部分の陳述を留保させようと電話したものの、取りつく島はありませんでした。

とにかく、遺言書で廃除の意思が書かれている以上、「遅滞なく・・請求しなければならない。」(893条)とあるので、廃除申立をしたのですが、いきなりの感情的な答弁書から思わぬ場外乱闘となりました。
途中、X弁護士は「もう止めましょうよ。」と場外乱闘の停戦を呼びかけてきたのですが、相手が自分の間違いを陳謝しない以上、終戦とはなりません。予想通り、廃除申請は却下されましたが、ボス弁曰く、「つまらない事件」の顛末はどうなりますかね。もっと、丁寧に答弁して、最初から和解提案でもすれば、よかったのにね。廃除が認められても、代襲相続となることを知っている弁護士なら、常識的には話し合いを拒否できませんから。
posted by やすかね at 16:43| 千葉 ☁| Comment(0) | 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年04月07日

お金を拝む拝金教

カルロスゴーンが、4度目の再逮捕となりました。ゴーンは、フランス政府の意をくむルノーの代表として日産の権力を握り、やったことは、従業員2000人の村山工場を閉鎖し、フランスに生産工場を作るなど、日本が恰もフランスの植民地であるかの如く振舞っただけでなく、日産の財産を私的に食い物にしていた実態が明らかとなりました。

ゴーンは、巨額の年俸だけでは足りず、ベルサイユの宮殿での結婚式(再婚)、妻、息子の会社に日産の資金を流し、年に数日しか使わない外国の別荘、50億円するクルザーなど、これでもかという程日産の財産を食い物にしていました。
しかも、この守銭奴は、さらなる金もうけを考えた挙句30億円の損失補填の為、38億円の日産の資金を流用しました。
フランスのトップエリートの強欲は、どこに原因があるのでしょうか。

どこかで書きましたが、平和に暮らしている猿の群れに、籠一杯食いきれないバナナを入れると、途端に喧嘩が始まりました。欲をかいて、食いきれないバナナを独り占めにしても、意味がないのですが、猿知恵では分からないのでしょう。
食べきれないバナナが不要なのはゴーンにもわかるでしょうね。お金を使いきれない程集めても腐りませんが、猿はお金を欲しがりません。
この構図から、猿とゴーン、お金とバナナの組み合わせは同じですから、ひょっとするとゴーンはサル知恵でお金を集めたのですね。

食欲も性欲も名誉欲もある人間は、欲の限界を知っているのですが、お金となると欲の限界はありません。お金さえあれば欲しいものは何でも手に入る、お金が絶対だと考え、お金に理性を狂わされたゴーンは、正に拝金教という宗教の信者ですね。

昔も今も、神様を信ずる人は、拝金教徒にならないと思うのですが、キリスト教の最高指導者教皇も財産という毒を食らって堕落した経過は、『宗教改革物語』(佐藤優 角川ソフィア文庫)で紹介されています。宗教がお金で堕落するのは、キリスト教に限ってはいませんが、この本は、読む価値があります。

絶対に正しい人間はいませんから、人間の理性が社会を正しく導くこともできず、地球から紛争は亡くなりません。そこで、人間の理性は、不十分なものと弁えれば、人は謙虚になれ、よりましな社会ができます。

しかし、神を信じない無神教、例えば、共産党もその出発点は、新約聖書の使徒言行録4章「持ち物を共有する」でしょ。然しながら、共産党(キリスト教民主党と同じか)の信者は、信ずる神はなくとも、人間の理性で平等な社会が作れると言いながら、拝金教徒のように4000万円の遺産分割で400万円の報酬をとる弁護士もいます。

結局、人間の理性は完ぺきではありませんから、他人からの批判を受け入れられる度量がなければ、堕落するしかありません。神を見た人はいないでしょうが、如何なる神でもいいのですが、神がいると考えれば、例えば、お天道様が見ているから悪いことはできない、と理性ではコントロールできない部分を補うことができるでしょう。10数年前に亡くなりましたが、依頼者の一億円近くのお金を殆ど報酬だと主張した、剛腕の左翼弁護士もいました。僕も25年前、被害に遭いました。毒も薬も成分は同じですが、僕のブログ、毒を吐きすぎですかね。

「持ち物を共有する」
32信じた人々の群れは心も思いも一つにし、一人として持ち物を自分のものだと言う者はなく、すべてを共有していた。33使徒たちは、大いなる力をもって主イエスの復活を証しし、皆、人々から非常に好意を持たれていた。34「信者の中には、一人も貧しい人がいなかった。土地を持っている人が皆、それを売っては代金を持ち寄り、35使徒たちの足もとに置き、その金は必要に応じて、おのおのに分配されたからである。

4月7日、15;13分未確認のまま、カルロスゴーンの4度目の逮捕について書きました。携帯電話・パスポート等を差し押さえられた妻も早晩逮捕されるだろうと考えていたところ、家に帰ると妻が国外逃亡したと報道されていました。
これまでの事件報道からすれば、常識的な弁護士なら、妻の逮捕は十分予測できるところです。妻は自分の判断で国外に逃亡し、夫が収監されている日本を後にすれば、生涯夫とは逢えないことも十分予想できます。だれか相談した人はいないのでしょうか、疑問がわきます。

posted by やすかね at 15:13| 千葉 ☀| Comment(0) | 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年03月29日

世界の統計から

2019年版『世界の統計』です。2017年の各国の人口(千人)、と前2016年の国内総生産(100万米ドル)を併記すると、日本の人口126,706、国内総生産4,947,359、アメリカ合衆国324,459、18,624,475、中国1,409,517、11,218,281、韓国50,982、1,411,246北朝鮮25,491、データなし、台湾23,626、529,910です。
日本を100として、生産力(国力と考え)、アメリカは376%、韓国28.5%、中国227%となります。

また2016年1人当たり国内総生産(名目GDP 米ドル表示)日本38,946、アメリカ57,808、韓国27,785、中国7,993、台湾22,540で大まかな労働生産性が分かります。
そこで、日本を100として各国の比較をすると、アメリカ148%、韓国71%、中国20.5%、台湾58%、大雑把に各国の生活水準としてアメリカ人は、日本人の1.5倍、韓国7割、中国2割、台湾6割となるのですが、拡大する格差社会で貧富の差を考えると、平均的アメリカ人と日本人は同様の生活水準でしょうか。

ところで、アメリカでは日本より被疑者に対し容易に保釈が認められるようですが、アメリカの刑事保釈保証金が平均5万ドルで所得の低い被疑者は、保証協会の様な所に5000ドル納入し、これが利息に充当されるようです。また、この保釈がビジネスとして成立し業界団体が議会などでロビイ活動しています。生活水準とは違った観点ですが、アメリカは住み難そうです。

話が戻りますが、この様なデータから、人口が韓国の半分しかない北朝鮮が国際政治で異彩を放つ一方、日本の28%の国力の韓国が日本に不遜な態度を取り続けられるのは、如何なる理由なのでしょうか。朝鮮半島はエライ半島です。

20年前の日本は、世界の鉱工業生産高の18%を占めていたのですが、最近は3分の1の6%に下落しているとの報道は、経済学者の森本卓郎さんの話でした。
中国の海底資源調査、尖閣列島、竹島問題など、全てが国力の問題とも考えられますが、国民の政治的無関心を喚起するのは、逆にナショナリズムの強化となり、不穏な空気が充満しそうですね。

最近の女子ゴルフで、韓国勢の不振を喜び、大相撲でも強すぎる白鵬に対し新大関貴景勝が誕生し、少し安心する程度がよろしいのでしょうね。新元号をお祝いし、日本語を話し、日本食を食べて同朋意識を持つ程度が安心できますか。それにしても韓国には腹が立ちます。

posted by やすかね at 14:27| 千葉 ☁| Comment(0) | 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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